581A GO

GO(581A)|配車アプリ・モビリティDX

GO 581A 東証G

GO Inc.|タクシーアプリ「GO」を中核に、配車、決済、法人利用管理、タクシー事業者向けDX、GX、採用、安全運転支援などを展開するモビリティ・プラットフォーム。

※2026年7月17日時点の情報

事業内容

2026年7月17日の時価総額は約2,170億円。 同日の終値は2,794円で、2026年5月期末の発行済株式総数77,679,600株を基準に算出した。

GOは1977年8月設立。本社は東京都港区麻布台一丁目3番1号、麻布台ヒルズ森JPタワー23階。代表取締役社長は中島宏、決算期は5月、上場市場は東証グロース。2026年6月16日に上場し、タクシーアプリ、タクシー事業者向けDX、法人利用管理、GX、採用支援、AIドラレコ、自動運転などを事業領域とする。

2026年5月期は売上高41,446百万円、営業利益7,041百万円、経常利益6,457百万円、親会社株主に帰属する当期純利益8,838百万円。売上高は前期比31.8%増、営業利益は158.1%増となった。実車数は11,544万回、平均月間アクティブユーザー数は311万人、1実車当たり平均売上高は169円。純利益には法人税等調整額による税負担軽減3,421百万円が含まれる。

GO事業|配車アプリを核とする高収益プラットフォーム

セグメント業績推移: 売上高は2024年5月期の21,126百万円から2026年5月期の37,782百万円へ拡大。セグメント利益は4,153百万円から14,835百万円へ増加し、セグメント利益率は19.7%から39.3%へ上昇した。

GO事業は、一般利用者向けタクシーアプリ「GO」と、タクシー事業者及び法人顧客に提供する周辺サービスで構成される。

中核となる「GO」は、利用者の位置情報、タクシー車両の位置情報、交通状況、需給データを利用し、乗客と車両をマッチングする。2020年9月に「JapanTaxi」と「MOV」を統合して開始した。

タクシー車両とのリアルタイムな位置情報連携と、AIを活用したマッチング技術によって、近隣車両の検索、到着予定時刻の表示、目的地指定、配車注文を行う。

収益は、アプリ経由の配車に伴う手数料やアプリ手配料だけではない。決済、車載端末、タクシーチケット、広告、法人管理など、1回の乗車及びタクシー事業者との接点から複数の収益機会を持つ。

利用者向け機能には、即時配車、到着予定時刻の表示、目的地指定、キャッシュレス決済「GO Pay」、日時指定予約、空港定額、車両カテゴリー指定などがある。

高価格帯では「GO PREMIUM」、専用車両と乗務員を組み合わせる「GO Reserve」を展開する。低価格帯では「GOエコノミー」を提供し、利用目的や支払許容額に応じたカテゴリー拡張を進めている。

法人向け「GO BUSINESS」は、従業員のタクシー利用、請求書払い、利用明細、証跡、利用ルールを一元管理する。個人利用だけでなく、法人の経費精算及び移動管理を取り込むサービスである。

タクシー事業者向けには、配車システム、乗務員向け端末、決済、業務管理などを提供する。消費者向けアプリだけでなく、供給側であるタクシー事業者の業務システムにも接続している点が事業基盤となる。

2026年5月期の実車数は11,544万回で前期比19.9%増。平均月間アクティブユーザー数は311万人14.7%増、1実車当たり平均売上高は169円19.9%増となった。

利用者数、利用頻度、1実車当たり売上高の複数指標が拡大したことで、GO事業の売上高は前期比38.6%増となった。

セグメント利益は前期比74.7%増。増収効果が固定費及び運営費の増加を上回り、セグメント利益率は39.3%まで上昇した。

セグメント利益率が2年間で約20ポイント上昇しているため、配車ネットワークの規模拡大が利益率改善に結び付いている。

継続的な利用者獲得だけでなく、1実車当たり平均売上高の上昇、法人利用、高価格帯配車、広告、決済などの多層化が利益変動要因となる。

一方で、配車サービスは車両供給が不足すると待ち時間や配車成功率が悪化する。利用者数だけを増やすのではなく、提携タクシー会社、乗務員、専用車両の供給を同時に拡大する必要がある。

