2026年7月24日(金)のストップ高銘柄と理由
本日のポイント
7月24日のストップ高は、3260 エスポアと5240 monoAI technologyの2銘柄。エスポアは不動産開発・マネジメントを基盤に、直近では系統用蓄電池用地と送電系統接続に係る権利の売却・取得が材料棚にある銘柄。monoAI technologyはXR・メタバース事業を起点に、AIエージェント「SuperCat」、企業向けAI研修、産業XR×AIの展示会出展というAI関連の発信が続いた銘柄。
本日の値幅は、エスポアが642円、前日比+100円、+18.45%。monoAI technologyが213円、前日比+50円、+30.67%。コード順では名証ネクストのエスポア、東証グロースのmonoAI technologyという構成で、時価総額はいずれも小さく、材料の読み替えとテーマ性が株価に反映されやすい銘柄群だった。
テーマ面では、エスポアは「蓄電池」、monoAI technologyは「人工知能」「生成AI」が主軸。エスポアは6月30日に北海道七飯町の系統用蓄電池関連権利の売却と、栃木県佐野市の送電系統接続権の取得を公表しており、販売用不動産と電力インフラ権利を組み合わせた蓄電池テーマとして扱われやすい。monoAI technologyは7月23日のAIエージェント体験ワーク、7月21日のAI/DX展示会出展、6月26日のAIブートキャンプ本格展開が連続し、AIエージェントの業務活用・法人向けAI教育・XR×AIの切り口が重なった。
テーマ別グルーピング
- 蓄電池:エスポア。系統用蓄電池用地、送電系統接続権、販売用不動産、電力インフラ権利がテーマ軸。
- 人工知能/生成AI:monoAI technology。AIエージェント「SuperCat」、AIブートキャンプ、AI/DX展示会、産業XR×AIがテーマ軸。
- 開示確認・リスク監視:エスポアは監理銘柄(審査中)指定に関する開示も併せて確認する銘柄。monoAI technologyはAI関連の発信が多い一方、今後は受注額・売上寄与・利益寄与の開示が焦点になる。
ストップ高銘柄(2銘柄)
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3260
エスポア
名証N
時価総額 約37億円
蓄電池
不動産
642円(前日比+100円 +18.45%)
エスポアは、名古屋証券取引所ネクスト市場に上場する不動産関連企業。宅地開発、不動産活用、不動産の企画・開発・マネジメントを基盤とし、直近では系統用蓄電池用地や送電系統接続権に関する販売用不動産の開示が続いている。
株価材料の中心は、6月30日に公表された系統用蓄電池関連の権利売却と新規取得。北海道亀田郡七飯町の系統用蓄電池用地および発電設備等への送電系統に係る権利を売却する内容で、売却価格は前期連結売上高の10%に相当する5,500万円以上とされた。
同日には、栃木県佐野市で新たな送電系統接続権を販売用不動産として取得することも公表している。取得価額は5,500万円以上で、系統連系の予定時期は2027年10月。売却と取得が同日に示されたことで、同社の蓄電池関連不動産ビジネスが継続テーマとして意識される形になった。
同社のテーマは「蓄電池」。蓄電池そのものの製造企業ではなく、系統用蓄電池の開発用地、発電設備等への送電系統接続権、販売用不動産を扱う権利ビジネス側の銘柄として見る必要がある。
7月10日には、当社株式の監理銘柄(審査中)の指定に関する開示も出ている。2026年2月期の収益認識取引に関して監査人が十分な証拠を得られず、監査報告書が意見不表明となった点が論点であり、上場廃止基準への該当性確認が続く状態にある。
そのため、エスポアは蓄電池関連の材料と監理銘柄指定のリスク確認を同時に見る銘柄。短期の株価上昇だけでなく、次の四半期決算、監査・第三者委員会、収益認識に関する追加開示が投資家の確認ポイントになる。
本日は終値642円、前日比+100円、+18.45%のストップ高。時価総額は終値ベースで約37億円。蓄電池関連の権利売却・取得という事業材料を持つ一方、監理銘柄指定中の開示リスクも残るため、材料評価は公式開示の更新を追いながら行う局面にある。
5240
monoAI technology
東証G
時価総額 約26億円
人工知能
生成AI
XR
213円(前日比+50円 +30.67%)
monoAI technologyは、XR・メタバース領域を基盤に、仮想空間プラットフォーム、バーチャルイベント、XRソリューション、AI関連サービスを展開する東証グロース上場企業。通信、AI、ゲームエンジンを組み合わせたサービス展開を掲げる。
今回の材料は、AIエージェント「SuperCat」を軸にした直近ニュースの連続性。7月23日には、神戸商工会議所主催の「AIエージェント実践セミナー」で、代表による特別講演とAIエージェント体験ワークを実施したと公表した。
同セミナーでは、同社独自のAIエージェント「SuperCat」を使い、議事録作成、競合調査、企画書作成をワーク形式で体験する内容が示された。AIエージェントを単なる文章生成ではなく、業務プロセスの実行・自動化に使う文脈が強く、法人向けDX支援のテーマと結びつく。
7月21日には、7月29日から31日まで有明GYM-EXで開催される「第1回 AI/DX 経営課題の解決展」への出展も発表している。展示内容は「産業XR×AI」をコンセプトに、現場作業向けMRマニュアル、AR案内、AIエージェント「SuperCat」などを実機体験として提示する構成。
6月26日には、子会社ロボアプリケーションズによる企業向けAI人材育成研修「AIブートキャンプ」の本格展開を公表した。2日間の短期集中型研修で、Microsoft Copilot、Gemini、ChatGPT、Claude、NotebookLMなど主要AIツールに対応し、人材開発支援助成金を最大75%活用できる設計としている。
同社のテーマは「人工知能」と「生成AI」。XR・メタバース専業の色合いから、AIエージェント、企業向けAI研修、XR×AIの現場実装へ材料の焦点が移っている。AI社員、業務自動化、実務直結型研修という言葉が、生成AI関連株の物色テーマと重なる。
本日は前日終値163円に対して168円で寄り付き、165円まで下押しした後、10時46分に値幅上限の213円へ到達した。前場段階の出来高は5,074,200株、売買代金は約9億9,500万円。終値は213円、前日比+50円、+30.67%のストップ高となった。
上昇理由として確認できる材料は、前日公表のAIエージェント体験ワーク、直近のAI/DX展示会出展、AIブートキャンプ本格展開の3点。今後は、これらのAI関連施策が受注、継続課金、研修売上、AIエージェント導入実績としてどこまで定量化されるかが確認ポイントになる。
主な出典
免責事項
本記事は公開情報をもとに作成した情報提供コンテンツであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスク、流動性リスク、信用リスク等があります。投資判断は必ず各社の公式開示、最新の株価情報、決算資料を確認したうえで行ってください。

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