246A アスア

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246A アスア

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事業内容と業績

モビリティソリューション事業

モビリティソリューション事業 業績推移
2026年6月期から事業区分を変更。2025年6月期は変更後区分への組替値、2027年6月期は会社計画。2024年6月期以前は新分類の比較値が未開示です。
売上高利益損失
物流事業者を中心に、事故防止・燃費改善・安全活動を支援するコンサルティングとクラウドサービスを提供する事業です。25年以上にわたるドライバーとの対話や、燃費・事故に関する蓄積データを基盤に、訪問型の「TRYESサポート」と定額クラウド型の「TRYESレポート」を展開。東京都トラック協会のグリーン・エコプロジェクト運営支援に加え、車両整備見積り等へデータを活用するソリューションも手掛け、物流現場の安全・環境・生産性向上を人とデジタルの両面から支援します。

ネットワークソリューション事業

ネットワークソリューション事業 業績推移
2026年6月期から事業区分を変更。2025年6月期は変更後区分への組替値、2027年6月期は会社計画。2024年6月期以前は新分類の比較値が未開示です。
売上高利益損失
東海地区を中心とする法人顧客に対し、オフィスの通信・ネットワーク環境をワンストップで整備する事業です。ビジネスフォン、複合機、ネットワーク機器などの販売に加え、設置工事、保守、設定まで一貫して対応。セキュリティ強化、業務効率化、DX化、通信コストの最適化といった企業課題に合わせて機器や構成を提案し、既存顧客との継続的な関係を軸に、日常の運用から設備更新まで企業の通信インフラを支えています。

その他

その他 業績推移
2026年6月期から事業区分を変更。2025年6月期は変更後区分への組替値、2027年6月期は会社計画。2024年6月期以前は新分類の比較値が未開示です。
売上高利益損失
報告セグメントに含まれない事業で、主に歯科領域のシステム開発などを扱います。旧CRMイノベーション事業で培ったデータ活用・メッセージ生成のノウハウを応用し、患者の基本情報、治療情報、口腔状態などを基に一人ひとりに合わせた情報提供を行い、家庭でのセルフケアや歯科医院とのコミュニケーションを支援する仕組みを展開してきました。現在は経営資源をコア事業へ集中する方針のもと、ノンコア領域からの撤退を進めています。

直近5年業績サマリー

業績項目2022年6月期2023年6月期2024年6月期2025年6月期2026年6月期2027年6月期(予想)
売上高
1,228
1,239
+11.0 / +0.9%
1,364
+125.0 / +10.1%
1,393
+29.0 / +2.1%
1,461
+68.6 / +4.9%
1,476
+14.5 / +1.0%
営業損益
108
115
+6.64 / +6.1%
164
+49.6 / +43.3%
198
+34.1 / +20.8%
135
△62.9 / △31.7%
164
+28.1 / +20.8%
経常損益
108
115
+6.52 / +6.0%
168
+52.7 / +45.9%
176
+8.20 / +4.9%
137
△39.1 / △22.2%
164
+27.8 / +20.3%
当期純利益
71
69
△1.91 / △2.7%
118
+48.9 / +70.6%
106
△12.4 / △10.5%
86
△19.8 / △18.7%
102
+15.8 / +18.4%
EPS
34.32円
33.41円
△0.91 / △2.7%
57.00円
+23.6 / +70.6%
42.00円
△15.0 / △26.3%
33.30円
△8.70 / △20.7%
39.69円
+6.39 / +19.2%
一株配当金
5.00円
5.00円
±0 / +0.0%
5.70円
+0.70 / +14.0%
10.80円
+5.10 / +89.5%
7.00円
△3.80 / △35.2%
7.00円
±0 / +0.0%
純資産
403
465
+61.5 / +15.3%
571
+106.9 / +23.0%
1,056
+484.8 / +84.8%
1,040
△16.5 / △1.6%
営業CF
23
102
+78.8 / +337.0%
126
+24.0 / +23.5%
96
△29.7 / △23.6%
99
+2.51 / +2.6%
投資CF
△80
△39
+41.1 / +51.5%
△22
+16.9 / +43.7%
△52
△30.6 / △140.5%
△242
△189.7 / △361.7%
財務CF
△96
△94
+1.77 / +1.8%
△64
+29.9 / +31.7%
212
+276.6 / +430.6%
△191
△403.0 / △189.8%
フリーCF
△57
63
+120.0 / +212.3%
104
+40.9 / +64.5%
44
△60.4 / △57.8%
△143
△187.2 / △425.5%

