2026年8月13日(木)のストップ高銘柄と理由

2026年8月13日(木)のストップ高銘柄と理由

S高 10銘柄

本日のポイント

8月13日のストップ高10銘柄は、決算・業績予想修正を軸にした買いが中心となった。コロンビア・ワークス、WOLVES HAND、THECOO、弁護士ドットコム、澁谷工業、ミナトホールディングスは、直近決算、通期予想、配当修正、中期経営計画など、企業価値に直接結び付く材料が確認できる。特にWOLVES HANDは12時30分、澁谷工業は14時の決算発表後に株価が大きく反応しており、当日開示と値動きの時間的な連動が明確な銘柄となった。

前日8月12日の開示を受けた翌営業日のストップ高では、コロンビア・ワークスとTHECOOが目立つ。コロンビア・ワークスは上期利益の大幅拡大と2030年目標を含む中期経営計画、THECOOは通期経常利益予想を従来計画の2.4倍へ引き上げた上方修正が材料となった。弁護士ドットコムは第1四半期の増収増益とCloudSignのKPIが評価対象となり、SaaS・リーガルテック株として利益成長が確認された。

イベントドリブン型では、オンコリスバイオファーマのテロメライシン注が薬価決定・保険適用・発売予定という商業化フェーズに入ったことが中心材料となった。ミナトホールディングスは8月10日の大幅上方修正と増配を市場が継続して織り込む展開で、生成AI・データセンター向けメモリ需要の強さがテーマとなった。ハビックス、ベビーカレンダー、いつもは小型株として値幅が大きく、直近決算や収益化再開、決算発表予定、EC支援などの材料棚を持つ銘柄として物色された。

テーマ別グルーピング

  • 業績・最高益関連:コロンビア・ワークス、WOLVES HAND、THECOO、弁護士ドットコム、澁谷工業、ミナトホールディングス。決算内容、上方修正、増益計画、増配が中心。
  • 生成AI/データセンター:ミナトホールディングス。生成AI向けデータセンター投資拡大に伴うメモリ需要、DRAM・NAND需給、在庫活用が材料。
  • 人工知能/SaaS:弁護士ドットコム、THECOO。CloudSign、ファンコミュニティ、デジタルプラットフォーム、収益性改善が焦点。
  • バイオ:オンコリスバイオファーマ。テロメライシン注の薬価・保険適用・発売予定が中心。
  • 介護・育児:ベビーカレンダー、WOLVES HAND。育児メディアの収益化再開、動物医療グループの成長と初配当が材料。
  • その他/素材・EC支援:ハビックス、いつも。不織布・衛生用紙の素材株、EC・D2C支援の小型グロース株として物色された。

ストップ高銘柄(10銘柄)

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146A コロンビア・ワークス 東証S 時価総額 約308億円 不動産 業績・最高益関連 4,005円(前日比+700円 +21.18%)

コロンビア・ワークスは、東京都心部を中心に不動産開発、不動産運用、ホテル、賃貸管理、アセットマネジメントを展開する不動産会社。

8月13日の材料は、前日8月12日に公表された2026年12月期第2四半期決算と新たな中期経営計画。

上期の連結経常利益は約29.7億円となり、前年同期比で大幅に拡大した。

通期計画66.7億円に対する進捗率は44.6%まで進み、4〜6月期だけでも利益成長が加速した。

中期経営計画では、2030年にEPS1,200円、営業利益200億円、ROE24%超を目標として掲げた。

2027年12月期についても営業利益96億円を想定し、従来計画を上回る成長軌道を示した。

事業面では、開発利益に加えて外部資本を活用したアセットマネジメント、ホテル、賃貸管理などストック型収益の拡大を打ち出している。

単年度決算の強さと中長期の利益目標が同時に提示されたことで、不動産グロース株として再評価が入りやすい内容となった。

テーマは業績・最高益関連。不動産開発の利益成長と、2030年に向けたROE・EPS目標が株価材料の中心となった。

194A WOLVES HAND 東証G 時価総額 約99億円 介護・育児 業績・配当関連 1,900円(前日比+400円 +26.67%)

