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4894 クオリプス

銘柄紹介
LIMIT-UP AFTERMATH // PERFORMANCE TRACKER

ストップ高後の株価推移

4894クオリプス東証グロース
● DATA UPDATED 2026.11.02
時価総額―
期末決算3月期
EVENT DATE―
LIMIT-UP CLOSE―
CATALYST特定できず
最新確定値
―
基準終値 ―
最新確定騰落率
―
ストップ高終値比
TOPIX超過
―
TOPIX騰落率 ―
経過営業日
00 DAYS
―
基準日終値=100|相対パフォーマンス
クオリプスTOPIX
チャートを準備しています
経過期間騰落率TOPIX超過最大上昇最大下落
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4894 クオリプス

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事業内容と業績

再生医療等製品事業

再生医療等製品事業 業績推移
単一セグメントのため連結売上高・営業損益を表示 / 2027年3月期は最新会社予想
売上高利益損失
再生医療等製品事業では、ヒト(同種)iPS細胞由来心筋細胞シート「リハート®」を中核に、重症虚血性心筋症向け治療の製造・販売、海外展開、次世代パイプラインの研究開発を展開しています。2026年3月に国内で条件及び期限付き製造販売承認を取得し、同年9月に保険収載。米国ではスタンフォード大学と共同研究を進め、カテーテル投与型治療は朝日インテックと開発しています。体内再生因子誘導剤では肝・大腸・肺などへ治療領域を広げ、CLiC-1やVMaCSを活用した細胞製品CDMO・大量培養技術の事業化も進めています。

上場後業績サマリー

業績項目2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期予想
売上高
23
175
+152.1 / +658.4%
212
+37.1 / +21.2%
540
+327.7 / +154.3%
営業損益
△588
△590
前年差 △1.8 / 損失0.3%拡大
△1,081
前年差 △491.0 / 損失83.2%拡大
△1,030
前年差 +51.3 / 損失4.7%縮小
経常損益
△628
△642
前年差 △14.1 / 損失2.2%拡大
△1,029
前年差 △386.5 / 損失60.2%拡大
△580
前年差 +448.5 / 損失43.6%縮小
当期純利益
△632
△644
前年差 △12.2 / 損失1.9%拡大
△1,023
前年差 △378.3 / 損失58.7%拡大
△570
前年差 +452.6 / 損失44.3%縮小
EPS
△85.86円
△80.52円
前年差 +5.3 / 損失6.2%縮小
△124.54円
前年差 △44.0 / 損失54.7%拡大
△69.01円
前年差 +55.5 / 損失44.6%縮小
一株配当金
0.00円
0.00円
前年差 ±0.0 / ±0.0%
0.00円
前年差 ±0.0 / ±0.0%
0.00円
前年差 ±0.0 / ±0.0%
純資産
5,984
5,530
△454.1 / △7.6%
4,769
△760.4 / △13.8%
—
営業CF
△451
△813
前年差 △361.6 / 損失80.2%拡大
△1,060
前年差 △247.3 / 損失30.4%拡大
—
投資CF
△35
△120
前年差 △85.0 / 損失242.9%拡大
△35
前年差 +85.0 / 損失70.9%縮小
—
財務CF
3,125
145
△2,980.3 / △95.4%
204
+59.1 / +40.7%
—
フリーCF
△486
△933
前年差 △446.5 / 損失91.9%拡大
△1,095
前年差 △162.2 / 損失17.4%拡大
—
単位:百万円(EPS・一株配当金を除く)。2027年3月期は最新会社予想。受注残高は決算短信に記載がないため作成していません。
1.会社予想と実績

