2334 イオレ

イオレ(2334)企業分析|AIDC・暗号資産・HR広告で多角化 | ストップ高安研究所

イオレ 2334 東証グロース

株式会社イオレ(eole Inc.)。広告・HR系インターネット事業を主軸に、AIデータセンター事業、暗号資産金融事業など多角化を進める東証グロース上場企業。

※2026年6月4日時点の情報

事業内容 ─ 広告・HR・AIDC・暗号資産・メディアの5事業展開

株式会社イオレは2001年4月25日設立、本社は東京都港区西新橋。代表取締役社長兼CEOは瀧野諭吾。資本金22億1,282万円(2025年12月31日時点)、従業員99名(同)。創業時のグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を起点に、現在は「コミュニケーションデータ事業」「HRデータ事業」「AIデータセンター事業」「メディア事業」「暗号資産事業」の5事業を展開。2026年3月期はAIデータセンター事業の急成長により売上高14,159百万円(前期比+299.0%)と過去最高を更新したが、暗号資産評価損の影響で当期純損益は△517百万円の赤字となった。

主要事業セグメント

コミュニケーションデータ事業

会員数696万人規模の「らくらく連絡網」を基盤に、独自データを活用したアドテクノロジー商品「pinpoint」を開発・提供。属性データを活用したターゲティング広告配信を行う。

HRデータ事業

Indeed・スタンバイ・求人ボックスに特化したデータフィード運用サービス「e-FEED」、求人検索エンジン広告代理運用、採用支援システム「JOBOLE」、運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」を運営。

AIデータセンター事業

2025年3月に着手した新規事業。生成AI時代に対応する高性能GPUサーバーを仕入れ・販売する「GPUサーバー販売」事業を展開。2026年3月期に売上高が大幅増加した主因となった事業。

暗号資産事業

2025年3月に着手。暗号資産レンディングサービス「らくらくちょコイン」を運営。連結子会社のNeoCryptoBank合同会社と合わせて暗号資産を保有・運用。

メディア事業

愛犬と楽しむ旅・遊び情報メディア「休日いぬ部」、グランピング情報メディア「休日グランピング部」を運営。

直近5年の業績サマリー

2026年3月期は売上高14,159百万円(前期比+299.0%)と急増し、営業損益は200百万円の黒字に転換した。一方、経常損益は△496百万円、当期純損益は△517百万円と赤字が拡大した。売上急増の主因はAIデータセンター事業(GPUサーバー販売)の立ち上げ。営業外の暗号資産関連の評価損が経常・純損益の悪化要因となっている。2027年3月期会社予想は売上高13,257百万円、当期純損益△505百万円。

項目(連結・百万円) 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期 2026年3月期
会社予想
売上高 2,086 3,564
+70.9%
3,817
+7.1%
3,549
△7.0%
14,159
+299.0%
13,257
営業損益 △40 55
黒字転換
41
△25.5%
△20
赤字転落
200
黒字転換
201
経常損益 △43 54
黒字転換
43
△20.4%
△24
赤字転落
△496
赤字拡大
△533
当期純損益 △147 36
黒字転換
36
+0.0%
△493
赤字転落
△517
赤字拡大
△505
EPS(一株利益) △61.65円 15.04円 13.86円 △186.43円 △14.99円 △15.44円
決算発表時株価
(参考)
86円 109円 68円 77円 543円
実績PER -1.39倍 7.26倍 4.94倍 -0.41倍 -36.22倍
予想PER -35.17倍
PBR 0.47倍 0.41倍 0.23倍 0.67倍 6.36倍
PSR 0.10倍 0.07倍 0.05倍 0.06倍 1.52倍
【業績数値に関する免責事項】
本ページに掲載している業績数値は、各社が公表する決算短信を一次情報として作成しています。 数値は決算短信発表時点のものであり、将来的に修正される可能性があります。 業績予想は会社発表時点のものであり、実績と異なる場合があります。 PER・PBR・PSRは決算発表日の終値で算出した参考値です。 正確な情報は各社公式IRサイトを必ずご確認ください。
※同社は日本基準・非連結(単体)で決算を開示しており、表中の「連結」表記は便宜上の記載です。2026年3月期は暗号資産評価損計上により経常・純損益が赤字拡大しています。

中期経営計画

中期経営計画資料

同社IRサイトに中期経営計画資料が掲載されています。詳細は公式IRページの中期経営計画へ

強みと注目点

① AIデータセンター事業の急成長による売上規模拡大

2025年3月に着手したAIデータセンター事業(GPUサーバー販売)が急成長し、2026年3月期売上高は前期比約4倍の14,159百万円となり、過去最高を更新。同事業が売上規模を一段引き上げた。

② 「らくらく連絡網」由来の独自データ基盤

創業以来の主力サービス「らくらく連絡網」は登録者数696万人規模の団体活動コミュニケーションプラットフォーム。提携先データと合わせ2,000万人超の属性データを活用した広告配信「pinpoint」を提供している。

③ 既存事業の安定収益と新規事業の成長を両輪展開

従来からのコミュニケーションデータ事業・HRデータ事業に加え、AIデータセンター事業、暗号資産金融事業の新規2事業を本格稼働させ、収益源の多角化を進めている。

弱み・リスク要因

有価証券報告書・決算短信および公開情報から判明している同社の事業上の課題・リスクは以下のとおりです。

① 暗号資産評価損による損益の変動性

2025年3月期、2026年3月期と当期純損益が赤字となっており、暗号資産関連の評価損が経常・純損益の悪化要因となっている。暗号資産市況の変動が業績に直結するリスクを抱える。

② 新規事業(AIDC・暗号資産)への依存度上昇

2026年3月期の売上急増はAIデータセンター事業の立ち上げに依存しており、GPUサーバー販売市場の需給変動や競争激化、暗号資産関連事業の規制環境変化が業績に与える影響が大きい。

③ 新株予約権の行使に伴う希薄化

第14回新株予約権(行使価額修正条項付)が継続的に行使されており、株式の希薄化が進行している。資金調達と引き換えに既存株主の持分価値が低下するリスクがある。

主な出典:

本ページは投資情報の提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において行ってください。

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