2026年8月14日(金)のストップ高銘柄と理由
本日のポイント
8月14日のストップ高14銘柄では、前日8月13日の決算発表と株主還元強化が重なった銘柄への反応が目立った。JSHは第1四半期の利益急拡大に加え、発行済み株式数の17.6%を上限とする自己株式取得と初配当を発表。ネクソンは1株415円の特別配当、アイスタイルとfreeeは大規模な自己株式取得、メドレーは初配当と自己株式消却を打ち出した。
決算サプライズでは、ライフドリンク カンパニー、Appier Group、オリジン、原田工業が中心。Appierは上期営業利益が88.6%増となり通期利益予想を上方修正。オリジンは第1四半期の経常利益が通期計画をすでに上回り、原田工業は第1四半期で通期経常利益計画の94.8%に到達した。単なる売上成長ではなく、利益率改善や計画進捗の高さが株価材料となった銘柄が多い。
GMOペパボは最終利益予想を大幅に引き上げ、年間配当を167円へ増額。最終利益の増加には税効果などが含まれるため、本業利益と株主還元を分けて確認する必要がある。ハビックスは西村博之氏による公式Xでの投資開始表明が材料視され、2営業日連続のストップ高となった。
FIGはグループ会社REALIZEによる最先端AI半導体検査工程向け自動化装置の開発実績を持ち、半導体・ロボット・工場自動化が継続テーマ。東京ボード工業は木質資源循環事業に加え、6月公表の固定資産譲渡が直近の大きな財務材料。誠建設工業は8月7日の第1四半期で大幅増収と営業赤字縮小を確認している。
テーマ別グルーピング
- 業績・株主還元:JSH、GMOペパボ、ネクソン、アイスタイル、freee、メドレー。自己株式取得、特別配当、増配、初配当、自己株式消却が決算と同時に示された。
- 業績・最高益関連:ライフドリンク カンパニー、Appier Group、オリジン、原田工業。増収増益、利益成長加速、通期計画に対する高進捗が中心材料。
- 人工知能/半導体/ロボット:Appier Group、FIG、オリジン。AIソフトウェア、AI半導体検査工程、自動化装置、製造装置関連がテーマ。
- 電子部品:原田工業。車載アンテナの収益構造改善と第1四半期の高利益進捗が材料。
- 飲食:ライフドリンク カンパニー。飲料製造能力の拡大とM&Aによる連結規模拡大が成長軸。
- その他:ハビックス、東京ボード工業、誠建設工業。衛生素材、木材環境ソリューション、戸建分譲住宅という個別事業テーマ。
ストップ高銘柄(14銘柄)
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150A
JSH
東証G
時価総額 約35億円
その他
619円(前日比+100円 +19.27%)
JSHは、障がい者雇用支援を中心とする地方創生事業と、精神科訪問診療・訪問看護などを支援する在宅医療事業を展開する。地方創生事業では「コルディアーレ農園」を通じ、企業の障がい者雇用と地域での就労機会を結び付けるサービスを提供している。
8月13日に2027年3月期第1四半期決算を発表。売上高は14.66億円で前年同期比34.4%増、営業利益は1.05億円となり、前年同期の200万円から大幅に拡大した。親会社株主に帰属する四半期純利益も6,100万円となり、前年同期の赤字から黒字へ転換した。
地方創生事業では農園拠点の拡大が売上成長を支え、在宅医療事業では収益性の改善が利益面に寄与した。売上拡大と利益率改善が同時に確認できる決算で、成長投資の成果が数字に表れた四半期となった。
同時に、100万株・取得総額5億円を上限とする自己株式取得を決議した。上限株数は自己株式を除く発行済み株式数の17.6%に相当し、取得期間は2026年8月14日から2027年8月13日まで。発行済み株式数に対して大きな規模の自己株式取得枠となる。
さらに、従来無配としていた2027年3月期の期末配当予想を1株3円とし、初配当を実施する方針を示した。業績拡大に加え、自己株式取得と配当開始を同時に打ち出した点が株主還元面での大きな変化となった。
8月14日は619円、前日比+100円、+19.27%のストップ高。好決算に加え、発行済み株式数の17.6%を上限とする自己株式取得と初配当という複数の明確な材料が重なった銘柄である。
出典
2585
ライフドリンク カンパニー
東証P
時価総額 約935億円
飲食
1,787円(前日比+300円 +20.17%)
ライフドリンク カンパニーは、水、茶系飲料、炭酸飲料などの清涼飲料を中心に製造・販売する飲料メーカー。自社工場による大量生産と効率的な物流を組み合わせ、プライベートブランドや自社ブランドを幅広く供給している。
