| 業績項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期 予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 (百万円) | 10,897 | 12,084 +1,187 / +10.9% | 13,204 +1,120 / +9.3% | 13,403 +199 / +1.5% | 12,110 △1,293 / △9.6% | 13,400 +1,290 / +10.7% |
| 営業損益 (百万円) | -62 | -92 △30 / △48.4% | 755 +847 / +920.7% | 695 △60 / △7.9% | 428 △267 / △38.4% | 500 +72 / +16.8% |
| 経常損益 (百万円) | 9 | -25 △34 / △377.8% | 882 +907 / +3628.0% | 792 △90 / △10.2% | 474 △318 / △40.2% | 500 +26 / +5.5% |
| 当期純利益 (百万円) | -2,448 | 52 +2,500 / +102.1% | 674 +622 / +1196.2% | 672 △2 / △0.3% | 547 △125 / △18.6% | 350 △197 / △36.0% |
| EPS (円) | -311.55 | 6.74 +318.29 / +102.2% | 86.89 +80.15 / +1189.2% | 86.22 △0.67 / △0.8% | 69.91 △16.31 / △18.9% | 44.72 △25.19 / △36.0% |
| 一株配当金 (円) | 12 | 12 ±0 / ±0.0% | 16 +4 / +33.3% | 18 +2 / +12.5% | 16 △2 / △11.1% | 16 ±0 / ±0.0% |
| 純資産 (百万円) | 6,139 | 6,114 △25 / △0.4% | 6,731 +617 / +10.1% | 7,264 +533 / +7.9% | 7,714 +450 / +6.2% | - |
| 営業CF (百万円) | 67 | 446 +379 / +565.7% | 1,645 +1,199 / +268.8% | 52 △1,593 / △96.8% | 2,498 +2,446 / +4703.8% | - |
| 投資CF (百万円) | 111 | -140 △251 / △226.1% | -12 +128 / +91.4% | -487 △475 / △3958.3% | -2,199 △1,712 / △351.5% | - |
| 財務CF (百万円) | -734 | -77 +657 / +89.5% | -716 △639 / △829.9% | -675 +41 / +5.7% | 1,459 +2,134 / +316.1% | - |
| フリーCF (百万円) | 178 | 306 +128 / +71.9% | 1,633 +1,327 / +433.7% | -435 △2,068 / △126.6% | 299 +734 / +168.7% | - |
2022~2025年3月期は連結、2026年3月期以降は非連結。フリーCFは営業CF+投資CFで算出。2027年3月期は最新会社予想のみ掲載しています。
1.会社予想と実績
2022年3月期は入手できた2022年2月4日公表の修正後通期予想、2023~2026年3月期は期首通期予想、2027年3月期は2026年8月7日公表の最新通期予想を使用しています。
| 指標 | 2022年3月期 予想 | 2022年3月期 実績 | 2022年3月期 達成率 | 2023年3月期 予想 | 2023年3月期 実績 | 2023年3月期 達成率 | 2024年3月期 予想 | 2024年3月期 実績 | 2024年3月期 達成率 | 2025年3月期 予想 | 2025年3月期 実績 | 2025年3月期 達成率 | 2026年3月期 予想 | 2026年3月期 実績 | 2026年3月期 達成率 | 2027年3月期 予想 | 2027年3月期 実績 | 2027年3月期 達成率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,100 | 10,897 | 98.2% | 12,000 | 12,084 | 100.7% | 13,000 | 13,204 | 101.6% | 13,500 | 13,403 | 99.3% | 13,500 | 12,110 | 89.7% | 13,400 | - | 最新予想 |
| 営業利益 | 70 | -62 | -88.6% | 150 | -92 | -61.3% | 400 | 755 | 188.8% | 550 | 695 | 126.4% | 550 | 428 | 77.8% | 500 | - | 最新予想 |
| 経常利益 | 40 | 9 | 22.5% | 150 | -25 | -16.7% | 400 | 882 | 220.5% | 500 | 792 | 158.4% | 550 | 474 | 86.2% | 500 | - | 最新予想 |
| 当期純利益 | 30 | -2,448 | -8160.0% | 100 | 52 | 52.0% | 250 | 674 | 269.6% | 350 | 672 | 192.0% | 400 | 547 | 136.8% | 350 | - | 最新予想 |