Uber Taxi、DiDi、S.RIDEなどとの競争では、アプリの認知度だけでなく、地域ごとの車両密度、到着時間、料金、予約確度、法人契約、訪日客対応が利用継続率を左右する。

GO事業の利益成長を追う際は、実車数、平均月間アクティブユーザー数、1実車当たり平均売上高、セグメント利益率の4指標が中核となる。

その他事業|GX・採用・安全運転・自動運転への先行投資

セグメント業績推移: 売上高は2024年5月期の2,828百万円から2025年5月期に4,178百万円へ増加した後、2026年5月期は3,664百万円。セグメント損益は407百万円の損失13百万円の利益1,221百万円の損失で推移した。

その他事業には、GX、EV充電、ドライバー採用支援、安全運転支援、自動運転、低価格モビリティ、物流など、GO事業以外の新規・周辺領域が含まれる。

GX領域では、EVタクシーの導入支援、車両運行に即したエネルギーマネジメント、EV急速充電サービス「GO Charge」を展開する。

タクシーは一般車より走行距離が長く、充電時間が営業機会の減少につながりやすい。車両導入だけでなく、充電設備、予約、決済、運行計画を一体化することが事業上の焦点となる。

人材領域では、ドライバー人材に特化した採用プラットフォーム「GOジョブ」を展開する。タクシー及び物流分野の担い手不足に対し、採用候補者と事業者を結び付ける。

「GO Crew」は、GO専用車両の乗務員採用及び運行に関係する取り組みである。需要の高い時間帯や地域に車両供給を増やす役割を持つ。

安全運転支援では、AIドラレコサービス「DRIVE CHART」を提供する。専用車載器から得られる映像及び走行データを利用し、交通事故につながる可能性が高い危険場面を自動検知し、運転傾向を分析する。

自動運転については、将来のタクシー供給不足への対応を見据え、実証及び事業開発を進める。現時点では収益貢献よりも、技術検証、運行設計、事業者及び自治体との連携に重点が置かれる段階である。

低価格帯の「GOエコノミー」は、既存タクシーに近い移動体験を低価格で提供するカテゴリーである。通常のタクシー配車とは異なる供給設計を加え、需要の価格帯を広げる。

物流領域では、ラストワンマイル配送の取次などを展開する。タクシー配車で蓄積した位置情報、需給予測、配車システムの応用領域となる。

その他事業は2025年5月期に小幅な黒字となったが、2026年5月期は1,221百万円のセグメント損失を計上した。新規事業の立ち上げ費用及び成長投資が利益を圧迫している。

2026年5月期のその他事業売上高は前期比12.3%減であり、売上高の伸びよりも投資負担が先行した。連結営業利益が大幅に伸びる一方で、同セグメントの損失は全社利益の抑制要因となっている。

中核のGO事業で得た利益を新規領域へ再投資する構造であるため、投資額の増減は短期的な連結利益率に影響する。

評価上は、各事業がGOの利用者、車両、乗務員、タクシー事業者データを共有し、中核事業のネットワーク価値を高められるかが重要となる。

確認すべき指標は、その他事業の売上成長率、セグメント損失、サービスごとの商用化時期、GO事業との顧客共有、投資額に対する収益化の進捗である。

連結収益構造|増収と利益率上昇が同時進行

連結業績推移: 売上高は2024年5月期の23,955百万円から2026年5月期の41,446百万円へ増加。営業損益は1,910百万円の損失から7,041百万円の利益へ転換し、営業利益率は-8.0%から17.0%へ改善した。

連結売上高の大部分はGO事業が占める。2026年5月期のGO事業売上高は37,782百万円で、連結売上高の約91%に相当する。

収益の中心はアプリ配車及びタクシー関連サービスであり、その他事業は将来成長を担う一方、現時点では連結利益を押し下げている。

2024年5月期は営業損失1,910百万円だったが、2025年5月期に営業利益2,728百万円へ黒字転換した。

2026年5月期は売上高が前期比31.8%増となる中、営業利益は158.1%増となった。増収率を上回る利益成長が続き、営業利益率は前期の8.7%から17.0%へ上昇した。

