4968 荒川化学工業

荒川化学工業 4968 東証P

ARAKAWA CHEMICAL INDUSTRIES, LTD.|ロジン化学を基盤に、機能性コーティング、製紙用薬品、粘接着樹脂、電子材料を展開。

※2026年8月5日時点の情報

事業内容

2026年8月5日の時価総額は約483億円。 同日の終値は2,337円

機能性コーティング事業

セグメント業績推移: 売上高は2024年3月期まで縮小した後、2期連続で増加。セグメント利益は全5期で黒字を維持し、2026年3月期は2,203百万円、利益率12.1%まで上昇した。
35,00020,0000-5,000売上高利益損失単位:百万円16,2261,0822022/3利益率 6.7%15,7003352023/3利益率 2.1%14,9315202024/3利益率 3.5%16,8421,2192025/3利益率 7.2%18,2062,2032026/3利益率 12.1%

光硬化型樹脂、熱硬化型樹脂、印刷インキ用樹脂、塗料・フィルムコーティング用樹脂を展開。2027年3月期第1四半期はAIサーバー、スマートフォン、ディスプレイ向けが伸び、売上高5,159百万円、セグメント利益1,017百万円。

製紙・環境事業

セグメント業績推移: 売上高は2025年3月期まで増加した後、2026年3月期は減少。利益は全5期で黒字を維持し、2025年3月期に1,849百万円でピーク、直近は1,381百万円、利益率6.7%。
35,00020,0000-5,000売上高利益損失単位:百万円18,6529692022/3利益率 5.2%20,9913102023/3利益率 1.5%21,1201,3392024/3利益率 6.3%22,0411,8492025/3利益率 8.4%20,6661,3812026/3利益率 6.7%

紙力増強剤、サイズ剤、新規水系ポリマーなどで紙の強度、耐水性、印刷適性、古紙利用を支える。2027年3月期第1四半期は国内外の板紙向け紙力増強剤が好調で、売上高5,291百万円、セグメント利益520百万円。

粘接着・バイオマス事業

セグメント業績推移: 売上高は2024年3月期を底に2期連続で回復。2023年3月期に赤字転落し、2024年3月期の損失4,048百万円から、2026年3月期は損失1,400百万円、損失率4.9%まで縮小した。
35,00020,0000-5,000売上高利益損失単位:百万円32,5302062022/3利益率 0.6%29,977-3,8712023/3損失率 12.9%25,135-4,0482024/3損失率 16.1%27,800-2,2412025/3損失率 8.1%28,435-1,4002026/3損失率 4.9%

水素化石油樹脂、ロジン系粘着・接着剤用樹脂、超淡色ロジン、合成ゴム重合用乳化剤を展開。2027年3月期第1四半期は売上高7,804百万円、セグメント損失263百万円で、千葉アルコン製造の稼働率が収益課題。

ファイン・エレクトロニクス事業

セグメント業績推移: 売上高は2024年3月期を底に2期連続で増加。2024年3月期に393百万円の損失となったが、翌期に黒字転換し、2026年3月期は利益895百万円、利益率6.1%。
35,00020,0000-5,000売上高利益損失単位:百万円12,8265522022/3利益率 4.3%12,5703492023/3利益率 2.8%10,955-3932024/3損失率 3.6%13,4598472025/3利益率 6.3%14,7488952026/3利益率 6.1%

精密部品洗浄剤・洗浄装置、低誘電ポリイミド樹脂、ファインケミカル製品、電子材料用配合製品、精密研磨剤を展開。2027年3月期第1四半期はデータセンター・半導体関連が伸び、売上高4,005百万円、利益413百万円。