単位:百万円(EPS・一株配当金は円)。前年差・前年比は各期の実績値から算出し、CFの前年比は前年値の絶対額を分母としています。フリーCF=営業CF+投資CF。2027年6月期は最新会社予想で、純資産・各CFは予想非開示のため「—」です。

1.会社予想と実績

上場後に期首会社予想と通期実績を比較できる2025年6月期以降を掲載。2027年6月期は最新会社予想です。

売上高の会社予想と実績売上高会社予想実績04358711,3061,7411,431.31,392.62025/6達成率 97.3%1,422.51,461.22026/6達成率 102.7%1,475.72027/6最新会社予想単位:百万円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新会社予想。
営業利益の会社予想と実績営業利益会社予想実績061121182243205.6198.42025/6達成率 96.5%134.5135.52026/6達成率 100.8%163.62027/6最新会社予想単位:百万円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新会社予想。
経常利益の会社予想と実績経常利益会社予想実績056111167223188.7175.82025/6達成率 93.2%134.1136.72026/6達成率 102.0%164.52027/6最新会社予想単位:百万円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新会社予想。
当期純利益の会社予想と実績当期純利益会社予想実績04081121162137.0105.92025/6達成率 77.3%93.186.12026/6達成率 92.5%101.92027/6最新会社予想単位:百万円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新会社予想。
EPSの会社予想と実績EPS会社予想実績01733506756.6242.002025/6達成率 74.2%34.6533.302026/6達成率 96.1%39.692027/6最新会社予想単位:円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新会社予想。
2.達成・未達理由
2025年6月期期首予想に対して全5指標が未達
売上高 97.3% 営業利益 96.5% 経常利益 93.2% 純利益 77.3% EPS 74.2%

コンサルティング事業と通信ネットワークソリューション事業は拡大した一方、CRMイノベーション事業でシステム開発案件の納品遅延とノンコアビジネス撤退の影響が生じ、売上・営業利益は計画を下回りました。上場関連費用なども経常利益を押し下げ、さらにノンコア撤退に伴う減損損失10.9百万円が純利益とEPSの未達幅を拡大しました。EPSの期首予想は公募予定株式数を考慮しつつ、オーバーアロットメントに伴う第三者割当増資分を含めない前提でした。

2026年6月期売上・営業・経常は達成、純利益・EPSは未達
売上高 102.7% 営業利益 100.8% 経常利益 102.0% 純利益 92.5% EPS 96.1%

モビリティソリューションでTRYESサポート・TRYESレポートが伸長し、ネットワークソリューションでもネットワーク機器や複合機の販売が好調だったため、売上高・営業利益・経常利益は期首計画を上回りました。一方、固定資産除却損4.3百万円などの特別損失と税負担があり、当期純利益とEPSは期首予想に届きませんでした。戦略的人材投資、株主優待制度、事業撤退・市場変更関連などの費用も利益回復を抑える要因となりました。

2027年6月期最新会社予想・実績未発表
売上高 1,475.7百万円 営業利益 163.6百万円 経常利益 164.5百万円 純利益 101.9百万円 EPS 39.69円

会社計画は、モビリティソリューションの拡大とネットワークソリューションの安定成長で、その他事業の撤退による減収を吸収する前提です。営業利益は、コア事業の増益と本社移転・市場変更等の一時費用減少を見込みつつ、人材採用やIR関連費用の増加を織り込んでいます。

3.事業セグメントの自信度

現在の事業区分に合わせ、旧区分のコメントも事業内容を対応付けて整理。原文コメントは各年度の自信度カード内だけに掲載しています。

モビリティソリューション事業

自信度推移:強気を維持。物流の安全・効率化需要とストック型サービスの契約積み上げを成長根拠としている。
2024年6月期 強気
「TRYESレポート」の販売が拡大しました。

