460A BRANU

460A BRANU株式会社

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事業内容と業績

会社は建設DXプラットフォーム事業の単一セグメントです。セクター利益は全社営業利益を表示し、2026年10月期予想は2026年9月11日の上方修正後数値を使用しています。

建設DXプラットフォーム事業

建設DXプラットフォーム事業|売上高・セクター利益推移
単位:百万円。2026年10月期3Qは9カ月累計、同予想は通期。
売上高利益損失
事業内容:BRANUは「建設業界をテクノロジーでアップデートする。」を掲げ、建設DXプラットフォーム「CAREECON Platform」を展開しています。建設事業者向けマッチングメディア「CAREECON」で協力会社や案件との接点を生み出し、建設業向け統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」でマーケティング、採用、施工管理、経営管理などの業務データを一元化します。新規顧客獲得によるフロー型収益と、既存顧客への継続課金・アップセルによるストック型収益を組み合わせ、DXコンサルティングやAI機能の実装も通じて中小建設企業の生産性向上、原価把握、業務効率化、経営改善を支援しています。

直近業績サマリー

業績項目 2024年10月期 2025年10月期 2026年10月期予想
売上高
1,412
2,123
+711 / +50.3%
2,955
+832 / +39.2%
営業損益
100
332
+231 / +231.0%
469
+137 / +41.5%
経常損益
97
329
+232 / +239.8%
452
+123 / +37.5%
当期純利益
65
242
+176 / +269.5%
292
+50 / +20.7%
EPS
16.37円
60.49円
+44.12円 / +269.5%
65.48円
+4.99円 / +8.2%
一株配当金
0.00円
0.00円
0円 / 0.0%
0.00円
0円 / 0.0%
純資産
172
414
+242 / +140.6%
—
営業CF
105
247
+142 / +135.9%
—
投資CF
△7
△138
△131 / △1801.6%
—
財務CF
△43
△39
+4 / +9.7%
—
フリーCF
97
108
+11 / +11.4%
—

金額単位は百万円、EPS・一株配当金は円。2024年10月期は2025年10月期決算短信の比較情報です。フリーCF=営業CF+投資CF。受注残高は開示がないため掲載していません。2026年10月期予想は2026年9月11日の上方修正後数値です。

1.会社予想と実績

上場承認時に公表された2025年10月期予想と実績、および2026年10月期の最新会社予想を比較しています。

売上高|会社予想と実績01,0002,0003,0004,000会社予想実績2,1212,1232025/10達成率 100.1%2,955未発表2026/10最新予想単位:百万円 2026年10月期は2026年9月11日上方修正後の最新会社予想。
2025年10月期は2025年10月27日公表予想と実績を比較。2026年10月期は通期実績未発表のため最新会社予想のみ表示しています。
営業利益|会社予想と実績0200400600会社予想実績3313322025/10達成率 100.2%469未発表2026/10最新予想単位:百万円 2026年10月期は2026年9月11日上方修正後の最新会社予想。
2025年10月期は2025年10月27日公表予想と実績を比較。2026年10月期は通期実績未発表のため最新会社予想のみ表示しています。
経常利益|会社予想と実績0200400600会社予想実績3283292025/10達成率 100.2%452未発表2026/10最新予想単位:百万円 2026年10月期は2026年9月11日上方修正後の最新会社予想。
2025年10月期は2025年10月27日公表予想と実績を比較。2026年10月期は通期実績未発表のため最新会社予想のみ表示しています。
親会社株主帰属純利益|会社予想と実績0100200300400会社予想実績2372422025/10達成率 102.1%292未発表2026/10最新予想単位:百万円 2026年10月期は2026年9月11日上方修正後の最新会社予想。
2025年10月期は2025年10月27日公表予想と実績を比較。2026年10月期は通期実績未発表のため最新会社予想のみ表示しています。
EPS|会社予想と実績020406080会社予想実績59.4460.492025/10達成率 101.8%65.48未発表2026/10最新予想単位:円 2026年10月期は2026年9月11日上方修正後の最新会社予想。
2025年10月期は2025年10月27日公表予想と実績を比較。2026年10月期は通期実績未発表のため最新会社予想のみ表示しています。
2.達成・未達理由
2025年10月期全指標で達成・超過
売上 2,122.8 / 2,121 営業 331.6 / 331 経常 328.7 / 328 純利益 241.9 / 237 EPS 60.49 / 59.44円

予想は2025年9月までの実績に10月の予測を加えて策定されていたため、売上・営業利益・経常利益の差は小幅でした。新規顧客獲得、CAREECON Plusの機能開発・アップセル、サービス利用拡大が続き、最終的に全指標が予想を上回りました。