1.会社予想と実績

2022年3月期から2026年3月期は期首の通期会社予想と通期実績を比較。2027年3月期は最新予想と第1四半期実績を掲載しています。

売上高の会社予想と実績 売上高 期首会社予想と通期実績(2027年3月期は最新予想と第1四半期実績)/百万円 会社予想 実績(27/3期は1Q) 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 77,000 80,515 2022/3 達成率 104.6% 90,000 79,431 2023/3 達成率 88.3% 83,000 72,222 2024/3 達成率 87.0% 82,000 80,236 2025/3 達成率 97.8% 85,000 82,135 2026/3 達成率 96.6% 87,000 22,282 2027/3 単純進捗 25.6% 第1四半期累計 単位:百万円
予想(青)と実績(赤)。赤字予想期は損失縮小を達成として判定しています。
営業利益の会社予想と実績 営業利益 期首会社予想と通期実績(2027年3月期は最新予想と第1四半期実績)/百万円 会社予想 実績(27/3期は1Q) -4,000 -2,000 0 2,000 4,000 2,200 3,304 2022/3 達成率 150.2% 1,600 -2,907 2023/3 達成率 -181.7% -1,800 -2,617 2024/3 達成率 68.8% 2,000 1,057 2025/3 達成率 52.8% 2,800 2,500 2026/3 達成率 89.3% 3,300 1,637 2027/3 単純進捗 49.6% 第1四半期累計 単位:百万円
予想(青)と実績(赤)。赤字予想期は損失縮小を達成として判定しています。
経常利益の会社予想と実績 経常利益 期首会社予想と通期実績(2027年3月期は最新予想と第1四半期実績)/百万円 会社予想 実績(27/3期は1Q) -4,000 -2,000 0 2,000 4,000 1,900 3,566 2022/3 達成率 187.7% 1,400 -2,687 2023/3 達成率 -191.9% -2,000 -2,412 2024/3 達成率 82.9% 1,500 854 2025/3 達成率 56.9% 2,400 2,390 2026/3 達成率 99.6% 2,800 1,616 2027/3 単純進捗 57.7% 第1四半期累計 単位:百万円
予想(青)と実績(赤)。赤字予想期は損失縮小を達成として判定しています。
親会社株主に帰属する当期純利益の会社予想と実績 親会社株主に帰属する当期純利益 期首会社予想と通期実績(2027年3月期は最新予想と第1四半期実績)/百万円 会社予想 実績(27/3期は1Q) -6,000 -4,000 -2,000 0 2,000 4,000 1,450 1,502 2022/3 達成率 103.6% 900 -4,941 2023/3 達成率 -549.0% -1,800 -1,042 2024/3 達成率 172.7% 1,800 2,644 2025/3 達成率 146.9% 1,800 2,201 2026/3 達成率 122.3% 2,250 1,296 2027/3 単純進捗 57.6% 第1四半期累計 単位:百万円
予想(青)と実績(赤)。赤字予想期は損失縮小を達成として判定しています。
EPSの会社予想と実績 EPS 期首会社予想と通期実績(2027年3月期は最新予想と第1四半期実績)/円 会社予想 実績(27/3期は1Q) -300 -200 -100 0 100 200 73.09 75.75 2022/3 達成率 103.6% 45.37 -249.08 2023/3 達成率 -549.0% -90.73 -52.56 2024/3 達成率 172.6% 90.73 133.31 2025/3 達成率 146.9% 90.73 110.96 2026/3 達成率 122.3% 113.41 65.37 2027/3 単純進捗 57.6% 第1四半期累計 単位:円
予想(青)と実績(赤)。赤字予想期は損失縮小を達成として判定しています。
指標2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期
会社予想実績達成率会社予想実績達成率会社予想実績達成率会社予想実績達成率会社予想実績達成率会社予想実績達成率
売上高
(百万円)
77,00080,515104.6%90,00079,43188.3%83,00072,22287.0%82,00080,23697.8%85,00082,13596.6%87,00022,28225.6%単純進捗
営業利益
(百万円)
2,2003,304150.2%1,600-2,907-181.7%-1,800-2,61768.8%2,0001,05752.8%2,8002,50089.3%3,3001,63749.6%単純進捗
経常利益
(百万円)
1,9003,566187.7%1,400-2,687-191.9%-2,000-2,41282.9%1,50085456.9%2,4002,39099.6%2,8001,61657.7%単純進捗
親会社株主に帰属する当期純利益
(百万円)
1,4501,502103.6%900-4,941-549.0%-1,800-1,042172.7%1,8002,644146.9%1,8002,201122.3%2,2501,29657.6%単純進捗
EPS
(円)
73.0975.75103.6%45.37-249.08-549.0%-90.73-52.56172.6%90.73133.31146.9%90.73110.96122.3%113.4165.3757.6%単純進捗