2025年3月期・2026年3月期は前期末に公表された通期会社予想と実績を比較し、2027年3月期は2026年8月13日時点の最新会社予想を掲載しています。

売上高会社予想(青)と実績(赤)/2027年3月期は最新会社予想会社予想実績0171342513684201752025/3達成率 876.0%5902122026/3達成率 36.0%5402027/3最新会社予想単位:百万円
2025年3月期・2026年3月期は前期末に公表された通期会社予想と通期実績を比較。2027年3月期は最新会社予想で、通期実績は未発表です。
営業損益会社予想(青)と実績(赤)/2027年3月期は最新会社予想会社予想実績△1,395△1,047△698△3490△1,203△5902025/3損失額比 49.1%(改善)△895△1,0812026/3損失額比 120.8%(悪化)△1,0302027/3最新会社予想単位:百万円
赤字予想の達成表示は、予想損失額に対する実績損失額の比率です。100%未満は予想より損失縮小、100%超は損失拡大を示します。
経常損益会社予想(青)と実績(赤)/2027年3月期は最新会社予想会社予想実績△1,394△1,046△697△3490△1,202△6422025/3損失額比 53.4%(改善)△883△1,0292026/3損失額比 116.5%(悪化)△5802027/3最新会社予想単位:百万円
赤字予想の達成表示は、予想損失額に対する実績損失額の比率です。
当期純利益会社予想(青)と実績(赤)/2027年3月期は最新会社予想会社予想実績△1,399△1,049△699△3500△1,206△6442025/3損失額比 53.4%(改善)△889△1,0232026/3損失額比 115.0%(悪化)△5702027/3最新会社予想単位:百万円
親会社株主に帰属する当期純利益(損失)で比較しています。
EPS会社予想(青)と実績(赤)/2027年3月期は最新会社予想会社予想実績△176△132△88△440△151.65△80.522025/3損失額比 53.1%(改善)△111.09△124.542026/3損失額比 112.1%(悪化)△69.012027/3最新会社予想単位:円
1株当たり当期純利益(損失)で比較しています。
2.達成・未達理由
2025年3月期会社予想を大幅に上回る売上/損失は予想より縮小
売上 20 → 175百万円営業損失 △1,203 → △590百万円純損失 △1,206 → △644百万円

決算短信では、売上高は主にCDMOサービスで計上したと説明されています。また、研究開発費総額は1,029百万円でしたが、共同研究開発パートナーからの受入額を控除した販売費及び一般管理費上の研究開発費は334百万円でした。これらの開示事項と実績値から、売上の上振れと費用負担の抑制が会社予想比の損失縮小につながったことが確認できます。

2026年3月期売上未達/損失は会社予想より拡大
売上 590 → 212百万円営業損失 △895 → △1,081百万円純損失 △889 → △1,023百万円

会社は期初にCDMOサービスを中心とした売上を見込んでいましたが、実績売上高は212百万円にとどまりました。研究開発費総額は970百万円と前年より減少した一方、共同研究開発費受入額控除後の研究開発費は634百万円と89.8%増加しており、販売費及び一般管理費の増加が損失拡大の主要な開示要因です。

3.事業セグメントの自信度

再生医療等製品事業

単一セグメント。国内リハートの承認申請から承認・保険収載・実用化へ進み、海外・カテーテル・体内再生因子誘導剤・CDMOも並行して拡大。
2024年3月期中立
早期の製造販売承認申請を最優先事項として位置付けた上で経営資源を集中

国内心筋細胞シートは治験後の評価と申請準備段階で、事業化前の研究開発色が強い局面でした。

2025年3月期強気
2025年4月に厚生労働省に対し、再生医療等製品製造販売承認申請を行いました。

申請という重要マイルストーンを達成し、米国ではスタンフォード大学との共同研究も開始しました。

2026年3月期強気
患者様に一日も早くリハートⓇを提供できるよう製造販売後調査に向けた供給体制の整備等を進めてまいります。

2026年3月に国内承認を取得。米国でもFDAとのpre-IND会議を行い、IND申請に向けた準備を進めています。

2027年3月期 第1四半期強気
保険収載後にリハートの販売が開始されます。

保険償還価格53,200,000円が了承され、9月1日の保険収載に向け供給体制・医療機関訪問・患者登録準備を進めました。

最新判断強気

国内では承認・保険収載を経て、2026年9月には保険適用後第1例目の移植が実施され、研究開発段階から実販売・実装段階へ移行しています。一方、売上規模の立ち上がり速度は今後の決算で確認が必要です。