調整後EBITDAは8,566百万円で前期比153.3%増、EBITDAは7,489百万円152.0%増となった。

営業キャッシュフローは2024年5月期の1,121百万円の支出から、2025年5月期に5,041百万円の収入へ転換し、2026年5月期には9,609百万円の収入へ拡大した。

投資キャッシュフローは2026年5月期に512百万円の支出であり、営業キャッシュフローが投資支出を大きく上回った。期末の現金及び現金同等物は34,584百万円となった。

純利益は8,838百万円と営業利益を上回るが、法人税等調整額の影響を含む。継続的な本業収益力を見る際は、営業利益、調整後EBITDA及び営業キャッシュフローを併せて確認する必要がある。

2027年5月期会社予想は売上高48,500百万円、営業利益13,000百万円、経常利益13,100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益11,200百万円

予想営業利益率は約26.8%で、2026年5月期から約9.8ポイントの上昇を見込む。売上高の成長に加え、GO事業の収益性改善を強く織り込んだ計画となる。

一方、その他事業の先行投資、競合他社との販促競争、車両供給確保の費用、自動運転などの開発投資が予想利益の変動要因となる。

上場後の評価では、売上成長だけでなく、会社予想に対する営業利益の進捗率、GO事業のセグメント利益率、その他事業の赤字幅が株価反応を左右しやすい。

2026年7月17日終値を会社予想EPSで除した予想PERは約19.4倍。最新実績BPSを用いたPBRは約8.7倍であり、高い収益成長の持続性が株価評価の前提となる。

・会社予想と実績

2026年5月期は、2026年5月14日公表の通期会社予想と2026年5月期実績を比較。2027年5月期は最新会社予想のため実績・達成率は未発表です。

達成率=実績÷会社予想×100。達成・超過は赤、未達は青で表示。レンジ予想はなく、中央値利用はありません。2027年5月期のEPSは決算短信に会社予想値が記載されていないため、親会社株主に帰属する当期純利益11,200百万円÷想定期末株式数80,765,500株で単純算出した参考値です。

・達成・未達理由
2026年5月期売上高・営業利益・純利益・EPSは達成、経常利益は未達
売上 101.6% 営業 100.6% 経常 96.4% 純利益 138.1% EPS 138.1%

売上高は、タクシーアプリの実車数とARPRがともに伸び、会社計画を646百万円上回った。GO事業は計画36,900百万円に対し実績37,782百万円と上振れ、その他は計画3,800百万円に対し実績3,664百万円とやや下振れた。

営業利益はほぼ計画線で着地した一方、経常利益は未達。会社予想では新規上場関連の営業外費用300百万円を織り込んでいたが、実績では上場関連費用551百万円を含む営業外費用735百万円となり、経常利益を押し下げた。

純利益とEPSは大幅超過。将来課税所得を見積もった結果、繰延税金資産の回収可能性が認められ、法人税等調整額(益)3,421百万円を計上したことが主因。

2027年5月期最新予想・実績未発表
売上 48,500百万円 営業 13,000百万円 経常 13,100百万円 純利益 11,200百万円 EPS 138.67円(参考)

会社は、アプリ配車事業を中心に売上高17.0%増を見込む。事業別ではアプリ配車事業25,000百万円(27.8%増)、タクシー関連サービス事業20,400百万円(12.0%増)、インキュベーション事業3,000百万円(18.1%減)を計画。

利益面では、オペレーティング・レバレッジにより調整後EBITDAマージンを20.7%から29.7%へ高める計画。2026年5月期の繰延税金資産計上影響を除く実質ベースでは、純利益も大幅増益を狙う構図。

・事業セグメントの自信度

報告セグメントは「GO事業」と「その他」ですが、会社説明資料で売上高を開示している「アプリ配車事業」「タクシー関連サービス事業」「インキュベーション事業」を実質的な分析単位としました。強気・中立・弱気は、原文コメントと数値推移から推理した評価です。