2026年10月期最新予想・通期実績未発表
売上 2,955 営業 469 経常 452 純利益 292 EPS 65.48円

第3四半期の好調を受け、期初予想の売上高2,800百万円・営業利益395百万円・経常利益378百万円・当期純利益261百万円から上方修正されました。CAREECONの新規契約が想定を上回り、CAREECON Plusのアップセルが進展。AI活用による開発・営業・カスタマーサクセスの生産性向上も利益率改善に寄与すると会社は説明しています。

3.事業セグメントの自信度

会社は建設DXプラットフォーム事業の単一セグメントのため、当該事業を評価単位としています。原文コメントは各カード内にのみ掲載しています。

建設DXプラットフォーム事業

自信度推移:2025年10月期 強気 → 2026年10月期3Q 強気
2025年10月期強気
「CAREECON」及び「CAREECON Plus」のサービス利用は順調に拡大しております。

新規顧客の獲得、機能開発、提供体制の強化が進み、売上高は前年比50.3%増、営業利益は同231.0%増となりました。

2026年10月期3Q強気
ストック型の収益基盤が一段と強固なものとなりました。

営業拠点拡大、新規顧客獲得、CAREECON Plusのクロスセル・アップセルが好調で、会社は通期予想を上方修正しています。

2026年10月期3Q・Q&A強気
通期達成に十分な進捗を示しております。

登録ユーザー、契約社数、ARRなど主要KPIの伸長に加え、AI活用による生産性向上を構造的な改善と位置付けています。

最新判断強気。上方修正に加えて、会社が主要KPIを「通期達成に十分」と明言しており、フロー型・ストック型の双方が成長しています。
4.最新予想信頼度
信頼度:高め — 第3四半期で通期予想を上方修正し、主要KPIも会社計画に対して十分な進捗

2026年10月期第3四半期累計は売上高2,078.1百万円、営業利益308.7百万円、経常利益290.7百万円、四半期純利益189.7百万円です。通期予想は売上高2,955百万円、営業利益469百万円、経常利益452百万円、当期純利益292百万円へ上方修正されました。

通期売上予想2,955百万円
3Q累計売上2,078.1百万円
売上単純進捗率70.3%
残Q4必要売上876.9百万円
残Q4必要営業利益160.3百万円

達成可能とみる材料

  • 第3四半期の実績を踏まえて会社自身が通期予想を上方修正しており、受注・契約状況を精査したうえでの修正です。
  • CAREECONの新規契約獲得が想定を上回り、CAREECON Plusのアップセルも進展しています。
  • CAREECON登録ユーザーは6,811、CAREECON Plus契約社数は3,330社、ストック型サービスARRは1,001.2百万円まで拡大しています。
  • 前年Q4売上は約636.7百万円。今期Q4に必要な売上は約876.9百万円で、前年Q4比では約37.7%増です。3Q累計の売上成長率39.8%とほぼ同水準の成長を維持できれば到達圏です。
  • 今期Q4に必要な営業利益は約160.3百万円で、前年Q4の約138.6百万円に対して約15.6%増。3Q累計の営業利益成長率60.0%より低いハードルです。

未達リスク

  • 売上単純進捗率は70.3%、営業利益は65.8%、経常利益は64.3%、純利益は65.0%であり、残り1四半期に一定の積み上げが必要です。
  • Q4売上は前年同期比で約37.7%の成長が必要で、新規顧客獲得ペースの鈍化や商談の後ずれが生じると達成余地が縮小します。
  • 営業人員一人当たり売上高は人員増強が先行して一時的に低下しており、新卒・新規採用人員の立ち上がりが想定より遅れれば生産性改善が弱まる可能性があります。
  • 会社は利益の計上時期や金額が今後の進捗により変動する可能性を明記しています。

収益計上時期の見方

会社資料では明確な「4Q偏重」の説明はありません。そのため、上記の進捗率は季節性や契約計上タイミングを調整していない単純進捗率です。一方、前年は3Q累計売上1,486.0百万円から通期2,122.8百万円までQ4に約636.7百万円を積み上げており、今期は上方修正後予想に対してQ4で約876.9百万円が必要です。

総合判断:

達成可能性は高めと判断します。第3四半期時点で上方修正した直後であり、新規顧客獲得、アップセル、ARR・契約社数の増加、AI活用による生産性改善という複数の成長要因が確認できます。特に必要営業利益の前年Q4比ハードルは約15.6%増にとどまります。最大の条件は、Q4も新規契約の獲得ペースを維持し、増員した営業人員を売上へ転換できることです。