8月13日に発表した2027年3月期第1四半期は、売上高174.14億円で前年同期比29.5%増、営業利益19.51億円で28.7%増、経常利益17.62億円で18.8%増、純利益11.05億円で10.7%増となった。
2026年4月に自動販売機事業を展開するSDネクストなどを連結子会社化しており、M&Aによる連結範囲の拡大が売上成長に寄与した。既存の飲料事業でも生産量拡大や価格改定の浸透が業績を支えた。
営業利益は売上高と同程度の高い伸びを維持した一方、M&Aに伴う支払利息や支払手数料などの営業外費用増加により、経常利益と純利益の伸び率は営業利益を下回った。事業規模拡大と資金調達コストの双方を確認できる決算内容となっている。
通期計画は売上高720億円、営業利益65億円を維持。第1四半期から約20億円の営業利益を計上し、飲料需要が高まる夏場を含む今後の四半期に向けて高い利益水準でスタートした。
8月14日は1,787円、前日比+300円、+20.17%のストップ高。第1四半期の大幅増収増益とM&A後の事業規模拡大が明確な決算材料となった。
3633
GMOペパボ
東証S
時価総額 約120億円
その他
2,200円(前日比+400円 +22.22%)
GMOペパボは、レンタルサーバー「ロリポップ!」、ドメイン取得サービス、ネットショップ作成サービス、ハンドメイドマーケット「minne」、オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」などを展開するインターネットサービス企業。
8月13日に2026年12月期第2四半期決算と通期業績予想の修正を発表した。上期売上高は52.64億円、営業利益は5.13億円で前年同期を下回った一方、親会社株主に帰属する純利益は10.72億円と前年同期比約2.7倍へ拡大した。
最終利益の大幅増加には、子会社整理に伴う税効果などが寄与している。営業利益段階の事業収益と、税効果を含む最終利益の伸びは分けて確認する必要がある決算内容となった。
会社は通期純利益予想を従来の7.35億円から13.22億円へ大幅に引き上げた。前期比でも大幅増益となり、過去最高益更新を見込む水準となった。
配当予想も大きく修正し、年間配当を従来予想から引き上げて167円とした。今回の配当には特別配当74円が含まれ、利益上方修正を株主還元へ反映する方針が明確になった。
一方、売上高・営業利益・経常利益の通期予想は据え置かれている。今回の評価軸は、本業の成長率そのものより、最終利益の上方修正と大幅な株主還元強化にある。
8月14日は2,200円、前日比+400円、+22.22%のストップ高。通期最終利益の上方修正と年間167円への増配が明確な株価材料となった。
3659
ネクソン
東証P
時価総額 約2兆3,980億円
その他
3,022.0円(前日比+500.5円 +19.85%)
ネクソンは、PC・モバイル向けオンラインゲームを世界展開する大手ゲーム会社。「メイプルストーリー」「アラド戦記」などの長寿IPを持ち、既存フランチャイズの継続運営と新規タイトル投入を組み合わせた収益モデルを構築している。
8月13日に2026年12月期の株主還元策を発表し、第3四半期に1株415円の特別配当を実施する方針を示した。年間配当予想は従来60円から475円へ大幅に引き上げられた。
415円の特別配当は9月末を基準日とする予定で、総額は約3,240億円規模。通常配当と合わせた年間配当総額は極めて大きく、蓄積された超過資金の一部を直接株主へ還元する資本政策となる。
業績面では2026年1~6月期の純利益が約868億円と前年同期比約2倍へ拡大した。主力フランチャイズの成長に加え、新規タイトルの寄与が利益拡大を支えた。
会社は自己株式約1,324万株の消却も予定している。巨額の特別配当に加えて発行済み株式数を減少させる施策を組み合わせ、資本効率と株主還元を同時に強化する内容となった。
8月14日は3,022.0円、前日比+500.5円、+19.85%のストップ高。大型株でありながら値幅上限まで買われ、415円の特別配当を中心とする大規模還元策のインパクトが際立った。
出典
3660
アイスタイル
東証P
時価総額 約530億円
その他
517円(前日比+80円 +18.31%)
アイスタイルは、美容総合プラットフォーム「@cosme」を中核に、クチコミメディア、化粧品EC、実店舗「@cosme STORE」「@cosme TOKYO」などを展開する。メディア、EC、店舗を横断して美容データと購買接点を持つ点が事業上の特徴。