アプリ配車事業

自信度推移:中立 → 強気 → 強気 → 強気
2024年5月期中立
AIを活用した高度なマッチング技術でタクシーにより「早く乗れる」体験を提供

売上高9,295百万円。事業基盤は拡大途上。

2025年5月期強気
既存ユーザーの定着化と新規ユーザーの獲得を両軸に、MAUは拡大を継続。

売上高13,581百万円へ46.1%増。黒字化の中核。

2026年5月期強気
主要KPIであるARPRおよび実車数は、ともに堅調な推移を継続。

売上高19,567百万円へ43.9%増。実車数・ARPRが同時に伸張。

2027年5月期強気
引き続きアプリ配車事業を中心とした成長を見込む。

予想25,000百万円、27.8%増。成長ドライバーとして明確。

日本でもアプリ配車の普及が進んでいるが、依然として多大な成長余地が残されている。 顧客体験の向上と多様なニーズに応える高付加価値なサービス提供を通じて、ARPRの向上を図っていく。
判断強気継続

アプリ配車率の上昇余地、MAU拡大、ARPR向上策が揃う。予想達成の最重要条件は、実車数とARPRを同時に伸ばすこと。

タクシー関連サービス事業

自信度推移:中立 → 強気 → 強気 → 中立~強気
2024年5月期中立
『GO Pay』をはじめ、様々な決済手段を提供

売上高11,831百万円。配車周辺の収益基盤を形成。

2025年5月期強気
タクシーの手配から経費精算までを効率化した法人向けサービス

売上高13,674百万円へ15.6%増。GO BUSINESS等が支える。

2026年5月期強気
タクシー事業者と乗務員の業務に深く入り込み、継続利用を創出

売上高18,215百万円へ39.1%増。端末・決済・広告の横展開が効く。

2027年5月期中立
自社開発のハードウェアとソフトウェアを一体的に提供し、タクシー運行の効率化に貢献。

予想20,400百万円、12.0%増。成長は続くが伸び率は鈍化。

現場のオペレーションに深く入り込むことで高い継続利用へと繋げている。 後部座席のタブレット型端末で広告の配信を行う『TOKYO PRIME』を提供
判断中立~強気

GOの車載端末・決済・広告・法人利用がエコシステムを形成。売上成長の安定性は高いが、2027年5月期の計画伸び率はアプリ配車より控えめ。

インキュベーション事業・その他

自信度推移:中立 → 強気 → 弱気 → 中立
2024年5月期中立
EV車両や充電器サービスの提供、市中での急速充電スポットの検索・予約・決済サービス『GO Charge』の運営

売上高2,828百万円。新規領域の種まき段階。

2025年5月期強気
GX事業、ドライバー採用支援等を行う採用支援事業及びGO Crew事業

売上高4,178百万円へ47.7%増。その他セグメント利益は13百万円。

2026年5月期弱気
セグメント利益(△は損失)

売上高3,664百万円へ12.3%減。その他セグメント損失は1,221百万円。

2027年5月期中立
インキュベーション事業は子会社のカーブアウトの影響により減収を見込む。

予想3,000百万円、18.1%減。短期は縮小、長期は選択投資。

既存事業との親和性が高く、実行可能性の高い領域から新規事業の立ち上げを実施。 Waymoおよび日本交通とともに、東京での今後のサービス提供に向けた取り組みが、着実に進捗。
判断短期は弱気、戦略価値は中立

カーブアウトで2027年5月期は減収計画。自動運転・EV充電・物流は長期オプションだが、今期業績の達成には利益圧迫要因にもなり得る。

・最新予想信頼度
判定:達成可能性は「やや高い」。ただし営業利益の伸びは高い実行精度が必要。

2027年5月期予想は、売上高17.0%増に対して営業利益84.6%増を求める計画です。アプリ配車事業の成長継続と販管費効率の改善が進めば達成可能ですが、マーケティング投資や新規事業投資が膨らむ場合は利益計画の難度が上がります。

売上高予想48,500百万円 / +17.0%
営業利益予想13,000百万円 / +84.6%
経常利益予想13,100百万円 / +102.9%
純利益予想11,200百万円 / +26.7%
単純進捗率未算出FY27/5四半期未公表

