米国市場振り返り・日本株朝刊|2026年10月2日
半導体・小型株まで買いが広がるリスクオン。ただし、中期需給の弱さと高金利はまだ残る
主要5指数はそろって上昇し、特にSOXは +2.40%、Russell 2000は +0.94% と強め。S&P 500も+0.64%、NASDAQ 100も+0.91%となり、VIXは 15.3 まで-6.59%低下した。値上がり銘柄数もS&P500で288対208、SOXで26対4、Russell 2000で1230対669と上昇優位で、指数上昇がごく一部の大型株だけに偏った形ではない。
一方で、中期の市場内部は当日の強さほど改善していない。S&P500の25日騰落レシオは 76.1、NASDAQ100も90.3と100を下回る。さらに米10年債利回りは 5.275% と3年レンジ上限付近にあり、S&P500実績益回り3.80%との差であるイールドスプレッドは -1.475%。短期的なリスク選好は強いが、高金利と株式バリュエーションの厳しさを無視して全面強気へ切り替える局面ではない。
S&P500は 288上昇 / 208下落 / 3変わらず で上昇銘柄が過半。NASDAQ100も59対41、SOXは26対4で、特に半導体は構成銘柄の大半が上昇した。Russell 2000も1230対669と上昇が広く、小型株にも資金が波及している。
SOXの強さとRussell 2000の広がりが同時に確認できるため、当日は大型テックだけの指数押し上げではなく、リスク選好が市場全体へ広がった日と読める。VIX低下もこの需給改善と整合する。
S&P500の6日・10日・15日・25日騰落レシオはそれぞれ 86.4 / 83.4 / 79.6 / 76.1。全期間で100未満であり、直近1日の反発だけでは中期の値上がり優位へ転換していない。
NASDAQ100は6日108.7、10日114.7、15日105.0と短中期では100超だが、25日は90.3にとどまる。NASDAQ100自体は300取引日レンジの高値に到達している一方、S&P500の市場内部はまだ弱く、指数高値と内部需給に温度差がある。
米10年債利回りは 5.275% で、3年レンジの約99.2%地点。30年債も5.623%と3年高値圏で、長期金利は株式のPER拡大を抑えやすい水準にある。
長短金利差は1.275%まで拡大する一方、ハイイールド債OASは3.24%で3年レンジの低めの位置にあり、信用市場のストレスは大きくない。ただしS&P500実績益回り3.80%に対して10年債が5.275%のため、イールドスプレッドは-1.475%とマイナスで、株式の相対的な割高感は残る。
主役セクター|どこに資金が入ったか
マクロ|強い景況感と弱い雇用が併存、物価はなお注意
日本株への読み替え
今後1週間の経済指標・重要イベント予定
米国市場概況と主要5指数の52週推移
4指数・値上がり率トップ5と上昇理由
S&P500
- 1Teradyne, Inc.+8.00%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:弱い米雇用統計で金利上昇懸念が和らぎ半導体株が買われたことに加え、AI/HPC向け次世代メモリテスト装置Magnum E2の新製品材料が追い風となった。事業内容:半導体・電子機器向け自動テスト装置と先進ロボティクスを設計・製造する企業。半導体テスト、製品テストに加え、協働ロボットや自律移動ロボットを製造・物流用途へ提供する。確度:高
- 2Hewlett Packard Enterprise Co.+7.36%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:Networking Investor Dayでの成長見通し引き上げとVultrからの12億ドルAIサーバー受注、アナリスト目標株価引き上げ、弱い雇用統計が重なった。事業内容:企業向けITインフラ企業。ネットワーキング、ハイブリッドクラウド、AI、コンピュート、データストレージ、スーパーコンピューティング、ソフトウェア・サービスを法人や公共機関へ提供する。確度:高
- 3EchoStar Corporation Class A+6.80%セクター:通信当日の騰落理由:主要子会社DISH DBSがChapter 11から脱却し、約43.5億ドルの債務削減が実現したことが好感された。事業内容:衛星、モバイル、動画配信を軸とするグローバル通信・コンテンツ配信企業。通信技術、周波数資産、ネットワーク、衛星・モバイル接続、テレビ娯楽を消費者、法人、通信事業者、政府向けに提供する。確度:高