8月13日に2026年6月期決算を発表。営業利益は40.9億円で前期比29.1%増となり、従来の会社計画38億円を上回って着地した。
リテール事業の成長に加え、グローバル事業の収益改善が利益拡大を支えた。@cosmeのオンライン接点と大型店舗を組み合わせた販売基盤が成長ドライバーとなっている。
2027年6月期は営業利益50億円を計画し、前期比22.4%増を見込む。前期の最高利益水準をさらに更新する増益計画となった。
同時に、750万株・取得総額28億円を上限とする自己株式取得を決議した。上限株数は発行済み株式数の7.5%相当で、取得期間は2026年8月14日から2027年6月30日まで。
年間配当も1円から2円へ増配する方針を示した。業績拡大、今期増益計画、大規模な自己株式取得、増配が同時に並ぶ株主還元強化型の決算となった。
8月14日は517円、前日比+80円、+18.31%のストップ高。増益決算と自己株式取得の組み合わせが明確な材料となった。
3895
ハビックス
東証S
時価総額 約47億円
その他
569円(前日比+80円 +16.36%)
ハビックスは、パルプ不織布、化合繊不織布、衛生用紙などを製造する素材メーカー。紙おむつなど衛生用品向け原紙や業務用クッキングペーパーなど、生活・衛生分野に密着した製品を手掛ける。
企業業績では8月7日に2027年3月期第1四半期決算を発表しており、経常利益は前年同期比で約49%増加した。通期でも増収・営業増益を計画しており、直近のファンダメンタルズは改善方向にある。
8月13日には実業家の西村博之氏が公式X上でハビックスへの投資開始を公表した。投稿では同社の業務用クッキングペーパーや紙おむつ原紙など、日本の製造業としての事業内容に言及している。
この投稿が株式市場で材料視され、8月13日に続いて8月14日もストップ高となった。企業の決算や資本政策とは性質が異なる材料だが、当日の値動きとの時間的な結び付きが明確に報じられている。
8月14日の終値は569円、前日比+80円、+16.36%。2営業日連続のストップ高となり、直近決算による業績改善とX上での注目度上昇が同時に意識される局面となった。
出典
4180
Appier Group
東証P
時価総額 約1,163億円
人工知能
1,132円(前日比+150円 +15.27%)
Appier Groupは、AIを活用したマーケティング・顧客データ分析・広告配信最適化などのSaaSを世界で提供するAIソフトウェア企業。企業の顧客獲得からコンバージョン、リテンションまでをAIで支援するプロダクト群を持つ。
8月13日に2026年12月期第2四半期決算を発表。上期売上収益は249.53億円で前年同期比26.9%増、売上総利益は142.52億円で34.6%増となった。
営業利益は16.58億円で前年同期比88.6%増、純利益は13.95億円と約2.4倍に拡大した。売上成長率を利益成長率が大きく上回り、規模拡大と収益性向上が同時に進んだ。
第2四半期単独では、売上収益、売上総利益、営業利益、コア・フリーキャッシュフローが過去最高水準となった。米国・EMEAを含む海外既存顧客の成長も続き、グローバル展開の収益寄与が強まっている。
会社は通期利益予想を引き上げ、最終利益予想を従来の34.6億円から41.2億円へ上方修正した。増益率は従来想定を上回り、最高益予想をさらに上積みする内容となった。
AI関連株としてのテーマ性だけでなく、実際の売上・利益成長と業績上方修正を伴っている点が今回の決算の特徴。8月14日は1,132円、前日比+150円、+15.27%のストップ高となった。
4392
FIG
東証P
時価総額 約369億円
半導体ロボット
1,050円(前日比+150円 +16.67%)
FIGは、モバイルクリエイト、REALIZEなどを傘下に持つ持株会社。IP無線、バス・タクシー・物流向け動態管理、決済、IoTに加え、半導体・自動車関連の製造装置、搬送・自動化設備を展開している。
グループの特徴は、通信・IoTのバーチャル技術と、製造装置・ロボットなどリアル領域の技術を組み合わせている点。モビリティDXとマシーン事業を同時に持つため、半導体設備投資や工場自動化のテーマに接続する。
半導体分野では、グループ会社REALIZEが5月7日、台湾企業と共同で最先端AI半導体の検査工程に使用される自動化装置を開発したと公表している。AI向けGPUパッケージの品質・信頼性評価を行う量産工程向けの装置で、半導体先進パッケージ分野との接点が明確になった。