2022年3月期の期首予想は2021年3月期決算短信の公表値で補完。2027年3月期は最新予想に対する第1四半期実績の単純進捗率です。

赤字予想の達成率は、実績も赤字の場合「予想損失額÷実績損失額×100」で表示し、損失が予想より縮小すれば100%超としています。
2.達成・未達理由
2022年3月期全5指標を達成
売上 104.6%営業利益 150.2%経常利益 187.7%純利益 103.6%EPS 103.6%

高付加価値品の拡販、国内外の需要回復、収益改善策で増収営業増益となり、期首予想を全面超過。下期の原材料・欧州エネルギー高と荒川ヨーロッパ社の減損は上振れ幅を抑えました。

2023年3月期全5指標が未達、利益は大幅赤字
売上 88.3%営業利益 △181.7%経常利益 △191.9%純利益 △549.0%EPS △549.2%

原材料・エネルギーコスト急騰、電子部品の在庫調整、千葉アルコンの減価償却が採算を悪化。荒川ヨーロッパ社の製造終了に伴う減損・事業整理損も加わり、黒字予想から大幅赤字へ転落しました。

2024年3月期売上・営業利益・経常利益は未達、純損失は予想より縮小
売上 87.0%営業利益 68.8%経常利益 82.9%純利益 172.7%EPS 172.6%

主力製品の販売低調と千葉アルコンの減価償却負担で本業の赤字が計画を上回りました。一方、投資有価証券売却益、受取補償金、資産除去債務戻入益などにより、親会社帰属純損失は予想より小さく収まりました。

2025年3月期純利益・EPSは達成、売上と営業・経常利益は未達
売上 97.8%営業利益 52.9%経常利益 56.9%純利益 146.9%EPS 146.9%

光硬化型樹脂、海外紙力増強剤、精密研磨剤は回復したものの、千葉アルコンの不具合・修繕費と低稼働が重く、本業利益は未達。投資有価証券売却益と固定資産売却益が純利益・EPSを押し上げました。

2026年3月期純利益・EPSは達成、売上・営業利益は未達、経常利益はほぼ計画線
売上 96.6%営業利益 89.3%経常利益 99.6%純利益 122.3%EPS 122.3%

光硬化型樹脂、ファインケミカル、精密研磨剤が過去最高となり、千葉アルコンも改善。ただし製紙・環境の競争激化と水素化石油樹脂の赤字が残り、売上・営業利益は未達。投資有価証券売却益などで純利益は超過しました。

2027年3月期 第1四半期利益進捗は約50~58%、会社は予想を据え置き
売上 25.6%営業利益 49.6%経常利益 57.7%純利益 57.6%EPS 57.6%

AIサーバー向け光硬化型樹脂とHDD用精密研磨剤が想定を上回り、利益は高進捗。一方、中東情勢を背景とする顧客の在庫確保による前倒し需要を含むため、会社は原料・副資材と顧客動向の不確実性を理由に通期予想を据え置きました。

3.事業セグメントの自信度

各年度で変化した会社表現を事業別・年度別に掲載し、業績推移と合わせて自信度を推理しています。

機能性コーティング事業

自信度推移:強気 → 弱気 → 中立 → 強気 → 非常に強気 → 非常に強気
2022年3月期強気
機能性コーティング材料用の光硬化型樹脂は自動車関連分野や5G関連分野での販売が引き続き堅調に推移しました。

