2026年6月22日(月)のストップ高銘柄と理由

2026年6月22日(月)のストップ高銘柄と理由

S高 16銘柄

本日のポイント

6月22日のストップ高は16銘柄。資本提携、MBO、海外大型受注、業績・配当予想の上方修正といった企業固有の材料に加え、フィジカルAI、ロボット、ドローン、防衛、半導体設備、蓄電池、ペロブスカイト太陽電池へ資金が広がった。

企業固有材料では、シンカがフィックスターズとの資本提携と第三者割当増資を発表。サツドラホールディングスはTOB価格1,220円のMBO、PowerXは約17億円のベトナム向け大型蓄電システム初受注、Liberawareは韓国ALTIVIONとのインフラ点検分野のMOUを公表した。ワシントンホテルでは、アパホールディングスと共同保有者の保有比率上昇が大量保有の変更報告書で確認された。

業績面では、フジクラの2027年3月期営業利益予想が2,110億円から3,100億円へ引き上げられ、前営業日に続くストップ高となった。北川精機は利益予想と期末配当を同時に上方修正。テクノフレックスは半導体・クリーンエネルギー設備向け受注を背景とする中間期予想の大幅増額が再評価された。QDレーザはTDKとの事業協力と特許移転益による最終黒字化予想が材料軸となった。

テーマ物色では、菊池製作所、シリコンスタジオ、津田駒工業、ヒーハイスト、テクノホライゾンがフィジカルAI・ロボット周辺で上昇。Terra Droneは迎撃ドローン企業の子会社化と欧州防衛拠点、倉元製作所はペロブスカイト太陽電池事業の投資枠組み協定と前受金受領が注目された。

テーマ別グルーピング

  • 資本提携・企業再編・株式取得:シンカ、サツドラホールディングス、ワシントンホテル。資本提携、MBO、実際の保有比率上昇が個別材料。
  • ドローン・防衛・インフラ点検:Liberaware、Terra Drone、菊池製作所。海外提携、迎撃ドローン、点検・試作技術が物色軸。
  • フィジカルAI・ロボット:菊池製作所、シリコンスタジオ、津田駒工業、ヒーハイスト、テクノホライゾン。シミュレーション、機構部品、ロボットSI、センシングまで実装層に広がった。
  • 半導体・AIインフラ・製造設備:テクノフレックス、フジクラ、北川精機、QDレーザ。真空配管、光コンポーネント、基板設備、半導体レーザが中心。
  • エネルギー転換・次世代電源:PowerX、倉元製作所。大型蓄電システムとペロブスカイト太陽電池で、受注・資金受領を伴う具体的な進展が示された。

ストップ高銘柄(16銘柄)

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149A シンカ 東証G 時価総額 約28億円 生成AI 850円(前日比+150円 +21.43%)

シンカは、企業と顧客の電話・SMS・メールなどの接点情報をクラウドで一元管理するコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を展開する。顧客対応履歴を組織内で共有し、応対品質や営業効率を高めるサービスが主力となる。

6月19日の取引終了後、フィックスターズとの資本提携契約を発表した。両社は2026年3月に「カイクラ」のAI機能強化を目的とする業務提携を開始しており、今回の資本参加によって開発・事業両面の連携を深める。

フィックスターズの子会社Fixstars Investmentを割当先として、普通株式14万株の第三者割当増資を実施する。発行価格は1株710円、調達額は約9,790万円で、生成AIを活用する機能開発と既存機能の高度化に充当する計画。

フィックスターズグループは高速化技術やAI開発に強みを持つ。シンカにとっては資金調達に加え、カイクラへのAI実装を加速し、問い合わせ要約、応対支援、情報検索などの付加価値を高める事業基盤となる。

業務提携から資本提携へ進展したことで、単発の共同開発ではなく継続的な関係強化が示された。6月22日は850円、前日比150円高、21.43%上昇のストップ高となり、生成AI機能の強化と資本関係を伴う協業が評価された。

218A Liberaware 東証G 時価総額 約194億円 ドローン 990円(前日比+150円 +17.86%)

Liberawareは、屋内や狭小空間の点検に対応する小型ドローン「IBIS」シリーズを開発し、取得画像の解析、3D化、設備管理までを組み合わせたインフラ点検ソリューションを展開する。人が立ち入りにくい設備内部を可視化する技術が中核。