この開示以降、FIGは半導体製造装置・AI半導体・自動化・ロボットという複数テーマを持つ銘柄として市場で認識されている。事業テーマとしては、固定33タグの「半導体」と「ロボット」が中心となる。
8月14日は1,050円、前日比+150円、+16.67%のストップ高。カードでは、確認できる企業固有情報としてAI半導体検査工程向け自動化装置とマシーン事業を中心に記載している。
4478
freee
東証G
時価総額 約2,000億円
人工知能
3,345円(前日比+501円 +17.62%)
freeeは、クラウド会計、人事労務、会社設立、請求書、経費精算などを統合した中小企業向けクラウドERPを展開するSaaS企業。会計を起点にバックオフィス業務全体へサービス領域を広げている。
8月13日に2026年6月期決算を発表。売上高は424.41億円で前期比27.6%増、調整後営業利益は26.63億円で41.3%増となった。
有料課金ユーザー企業数やプラットフォームARRの増加が成長を支えた。営業や研究開発でのAI活用を進め、生産性向上とコスト効率化を利益成長へつなげている。
2027年6月期は売上高522.1億円で前期比23.0%増、調整後営業利益57.5億円で約2.2倍を計画。高い売上成長を維持しながら、利益成長を一段加速させる見通しを示した。
さらに、240万株・取得総額50億円を上限とする自己株式取得を決議した。上限株数は発行済み株式数の4.04%相当で、取得期間は2026年8月14日から2027年2月12日まで。
SaaS銘柄では売上成長率だけでなく、利益率とキャッシュ創出力への評価比重が高まっている。freeeは今回、利益成長の加速と自己株式取得を同時に示した。
8月14日は3,345円、前日比+501円、+17.62%のストップ高。好決算、今期の利益成長計画、50億円規模の自己株式取得が明確な材料となった。
出典
4480
メドレー
東証P
時価総額 約876億円
その他
2,677円(前日比+500円 +22.97%)
メドレーは、医療・介護分野の人材採用プラットフォーム「ジョブメドレー」と、医療機関向けSaaS・オンライン診療などの医療プラットフォームを展開するヘルステック企業。
8月13日に2026年12月期上期決算を発表。上期売上高は約226億円で前年同期比22.8%増、親会社株主に帰属する純利益は約14億円で131.2%増となった。
主力のジョブメドレーでは顧客事業所数と会員基盤が拡大し、医療ヘルスケア人材プラットフォームの成長が継続。医療プラットフォームでも利用医療機関の拡大が事業規模を押し上げている。
通期では大幅増益計画を維持しており、成長投資を続けながら利益拡大が進む局面に入っている。売上成長だけでなく、利益の伸びが大きく加速した点が上期決算の重要ポイント。
同時に配当方針を変更し、2026年12月期末に1株18円の初配当を実施する方針を示した。創業以来初の配当で、成長投資優先の資本政策から株主還元も組み合わせる段階へ移行した。
さらに自己株式93万株を8月31日付で消却する。消却前の発行済み株式総数に対する割合は2.84%で、将来の希薄化懸念を抑制する資本政策となる。
8月14日は2,677円、前日比+500円、+22.97%のストップ高。大幅増益、初配当、自己株式消却が同時に評価対象となった。
6513
オリジン
東証S
時価総額 約92億円
半導体製造装置電子部品
1,376円(前日比+300円 +27.88%)
オリジンは、エレクトロニクス、メカトロニクス、ケミトロニクス、コンポーネントの4分野を展開する電機・機械メーカー。電源機器、精密機構部品、表面処理、製造装置など幅広い産業用途を持つ。
8月13日17時に2027年3月期第1四半期決算を発表。売上高は72.27億円で前年同期比19.4%増、営業利益は4.73億円となり、前年同期の4.21億円の営業損失から黒字へ転換した。
経常利益は約7.4億円の黒字となり、会社が掲げる通期経常利益計画5.5億円を第1四半期だけで上回った。通期計画に対する進捗率は約134%となり、数字上のサプライズが大きい決算となった。
エレクトロニクス事業では電源需要の回復や大型案件が寄与し、売上高が大幅に増加して黒字転換。ケミトロニクス事業も受注増と海外拠点の堅調推移で利益を伸ばした。
一方、メカトロニクス事業は売上規模が小さく損失を計上している。半導体製造装置関連のテーマ性を持つ一方、今回の第1四半期改善はエレクトロニクスとケミトロニクスの寄与が大きい点を分けて確認したい。
