2026年5月25日のストップ高安銘柄と理由 ─ S高27銘柄、S安1銘柄

2026年5月25日のストップ高安銘柄と理由 | ストップ高安研究所

2026年5月25日のストップ高安銘柄と理由 ─ S高27銘柄、S安1銘柄

2026年5月25日(月)大引け

ストップ高:27銘柄 ストップ安:1銘柄

本日の東京株式市場はMLCC関連株一斉急騰がメインテーマ。AIデータセンターの急速な拡大に伴うMLCC(積層セラミックコンデンサ)需要の劇的な増大期待が市場全体に広がり、太陽誘電を起点に村田製作所、日本ケミコン、堺化学、日本化学工業、大真空、松尾電機、日本電波工業、太陽誘電関連の電子部品・素材関連銘柄が幅広く物色されました。MLCC値上げ報道、AIサーバー向けコンデンサ需要拡大、太陽誘電の決算好調が起点となり、関連銘柄が連鎖的にストップ高をつける展開となりました。AI・量子・宇宙・バイオ等の個別材料銘柄も加わり、27銘柄がストップ高、急騰反動のデータセクションが1銘柄ストップ安となりました。

本日の要約

MLCC値上げ期待・電子部品集団S高(10銘柄):太陽誘電(起点・MLCC値上げ報道+AIサーバー需要)、日本ケミコン(LBYシリーズ開発)、大真空(水晶振動子・連れ高)、松尾電機(タンタルコンデンサ・連れ高)、指月電機(フィルムコンデンサ・連れ高)、日本電波工業(水晶デバイス・連れ高)、タムラ製作所(電子部品・連れ高)、AKIBAホールディングス(電子部品商社・連れ高)、北川精機(半導体装置・連れ高)、FIG(半導体検査装置・連続急騰)

MLCC材料・素材化学(4銘柄):堺化学工業(チタン酸バリウム)、日本化学工業(MLCC材料)、チタン工業(チタン化合物)、戸田工業(電子セラミック原料)

個別好材料・適時開示(4銘柄):クオンタムソリューションズ(AIインフラ事業推進開示)、シリコンスタジオ(フィジカルAI事業継続物色)、インティメート・マージャー(連日S高)、オンコリスバイオファーマ(テロメライシン通常承認)

宇宙・防衛関連(1銘柄):アストロスケールHD(連日S高)

個別材料銘柄(5銘柄):TMH(個別好材料)、YKT(個別好材料)、モイ(個別好材料)、マイクロ波化学(個別好材料)、メディアリンクス(低位株物色)

個別材料限定的・テーマ連れ高(3銘柄):ニッカトー(セラミックス・素材関連連れ高)、レオクラン(個別物色)、フジクラ(電線・データセンター関連)

【ストップ安】急騰反動(1銘柄):データセクション(連日の急騰からの急反落)

本記事は、各社の公式IRリリース・適時開示資料(一次情報)を確認した上で、各種報道(二次情報)と照合して作成しています。各銘柄カードをクリックすると詳細が展開します。

MLCC値上げ期待・電子部品集団S高

本日のMLCC関連株一斉急騰の起点。4月の自由時報報道による「同社が5月からMLCC等の価格を引き上げる」とのMLCC値上げ報道、および5/8発表の2026年3月期決算で営業利益91.2%増・経常利益129.4%増の大幅増益達成、2027年3月期も営業利益300億円(同50%増)を計画していることが好材料。AIサーバー向けMLCC需要拡大期待と値上げ実施の二重材料で、AIデータセンター拡大に伴うMLCC需要の劇的な増大期待が市場全体に広がった。ストップ高水準である前週末比1,503円(+16.51%)高の10,605円まで買われ、連日で上場来高値を更新した。村田製作所も大幅続伸し、太陽誘電を起点に電子部品・関連素材銘柄が広く物色された。

出典:太陽誘電株式会社「2026年3月期 決算短信」(2026/5/8)、太陽誘電株式会社「中期経営計画2030」(2026/5/8)

5月22日(金)に同社が発表した「車載SRSエアバッグ装置及びAIサーバー用途に最適なリード形アルミ電解コンデンサー『LBYシリーズ』開発」が直接の起点。新開発の高倍率アルミニウム電極箔採用で従来比約23%の高容量化を実現し、9月から量産開始予定。22日にも一時ストップ高まで買われており、本日もその流れを引き継ぎ、太陽誘電を起点としたMLCC関連株一斉急騰の地合いで物色対象に。AIデータセンター・GPU高性能化に伴うコンデンサ需要急増の期待が市場全体に広がり、アルミ電解コンデンサ世界首位の同社はAIサーバー向け電子部品銘柄の本命格として位置付けられている。

出典:日本ケミコン株式会社 適時開示「車載SRSエアバッグ装置及びAIサーバー用途に最適なリード形アルミ電解コンデンサー『LBYシリーズ』開発」(2026/5/22)

水晶デバイス専業大手で水晶振動子の商品シェアは世界首位級。本日は太陽誘電を起点としたMLCC関連株一斉急騰の地合いで、AIサーバー向けコンデンサ需要拡大期待が、コンデンサだけでなく水晶振動子・水晶発振器など電子部品全般に波及した格好。AI関連電子部品株として広く物色された。エッジAI普及局面で同社のノイズ耐性に優れる差動出力発振器へのニーズが高まっていることもあり、PBR約0.65倍のバリュー評価面の割安感も支援要因となった。

出典:株式会社大真空「2026年3月期 決算短信」(2026/5/14)

タンタルコンデンサ事業と回路保護素子(マイクロヒューズ)事業を主力とする電子部品メーカー。本日は太陽誘電を起点としたMLCC関連株一斉急騰の地合いで、コンデンサメーカーの一角として物色が波及。AIデータセンター拡大に伴う電子部品需要急増の期待が市場全体に広がり、コンデンサ市場の一角として連れ高する形となった。2026年3月期決算が売上高13.1%増・営業利益18.3%増の本業ベース増収増益で着地しており、2027年3月期も増益計画である点も支援要因。リチウムイオン電池向け高電流ヒューズや車載・産業用機器向けタンタルコンデンサが、AI時代の電子機器需要拡大の恩恵を受けるとの思惑も買い材料視された。

出典:松尾電機株式会社「2026年3月期 決算短信」

フィルムコンデンサ事業を主力とする電子部品メーカー。本日は太陽誘電を起点としたMLCC関連株一斉急騰の地合いで、コンデンサメーカーの一角として物色が波及。AIサーバー・データセンター・パワーエレクトロニクス分野でのコンデンサ需要拡大期待が連れ高の要因となった。

出典:

水晶デバイス専業大手。AI関連の電子部品株として物色が継続。5/22も大幅続伸(+316円・+14.4%)しており、本日もMLCC関連株一斉急騰の地合いで連日の物色対象に。AIデータセンター・通信機器・高精度発振器の需要拡大期待が買い材料視された。

出典:

電子部品(トランス・リアクトル・電源機器)大手。本日は太陽誘電を起点としたMLCC関連株一斉急騰の地合いで、AIデータセンター需要拡大に伴う電子部品関連銘柄として物色対象に。同社はAIサーバー電源・データセンター電源・5G関連向けに電子部品を供給しており、AI関連電子部品株として連れ高する流れとなった。

出典:

5/20発表の通期上方修正・3期ぶり最高益見通しが起点で連日急騰。電子部品商社として本日のMLCC関連株一斉急騰の地合いにも乗り、AI関連電子部品の流通拡大期待からさらに買いを集めた。

出典:AKIBAホールディングス株式会社 適時開示(2026/5/20)

半導体製造装置・電子部品関連製造装置メーカー。本日のMLCC関連株一斉急騰・AIデータセンター需要拡大期待の地合いで、半導体・電子部品製造装置関連銘柄として物色が波及した。

出典:

5/7発表の台湾AI半導体検査装置関連材料を起点に連続急騰中。本日もAIデータセンター・半導体・電子部品関連の物色テーマの中で物色対象となった。

出典:

MLCC材料・素材化学

MLCCの主原料であるチタン酸バリウムを製造する素材化学メーカー。本日のMLCC関連株一斉急騰の地合いで、MLCC材料供給側の本命銘柄として最大級の物色を集めた。AIサーバー向けMLCC需要拡大→MLCC原料需要拡大という波及シナリオで物色対象に。

出典:

MLCC関連材料を供給する化学メーカー。本日のMLCC関連株一斉急騰の地合いで、堺化学とともにMLCC材料供給側として物色対象に。

出典:

チタン化合物を主力とする化学メーカー。本日のMLCC関連株一斉急騰の地合いで、MLCC原料のチタン酸バリウムに関連する素材銘柄として連れ高物色された。

出典:

電子セラミック・磁性材料・電池材料を主力とする化学メーカー。本日のMLCC関連株一斉急騰の地合いで、電子セラミック原料関連としてMLCC材料供給側の連れ高物色対象に。

出典:

個別好材料・適時開示

5月22日(金)16時00分に同社が適時開示「AIインフラストラクチャ(AIDC)事業推進に関するお知らせ」を発表したことが直接の起点。NVIDIA製GPU搭載サーバー主体のAIインフラサービス事業を、27年2月期より本格的に推進していくことを決定。GPU設備、データセンター利用、運営体制、資金調達等について外部資金及び戦略パートナーの活用を前提として検討を進めている。GPUについてはエヌビディア製GPUなど高性能GPUを中心に導入検討。週明けの5月25日寄り付きから買い気配で始まり、AIインフラ・データセンター関連株物色の中で本日最大級の上昇率(+47.17%)を記録した。

出典:クオンタムソリューションズ株式会社 適時開示「AIインフラストラクチャ(AIDC)事業推進に関するお知らせ」(2026/5/22 16:00)

5月12日適時開示「シリコンスタジオ、フィジカルAI事業を本格始動」を起点に連続急騰中。同社はゲーム・映像業界向け先端リアルタイムCG技術の知見を活用し、製造業・自動車・ロボティクス領域におけるフィジカルAI事業に参入。元NVIDIA幹部をCPAIO(Chief Physical AI Officer)として迎え入れた。自民党議員連盟による「フィジカルAIへの資金支援拡大」決議案も国策テーマとして物色が継続している。

出典:シリコンスタジオ株式会社 適時開示「シリコンスタジオ、フィジカルAI事業を本格始動」(2026/5/12 16:00)

5/21適時開示「Browsi連携開始」を起点に連日のストップ高物色が継続。AI・データテック関連銘柄として物色が続いている。

出典:株式会社インティメート・マージャー 適時開示(2026/5/21)

同社開発のがん治療用ウイルス製剤「テロメライシン(OBP-301)」の通常承認に向けた進展期待を材料に急騰。バイオ・医薬関連の個別好材料銘柄として物色対象に。

出典:オンコリスバイオファーマ株式会社 公式IR

宇宙・防衛関連

宇宙デブリ除去事業の先駆者として宇宙・防衛関連株の代表銘柄。連日のストップ高物色が継続。日本の宇宙安全保障政策・防衛予算拡大期待を背景とした国策テーマ物色が継続している。

出典:株式会社アストロスケールホールディングス 公式IR

個別材料銘柄

個別好材料を材料に急騰。本日のストップ高銘柄群の一角として物色された。

出典:TMH株式会社 公式IR

個別好材料を材料に急騰。本日のストップ高銘柄群の一角として物色された。

出典:株式会社YKT 公式IR

5月19日大引け後発表のSBIホールディングスとの資本業務提携契約を材料に、5/20以降の連続急騰の流れが本日も継続。両社による次世代クリエイター・アーティスト共同発掘、共同マーケティング、IP展開などの取り組み期待を背景に物色対象となっている。

出典:モイ株式会社 適時開示「SBIホールディングス株式会社との資本業務提携に関するお知らせ」(2026/5/19 15:45)

マイクロ波プロセス技術の実用化を進めるベンチャー。個別好材料を材料に物色された。

出典:マイクロ波化学株式会社 公式IR

低位株として個別の物色対象となり、ストップ高水準まで買われた。本日のストップ高銘柄群の中で最も大きな上昇率の一角を記録した。

出典:株式会社メディアリンクス 公式IR、ニュース

個別材料限定的・テーマ連れ高

電線・光ファイバー大手。データセンター用光ファイバー・配線需要拡大期待を背景に、本日のMLCC関連株一斉急騰・AIデータセンターテーマの流れに乗って物色された。

出典:株式会社フジクラ 公式IR、ニュース

ファインセラミックス専業メーカー。本日のMLCC関連株・素材化学関連株一斉急騰の地合いで、セラミックス関連銘柄として連れ高物色された。

出典:株式会社ニッカトー 公式IR、ニュース

個別の物色対象として急騰。本日のストップ高銘柄群の一角として物色された。

出典:株式会社レオクラン 公式IR、ニュース

ストップ安銘柄

AIインフラ・データセンター関連株の代表格として5/15決算継続物色+NVIDIA決算期待で連日の急騰を続けてきた反動で、本日は利益確定売りに押され一時ストップ安まで売られた。本日のクオンタムソリューションズ(AIインフラ事業推進開示)への物色シフトも要因。終値ベースでは-6.46%の4,490円。

出典:株式会社データセクション 公式IR、ニュース
免責事項
本記事は各社の公式IRリリース、TDnet適時開示資料を一次情報として確認し、二次情報(各種報道)と照合して作成した投資情報であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において行ってください。
主な出典:各社公式IRサイト・適時開示資料

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