成長用途の販売は堅調。

2023年3月期弱気
スマートフォンや自動車関連分野、ディスプレイ関連分野での急激な在庫調整により売上高は減少しました。

在庫調整とコスト高が直撃。

2024年3月期中立
スマートフォンやディスプレイ関連分野での在庫調整が一巡し、需要回復の兆しが見られました。

底打ち表現へ変化。

2025年3月期強気
スマートフォンやディスプレイ関連分野での需要回復が進み、販売が増加しました。

回復が実績化。

2026年3月期非常に強気
機能性コーティング材料用の光硬化型樹脂、ファインケミカル製品、ハードディスク用精密研磨剤の販売は過去最高となりました。

AI関連を含め過去最高。

2027年3月期 1Q非常に強気
AIサーバー向け需要が想定を上回ったことで、機能性コーティング材料用の光硬化型樹脂の販売が大幅に増加しました。

想定超の需要を明示。

最新判断非常に強気

AIサーバー需要が想定超で、1Qは売上15.3%増・利益81.2%増。光硬化型樹脂に熱硬化型樹脂の新規採用も加わり、成長確度は高いと推理します。

製紙・環境事業

自信度推移:強気 → 弱気 → 強気 → 強気 → 弱気 → 強気
2022年3月期強気
原材料価格の上昇により下期の収益性が低下しましたが、紙力増強剤の販売が国内外ともに堅調に推移しました。

需要がコスト高を吸収。

2023年3月期弱気
原材料価格やエネルギーコストの上昇等により収益性が悪化しました。

増収でも大幅減益。

2024年3月期強気
海外での板紙向け紙力増強剤が堅調に推移し、収益性が改善しました。

海外販売で採算回復。

2025年3月期強気
アジアでの需要の創出に注力している板紙向け紙力増強剤が堅調に推移したことなどにより、増益となりました。

厳しい市況下でも増益。

2026年3月期弱気
海外での紙力増強剤も価格競争の激化により、利益を押し下げました。

中国発の競争激化。

2027年3月期 1Q強気
中東情勢の影響を受けて、板紙在庫を積み増す需要増により、国内の板紙の生産量は前年を上回る水準となり、紙力増強剤の販売が堅調に推移しました。

在庫確保需要で短期上振れ。

最新判断中立寄りの強気

1Qは在庫積み増しとアジア販売で増収増益。ただし前倒し需要と中国の供給過剰・価格競争が残るため、通期への持続性は慎重に見ます。

粘接着・バイオマス事業

自信度推移:弱気 → 非常に弱気 → 非常に弱気 → 弱気 → 弱気 → 弱気
2022年3月期弱気
ロジンや石化原料の価格の高騰に加えて、欧州における天然ガスおよび水素の価格高騰などにより、収益性が急激に悪化しました。

販売堅調でも採算急落。

2023年3月期非常に弱気
欧州における天然ガスおよび水素価格の歴史的高騰により、収益性の悪化が継続しました。

大型赤字と欧州製造終了。

2024年3月期非常に弱気
当期の減価償却費負担に見合った生産量には至らない状況にあることから、セグメント損失は40億48百万円となりました。

千葉アルコンの低稼働が深刻。

2025年3月期弱気
想定より機器の不具合等や修繕費も増加したことから水素化石油樹脂の収益を押し下げました。

赤字縮小も設備課題が残存。

2026年3月期弱気
目標には届かなかったものの稼働率は改善し生産量は増加しました。

改善表現だが赤字継続。

2027年3月期 1Q弱気
定期修繕からの稼働再開が遅れたことなどにより、稼働率は低調に推移したため、収益を押し下げました。

外部要因も重なり回復遅延。

最新判断弱気

ロジン系樹脂は堅調でも千葉アルコンの低稼働が続き、1Qも2.63億円の損失。全社予想達成の最大の下振れ要因です。

ファイン・エレクトロニクス事業

自信度推移:強気 → 中立 → 弱気 → 非常に強気 → 非常に強気 → 非常に強気
2022年3月期強気
電子材料用配合製品や精密研磨剤の販売が堅調に推移しました。