達成できると判断する理由

  • 主力のアプリ配車事業は、2026年5月期に売上高43.9%増。2027年5月期計画の27.8%増は、直近実績の勢いから見て過度に高すぎる水準ではない。
  • 実車数とARPRがともに伸びており、数量と単価の両面で売上拡大余地がある。
  • 会社は「オペレーティング・レバレッジの効く収益構造」と説明しており、売上増が利益率改善に結びつきやすい構造を示している。
  • 2026年5月期は営業利益が会社予想をわずかに上回り、経常利益以外の主要指標は計画達成。予想管理の精度は一定程度確認できる。
  • 2027年5月期は上場関連費用の一過性負担が軽くなるため、経常利益は営業利益を上回る計画が成立しやすい。

達成できないと判断する理由

  • 売上17.0%増に対して営業利益84.6%増のため、費用率改善が計画通り進まないと利益未達になりやすい。
  • 2026年5月期の第4四半期はマーケティング費用の先行投資により調整後EBITDAが一時的に減少しており、投資タイミングによる利益ブレがある。
  • アプリ配車は気象条件、期末・年末の移動需要など季節性の影響を受ける。最新進捗率はまだないため、単純進捗率による確認はできない。
  • インキュベーション事業はカーブアウトにより減収計画。自動運転・EV充電・物流などの投資が先行すれば、短期利益の重荷になる。
  • 2026年5月期純利益には繰延税金資産計上益が含まれるため、純利益の前年比だけでは収益力改善を過大評価しやすい。

収益計上・進捗率を見る際の注意点

最新の2027年5月期については四半期実績が未公表のため、進捗率は掲載していません。今後の四半期進捗率を確認する場合も、GOは実車数・MAUが降雨、猛暑、期末・年末需要の影響を受けると説明しているため、単純進捗率はあくまでも機械的な目安として扱う必要があります。

直近5年業績サマリー

単位:百万円、EPS・BPSは円、PER・PBRは倍。2022年5月期及び2023年5月期は単体、2024年5月期以降は連結。EPS・BPSは2026年5月期末発行済株式総数77,679,600株を基準に再計算。2026年5月期末時点では未上場のため、過去実績列のPER・PBRは算出していない。
業績項目 2022/5
単体
2023/5
単体
2024/5
連結
2025/5
連結
2026/5
連結
2027/5
会社予想
売上高 8,405 14,460 +6,055 / +72.0% 23,955 +9,495 / +65.7% 31,434 +7,479 / +31.2% 41,446 +10,012 / +31.8% 48,500 +7,054 / +17.0%
営業損益 -1,910 2,728 +4,638 / 黒字転換 7,041 +4,313 / +158.1% 13,000 +5,959 / +84.6%
経常損益 -10,929 -8,351 +2,578 / 赤字縮小23.6% -1,985 +6,366 / 赤字縮小76.2% 2,632 +4,617 / 黒字転換 6,457 +3,825 / +145.2% 13,100 +6,643 / +102.9%
当期純利益 -11,122 -8,697 +2,425 / 赤字縮小21.8% -3,307 +5,390 / 赤字縮小62.0% 2,000 +5,307 / 黒字転換 8,838 +6,838 / +341.8% 11,200 +2,362 / +26.7%
EPS -143.18円 -111.96円 +31.22円 / 赤字縮小21.8% -42.57円 +69.39円 / 赤字縮小62.0% 25.75円 +68.32円 / 黒字転換 113.78円 +88.03円 / +341.9% 144.18円 +30.40円 / +26.7%
PER 19.4倍 7月17日終値2,794円
PBR 8.7倍 最新実績BPS基準
BPS 184.48円 201.24円 +16.76円 / +9.1% 181.39円 -19.85円 / -9.9% 207.15円 +25.76円 / +14.2% 320.93円 +113.78円 / +54.9%
純資産 14,330 15,632 +1,302 / +9.1% 14,980 -652 / -4.2% 17,548 +2,568 / +17.1% 27,846 +10,298 / +58.7%
営業CF -1,121 5,041 +6,162 / 黒字転換 9,609 +4,568 / +90.6%
投資CF -930 -793 +137 / 支出縮小14.7% -512 +281 / 支出縮小35.4%
財務CF -486 -131 +355 / 支出縮小73.0% 533 +664 / 収入転換
現金及び現金同等物 21,032 25,148 +4,116 / +19.6% 34,584 +9,436 / +37.5%
TradingViewでチャートを見る TradingViewをサブスクTradingViewをサブスクボタンはアフィリエイトリンクです。