| EPS | 3.82 | -311.55 | -8155.8% | 12.72 | 6.74 | 53.0% | 32.35 | 86.89 | 268.6% | 45.06 | 86.22 | 191.3% | 51.29 | 69.91 | 136.3% | 44.72 | - | 最新予想 |
達成率=実績÷会社予想×100。実績がマイナスの場合は機械的な比率となるため、棒グラフと実額を併せて確認してください。
2.達成・未達理由
売上は修正予想の98.2%にとどまり、営業損失へ転落。新型コロナの影響による販売数量の伸び悩みと、原材料・原油価格の高騰が想定を上回りました。さらに紙関連事業設備の減損損失2,903百万円を計上し、純利益は大幅な赤字となりました。
売上は期首予想をわずかに上回りましたが、販売価格改定を上回る原材料価格の高止まりと電力価格上昇が不織布の利益を圧迫。化合繊不織布ではベビー用紙おむつ向け販売も減少し、営業・経常利益は赤字となりました。
外食産業の回復で業務用クッキングペーパーの販売数量が増え、化合繊不織布では紙おむつ向け新規販売先を獲得。紙関連でも価格修正が浸透し、原価低減と合わせて利益が大きく伸び、全利益指標が予想を大幅に超過しました。
紙関連は価格修正による受注低迷や代替素材へのシフトで弱含み、売上は予想を0.7%下回りました。一方、不織布はインバウンド需要回復、新規販売先獲得、販売価格修正と原価低減が寄与し、営業・経常・純利益は予想を大きく上回りました。
価格改定に伴う受注減、安価な中国製品・代替素材への切り替え、紙関連の海外向け販売減少が響き、期首予想に対し売上・営業・経常利益は未達でした。一方、受取補償金194百万円を特別利益に計上したことなどで当期純利益は予想を上回りました。なお、期中には業績予想が下方修正されています。
3.事業セグメントの自信度
不織布関連事業
パルプ不織布は、緊急事態宣言の解除以降、外食産業市場に一時的な回復の兆しが見られたこと等により、主力製品である業務用クッキングペーパーやおしぼり向け製品の受注は堅調に増加しました。
需要回復を捉えた一方、原材料・原油高で利益が圧迫されており、慎重さが残る。
一方で、販売価格の修正を上回る原材料価格の高止まり、および電力価格の上昇により、利益は減少しました。
値上げだけではコスト上昇を吸収できず、利益面の自信度は低下。
また、販売価格の修正や原価低減を推し進めたことにより、利益も増加しました。
価格転嫁と原価低減が利益増へ結びつき、事業環境への対応力が改善。
また、販売価格の修正や原価低減を推し進めたことにより利益も増加しました。
インバウンド需要と新規顧客獲得に加え、採算改善も確認。
しかしながら、両不織布ともに、価格改定に伴う受注の減少に加え、安価な中国製製品や代替素材への切り替えの進展などが、業績に影響を与えました。
価格改定の副作用と競争激化で販売数量が落ち、弱気判断。
原材料価格の高騰などが業績に影響を与えました。
売上は前年同期比5.4%増だが利益は0.3%減。数量拡大とコスト圧力が拮抗。
増収を確保している一方で原材料高の利益圧迫が続くため、価格改定の浸透が鍵。
紙関連事業
しかし、原材料価格および原油価格の高騰により、セグメント利益は大きく圧迫されました。
紙関連は赤字転落し、コスト上昇の影響が最も強かった。
これに見合った販売価格の修正や原価低減活動等を推し進めた結果、利益も増加しました。
赤字から黒字へ回復したが、需要低迷と高コスト環境は継続。
価格修正が浸透し、売上高、利益ともに増加しました。
価格転嫁が定着し、利益が大きく回復。
価格修正による受注の低迷、低価格な代替素材へのシフト、販売価格の修正を上回る原材料価格の上昇等により、売上高、利益ともに減少しました。
値上げによる需要減と代替材シフトが顕在化。
価格改定に伴う受注の減少、海外向け製品の販売減少、さらには安価な代替素材への切り替えの進展などが、業績に影響を与えました。
需要減と競争圧力が続き、回復確度は低い。
価格改定に伴う需要減少、海外向け製品の販売減少に加え、販売先における調達コスト低減施策の進展に伴い販売数量が減少したことが、業績に影響を与えました。
売上6.2%減・利益3.1%減で、需要面の逆風が継続。
販売数量の減少が続いており、価格改定と需要維持の両立が必要。
4.最新予想信頼度
最新予想は売上高13,400百万円、営業利益500百万円、経常利益500百万円、当期純利益350百万円、EPS44.72円。第1四半期は売上高3,049百万円、営業利益52百万円で、単純進捗は売上22.8%、営業利益10.5%です。前年の第1四半期も通期に対する営業利益の比重が低かったため、Q1時点の低進捗だけで未達とは判断しにくい一方、通期売上には残り3四半期で前年同期を上回る伸びが必要です。
達成を支える条件
不織布関連はQ1売上が前年同期比5.4%増。会社は原燃料高を受けた今後の価格改定見通しまで織り込んで通期予想を算定しており、値上げ浸透と原価低減が進めば利益回復余地があります。経常利益・純利益のQ1は前年同期を上回っています。
未達リスク
紙関連はQ1売上6.2%減・利益3.1%減。不織布も利益は0.3%減で、原材料高の影響が残ります。過去2期は価格改定に伴う受注減や安価な中国製品・代替素材への切り替えが販売数量を押し下げており、売上13,400百万円にはQ2以降の加速が必要です。為替前提は1ドル162円で、輸入原材料コストの上振れにも注意が必要です。
Q1進捗率は単純進捗率で、季節性や利益計上時期を調整していません。

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