4417 グローバルセキュリティエキスパート
※「TradingViewをサブスク」ボタンはアフィリエイトリンクです。
事業内容と業績
サイバーセキュリティ事業
直近5年業績サマリー
| 業績項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,391 | 5,558 +1,167 / +26.6% | 7,003 +1,445 / +26.0% | 8,802 +1,799 / +25.7% | 11,022 +2,220 / +25.2% | 13,778 +2,756 / +25.0% |
| 営業損益 | 440 | 736 +297 / +67.4% | 1,113 +377 / +51.1% | 1,615 +502 / +45.1% | 2,238 +623 / +38.6% | 2,939 +701 / +31.3% |
| 経常損益 | 414 | 738 +323 / +78.0% | 1,104 +367 / +49.7% | 1,563 +459 / +41.5% | 2,223 +660 / +42.2% | 2,973 +750 / +33.8% |
| 当期純利益 | 261 | 488 +227 / +86.9% | 783 +295 / +60.5% | 1,010 +227 / +28.9% | 1,487 +477 / +47.2% | 1,998 +511 / +34.4% |
| EPS | 20.23円 | 36.10円 +15.87円 / +78.5% | 52.42円 +16.32円 / +45.2% | 67.24円 +14.82円 / +28.3% | 98.85円 +31.61円 / +47.0% | 133.19円 +34.34円 / +34.7% |
| 一株配当金 | 3.75円 | 7.00円 +3.25円 / +86.7% | 13.11円 +6.11円 / +87.2% | 20.86円 +7.75円 / +59.1% | 34.60円 +13.75円 / +65.9% | 49.11円 +14.51円 / +41.9% |
| 純資産 | 1,565 | 1,720 +155 / +9.9% | 2,434 +713 / +41.5% | 3,079 +645 / +26.5% | 4,401 +1,322 / +42.9% | — |
| 営業CF | 328 | 595 +267 / +81.3% | 714 +119 / +19.9% | 1,019 +305 / +42.8% | 1,135 +116 / +11.4% | — |
| 投資CF | -295 | -212 +82 / +28.0% | -2,005 △1,793 / △845.2% | -411 +1,594 / +79.5% | -151 +260 / +63.2% | — |
| 財務CF | 461 | -456 △917 / △199.0% | 1,448 +1,904 / +417.5% | -457 △1,905 / △131.6% | -726 △268 / △58.7% | — |
| フリーCF | 34 | 383 +349 / +1040.3% | -1,292 △1,674 / △437.4% | 608 +1,899 / +147.0% | 983 +376 / +61.9% | — |
2022~2024年3月期は非連結、2025年3月期以降は連結。EPS・一株配当金は2022年11月1日および2025年6月1日の1株→2株の株式分割を踏まえ、現行株式数ベースへ調整。フリーCF=営業CF+投資CF。受注残高は決算短信に記載がないため作成していません。
1.会社予想と実績
2022年3月期から2026年3月期は会社予想と通期実績を比較。2027年3月期は最新会社予想とQ1単純進捗率を表示しています。EPSは株式分割調整後です。
2.達成・未達理由
全サービス部門の需要増に加え、教育講座「SecuriST」の受講者数が好調に推移し、積極的なマーケティングとパートナー企業との協業拡大も寄与しました。売上高は予想比105.3%、営業利益は110.0%で着地しました。
中堅・中小企業の事故対応ニーズを背景にセキュリティソリューションが伸長し、IT企業・SIer向け教育需要も拡大しました。人的資本投資を行いながら、増収効果と事業効率化で利益も計画を上回りました。