4.最新予想信頼度
達成可否は現時点で判断困難(下期のリハート販売立ち上がりが決定要因)

2027年3月期の最新会社予想は、売上高540百万円、営業損失1,030百万円、経常損失580百万円、親会社株主に帰属する当期純損失570百万円、EPS△69.01円です。第1四半期は売上高1.55百万円、営業損失333百万円、経常損失322百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失318百万円でした。

通期売上予想540百万円
Q1売上実績1.55百万円
売上単純進捗率0.3%季節性未調整
通期営業損失予想△1,030百万円
営業損失消化率32.4%単純比率

達成できる可能性を支える材料

  • リハートは2026年3月に条件及び期限付き製造販売承認を取得し、保険償還価格53,200,000円が決定、9月1日に保険収載されました。
  • 9月には保険適用後第1例目の移植が実施されており、販売開始の前提となる実装プロセスは実際に動き始めています。
  • 最新会社予想は薬価決定後に売上高540百万円へ具体化され、8月13日の第1四半期決算時点でも据え置かれています。

達成できない可能性を示す材料

  • 第1四半期は保険収載前で売上高1.55百万円にとどまり、通期売上高540百万円のほぼ全額を第2四半期後半以降、とくに下期で計上する構造です。
  • 保険収載後の症例数・売上計上ペースを示す決算実績はまだなく、540百万円の達成可能性を定量評価する実績データが不足しています。
  • 第1四半期の研究開発費は208.7百万円と前年同期比98.9%増加しました。承認取得で共同研究開発契約が終了し、共同研究開発費受入額が減少したことも費用負担を押し上げています。

収益計上時期を見る際の注意点

リハートの保険収載日は2026年9月1日で、会社は保険収載後に販売開始と説明しています。そのため第1四半期の売上単純進捗率0.3%を年間進捗の評価にそのまま用いることはできません。2027年3月期は明確な下期偏重型であり、今後の症例数・出荷・売上計上を確認する必要があります。

最終判断

現時点では、会社予想の達成・未達を確実に判断できるだけの販売実績がありません。 保険収載と第1例目の移植により事業化は開始していますが、通期売上高540百万円の大半を今後の期間で計上する必要があります。予想EPSは△69.01円のため、会社予想が達成された場合でもPERは算定できません。

4894

クオリプス|事業計画・成長可能性分析

最新「事業計画及び成長可能性に関する事項」:2026年6月30日公表 / 2026年9月30日時点の開示情報を反映

クオリプスは、iPS細胞由来心筋細胞シート「リハート®」の国内事業化を第一の収益ドライバーとし、 海外展開、カテーテル治療、再生因子誘導剤、CDMO・大量細胞製造へ事業を拡大する計画です。

会社は「早期の黒字化」を掲げていますが、2026年6月公表の事業計画では、 中期的な売上高・営業利益・黒字化年度の具体的な数値目標は開示していません。

業績目標・最新会社予想

2027年3月期 売上高予想
5.4億円
営業利益予想
▲10.3億円
経常利益予想
▲5.8億円
最終利益予想
▲5.7億円

2026年6月の事業計画公表時点ではリハートの保険償還価格が未決定だったため、 2027年3月期の売上高予想は未開示でした。その後、保険償還価格決定を受け、 2026年7月28日に売上高5.4億円を含む通期予想が開示されました。

項目 2026年3月期 実績 2027年3月期 会社予想
売上高 2.12億円 5.40億円
営業利益 ▲10.81億円 ▲10.30億円
経常利益 ▲10.29億円 ▲5.80億円
親会社株主帰属純利益 ▲10.23億円 ▲5.70億円