460A / BRANU

BRANU 最新中長期成長計画 分析

基準日:2026年9月14日 | 最新アップデート:2026年9月11日 第3四半期決算説明資料

計画の位置づけ: BRANUは、FY2030の売上高・利益額を固定した独立名称の「中期経営計画」を開示する方式ではなく、 「事業計画及び成長可能性に関する説明資料」を基礎とし、その後の決算説明資料でKPI・ロードマップを更新している。 そのため本分析では、2026年9月11日の最新3Q資料で更新された数値を最優先し、 中長期戦略とリスクについて既存の事業計画資料を組み合わせて整理した。

① 会社が掲げる目標業績数字

FY2026 売上高
29.55億円
前期比 +39.2%
FY2026 営業利益
4.69億円
前期比 +41.7%
FY2026 経常利益
4.52億円
前期比 +37.7%
FY2026 当期純利益
2.92億円
前期比 +21.0%
業績指標 FY2025実績 FY2026従来予想 FY2026最新予想 従来予想比 前期比
売上高 2,122百万円 2,800百万円 2,955百万円 +5.5% +39.2%
営業利益 331百万円 395百万円 469百万円 +18.8% +41.7%
営業利益率 15.6% ― 15.9% ― +0.3pt
経常利益 328百万円 378百万円 452百万円 +19.6% +37.7%
当期純利益 241百万円 261百万円 292百万円 +12.0% +21.0%

2026年9月11日、会社は第3四半期までの進捗を受けて通期予想を上方修正した。 特に営業利益は従来予想3.95億円から4.69億円へ18.8%引き上げられており、 売上拡大だけでなく利益率を維持しながら成長する計画となっている。

FY2026 主要KPI計画

KPI FY2025実績 FY2026計画 FY2026 3Q実績 進捗上のポイント
営業人員数 57人 69人 76人 3Q時点ですでに通期計画を上回る
営業人員1人当たり売上高 37,241千円 40,592千円 36,457千円 急速な人員増により生産性の引き上げが今後の焦点
CAREECON登録ユーザー数 5,846 7,114 6,811 ユーザー基盤の拡大が継続
ストック型サービスARR 825,112千円 1,157,331千円 1,001,208千円 計画は前期比+40.3%。多段階プラン化とアップセルが牽引役
ストック型サービス契約社数 2,881社 3,506社 3,330社 3Q時点で通期計画に接近
7,000社
2030年までの新規獲得受注目標:年間7,000社
国内のリーチ可能な中小建設企業を約48万社と捉え、現在の契約社数3,330社から販売基盤を大きく拡張する方針。
※FY2030の「売上高○○億円」「営業利益○○億円」といった長期財務目標は、確認できた最新開示では設定されていない。 中長期の定量目標として明示されているのは、FY2026の業績・KPI計画と、2030年までの年間新規獲得受注7,000社など。

② 目標達成へのロードマップ・達成計画

1

基盤拡充

支店網とパートナー連携を拡大し、営業・開発・コンサルタントなどの人材投資を継続。 地方の中小建設企業へのFace to Face営業を広げ、顧客獲得能力そのものを拡張する。

2

プロダクト強化

CAREECONをAll-in-One Platformへ拡張。 クロスセル・アップセルと料金プランの多段階化によりARPUとARRを高め、 ストック型収益基盤を拡大する。

3

新領域サービス

CAREECON Jobなどの新サービスに加え、 独自データ基盤「BRANU BRAIN」とAIを活用した新プロダクトを投入。 顧客単価と提供領域の双方を拡大する。

ロードマップ

現在〜FY2026

営業基盤の先行拡大と収益化

支店・営業人員を拡充しながら、CAREECONの新規契約を積み上げる。 Middleプラン等を含むアップセルを強化し、ARR成長を加速。 AIを開発・営業・カスタマーサクセスの社内業務にも導入し、 人員投資を行いながら生産性向上で利益を確保する。

FY2027前後

支店網・人材・経営管理機能を拡張

金沢など新たな営業拠点の展開、本社機能の拡張を進めるとともに、 開発・営業人材の採用を強化。 CAREECONでは経営管理機能を中心に機能拡張を進め、 マーケティング・施工管理領域にもプロダクトを広げる。

FY2027〜FY2029

AIエージェントとサービス領域の拡大

建設業固有データを蓄積・構造化する「BRANU BRAIN」を活用し、 AIエージェントやAIコンサルタントを開発。 顧客業務を支援する機能を増やすことで、アップセル・継続率・LTV向上につなげる。