教育・コンサルティング・ソリューション・人材領域を含むすべてのサービスが伸長しました。J-ESOP、期末賞与、教育などの人的資本投資と業容拡大コストを吸収し、増収効果と継続的な業務効率化で利益が上振れしました。
すべてのサービスが伸び、売上高と営業利益は計画を上回りました。一方、本社移転の一時費用や人件費増に加え、持分法適用関連会社の投資損失、持分変動損失、法人税率上昇が重なり、経常利益・純利益は会社予想を下回りました。
すべてのサービスが伸長し、増収効果が人件費増を吸収しました。持分法適用関連会社の損失幅も縮小し、投資有価証券評価損などを計上しながらも、営業利益・経常利益・純利益はいずれも期首計画を上回りました。
Q1はすべてのサービスが伸長し、売上高+23.9%、営業利益+41.7%、経常利益+54.1%、純利益+60.9%と利益成長が先行しました。会社は2026年4月30日公表の通期予想を変更していません。
3.事業セグメントの自信度
決算短信の会社コメントのトーンから、単一セグメントであるサイバーセキュリティ事業への自信度を判定しています。
サイバーセキュリティ事業
すべてのサービス部門において需要が増大しました。
SecuriSTの受講好調、マーケティング、パートナー協業の進展を明示し、業容拡大に自信を示しました。
セキュリティ教育のニーズは飛躍的に向上しております。
ソリューションと教育の両輪が伸び、売上・利益とも過去最高を更新しました。
すべてのサービスが伸長
人的資本への投資とコスト増を吸収しながら利益率を引き上げ、成長継続を強く示す内容でした。
すべてのサービスが伸長
連結化後も需要の強さを維持し、非営業要因の逆風がありながら売上・営業利益は計画を上回りました。
すべてのサービスが伸長
AI攻撃、重要インフラ防御、能動的サイバー防御など市場拡大要因を挙げ、過去最高業績を更新しました。
第1四半期業績として過去最高額を更新しました。
全サービスの伸長に加え、利益成長率が売上成長率を大きく上回り、通期予想も据え置いています。
需要環境、全サービスの成長、利益率改善の長期トレンドはいずれも良好です。Q1時点では通期予想の上方修正までは行っていませんが、利益成長の勢いは会社計画を支える材料です。
4.最新予想信頼度
2027年3月期の最新会社予想は、売上高13,778百万円、営業利益2,939百万円、経常利益2,973百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,998百万円、EPS133.19円です。Q1は売上高2,772百万円、営業利益499百万円、経常利益492百万円、純利益321百万円で、売上+23.9%に対して各利益は+41.7%~+60.9%と利益成長が先行しています。
達成できると判断する理由
- Q1は売上高+23.9%に対し、営業利益+41.7%、経常利益+54.1%、純利益+60.9%と利益成長が強く、前年Q1より収益力が改善しています。
- 前年の2026年3月期Q1は通期実績に対する進捗が売上20.3%、営業利益15.8%、経常利益14.4%、純利益13.5%でした。今期Q1は売上20.1%とほぼ同水準ながら、営業利益17.0%、経常利益16.6%、純利益16.1%と利益進捗が前年より上です。
- Q1後に必要な残り9カ月の前年同期比は、売上高約+25.3%、営業利益約+29.4%、経常利益約+30.3%、純利益約+30.3%です。Q1の利益成長率を下回る水準であり、現時点では到達圏と判断できます。
達成できないと判断する理由
- 通期営業利益率の会社計画は約21.3%ですが、Q1実績は約18.0%です。残り9カ月では約22.2%の営業利益率が必要で、利益率の一段の上昇が条件になります。
- 売上高の通期増収率計画+25.0%に対し、Q1は+23.9%です。売上は大きな遅れではないものの、残り期間でわずかな成長加速が必要です。
- 従業員増に伴う人件費増が続いており、持分法適用関連会社も利益貢献には至っていません。採用・教育投資の先行や関連会社損失の再拡大は利益計画の下振れ要因です。
収益計上時期を見る際の注意点
会社は年次で業務管理を行っており、第2四半期累計の会社予想を開示していません。決算短信には「4Q偏重」など明確な収益偏重の説明は確認できないため、Q1進捗率は季節性を調整していない単純進捗率として扱う必要があります。