5G・電子関連需要が堅調。

2023年3月期中立
精密部品洗浄剤は堅調でしたが、精密研磨剤の販売が下期に入り減速し、電子材料用配合製品も低調に推移しました。

強弱が混在。

2024年3月期弱気
ファインケミカル製品や精密研磨剤、精密部品洗浄剤などが低調に推移しました。

全般低迷で赤字。

2025年3月期非常に強気
半導体関連先端材料のファインケミカル製品やハードディスク用精密研磨剤が大幅な増収となりました。

生成AI・データセンター需要が顕在化。

2026年3月期非常に強気
データセンター向けのハードディスク用精密研磨剤は、旺盛な需要により、販売が好調に推移しました。

旺盛な需要を明記。

2027年3月期 1Q非常に強気
データセンター向けの旺盛な需要により、ハードディスク用精密研磨剤の販売が好調に推移しました。

高成長を継続。

最新判断非常に強気

データセンター向けHDD研磨剤と半導体先端材料が伸長し、1Q利益は124.8%増。増強設備の量産化も控え、機能性コーティングと並ぶ達成の牽引役です。

4.最新予想信頼度
判定:2027年3月期の達成可能性は「やや高い」。利益予想には上振れ余地がありますが、前倒し需要の反動と千葉アルコンが条件です。

会社予想は売上高870億円、営業利益33億円、経常利益28億円、親会社株主帰属純利益22.5億円、EPS113.41円。第1四半期の単純進捗率は売上25.6%、営業利益49.6%、経常利益57.7%、純利益・EPS57.6%です。

売上高予想87,000百万円 / 進捗25.6%
営業利益予想3,300百万円 / 進捗49.6%
経常利益予想2,800百万円 / 進捗57.7%
純利益予想2,250百万円 / 進捗57.6%
EPS予想113.41円 / 進捗57.6%

達成できると判断する理由

  • 会社自身が第1四半期の進捗が計画を大きく上回ったと評価。営業・経常・純利益は通期予想の約半分以上を1四半期で確保しました。
  • AIサーバー向け光硬化型樹脂が想定を上回り、HDD用精密研磨剤と半導体先端材料も好調。高付加価値品が利益率を押し上げています。
  • 営業利益予想は前期比32%増ですが、第1四半期営業利益は前年同期比140.3%増。通期増益に必要な初動を大きく上回っています。
  • 製紙・環境は前年の減益から回復し、粘接着・バイオマスも損失がわずかに縮小。主力2事業以外にも改善が見られます。

達成できないと判断する理由

  • 第1四半期には中東情勢を背景とした顧客の在庫確保による前倒し需要が含まれ、単純進捗率をそのまま通期へ外挿できません。
  • 会社は原料・副資材の供給量や顧客動向の変化を予想に織り込めていません。調達制約やコスト高が顕在化すれば下期利益を押し下げます。
  • 千葉アルコンは定期修繕からの再稼働が遅れ、粘接着・バイオマスはなお赤字。大型設備の稼働率が通期達成の最大リスクです。
  • 製紙・環境では中国の供給過剰と価格競争、機能性材料ではスマートフォン・ディスプレイの在庫循環が変動要因です。

収益計上時期を見る際の注意点

会社は通常の利益偏重ではなく、第1四半期の販売増には在庫確保に伴う需要の前倒しが含まれると説明しています。掲載した進捗率は通期予想に対する単純計算であり、残り3四半期に同じペースが続くことを示すものではありません。

総合判断:機能性コーティングとファイン・エレクトロニクスの想定超需要により、利益達成の蓋然性は高まっています。前倒し需要の反動が限定的で、千葉アルコンの稼働率が悪化しなければ達成可能と判断します。