WOLVES HANDは、動物病院の運営・グループ化を軸に、動物医療関連サービスを展開する企業。

8月13日12時30分に公表された2026年6月期決算と、2027年6月期業績・配当予想が材料となった。

2026年6月期は売上高約61.6億円、営業利益約11.3億円となり、営業利益は前期比で拡大した。

2027年6月期は売上高75.35億円、営業利益15.69億円を計画し、営業利益は前期比39.3%増を見込む。

経常利益も過去最高益更新を見込む内容となり、M&Aを含む動物病院グループ化の成長持続が意識された。

株主還元面では、年間26円の初配当を予想した。

配当性向20%を目安とする方針も示され、利益成長と還元開始が同時に評価対象となった。

決算発表当日にストップ高となっており、今回の10銘柄の中でも材料と値動きの結び付きが明確な銘柄。

テーマは介護・育児の周辺領域に含め、動物医療・ペットヘルスケアの成長市場と、初配当を伴う業績拡大が焦点となった。

3895 ハビックス 東証S 時価総額 約40億円 ディフェンシブ 素材 489円(前日比+80円 +19.56%)

ハビックスは、パルプ不織布、化合繊不織布、衛生用紙を手掛ける素材メーカー。

食品向け、医療・介護向け、衛生材料向けなど、日常消費と衛生関連にまたがる製品群を持つ。

直近材料として、8月7日に2027年3月期第1四半期決算を公表している。

第1四半期の経常利益は約6,000万円となり、前年同期比で増益となった。

純利益も前年同期比で増加し、通期では経常利益5億円を見込む。

同社の事業は原材料価格、パルプ価格、為替、衛生材料需要の影響を受けやすく、利益改善局面では小型素材株として反応が出やすい。

8月13日は終値489円、前日比80円高、19.56%高のストップ高。

テーマはディフェンシブと素材。食品・衛生・介護関連の不織布と衛生用紙を持つ小型株として、直近決算の増益確認が材料棚にある。

4255 THECOO 東証G 時価総額 約67億円 人工知能 業績上方修正 3,200円(前日比+501円 +18.56%)

THECOOは、ファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」を中心とするファンビジネスと、法人向けマーケティング支援を展開する企業。

8月13日の材料は、前日8月12日に公表された2026年12月期業績予想の大幅上方修正と第2四半期決算。

通期売上高予想は54.8億円から61.4億円へ引き上げられた。

経常利益予想は3億円から7.2億円へ修正され、従来計画の2.4倍となった。

上期の経常利益は約3.1億円となり、前年同期比で大幅に拡大した。

Faniconでは会員収益に加え、非会員向け収益や価格最適化施策が収益性改善に寄与した。

4〜6月期の営業利益率も大きく改善し、売上成長だけでなく利益率上昇を伴う決算となった。

ファンコミュニティ、クリエイターエコノミー、エンタメDXの領域で、収益化フェーズへの移行が強く意識された。

テーマは人工知能・デジタルプラットフォーム関連。実際の中心材料は業績上方修正と利益率改善。

4588 オンコリスバイオファーマ 東証G 時価総額 約855億円 バイオ 医薬品 3,370円(前日比+500円 +17.42%)

オンコリスバイオファーマは、がんウイルス療法や重症感染症領域を中心に研究開発を行うバイオベンチャー。

今回の材料は、食道がん治療薬「テロメライシン注」の薬価決定、保険適用、発売開始に向けた商業化フェーズへの移行。

テロメライシンは1バイアル当たり約310万円、1治療3回投与で約930万円となる薬価が決定した。

保険適用開始が伝わり、8月21日の発売予定が意識された。

研究開発段階のパイプラインが、実際に医薬品売上を認識する段階へ進む点が同社の企業価値評価に直結する。

会社側も2026年12月期から製品売上を認識する方針を示している。

新薬発売後は、採用施設数、投与患者数、売上立ち上がり、製造販売体制が次の確認点となる。

8月13日は終値3,370円、前日比500円高、17.42%高のストップ高。

テーマはバイオ。承認期待から薬価・保険適用・発売へ進んだイベントドリブン型の材料が中心となった。

6027 弁護士ドットコム 東証P 時価総額 約705億円 人工知能 SaaS 3,150円(前日比+500円 +18.87%)

弁護士ドットコムは、法律相談ポータル、税理士ドットコム、企業法務メディア、電子契約サービス「CloudSign」を展開するリーガルテック企業。

8月13日の材料は、前日8月12日に公表された2027年3月期第1四半期決算。

第1四半期売上高は48.38億円となり、前年同期比27.3%増となった。

営業利益は6.98億円となり、前年同期比36.8%増と、利益成長率が売上成長率を上回った。

主力のCloudSignを含むクラウドサイン事業では、売上高約25.1億円、セグメント利益約9.5億円となった。

契約送信件数、新規MRR、ネットMRRなどの主要KPIも堅調に推移した。

通期会社計画は売上高205億円、営業利益30億円で据え置かれているが、第1四半期時点で順調な進捗となった。

SaaS銘柄としては、AI活用、契約DX、電子契約普及、法務領域のクラウド化がテーマとなる。

テーマは人工知能。実際の中心材料はCloudSignの増収増益と第1四半期の利益成長。

6340 澁谷工業 東証P 時価総額 約1,423億円 ロボット 業績・増配関連 5,110円(前日比+700円 +15.87%)