FY2028〜FY2030

All-in-One Platform化と飛躍的成長

新サービスをプラットフォームへ継続的に追加し、 経営・集客・採用・施工管理など建設会社の主要業務を一つの基盤へ統合。 顧客数と顧客単価の双方を引き上げ、売上拡大と収益性向上を同時に狙う。

2030

年間新規獲得受注7,000社規模へ

約48万社とする国内中小建設企業市場に対し、支店網・パートナー・デジタル集客・AIを組み合わせて販売能力を拡張。 年間7,000社の新規獲得受注を可能にする事業基盤を目指す。

AI戦略「BRANU AXIS」がロードマップを加速

最新戦略では、CAREECON Platformと 建設業固有データを活用するBRANU BRAINを2つの独自基盤として位置付ける。 AI活用を単純なアシスタントから、目的に応じて自律的に動くエージェンティックAI、 将来的には経営者を支援するCorporate AIへ拡張する構想である。

また、開発工程そのものにもAIを組み込むAIDDを推進。 会社は3Qの上方修正について、一時的な要因だけではなく、 AIによる開発・営業・カスタマーサクセスの生産性改善が収益構造を改善している と説明している。

達成構造の要約

成長ドライバー 具体策 目標数値へのつながり
新規顧客獲得 営業人員、地方支店、パートナー網を拡大 契約社数増加 → 売上・ARR拡大 → 2030年年間7,000社受注へ
顧客単価向上 Mini・Middle・Standard等の多段階プラン、クロスセル・アップセル ARPU上昇 → ARR成長率40.3%計画を支える
継続率向上 機能強化、CS、AIエージェント 解約率低下 → LTV・ストック収益拡大
開発力強化 BRANU BRAIN、AIDD、AIプロダクト 開発速度・付加価値向上 → 新サービス投入を加速
生産性向上 営業・開発・CSへのAI導入 人材投資を吸収しながら利益率維持・向上
分析上の重要ポイント: 3Q時点で営業人員76人は通期計画69人をすでに上回る一方、 営業1人当たり売上高36,457千円は計画40,592千円を下回る。 今後は「人員を増やすこと」以上に、AI活用・新人戦力化・アップセルによって 1人当たり生産性を引き上げられるかが利益目標達成と中長期成長の重要な条件になる。

③ 会社開示に記載されている主な達成リスク

リスク項目 会社が想定するリスク 会社の対応方針
業界・市場動向 国内景気などの変化によって顧客企業の経営状況が悪化し、 サービス需要や業績に影響する可能性。 景気動向を注視し、事業環境変化へ迅速に対応するため情報を継続的に収集。
競合他社 資金力を有する企業の新規参入やサービス開発により、 想定以上に競争が激化した場合、業績に影響する可能性。 蓄積した取引実績・営業ノウハウと開発投資による機能拡充で先行優位性を構築。
既存ユーザーの継続率・単価 顧客ニーズを満たせない場合などに、 顧客単価やサービス継続率が低下する可能性。 サービス改善、顧客満足度向上施策、カスタマーサクセス体制を継続的に強化。
技術革新への対応 IT・インターネット分野の急速な技術革新に対応できない場合、 サービスの付加価値や競争力に影響する可能性。 高スキルのエンジニア採用、技術顧問の活用、AI技術を取り込む社内プロジェクトを推進。

総括

BRANUの中長期成長戦略は、「顧客数 × 顧客単価 × 継続率 × 生産性」を 同時に改善する設計となっている。 短期ではFY2026売上高29.55億円・営業利益4.69億円を目標とし、 ARRは前期比40.3%増を計画する。

中長期では支店・営業組織を拡大するだけでなく、 CAREECONをAll-in-One Platformへ進化させ、 BRANU BRAINとAIを使ってアップセル、解約率改善、開発・営業生産性を高める。 最終的な事業規模拡大の指標として、2030年までに年間7,000社の新規獲得受注を掲げている。

したがって計画達成を見るうえでは、 ARR、契約社数、営業1人当たり売上高、アップセル・継続率の推移が 最も重要な先行指標になる。

主な会社開示資料
・BRANU「2026年10月期 第3四半期 決算説明資料」2026年9月11日
・BRANU「2026年10月期第3四半期の想定質問と回答について」2026年9月11日
・BRANU「事業計画及び成長可能性に関する説明資料」2025年12月1日
※金額・KPIは会社開示値。本文中の「分析」は開示内容を基に整理したもの。

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