主力クラウドサービスの拡販が明確で、物流分野の需要拡大を前提とする表現が多い。

2025年6月期 強気
「TRYESサポート」が順調に推移

主力サービスの継続的な積み上がりを示し、コア事業への評価は強い。

2026年6月期 強気
物流アウトソーシングサービスへの需要は堅調

制度対応や物流構造改革を背景に、需要環境を前向きに評価している。

2027年6月期計画 強気
新規契約が順調に積み上がり

TRYES系サービスの契約増を前提に、売上・利益の二桁に近い伸長を計画している。

最新判断強気

2027年6月期は売上990百万円、セグメント利益422百万円を計画し、コア成長の主役と位置付けています。

ネットワークソリューション事業

自信度推移:強気から中立寄りへ。既存顧客深耕を軸に安定成長を狙う位置付け。
2024年6月期 強気
ネットワーク関連の商品が好調に推移

機器販売・工事需要を背景に、堅調な事業環境を示すコメント。

2025年6月期 強気
ネットワーク関連機器の販売が好調

既存顧客への機器更新・提案需要が継続し、成長への手応えが見える。

2026年6月期 強気
ネットワーク関連機器や複合機の販売が好調

販売面の好調を維持し、コア事業の一角として安定した収益を確保。

2027年6月期計画 中立
既存顧客の深掘りにより、安定的な増収を確保

高成長よりも、既存顧客基盤を使った安定増収を重視する計画。

最新判断中立

2027年6月期は売上440百万円、セグメント利益85百万円の小幅増を計画しており、守備的で実現性重視の姿勢です。

その他

自信度推移:弱気。ノンコア領域からの撤退を進め、経営資源をモビリティ・ネットワークへ集中する方針。
2025年6月期 弱気
ノンコアビジネスからの撤退

歯科関連等を成長領域ではなく整理対象として扱う姿勢が明確になった。

2026年6月期 弱気
事業撤退を決定したノンコアビジネス

売上拡大より撤退完了とコア事業への資源再配分が優先されている。

2027年6月期計画 弱気
撤退による売上影響は当期で収束

売上45百万円まで縮小する計画で、成長事業ではなく残務・収束フェーズと判断できる。

最新判断弱気

2027年6月期も縮小を前提としており、業績寄与より撤退完了による全社効率改善が焦点です。

4.最新予想信頼度
中程度(条件付きで達成可能)

2027年6月期は売上高の増収ハードルが約1.0%と低い一方、営業利益は約20.8%増を求める計画です。モビリティソリューションの契約積み上げとノンコア撤退後の費用正常化が計画どおり進むかが達成の中心条件です。2027年6月期の四半期実績はまだ公表されていないため、季節性等を調整していない単純進捗率は表示していません。

通期売上予想1,475.7百万円
通期営業利益予想163.6百万円
必要売上成長率+1.0%前期比
必要営業利益成長率+20.8%前期比
モビリティ売上計画+7.4%前期比

達成できると判断する理由

  • 全社売上高は前期比約1.0%増でよく、モビリティの+68百万円、ネットワークの+12百万円で、その他の撤退による約△66百万円を吸収する設計です。
  • 主力のモビリティはTRYESサポート・TRYESレポートの新規契約積み上げを見込み、2027年6月期のセグメント売上990百万円、利益422百万円を計画しています。
  • ノンコア撤退の売上影響は2027年6月期で収束する方針で、本社移転・市場変更等の一時費用減少も営業利益回復を支える前提です。

達成できないと判断する理由

  • 営業利益は売上高の伸びを大きく上回る+20.8%が必要で、利益率改善が計画達成の難所です。
  • 成長投資として人材採用やIR関連費用の増加を見込んでおり、採用ペースや販管費が想定を上回ると利益が下振れします。
  • モビリティの新規契約獲得とアップセルが計画どおり進まない場合、その他事業の縮小分を埋めきれないリスクがあります。

収益計上時期を見る際の注意点

会社は通期で管理しており、第2四半期累計の業績予想を開示していません。現時点で2027年6月期の四半期実績も未公表で、明確な「下期偏重」「4Q偏重」の会社説明は確認できないため、進捗率だけで達成可否を判定する段階ではありません。ストック型サービスの契約積み上げと機器販売・工事の案件計上時期を四半期ごとに確認する必要があります。

最終判断

中程度。 売上計画は保守的で達成余地がある一方、営業利益率の回復が不可欠です。モビリティの契約成長、ネットワークの安定増収、ノンコア撤退後の一時費用減少が揃えば達成可能性は高まりますが、2027年6月期の初回四半期実績で利益率の改善を確認するまでは、強い確信までは置きにくいと判断します。

246A / ASUA INC. / 中期成長戦略

株式会社アスア
最新・中期成長戦略分析

基準日:2026年9月15日 / 最新戦略資料:2026年8月10日「2026年6月期 決算説明資料」

アスアは現時点で、独立した名称の「中期経営計画」として2030年までの売上高・利益目標を開示しているわけではない。 一方、最新決算説明資料では「今後の成長戦略」と「中期的な成長ロードマップ」を公表しており、 2030年を将来マイルストーンとして設定している。本稿ではこれを同社の最新中期戦略として整理する。