澁谷工業は、飲料・食品・医薬品向けの包装プラント、メカトロシステム、医療機器、農業用設備などを展開する機械メーカー。

8月13日14時に公表された2026年6月期決算と、2027年6月期の増益・増配予想が直接的な材料となった。

2026年6月期の売上高は1,356億円、営業利益は130.8億円となった。

2027年6月期は売上高1,500億円、営業利益160億円を見込む。

営業利益は前期比22.3%増となる計画で、純利益も110億円を予想している。

年間配当予想は前期100円から120円へ20円増配する方針を示した。

売上高1,500億円、営業利益160億円という水準は、中期経営計画の主要目標とも重なる。

包装プラント、メカトロ、医療、農業設備など複数事業の伸長を見込む会社計画であり、14時の決算公表後に株価が急伸した。

テーマはロボット・機械。決算発表当日の増益・増配予想が中心材料。

6862 ミナトホールディングス 東証S 時価総額 約269億円 生成AI データセンター 3,450円(前日比+502円 +17.03%)

ミナトホールディングスは、メモリーモジュール、ROM書込みサービス、デバイスプログラマ、デジタル機器、システム関連事業を展開する電気機器関連企業。

8月10日に公表された第1四半期決算、通期業績予想の大幅上方修正、増配が継続して材料視された。

第1四半期は売上高230.27億円となり、前年同期比で大きく拡大した。

営業利益は47.71億円、経常利益は47.96億円となり、第1四半期として過去最高を更新した。

生成AI向けデータセンター投資の拡大、DRAM・NANDなどメモリ需給の逼迫、保有在庫の活用が収益を押し上げた。

通期売上高予想は480億円から810億円へ、営業利益は35億円から100億円へ、経常利益は32億円から93億円へ引き上げられた。

純利益も21.5億円から60億円へ修正され、営業利益の修正率は185.7%に達した。

年間配当予想も30円から42円へ引き上げられ、中間配当に設立70周年記念配当が含まれる。

テーマは生成AIとデータセンター。メモリ価格・在庫効果・AIサーバー投資の持続性が今後の確認点となる。

7363 ベビーカレンダー 東証G 時価総額 約15億円 介護・育児 メディア 1,570円(前日比+300円 +23.62%)

ベビーカレンダーは、妊娠・出産・育児領域のメディア運営、動画・広告、産婦人科向けサービスなどを展開する企業。

直近の企業固有材料として、8月10日に一部チャンネルにおける収益化再開状況に関する開示がある。

YouTube等の動画・メディア収益化をめぐる問題は、同社の広告収益やメディア収益に影響する重要テーマ。

収益化再開の進展は、メディア事業の正常化と収益回復期待につながる材料となる。

同社は妊娠・出産・育児という生活密着領域で高いテーマ性を持ち、医療機関・子育て層・広告主をつなぐメディア資産が事業基盤となる。

8月13日は終値1,570円、前日比300円高、23.62%高のストップ高。

翌8月14日に決算発表を控えており、収益化再開状況と合わせて足元業績の確認が注目点となる。

テーマは介護・育児。育児メディアの収益正常化と、小型グロース株としての値幅が目立った。

7694 いつも 東証G 時価総額 約39億円 飲食 EC支援 528円(前日比+80円 +17.86%)

いつもは、EC・D2Cブランド向けのマーケティング支援、EC運営代行、ブランド育成、プラットフォーム活用支援を展開する企業。

Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、自社ECなど複数チャネルを対象に、戦略立案、集客、運営、物流、ブランド成長支援を行う。

直近の開示では、事業計画及び成長可能性に関する事項やコーポレート・ガバナンス関連資料が確認される。

同社は翌8月14日に2027年3月期第1四半期決算の発表を予定している。

EC支援株としては、消費関連、D2C、ブランドEC、TikTok Shopを含む新販路支援、マーケティングDXがテーマとなる。

2026年3月期は増収増益で着地しており、次の決算では新年度第1四半期の成長率と利益率が焦点となる。

8月13日は終値528円、前日比80円高、17.86%高のストップ高。

テーマは飲食・EC支援。小売・ブランド支援を含むEC運営領域と、決算発表前の材料確認が注目点。

主な出典

免責事項

本記事は公開情報をもとに作成した情報提供コンテンツであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスク、流動性リスク、信用リスク等があります。投資判断は必ず各社の公式開示、最新の株価情報、決算資料を確認したうえで行ってください。

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