直近5年業績サマリー

業績項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期 2027年3月期
会社予想
売上高80,515+9,943
(+14.1%)
79,431-1,084
(-1.3%)
72,222-7,209
(-9.1%)
80,236+8,014
(+11.1%)
82,135+1,899
(+2.4%)
87,000+4,865
(+5.9%)
営業損益3,304+47
(+1.4%)
-2,907-6,211
(赤字転落)
-2,617+290
(赤字縮小)
1,057+3,674
(黒字転換)
2,500+1,443
(+136.5%)
3,300+800
(+32.0%)
経常損益3,566-86
(-2.4%)
-2,687-6,253
(赤字転落)
-2,412+275
(赤字縮小)
854+3,266
(黒字転換)
2,390+1,536
(+179.9%)
2,800+410
(+17.2%)
当期純利益1,502-667
(-30.8%)
-4,941-6,443
(赤字転落)
-1,042+3,899
(赤字縮小)
2,644+3,686
(黒字転換)
2,201-443
(-16.8%)
2,250+49
(+2.2%)
EPS75.75円-33.60
(-30.7%)
-249.08円-324.83
(赤字転落)
-52.56円+196.52
(赤字縮小)
133.31円+185.87
(黒字転換)
110.96円-22.35
(-16.8%)
113.41円+2.45
(+2.2%)
PER14.10倍8.26倍11.36倍20.61倍8/5終値基準
PBR0.36倍0.37倍0.41倍0.37倍0.40倍0.74倍8/5終値・2026年3月期BPS基準
BPS2,983.23円+98.57
(+3.4%)
2,726.08円-257.15
(-8.6%)
2,829.54円+103.46
(+3.8%)
2,947.52円+117.98
(+4.2%)
3,143.24円+195.72
(+6.6%)
純資産62,578+3,988
(+6.8%)
56,509-6,069
(-9.7%)
56,918+409
(+0.7%)
57,237+319
(+0.6%)
59,240+2,003
(+3.5%)
営業CF3,989+304
(+8.2%)
-575-4,564
(-114.4%)
1,157+1,732
(+301.2%)
5,119+3,962
(+342.4%)
4,176-943
(-18.4%)
投資CF-7,401-103
(-1.4%)
-6,046+1,355
(+18.3%)
-7,140-1,094
(-18.1%)
-3,243+3,897
(+54.6%)
-2,103+1,140
(+35.2%)
財務CF4,927+3,573
(+263.9%)
6,666+1,739
(+35.3%)
5,484-1,182
(-17.7%)
-4,704-10,188
(-185.8%)
-286+4,418
(+93.9%)
現金及び現金同等物9,250+1,908
(+26.0%)
9,286+36
(+0.4%)
9,164-122
(-1.3%)
6,434-2,730
(-29.8%)
8,413+1,979
(+30.8%)

中期経営計画

第6次中期5ヵ年経営実行計画「V-ACTION for the Future」

対象期間: 2026年度-2030年度

2030年度 連結売上高1,030億円
2030年度 連結営業利益70億円
2030年度 当期純利益44億円
2030年度 ROE7%以上
2030年度 ROIC5%以上
配当性向目標50%

基本方針・事業戦略

  • 中核方針は「事業ポートフォリオ改革の加速」と「生産性および資本効率の向上」。キャッシュ創出力の強化を変革の軸とする。
  • 電子材料領域、海外市場、ライフサイエンス領域を成長・注力分野とし、既存事業の生産プロセス変革と低収益・非中核事業の見直しを並行して進める。
  • ライフサイエンスを5つ目のセグメント規模へ育成し、2030年度に売上高30億円、セグメント利益2億円を目標とする。

2030年度 セグメント目標

  • 機能性コーティング:売上高215億円、セグメント利益28億円、利益率13.0%
  • 製紙・環境:売上高270億円、セグメント利益16.5億円、利益率6.1%
  • 粘接着・バイオマス:売上高330億円、セグメント利益19億円、利益率5.8%
  • ファイン・エレクトロニクス:売上高185億円、セグメント利益14億円、利益率7.6%
  • ライフサイエンス:売上高30億円、セグメント利益2億円、利益率6.7%

投資・キャッシュアロケーション

  • 5年間累計の営業CFは340億円を計画。定常投資165億円、成長投資55億円、株主還元78億円、有利子負債返済35億円などに配分する。
  • 成長投資は電子材料、水素化石油樹脂、紙力増強剤のグローバル展開、微細藻類・ライフサイエンスなどの新規事業開発を重点対象とする。
  • 配当は原則累進配当とし、配当性向目標を50%へ引き上げる。
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出典

本ページは公開情報を基に作成した情報提供資料であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。業績予想や中期経営計画は将来の達成を保証するものではなく、実際の業績・株価は市場環境、原材料価格、為替、需要動向その他の要因により変動します。投資判断は必ず最新の公式開示資料を確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。

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