6月22日、韓国子会社Liberaware Koreaが韓国のALTIVIONと業務提携に関する覚書を締結したと発表した。ALTIVIONはドローンを活用した3Dインフラ管理システムを提供しており、韓国の土木インフラ分野を中心に事業機会を共同で開拓する。

提携では、Liberawareの小型ドローンによる飛行・データ取得技術と、ALTIVIONの3D管理基盤を組み合わせる。点検現場での撮影だけでなく、取得データの可視化、維持管理、経年変化の把握までを一体化できる点が事業上の焦点となる。

国内で蓄積した狭小空間点検のノウハウを韓国市場へ展開する足掛かりであり、機体販売に限定しない継続型サービスへの発展余地も持つ。覚書の段階で、具体的な受注金額や業績寄与額は開示されていない。

6月22日は990円、前日比150円高、17.86%上昇のストップ高。海外事業の拡大、インフラ老朽化対策、ドローンと3Dデータを組み合わせた点検DXという複数の成長軸が当日材料として注目された。

278A Terra Drone 東証G 時価総額 約918億円 防衛 ドローン 9,420円(前日比+1,500円 +18.94%)

Terra Droneは、測量、点検、運航管理などの産業用ドローンサービスを国内外で展開する。石油・ガス、建設、インフラ分野で取得した飛行・解析技術を基盤に、防衛用途を新たな成長領域として拡張している。

6月15日、ウクライナの固定翼迎撃ドローン企業WinnyLabとAmazing Dronesを連結子会社化すると発表した。あわせて、エストニアに欧州防衛事業の拠点となる「Terra Defense Europe」を設立し、欧州市場での開発・販売体制を構築する。

WinnyLabが開発する迎撃ドローン「Terra A2」は、ウクライナで実運用と検証を進める。実戦環境から得られるデータを製品改良へ反映し、低コストで量産可能な迎撃システムを目指す事業モデルが特徴。

測量・点検用ドローンで築いた運航、安全管理、データ処理の知見に、現地企業の機体開発力を組み合わせる。防衛ドローン企業の子会社化、欧州拠点の新設、現地運用の三つが同時に進むことで、防衛事業の具体性が高まった。

6月22日は9,420円、前日比1,500円高、18.94%上昇のストップ高。防衛テック、迎撃ドローン、欧州展開というテーマが継続的な物色軸となった。

3444 菊池製作所 東証S 時価総額 約132億円 フィジカルAI ロボット ドローン 1,072円(前日比+150円 +16.27%)

菊池製作所は、試作開発、精密加工、金型、量産支援を一貫して手掛けるものづくり企業。研究開発段階のアイデアを実機へ落とし込む技術に強みを持ち、大学、研究機関、スタートアップとの共同開発にも取り組む。

ロボット、装着型支援機器、モビリティ、ドローンなど、センサーと制御ソフトが現実空間で動作する製品群の開発支援実績を持つ。AIが物理世界を認識して動くフィジカルAIでは、機構設計、試作、精密部品、量産化の工程が不可欠となる。

同社は完成品メーカーに限らず、複数の開発案件を支える試作・製造基盤を持つため、ロボットやドローン市場の拡大をハードウェア側から支える銘柄として位置付けられる。新技術を短期間で形にする開発力がテーマの中心。

6月22日はフィジカルAI、産業ロボット、ヒューマノイド、ドローンに関わる小型株へ買いが広がり、同社の事業領域が改めて注目された。精密加工企業でありながら、研究開発型のロボット案件を持つ点が他の部品メーカーとの違いとなる。

終値は1,072円、前日比150円高、16.27%上昇のストップ高。物色テーマはフィジカルAIの実装を支える試作・機構・ロボット開発基盤。

3449 テクノフレックス 東証S 時価総額 約2,251億円 半導体製造装置 半導体部材・部品 10,540円(前日比+1,500円 +16.59%)

テクノフレックスは、フレキシブル継手、真空配管、伸縮管継手などを製造する。配管の振動、熱伸縮、位置ずれを吸収する製品群を持ち、半導体製造設備、クリーンエネルギー設備、建築設備などで採用される。

株価の基礎材料は、半導体関連市場とクリーンエネルギー市場における受注拡大。真空環境や高い清浄度が求められる製造設備では、配管部材の品質と信頼性が設備稼働を左右する。

4月15日には2026年6月中間期の業績予想を大幅に上方修正した。売上高は135億円から150億円、営業利益は17億円から29億円、純利益は11億5,000万円から20億円へ引き上げられた。