- 4ON Semiconductor Corporation+6.01%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:Synaptics買収を全額現金・1株123ドルへ改定し、希薄化懸念が解消、買収後即時の調整後EPS押し上げ見通しが好感され株価が上昇。事業内容:自動車、産業、AIデータセンター向けにインテリジェント電源・センシング半導体を提供する企業。電動化、エネルギー効率、安全、オートメーション用途を中心にパワー半導体とセンサーを展開する。確度:高
- 5Monolithic Power Systems, Inc.+5.79%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:弱い米雇用統計で金利圧力が低下し半導体・高成長株が買われ、AIデータセンター向け電源半導体需要への期待も重なった。事業内容:高性能な半導体ベースの電源・パワーエレクトロニクスソリューションを提供する企業。高効率・小型の電源管理ICを中心に、データセンター、通信、産業、自動車、コンシューマー分野へ展開する。確度:高
NASDAQ100
- 1Teradyne, Inc.+8.00%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:弱い米雇用統計で金利上昇懸念が和らぎ半導体株が買われたことに加え、AI/HPC向け次世代メモリテスト装置Magnum E2の新製品材料が追い風となった。事業内容:半導体・電子機器向け自動テスト装置と先進ロボティクスを設計・製造する企業。半導体テスト、製品テストに加え、協働ロボットや自律移動ロボットを製造・物流用途へ提供する。確度:高
- 2Space Exploration Technologies Corp+7.35%セクター:通信当日の騰落理由:10月1日にNASA Crew-13、Google Project Suncatcher衛星を含むTransporter-18、NRO向けNROL-97を相次いで成功させたことが投資家の買い材料となった。事業内容:ロケット打上げ、衛星通信、宇宙輸送を手掛ける宇宙企業。Falcon系ロケットとStarshipを開発・運用し、Starlink低軌道衛星網で世界各地にブロードバンド接続を提供する。確度:高
- 3Monolithic Power Systems, Inc.+5.79%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:弱い米雇用統計で金利圧力が低下し半導体・高成長株が買われ、AIデータセンター向け電源半導体需要への期待も重なった。事業内容:高性能な半導体ベースの電源・パワーエレクトロニクスソリューションを提供する企業。高効率・小型の電源管理ICを中心に、データセンター、通信、産業、自動車、コンシューマー分野へ展開する。確度:高
- 4ARM Holdings PLC Sponsored ADR+5.18%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:NvidiaのOpen Agent Safety PlatformでArmベースCPUがAIエージェント実行・安全監視に使われることへの評価と、半導体・AI株全体のリスクオンが買いを促した。事業内容:CPUなどの半導体IPとコンピュート・アーキテクチャを設計し、半導体メーカー、OEM、クラウド事業者などへライセンスする企業。ライセンス料と、Arm技術を搭載したチップ出荷に応じたロイヤルティが主要収益源。確度:高
- 5Rocket Lab Corporation+4.91%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:Synspective向けElectron 20回打上げという過去最大の商業契約と、CitiのBuy新規カバレッジが買い材料となった。事業内容:ロケット打上げ、衛星製造、宇宙機部品、軌道上運用までを提供するエンドツーエンド宇宙企業。小型ロケットElectron/HASTEを運用し、大型再使用型Neutronを開発している。確度:高
Russell2000
- 1Nautilus Biotechnolgy, Inc.+24.84%セクター:ヘルスケアテクノロジー当日の騰落理由:不明事業内容:単一分子レベルのプロテオーム解析技術を開発するバイオテクノロジー企業。コンピューター科学・工学・生化学を統合した大規模プロテオミクス基盤により、創薬や疾患研究で従来より深く広いタンパク質解析を可能にすることを目指す。確度:一部確認
- 2Cable One, Inc.+17.86%セクター:消費者サービス当日の騰落理由:今後の資金需要に対応するためGTCR、既存レンダー、プライベートレンダーと高度な資金調達協議を進めていると発表し、資本構成改善への期待から株価が上昇。事業内容:米国の地方・中小都市を中心に、住宅・法人向けブロードバンド通信を提供する事業者。Sparklight等のブランドを通じてインターネット、Wi-Fi、動画、音声、法人・卸売通信サービスを展開する。確度:高