中期経営計画

正式な中期数値計画は未公表

2026年7月17日時点で、期間を区切った売上高、営業利益、利用者数などの数値目標を示す正式な中期経営計画は確認できない。

代替となる数値目標は2027年5月期会社予想であり、経営の方向性はIRトップメッセージに掲げる中長期ビジョン「日本を動かす、社会インフラへ。」及び経営方針から確認できる。

2027年5月期 売上高予想 48,500百万円
2027年5月期 営業利益予想 13,000百万円
2027年5月期 経常利益予想 13,100百万円
2027年5月期 純利益予想 11,200百万円
数値目標

2027年5月期は売上高を前期比17.0%増、営業利益を84.6%増、経常利益を102.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益を26.7%増とする計画である。

調整後EBITDAは14,400百万円で前期比68.1%増、EBITDAは13,500百万円80.3%増を見込む。

営業利益率は2026年5月期の17.0%から、会社予想ベースで約26.8%へ上昇する計算となる。

基本方針

第一の方針は、タクシーアプリの利用者、乗車回数、対応車両を増やし、国内配車プラットフォームとしての密度を高めることである。

第二の方針は、全国のタクシー事業者とのネットワーク及び配車技術を基盤に、タクシー産業を持続可能な次世代型産業基盤へ更新することである。

第三の方針は、自動運転、GX、安全運転支援、地域交通などを通じ、人口減少や乗務員不足を含む移動課題への対応範囲を広げることである。

事業戦略

中核のGO事業では、実車数と1実車当たり平均売上高を同時に増やし、プラットフォームの収益性を高める。即時配車に加え、予約、空港定額、GO PREMIUM、GO Reserve、GOエコノミーなど、用途及び価格帯別のサービスを拡張する。

法人領域では、GO BUSINESS、請求書払い、利用管理、デジタルタクシーチケットを通じて、継続利用の法人顧客を増やす。

供給面では、タクシー事業者向けDX、GO Crew、GOジョブによって、提携車両と乗務員の確保を進める。需要拡大と車両供給を同時に進めることが、待ち時間及び配車成功率の維持に必要となる。

周辺領域では、GX、GO Charge、DRIVE CHART、自動運転、物流などへ投資する。短期的にはその他事業の損失要因となるが、中長期的にはタクシー配車以外の収益源及びモビリティ産業向け基盤サービスへの成長が焦点となる。

会社予想の達成度を測る際は、GO事業の売上成長、セグメント利益率、その他事業の損失幅、営業キャッシュフロー、実車数及び1実車当たり平均売上高を確認する必要がある。

経営方針へ

競合他社

① Uber Technologies, Inc.(NYSE: UBER)

株価 72.46米ドル
時価総額 約1,500.93億米ドル
円換算時価総額 約24.37兆円

Uberは世界規模でモビリティ、デリバリー、物流サービスを提供するプラットフォーム企業である。日本では「Uber Taxi」により提携タクシーを配車し、GOと直接競合する。

海外で利用しているアプリを訪日後も利用できるため、インバウンド、空港、ホテル、観光地で強い顧客導線を持つ。

即時配車、料金見積もり、キャッシュレス決済、事前予約、プレミアム車両、法人向け「Uber for Business」などが、GO、予約、GO PREMIUM、GO BUSINESSと競合する。

