5031 モイ

モイ <5031> 企業紹介 | ストップ高安研究所

モイ 5031 東証グロース

ライブ配信「ツイキャス」運営 ─ 双方向コミュニケーション特化のプラットフォーム企業、SBIホールディングスとの資本業務提携でAI・金融連携を推進

※2026年5月21日時点の情報

事業内容

モイは「人と人をつなげて世界中の人々の生活を豊かに変えます」をミッションに、ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム「ツイキャス」のサービス企画・開発・運営を主たる業務とする企業。ライブ配信コミュニケーションプラットフォーム事業の単一セグメントで構成。ツイキャスは、PC、スマートフォン、タブレット等からウェブブラウザや専用アプリを使って、動画・静止画・音声をリアルタイムにライブ配信できるサービス。ユーザーは配信者と視聴者に大別され、両者ともライブ配信および視聴を原則無料で行える。配信者によるライブ配信は原則として「ツイキャス」内で全てのユーザーが自由に視聴可能。視聴者はコメント機能や「投げ銭」機能を通じて配信者と双方向のコミュニケーションを楽しめる。ユーザーは女性・若年層比率が高く、ユーザー数は順調に増加。2026年5月19日にSBIホールディングスとの資本業務提携契約締結を発表し、SBIが20.41%(議決権ベース)を保有する見込みで、ツイキャスとSBIグループの金融・メディア・IT領域の知見を組み合わせた新たな展開が始まる。

主要事業(単一セグメント)

① ライブ配信プラットフォーム「ツイキャス」運営

2010年にサービス開始したライブ配信コミュニケーションプラットフォーム「ツイキャス」を運営。コメント機能、投げ銭機能、メンバーシップ機能等で配信者と視聴者の双方向コミュニケーションを促進。女性・若年層ユーザーが多い特徴を持つ。配信者がライブ配信を行い、視聴者がコメント・投げ銭・有料配信視聴等で経済活動が発生する仕組みを構築。

② ポイント販売(投げ銭・有料配信)

視聴者が配信者に「投げ銭」を送る、または有料配信を視聴するためのポイント販売事業。ライブ配信の主要収益源の1つ。ポイント販売売上は横ばいで推移しているが、安定的な収益基盤として機能。

③ メンバーシップ(有料会員制サービス)

配信者と視聴者間のファンコミュニティ機能。視聴者は特定配信者の有料会員になることで、限定コンテンツや特典を獲得可能。配信者にとっては安定的なファン基盤の構築手段。同社の成長領域として位置づけられている。

④ SBIホールディングスとの資本業務提携領域(2026年5月発表)

SBIホールディングスとの資本業務提携により、次世代クリエイター・アーティストの共同発掘・育成、有料配信・ファンコミュニティ経済を軸とした共同マーケティング、金融・AI基盤の構築、地方創生、IP・コンテンツの海外展開等を推進。ファンコミュニティ発のIP創出、AI基盤の次世代ライブ配信プラットフォーム開発、海外決済基盤の接続等への投資が進む見込み。

直近の業績サマリー

2026年1月期は売上高6,688百万円(前期比+1.5%増)、営業利益339百万円(+46.1%増)、経常利益389百万円(+52.0%増)、当期純利益101百万円(+274.1%増)と、増収増益を達成。利益面は3期連続の大幅増益で、営業利益率も5%台に乗せた。EPSは7.28円。2027年1月期会社予想は売上高6,612百万円(△1.1%減)、営業利益328百万円、経常利益373百万円。利益面の高成長は2024年1月期以降継続している(営業利益104百万円→142百万円→232百万円→339百万円)。

項目(連結・百万円) 2022年1月期 2023年1月期 2024年1月期 2025年1月期 2026年1月期 2027年1月期
会社予想
売上高 6,607 6,433
△2.6%
6,592
+2.5%
6,688
+1.5%
6,612
営業損益 104 142
+36.5%
232
+63.4%
339
+46.1%
328
経常損益 105 156
+48.6%
256
+64.1%
389
+52.0%
373
当期純損益 53 194
+266.0%
27
△86.1%
101
+274.1%
EPS(一株利益) 3.97円 13.90円 1.99円 7.28円
決算発表時株価
(参考)
382円 317円 287円 306円
実績PER 96.22倍 22.81倍 144.22倍 42.03倍
予想PER
PBR 3.14倍 2.40倍 2.14倍 2.17倍
PSR 0.78倍 0.69倍 0.61倍 0.64倍
【業績数値に関する免責事項】
本ページに掲載している業績数値は、各社が公表する決算短信を一次情報として作成しています。 数値は決算短信発表時点のものであり、将来的に修正される可能性があります。 業績予想は会社発表時点のものであり、実績と異なる場合があります。 PER・PBR・PSRは決算発表日の終値で算出した参考値です。 正確な情報は各社公式IRサイトを必ずご確認ください。

業績ハイライト

2024年1月期以降、営業利益が104百万円→142百万円→232百万円→339百万円と3期連続で大幅な増益(営業利益率も1.6%→2.2%→3.5%→5.1%へ拡大)。利益成長が加速しており、ストック型収益(メンバーシップ、有料配信)の拡大が業績モメンタムを支えている。SBIホールディングスとの資本業務提携で得る約8.97億円の調達資金が、M&Aや新サービス開発に充当される見込み。

強みと注目点

① 「ツイキャス」のブランド認知度

2010年サービス開始のライブ配信プラットフォーム「ツイキャス」は、特に女性・若年層を中心に高い認知度を持つ。新興のライブ配信サービスが乱立する中で、長年蓄積されたユーザー基盤とブランドが競争優位。

② 利益成長の加速

2024年1月期以降、営業利益が3期連続で大幅増益。営業利益率も5%台に到達し、収益性改善が進む。ストック型収益(メンバーシップ、有料配信)の比率拡大が利益成長を牽引。

③ SBIホールディングスとの資本業務提携

2026年5月19日発表。SBIホールディングスが20.41%(議決権ベース)を保有する筆頭株主・主要株主・その他の関係会社となり、第三者割当増資(払込期日7月31日、発行価額275円、調達額約8.97億円)と市場外取引による株式譲渡を併用。SBIグループの金融基盤、メディアネットワーク、グローバル拠点との連携で、ツイキャスの新たな成長機会を確保。

④ AI基盤の次世代ライブ配信プラットフォーム開発

調達資金は将来のM&Aや資本業務提携への投資、ファンコミュニティ発のIP創出、AI基盤の次世代ライブ配信プラットフォーム開発に充当される予定。AIエージェント機能の構築や海外決済基盤の接続等、次世代のライブ配信に向けた開発資金を確保。

⑤ 取締役派遣・離職防止規定までの本気の提携

SBIホールディングスとの提携は単なる資金調達ではなく、取締役の派遣や離職防止の努力規定まで盛り込まれた本格的な戦略提携。グロース市場の小型株にとって大手金融グループとの本格提携は、財務基盤強化のみならず社会的信用やビジネス拡大において大きな追い風。

弱み・リスク要因

① 高PER水準

実績PER 42.03倍(2026年1月期)と業績水準に対し株価指標は割高。当期純利益のボラティリティが大きく(2024年1月期194百万円→2025年1月期27百万円→2026年1月期101百万円)、PERが大きく振れる構造。

② SBI承認が必要な経営判断の発生

SBIホールディングスが20.41%(議決権ベース)を保有することで、重要な経営意思決定にSBIの承認が必要となる可能性。経営の主導権が一部移る側面があり、独自判断による迅速な事業展開が制約される可能性。

③ ライブ配信市場の競争激化

17LIVE、YouTube Live、TikTok LIVE、Twitch、Pococha等、国内外でライブ配信プラットフォームの競争が激化。プラットフォーマー間のクリエイター獲得競争、視聴者シェア競争、収益分配率引き上げ競争等で、収益構造が圧迫されるリスク。

④ 売上成長の鈍化

売上高は2023年1月期6,607百万円→2026年1月期6,688百万円とほぼ横ばい。利益面は改善しているが、トップラインの成長が鈍化している。2027年1月期予想は△1.1%の減収見通しで、成長戦略の早期実行が必要。

⑤ 第三者割当による株式希薄化

SBIホールディングス向け第三者割当増資により株式希薄化が発生。発行株数の増加により、既存株主の保有比率・1株あたり利益(EPS)への希薄化影響を継続的に受ける可能性。

直近の急騰要因(2026年5月21日 ストップ高)

2026年5月19日大引け後、ライブ配信サービス「ツイキャス」運営のモイがSBIホールディングス<8473>との資本業務提携契約を締結したと発表したことが直接の急騰要因。SBIホールディングスは第三者割当増資と市場外取引による株式譲渡により、モイ株式353万4,400株(保有割合20.41%)を取得し、主要株主・その他の関係会社となる予定。調達資金約8.97億円は将来的なM&Aや資本業務提携への投資、ファンコミュニティ発のIP創出、AI基盤の次世代ライブ配信プラットフォーム開発に充当する。両社は次世代クリエイター・アーティストの共同発掘や育成、有料配信・ファンコミュニティ経済を軸とした共同マーケティング、金融・AI基盤の構築、地方創生、IP・コンテンツの海外展開等で連携する。5月20日に続き5月21日も連続ストップ高(5月21日はストップ高配分、14万5,900株の買い注文を残す)の終値437円(前日比+80円、+22.41%)で引けた。

出典: モイ株式会社 公式サイト / モイ株式会社 適時開示「SBIホールディングス株式会社との資本業務提携に関するお知らせ」(2026/5/19 15:45) / モイ株式会社「2026年1月期 決算短信」 /

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