- 3MaxLinear, Inc.+14.99%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:不明事業内容:デジタル、高性能アナログ、ミックスドシグナルICとソフトウェアを開発するファブレス半導体企業。ブロードバンドアクセス、接続、通信インフラ、産業、5G、データセンター向け光インターコネクトなどに製品を供給する。確度:一部確認
- 4Synaptics Incorporated+14.08%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:onsemiによる買収条件が1株123ドルの全額現金に改定され、前日終値に対するプレミアムと価値確定性が意識されて株価が約14%上昇。事業内容:エッジAI、組み込みコンピュート、無線接続、タッチ・ディスプレイ・生体認証、映像・音声などのマルチモーダルセンシング/処理技術を提供する半導体企業。PC、スマートホーム、自動車、各種コネクテッド機器向けに製品を展開する。確度:高
- 5Wolfspeed Inc+13.19%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:新しいPremium 200mm SiC基板の商用化と、Micron決算などを受けた半導体セクター全体の買いが重なり、Wolfspeed株の上昇材料として報じられた。事業内容:シリコンカーバイド(SiC)に特化した半導体企業。SiC基板・材料、MOSFET、ショットキーダイオード、パワーモジュールなどを提供し、EV、産業電源、AIデータセンターなどの高効率電力変換用途を支える。確度:高
SOX
- 1Teradyne, Inc.+8.00%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:弱い米雇用統計で金利上昇懸念が和らぎ半導体株が買われたことに加え、AI/HPC向け次世代メモリテスト装置Magnum E2の新製品材料が追い風となった。事業内容:半導体・電子機器向け自動テスト装置と先進ロボティクスを設計・製造する企業。半導体テスト、製品テストに加え、協働ロボットや自律移動ロボットを製造・物流用途へ提供する。確度:高
- 2MACOM Technology Solutions Holdings, Inc.+6.62%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:予想を下回る米雇用統計で金利圧力が低下し、高バリュエーションの半導体株が買われた。事業内容:通信、産業・防衛、データセンター向けの高性能半導体を設計・製造する企業。RF、マイクロ波、アナログ/ミックスドシグナル、光半導体を幅広く提供し、ファウンドリ・設計サービスも行う。確度:高
- 3ON Semiconductor Corporation+6.01%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:Synaptics買収を全額現金・1株123ドルへ改定し、希薄化懸念が解消、買収後即時の調整後EPS押し上げ見通しが好感され株価が上昇。事業内容:自動車、産業、AIデータセンター向けにインテリジェント電源・センシング半導体を提供する企業。電動化、エネルギー効率、安全、オートメーション用途を中心にパワー半導体とセンサーを展開する。確度:高
- 4Monolithic Power Systems, Inc.+5.79%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:弱い米雇用統計で金利圧力が低下し半導体・高成長株が買われ、AIデータセンター向け電源半導体需要への期待も重なった。事業内容:高性能な半導体ベースの電源・パワーエレクトロニクスソリューションを提供する企業。高効率・小型の電源管理ICを中心に、データセンター、通信、産業、自動車、コンシューマー分野へ展開する。確度:高
- 5Coherent Corp.+5.59%セクター:電子テクノロジー当日の騰落理由:BernsteinのOutperform新規カバレッジとAI光通信への強気見通し、PhotonLinkの顧客採用・収益化期待が継続して買いを集めた。事業内容:フォトニクスの総合企業で、データセンター、通信、産業市場向けにレーザー、光トランシーバー、光学・フォトニクス部品、材料、ネットワーク製品を提供する。確度:高


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