2027年3月期も営業赤字を見込んでおり、会社が掲げる「早期の黒字化」は、 リハート販売拡大と後続事業の成長を経て目指す位置付けです。

リハートの事業化ロードマップ

2026年3月
ヒト(同種)iPS細胞由来心筋細胞シート「リハート」が、 国内で条件及び期限付き製造販売承認を取得。
2026年9月1日
公的医療保険へ収載。保険償還価格は5,320万円。
2026年9月29日
承認・保険収載後の第1例目となる移植を実施。
今後
国内の登録医療機関・患者登録を拡大し、国内販売数量の増加を図る。 会社予想では2027年3月期の売上高は第3四半期以降に偏る見込み。
海外展開
海外病院などとの提携を進め、海外売上の創出を目指す。

黒字化へ向けた3つの柱

柱 会社が掲げる施策 狙い
① リハートの販売拡大 国内患者のリクルート、登録医療機関の拡大、海外病院等との提携、 生産体制強化、販管費削減 早期の黒字化・キャッシュフロー改善
② 後続製品の開発 朝日インテックとのカテーテル治療開発、YSシリーズの肝臓等で医師主導治験準備 収益源の多角化
③ 大量培養・CDMO 再生CDMO補助金を活用したパイロットスケールプラント、 大量細胞製造自動化技術の開発 細胞治療市場拡大への対応とCDMO収益拡大

後続パイプラインと資金投入計画

対象 用途 2027年3月期以降の計画額
心筋細胞シート/拡張型心筋症(DCM) 臨床試験 4.3億円
※一時中断
心筋細胞シート/海外・虚血性心筋症(ICM) 臨床試験 3.6億円
カテーテル治療 急性心筋梗塞・慢性完全閉塞に対する非臨床/臨床試験 14.5億円
設備投資 生産能力拡大を目的とした新たな細胞培養加工施設 3.0億円
合計 研究開発・生産能力拡大 25.4億円

大量培養・CDMOのロードマップ

クオリプスは、VMaCSを通じてiPS細胞由来製品の大量製造技術を開発しています。 事業計画では、中之島クロスのパイロットスケールプラントで 2026年7月からプロセス開発事業を開始予定としています。

  • 大量培養工程を構成する自動化装置の開発
  • パイロットスケールで製造プロセスを検証
  • リハートを含む大量製造プロセスの確立
  • 将来の大型大量製造施設へ技術を導入
  • プロセス開発受託から大量製造CDMOへ展開

心筋細胞シートだけでなく、カテーテル、再生因子誘導剤、 CDMOを追加することで、複数の収益源を持つ事業構造への移行を計画しています。

会社が開示している主な達成リスク

研究開発の不確実性|発生可能性:中 / 影響度:大

開発・承認の遅延、安全性・有効性の問題、競合技術の進歩などにより、 上市遅延や計画変更が発生する可能性があります。

対応策:研究機関・製薬企業との共同研究、複数パイプラインによる収益源分散。

小規模組織・少数の事業推進者への依存|発生可能性:中 / 影響度:大

人材採用・育成の遅れや人材流出によって、研究開発や製造活動に遅延が生じる可能性があります。

対応策:人材確保・育成と、経験・見識・人的ネットワークの承継。

薬価制度・医療費抑制政策|発生可能性:中 / 影響度:大

将来的な保険償還価格の引き下げ等により、製品収益性が低下する可能性があります。

対応策:複数パイプラインによる収益多角化と、米国を含む海外市場への展開。

計画達成の確認ポイント

確認項目 会社計画上の位置付け
リハートの症例数・導入医療機関 国内売上拡大の中心
海外売上 2027年3月期の重点施策
リハート生産能力 販売拡大を支える製造基盤
カテーテル治療 後続パイプラインでは最大の資金投入計画
YSシリーズ 肝臓等で医師主導治験準備
大量培養・CDMO 将来の大規模細胞製造事業への基盤
営業キャッシュフロー リハート販売拡大等による早期プラス転換を目指す
主な参照資料
・クオリプス株式会社「事業計画及び成長可能性に関する事項」2026年6月30日
・クオリプス株式会社「通期連結業績予想の上方修正に関するお知らせ」2026年7月28日
・クオリプス株式会社「リハートの保険収載に関するお知らせ」2026年9月1日
・クオリプス株式会社「再生医療等製品『リハート』第1例目の移植実施に関するお知らせ」2026年9月29日
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