会社は現時点で通期業績予想を据え置いている。第1四半期の経常利益が通期計画を超過したこと自体が今回の決算サプライズの中心。
8月14日は1,376円、前日比+300円、+27.88%のストップ高となり、本日の14銘柄で最大の上昇率となった。
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6904
原田工業
東証S
時価総額 約117億円
電子部品
540円(前日比+80円 +17.39%)
原田工業は、自動車用アンテナをグローバルに展開する車載電子部品メーカー。AM/FM、GPS、通信系など各種アンテナを自動車メーカー向けに供給し、海外にも生産・販売拠点を持つ。
8月13日に2027年3月期第1四半期決算を発表。連結経常利益は16.1億円で前年同期比74.4%増となり、大幅増益でスタートした。
会社の通期経常利益計画は17億円で、第1四半期終了時点の進捗率は94.8%に達した。前年同期の通期計画進捗率40.0%と比べても極めて高い水準となる。
4~6月期の売上営業利益率は前年同期の9.0%から14.3%へ改善した。売上数量だけでなく、収益構造改革や採算改善が利益を押し上げていることが数字に表れている。
通期計画は据え置かれているため、今後は第2四半期以降も高い利益率を維持できるかが業績確認点となる。ただし、第1四半期だけで通期経常利益計画のほぼ95%を達成した事実は大きい。
8月14日は540円、前日比+80円、+17.39%のストップ高。第1四半期の大幅増益と極めて高い通期進捗率が明確な決算材料となった。
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7815
東京ボード工業
東証S
時価総額 約14億円
その他
387円(前日比+80円 +26.06%)
東京ボード工業は、木くずなどの木質廃棄物を再資源化し、パーティクルボードを製造する木材環境ソリューション企業。集合住宅や建材向けを中心に、首都圏の木質資源循環と建材供給を組み合わせた事業を展開している。
直近の大きな企業材料として、6月に東京都江東区の本社・工場に関する固定資産の譲渡を公表している。譲渡益は約42.5億円を見込み、2027年2月期に特別利益として計上する計画。
固定資産売却は、経営資源の有効活用と財務体質の強化を目的とする資本・財務面の施策。事業再構築や上場維持基準への対応を含め、同社の財務基盤を確認するうえで重要な開示となっている。
一方、2027年2月期第1四半期は佐倉工場の小火影響などを受け、売上高8.94億円、営業損失1.13億円となった。足元の本業は固定資産売却益とは分けて見る必要がある。
8月14日は387円、前日比+80円、+26.06%のストップ高。カードでは、事業内容と直近の確認可能な企業固有材料である固定資産譲渡、足元の決算状況を中心に掲載している。
8995
誠建設工業
東証S
時価総額 約32億円
その他
1,580円(前日比+300円 +23.44%)
誠建設工業は、大阪府堺市を中心に戸建分譲住宅、注文住宅、リフォーム、不動産関連事業を展開する住宅会社。地域密着型で土地仕入れから住宅販売までを手掛ける。
8月7日に2027年3月期第1四半期決算を発表。売上高は6.77億円で前年同期比59.3%増となり、分譲住宅販売の増加を背景に大幅増収となった。
営業損益は1,300万円の赤字だったが、前年同期の3,900万円の赤字から損失幅が縮小した。純損益も赤字を継続しているものの、前年同期に比べて改善している。
第1四半期は利益黒字化には至っていないため、売上拡大と損益改善を分けて評価する必要がある。通期では増収増益方向の会社計画が示されており、今後は住宅販売の増加を利益に転換できるかが焦点となる。
8月14日は1,580円、前日比+300円、+23.44%のストップ高。カードでは、直近の企業固有材料として第1四半期の大幅増収と営業赤字縮小を中心に掲載している。
出典
主な出典
免責事項
本記事は公開情報をもとに作成した情報提供コンテンツであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスク、流動性リスク、信用リスク等があります。投資判断は必ず各社の公式開示、最新の株価情報、決算資料を確認したうえで行ってください。

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