受注が想定を上回ったことに加え、製品構成や生産効率の改善が利益率を押し上げた。半導体設備投資が配管・真空部材へ波及していることを利益計画の増額で示している。

6月22日は10,540円、前日比1,500円高、16.59%上昇のストップ高。半導体製造装置の周辺部材と、上方修正で確認された業績モメンタムが物色の軸となった。

3544 サツドラホールディングス 東証S 時価総額 約137億円 その他 963円(前日比+150円 +18.45%)

サツドラホールディングスは、北海道を地盤にドラッグストアを展開し、調剤、食品・日用品販売、地域向けデジタルサービスなどを手掛ける。

6月19日、丸の内キャピタル系のテラ株式会社を公開買付者とするMBOを発表した。経営陣が参加する非公開化取引で、公開買付価格は1株1,220円。

公開買付期間は6月22日から8月3日まで。会社は公開買付けへの賛同と株主への応募推奨を表明し、成立後は株式併合などの手続きを経て上場廃止となる予定。

6月19日終値813円に対してTOB価格は約50%高い水準で設定された。株主優待制度も、公開買付けの成立とその後の非公開化を条件に廃止する方針が示されている。

6月22日は買い注文が集中し、963円、前日比150円高、18.45%上昇のストップ高。MBO、TOB価格1,220円、非公開化方針という企業再編材料が株価を押し上げた。

3907 シリコンスタジオ 東証S 時価総額 約30億円 フィジカルAI 999円(前日比+150円 +17.67%)

シリコンスタジオは、リアルタイム3DCG、ゲームエンジン周辺技術、画像処理、開発支援、人材サービスを展開する。ゲーム開発で蓄積した映像・物理シミュレーション技術を産業用途へ広げている。

5月12日、フィジカルAI開発向けシミュレーション基盤事業の本格始動を発表した。25年にわたり蓄積したリアルタイム3DCG技術と、NVIDIA Omniverseなどのプラットフォームを活用する。

製造業、自動車、ロボティクス分野では、実機を動かす前に仮想空間で大量の学習・検証データを生成するシミュレーション環境が重要となる。同社はデジタルツイン、合成データ、センサー再現、仮想環境構築を提供領域とする。

元NVIDIA幹部を最高フィジカルAI責任者として迎え、技術開発と事業化を推進する体制も整えた。エンターテインメント向け3DCG企業から、AI・ロボット開発の基盤提供企業へ事業領域を広げる動きが注目点。

6月22日は999円、前日比150円高、17.67%上昇のストップ高。フィジカルAI、デジタルツイン、ロボット学習環境という成長テーマが再評価された。

4691 ワシントンホテル 東証S 時価総額 約369億円 その他 3,035円(前日比+501円 +19.77%)

ワシントンホテルは、「ワシントンホテルプラザ」などのホテル事業を全国で展開する。宿泊需要、出張需要、訪日客需要を取り込み、主要都市を中心に運営基盤を持つ。

6月19日に提出された大量保有の変更報告書で、アパホールディングスと共同保有者の保有比率が7.49%から8.72%へ上昇したことが判明した。報告義務発生日は6月12日。

短期間で追加取得が進んだ事実が、週明けの直接的な株価材料となった。大量保有報告書に記載された保有目的は純投資であり、経営権取得や公開買付けは公表されていない。

同社株では業務提携先の藤田観光も10.19%を保有する。複数のホテル事業者が大株主となる株主構成の中で、アパホールディングスによる実際の買い増しが市場の関心を高めた。

6月22日は3,035円、前日比501円高、19.77%上昇のストップ高。企業価値への評価を伴う継続的な株式取得が材料の中心となった。

485A PowerX 東証G 時価総額 約2,517億円 蓄電池 2,200円(前日比+400円 +22.22%)

PowerXは、大型蓄電池の開発・製造、定置用蓄電システム、EV充電関連サービスを展開する。再生可能エネルギーの出力変動を吸収し、電力の安定利用を支える蓄電インフラが主力。

6月19日、エレマテックからベトナム向け大型定置用蓄電システム「PowerX Mega Power 2700」と周辺機器を受注したと発表した。同社にとって初の海外市場向け大型案件となる。

受注金額は約17億円で、2026年12月期に売上計上する予定。従来公表していた2026年度の受注見込みには含まれていない新規案件であり、海外売上の立ち上がりを示す。