最終判断
現時点では2027年3月期会社予想の達成可能性は高めと判断します。 Q1の利益成長率は通期計画を上回り、前年Q1より利益進捗も改善しています。一方で、通期営業利益率21.3%に対してQ1は18.0%であり、残り9カ月は約22.2%の営業利益率が必要です。2026年10月5日終値5,930円を最新予想EPS133.19円で割ると、会社予想が達成された場合のPERは約44.5倍です。
グローバルセキュリティエキスパート
対象:中期経営計画 2026年3月期~2028年3月期 / 最新数値は2026年3月期実績を踏まえ更新 / 2027年3月期1Q資料でも継続掲載
1. 最新の中期数値目標
| 指標 | 2026/3 実績 | 2027/3 予想 | 2028/3 最新目標 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,022百万円 | 13,778百万円 | 17,222百万円 |
| 営業利益 | 2,238百万円 | 2,939百万円 | 3,848百万円 |
| 営業利益率 | 20.3% | 21.3% | 22.3% |
2026年3月期実績を起点に、既存事業で売上高CAGR25.0%、営業利益CAGR31.1%、営業利益率を毎年+1.0ポイント改善する計画。
2. 旧計画からの更新
| 指標 | 2027/3 従来目標 | 2027/3 最新予想 | 2028/3 従来目標 | 2028/3 最新目標 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 13,750 | 13,778 | 17,188 | 17,222 |
| 営業利益 | 2,888 | 2,939 | 3,781 | 3,848 |
| 営業利益率 | 21.0% | 21.3% | 22.0% | 22.3% |
単位:百万円。2026年3月期の実績が従来計画を上回ったため、2027年3月期・2028年3月期とも数値目標を上方更新。
3. 目標達成へのロードマップ
準大手・中堅・中小企業を主要ターゲットに、コンサルティング、脆弱性診断、製品導入・運用、訓練までワンストップで提供する。
IT企業・SIerのIT人材を「プラス・セキュリティ」人材、さらにAI時代のセキュリティ人材へ育成。教育講座と資格化のノウハウを成長に活用する。
CyberSTARを通じて、深刻なセキュリティ人材不足に対応。IT人材を育成し、セキュリティ・AI人材として企業へ提供する。
販路拡大、新エリア進出、サービスラインナップ拡充、人的リソース拡大の4領域で資本・業務提携を推進し、既存事業の25%成長を補強する。
4. AI台頭時代の成長戦略
AIを活用し既存セキュリティサービス、教育コンテンツ開発、人材育成カリキュラムの生産性と価格競争力を高める。
AIガバナンス体制構築、ISO42001認証支援、AI攻撃検知・対応、AIプロンプト診断などAI利用企業向けサービスを拡張する。
AIセキュリティエンジニア、AI活用講座、セキュアAIエージェント実装講座など、AI時代の教育ラインナップを強化する。
地方銀行との提携、既存販売チャネル強化、全国へのGSX拠点拡大を通じて、地方の準大手・中堅・中小企業へ販路を広げる。
5. 2027年3月期1Qの進捗
第1四半期として売上高・利益とも過去最高額を更新。顧客ターゲット別の3事業ドメインがすべて伸長し、「AI台頭時代の成長戦略」「全国展開による成長戦略」を継続している。
6. 中期計画の要点
2026年3月期は売上高+25.2%、営業利益+38.6%、営業利益率20.3%と従来目標を上回り、その実績を受けて中計を上方更新。2028年3月期は売上高172.22億円・営業利益38.48億円・営業利益率22.3%を目指す。計画の柱は、既存のセキュリティ事業に加え、教育・人材、AI関連サービス、全国展開、資本・業務提携の組み合わせ。
https://irp-system.net/presenter/movie/movie936/pdf_d936.pdf
https://www2.jpx.co.jp/disc/44170/140120260430515364.pdf
https://www2.jpx.co.jp/disc/44170/140120250730524198.pdf


コメント