01 会社が掲げる目標業績数字

2027年6月期 売上高
14.75億円
前期比 +1.0%
2026年6月期実績:14.61億円
2027年6月期 営業利益
1.63億円
前期比 +20.8%
営業利益率:11.1%
2027年6月期 経常利益
1.64億円
前期比 +20.3%
経常利益率:11.1%
2027年6月期 当期純利益
1.01億円
前期比 +18.4%
EPS:39.69円
指標 2026年6月期 実績 2027年6月期 計画 前年比
売上高 1,461百万円 1,475百万円 +1.0%
営業利益 135百万円 163百万円 +20.8%
営業利益率 9.3% 11.1% +1.8pt
経常利益 136百万円 164百万円 +20.3%
当期純利益 86百万円 101百万円 +18.4%
EPS 33.30円 39.69円 +19.2%

最大の特徴は、売上高の計画成長率が+1.0%にとどまる一方、 営業利益は+20.8%を目指している点。 ノンコア事業の整理と主力事業の成長によって、「売上拡大」以上に「収益性改善」を重視する年度となる。

02 2027年6月期の主要KPI

TRYESサポート
年間実施件数
2,910件
2026年実績 2,786件 → +124件
TRYESレポート
期末契約件数
1,130件
2026年実績 900件 → +230件
TRYESレポート
期末登録人数
48,000人
2026年実績 34,475人 → +13,525人

03 目標達成へのロードマップ

深化

既存事業の高収益化

  • AI活用による分析・評価業務の自動化、標準化
  • 累計4,000万件超の現場データを継続蓄積
  • AIによるデータ活用高度化でサービス価値を向上
  • 新拠点開設と外部パートナー連携による全国展開
  • 既存顧客基盤・データを利用した新サービス創出
拡張

M&A・新規領域への展開

  • 物流業界に特化したM&Aを推進
  • 業務提携を通じて事業領域を拡大
  • ドライバー安全活動から積載効率・倉庫改善へ拡張
  • 物流DXソリューション「SusLogi」の社会実装を加速
  • データ価値をICTで最大化し新たな成長機会を創出
基盤

経営・財務基盤の強化

  • 持続的成長に向けた財務体質の強化
  • 人材育成と従業員エンゲージメント向上
  • 営業CFに加え外部資金も活用
  • M&A、人材、システムへ成長投資
  • 配当+株主優待による総合的な株主還元

04 2030年までの中期ロードマップ

2024年~

第2創業期

上場によって社会的信用を高め、AI等を既存サービスへ実装。 物流アウトソーシング・物流クラウドというコアビジネスの収益性向上を進める。

~2030年

モビリティ領域全般へ

既存ソリューションの成長に加え、M&Aを主軸としたインオーガニック戦略で モビリティ業界全体へ事業領域を拡大する。

2030年までの主要マイルストーン: 東証スタンダード市場への市場変更と事業領域の拡大。 最新資料では、2030年の売上高・営業利益などの具体的な長期財務目標は開示されていない。

05 達成計画をどう見るか

① 利益成長が中心

2027年6月期は売上+1.0%に対し営業利益+20.8%。 ノンコア事業撤退後のコスト正常化と高収益な主力事業の伸長が計画の中心となっている。

② モビリティ事業が利益成長を牽引

モビリティソリューション事業は売上990百万円(+7.4%)、 営業利益422百万円(+13.1%)を計画。全社利益計画の中核を担う。

③ TRYESレポートの拡大が重要

契約件数900件から1,130件、登録人数34,475人から48,000人への拡大を計画。 ストック型クラウドサービスの成長速度が重要な先行指標になる。

④ 2030年はM&Aが成長角度を左右

既存事業だけでなく、M&Aや業務提携によるインオーガニック成長を明確に戦略化。 今後の案件規模・投資額・収益貢献の開示が中期評価の焦点となる。

総括: アスアの最新中期戦略は、「物流安全支援会社」から 「データとAIを軸にモビリティ領域全般を支援する会社」への拡張を目指すもの。 まず2027年6月期はノンコア事業整理後の利益回復を実現し、 その後はAI、新サービス、SusLogi、M&Aを組み合わせて成長の角度を高める構想となっている。 2030年までの東証スタンダード市場への市場変更が明確な中期マイルストーンである一方、 2030年時点の売上高・利益の数値目標は現段階では示されていない。
出典:株式会社アスア「2026年6月期 決算説明資料」(2026年8月10日)、 株式会社アスア IR情報、株式会社アスア「事業計画及び成長可能性に関する説明資料」(2025年8月29日)。 数値は会社公表値。分析・要約部分は公表資料を基に整理。

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