国内で構築した蓄電池製造、システム設計、電力制御、保守の能力を海外案件へ展開する実績となる。ベトナムでは電力需要の増加と再生可能エネルギー導入が進み、系統安定化に向けた大型蓄電システムの需要拡大が事業機会となる。

6月22日は2,200円、前日比400円高、22.22%上昇のストップ高。海外初受注、約17億円という案件規模、当期売上計上予定という具体性が評価された。

5216 倉元製作所 東証S 時価総額 約91億円 ペロブスカイト太陽電池 177円(前日比+50円 +39.37%)

倉元製作所は、ガラス基板加工などで培った製造技術を基盤に、新規事業としてペロブスカイト太陽電池の開発・事業化を進める。

6月19日、連結子会社KURAMOTOペロブスカイト、倉元製作所、Polyrocks Chemicalの香港子会社の3者で、ペロブスカイト太陽電池事業に関する投資枠組み協定を締結したと発表した。

協定締結に先立ち、KURAMOTOペロブスカイトは6月15日に30万米ドル、約4,700万円の前受金を受領した。協議段階で実際の資金受領が示されたことが、事業提携の具体性を高めた。

一方、この枠組み協定は正式な投資契約、株主間契約、合弁契約ではなく、Polyrocksグループによる出資を確約するものではない。30万米ドルも増資払込金や貸付金ではなく、正式契約に向けた協議を前提とする前受金として位置付けられている。

6月22日は177円、前日比50円高、39.37%上昇のストップ高。ペロブスカイト太陽電池、海外企業との投資協議、前受金受領という具体的な進展が材料となった。

5803 フジクラ 東証P 時価総額 約10兆9,369億円 データセンター 生成AI 6,161円(前日比+1,000円 +19.38%)

フジクラは、光ファイバー、光ケーブル、光コンポーネント、通信ケーブル、自動車電装品などを展開する電線・光通信インフラ大手。

6月18日、2027年3月期の連結業績予想を大幅に上方修正した。通期売上高は1兆2,430億円から1兆4,620億円、営業利益は2,110億円から3,100億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,560億円から2,290億円へ引き上げた。

情報通信事業で、ハイパースケーラー向け光コンポーネント製品の新規プロジェクト受注が増加した。販売価格の上昇と、生産面で懸念されていた水素不足の影響緩和も利益予想の増額に寄与する。

生成AI向けデータセンターでは、GPU間・サーバー間を高速接続する光通信部品の需要が急増している。今回の修正はAIインフラ投資が高付加価値の光部品需要へ直結し、利益成長を押し上げていることを数値で示した。

6月22日は前営業日に続くストップ高となり、6,161円、前日比1,000円高、19.38%上昇。営業利益予想を約47%引き上げた業績サプライズが継続して評価された。

6217 津田駒工業 東証S 時価総額 約96億円 ロボット 1,413円(前日比+300円 +26.95%)

津田駒工業は、織機を中心とする繊維機械に加え、工作機械用アタッチメント、コンポジット機械、ロボット・システムインテグレーションを展開する機械メーカー。

繊維機械では高速・高効率生産、工作機械関連では精密加工と自動化、ロボットSIでは製造現場の省人化を支援する。複数の事業が工場自動化と生産性向上のテーマに接続する。

ロボットSIは、ロボット本体だけでなく周辺装置、搬送、制御を組み合わせて生産ラインへ実装する事業。フィジカルAIが製造現場へ広がる局面では、実機を工程に組み込むインテグレーション能力が重要となる。

コンポジット機械も、軽量・高強度材料の加工や成形を支える設備として、航空・モビリティ・産業機械の高度化と関係する。既存の機械技術を自動化領域へ広げている点が物色軸。

6月22日は前営業日に続く2営業日連続のストップ高となり、1,413円、前日比300円高、26.95%上昇。機械、ロボットSI、工場自動化の事業テーマが注目された。

6327 北川精機 東証S 時価総額 約523億円 半導体製造装置 半導体部材・部品 6,190円(前日比+1,000円 +19.27%)

北川精機は、プリント基板、半導体パッケージ基板、複合材などの製造に用いるプレス装置、加熱・加圧装置、搬送システムを展開する。

6月19日、2026年6月期の業績予想と配当予想を上方修正した。売上高予想は66億円で据え置く一方、営業利益を8億1,000万円から8億5,000万円、経常利益を8億6,000万円から9億円、純利益を5億9,000万円から6億1,000万円へ引き上げた。

プリント基板関連設備の売上が堅調に推移し、工場稼働率の改善、工程改善、原価低減、為替効果が利益を押し上げた。売上高を増額せず利益予想を引き上げたため、収益性の改善が確認できる内容。

期末配当予想も1株14円から20円へ6円増額した。業績上方修正と株主還元強化を同時に発表したことが、投資家に対するサプライズとなった。

6月22日は6,190円、前日比1,000円高、19.27%上昇のストップ高。プリント基板・半導体関連設備の堅調さ、利益率改善、増配が明確な上昇材料となった。

6433 ヒーハイスト 東証S 時価総額 約91億円 フィジカルAI ヒト型ロボット ロボット 1,441円(前日比+300円 +26.29%)

ヒーハイストは、直動機器、リニアボールブッシュ、精密部品、球面軸受などを製造する。産業機械や産業ロボットの可動部に組み込まれる機械要素部品が主力。

直動機器は、ロボットや自動化装置で位置決め精度と滑らかな移動を担う。球面軸受は角度変化を伴う関節部に対応し、ロボット関節への採用実績を持つ。

ヒューマノイドや多関節ロボットの普及では、制御AIだけでなく、荷重を受けながら繰り返し動く軸受、ガイド、精密加工部品の性能が重要となる。同社はフィジカルAIを構成する機械部品側の銘柄。

6月22日はフィジカルAI、ヒューマノイド、産業ロボットに関わる部品株へ物色が広がった。完成品ではなく、可動部と関節部を支える要素技術を持つ点が評価の焦点。

終値は1,441円、前日比300円高、26.29%上昇のストップ高。ロボット関節、直動機器、精密部品という事業テーマが株価を押し上げた。

6613 QDレーザ 東証G 時価総額 約1,266億円 半導体 電子部品 3,020円(前日比+500円 +19.84%)

QDレーザは、量子ドットレーザ、半導体レーザ、網膜投影技術を開発する。通信、産業、センシング、医療・視覚支援、XR向け光源が主要な応用分野。

6月1日、TDKと事業協力契約を締結し、網膜投影技術を用いたXRグラス向け次世代RGB光源モジュールと光学エンジンを共同開発すると発表した。両社の技術と量産ノウハウを組み合わせ、XRデバイスの小型化と高性能化を目指す。

契約には関連特許権の一部をTDKへ移転する内容が含まれる。特許移転の対価として約5億円を特別利益に計上するため、2027年3月期の最終損益予想を5,800万円の赤字から4億4,100万円の黒字へ上方修正した。

技術協業だけでなく、知的財産の収益化と黒字転換予想を同時に示した点が企業価値評価の中心。XR、レーザー、光学エンジン、半導体という複数テーマを持つ。

6月22日は3,020円、前日比500円高、19.84%上昇のストップ高。TDKとの共同開発、約5億円の特別利益、最終黒字化という直近材料が再評価された。

6629 テクノホライゾン 東証S 時価総額 約240億円 フィジカルAI ロボット 1,141円(前日比+150円 +15.14%)

テクノホライゾンは、映像・光学機器、FA、ロボット、センシング、車載・自動運転関連ソリューションを展開する。カメラ、画像処理、制御、検査装置を組み合わせて現場課題を解決する。

自動運転やロボティクスでは、周囲を認識するセンサー、画像データを処理する技術、実際に機器を動かす制御が一体で必要となる。同社の事業領域は、AIが現実空間を認識し動作するフィジカルAIの構成要素と重なる。

FA分野では製造ラインの検査・自動化、車載分野では運転支援とセンシング、教育分野ではカメラ・表示・AI活用を手掛ける。複数市場に技術を横展開できることが事業上の特徴。

4月には2026年3月期の業績予想を上方修正し、設立50周年記念配当も発表した。業績改善と株主還元が、ロボット・自動運転テーマを支える基礎材料となっている。

6月22日は1,141円、前日比150円高、15.14%上昇のストップ高。自動運転、ロボティクス、センシング、フィジカルAIの複合テーマが注目された。

主な出典

免責事項

本記事は公開情報をもとに作成した情報提供コンテンツであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスク、流動性リスク、信用リスク等があります。投資判断は必ず各社の公式開示、最新の株価情報、決算資料を確認したうえで行ってください。

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