2026年1月から3月期はグロスブッキング537.20億米ドル、売上高132.03億米ドル、営業利益19.23億米ドル、純利益2.63億米ドル

売上高は前年同期比14%増、営業利益は57%増、調整後EBITDAは24.81億米ドル33%増となった。

モビリティ部門のグロスブッキングは263.94億米ドル、売上高は67.98億米ドル、部門営業利益は20.29億米ドル

GOに対する優位性は、国際的なブランド、世界共通アプリ、巨大な利用者基盤、法人の国際契約、研究開発及び自動運転企業との提携力にある。

GOは国内タクシー事業者の業務システム、車載端末、法人利用、採用、安全、GXまで深く接続しており、日本固有の産業構造への適合度で差別化する。

国内提携車両数、訪日客の利用比率、空港及び都市部の配車時間、プレミアム配車、法人契約の競争状況が注視点となる。

TradingViewでチャートを見る TradingViewをサブスクTradingViewをサブスクボタンはアフィリエイトリンクです。

② DiDi Global Inc.(OTC: DIDIY)

ADS価格 3.53米ドル
時価総額 約159.1億米ドル
円換算時価総額 約2.58兆円

DiDiは中国を中心に、アジア太平洋、中南米などでライドヘイリング、タクシー、ハイヤー、車両・エネルギー関連サービスを展開する。

日本ではタクシー配車アプリ「DiDi」を提供しており、同じ利用者、提携タクシー会社、車両供給を巡ってGOと直接競合する。

到着予定時刻、キャッシュレス決済、クーポン、ポイント、車両カテゴリー、日本型ライドシェア対応などが主な競争領域となる。

2026年1月から3月期は売上高587.43億元で前年同期比10.3%増。コアプラットフォーム取引数は48.02億件13.1%増、GTVは1,233.44億元21.4%増となった。

最終損益は12.19億元の赤字、調整後EBITDAは9.13億元の黒字。中国モビリティ事業が利益を計上する一方、海外事業の成長投資が全社利益を抑制した。

世界規模の取引データを利用する需要予測、車両配置、価格施策、利用者及びドライバー向けインセンティブがDiDiの強みとなる。

日本市場で販促費や車両獲得施策を強めた場合、GOには料金、クーポン、待ち時間、提携車両数の競争圧力が生じる。

GOは全国のタクシー事業者との接続、GO BUSINESS、車載端末、タクシーチケット、採用、安全運転支援、GXを含む周辺サービスで差別化する。

特定都市での車両密度、平均迎車時間、販促強度、日本型ライドシェアへの対応状況が比較上の重要項目となる。

TradingViewでチャートを見る TradingViewをサブスクTradingViewをサブスクボタンはアフィリエイトリンクです。

③ Grab Holdings Limited(NASDAQ: GRAB)

株価 3.57米ドル
時価総額 約141.12億米ドル
円換算時価総額 約2.29兆円

Grabは東南アジアで、配車、タクシー、フード及び荷物配送、決済、融資、保険、広告、地図を一つのアプリに統合するスーパーアプリ企業である。

現時点で日本国内におけるGOの直接競合ではないが、モビリティを入口に複数の周辺収益を構築する事業モデルが類似する。

GrabTaxi、GrabCar、予約、空港移動、プレミアム車両、低価格カテゴリーは、GO、予約、GO PREMIUM、GOエコノミーと対応するサービス領域を持つ。

法人向け「Grab for Business」は、従業員及び来訪者の移動、利用管理、請求、配送、食事手配を管理し、GO BUSINESSと類似する。

2026年1月から3月期は売上高9.55億米ドルで前年同期比24%増、オンデマンドGMVは61億米ドル24%増

期間利益は1.20億米ドル、調整後EBITDAは1.54億米ドルで前年同期比46%増となった。

モビリティ部門の売上高は3.37億米ドル19%増、GMVは22.23億米ドル23%増。部門調整後EBITDAは1.98億米ドルである。

広告、地図、決済、金融をモビリティ利用者及び加盟店データと組み合わせる点が、単一の配車手数料に依存しない収益構造を生んでいる。

GOにとっては直接的な国内シェア競争相手ではなく、広告、決済、地図、保険、車両金融などへ事業を広げる場合の比較対象となる。

TradingViewでチャートを見る TradingViewをサブスクTradingViewをサブスクボタンはアフィリエイトリンクです。

出典

本ページは公開情報を基に作成した企業分析であり、特定の有価証券の売買を推奨または勧誘するものではありません。業績予想、株価、時価総額、投資指標、サービス提供内容などは変動する可能性があります。投資判断は最新の開示資料を確認したうえで、自身の責任で行ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました