共和コーポレーション 6570 東証S
Kyowa Corporation|アミューズメント施設「APINA」等の運営を主軸に、ゲーム機器販売、管理委託、広告・店装、トレーディングカード関連を展開。
※2026年8月10日時点の情報
事業内容
2026年8月10日の時価総額は約158億円。 同日の終値は2,602円。
アミューズメント施設運営事業
「APINA」等のアミューズメント施設を運営し、ゲームセンター、バッティング、ボウリングなどを展開。2027年3月期第1四半期は3店舗を新規出店して総店舗数76店舗となり、売上高5,085百万円、セグメント利益541百万円。
アミューズメント機器販売事業
ゲームメーカーとの取引に加え、顧客ニーズに応じたコンサルティング、アミューズメント機器・景品の販売を行う。2027年3月期第1四半期は景品ゲーム機器と景品需要が堅調で、売上高293百万円、セグメント利益85百万円。
その他事業
報告セグメント外の「その他」として、広告代理店業、トレーディングカード事業、玩具・雑貨等の商品企画・販売を展開。2027年3月期第1四半期は道楽とブルームの商品販売が寄与し、売上高2,006百万円、セグメント利益321百万円。
1.会社予想と実績
2022年3月期から2026年3月期は期初の通期会社予想と通期実績を比較。2027年3月期は最新の通期会社予想を掲載しています。
| 指標 | 2022/3 | 2023/3 | 2024/3 | 2025/3 | 2026/3 | 2027/3 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 会社予想 | 実績 | 達成率 | 会社予想 | 実績 | 達成率 | 会社予想 | 実績 | 達成率 | 会社予想 | 実績 | 達成率 | 会社予想 | 実績 | 達成率 | 会社予想 | 実績 | 達成率 | |
| 売上高 (百万円) | 10,142 | 10,385 | 参考 102.4% | 11,253 | 12,444 | 110.6% | 13,625 | 14,580 | 107.0% | 15,659 | 16,705 | 106.7% | 18,300 | 20,729 | 113.3% | 26,870 | — | 最新予想 |
| 営業利益 (百万円) | 135 | 274 | 参考 203.0% | 205 | 717 | 349.8% | 735 | 1,082 | 147.2% | 1,130 | 1,294 | 114.5% | 1,320 | 1,757 | 133.1% | 2,000 | — | 最新予想 |
| 経常利益 (百万円) | 127 | 284 | 参考 223.6% | 192 | 711 | 370.3% | 721 | 1,111 | 154.1% | 1,117 | 1,288 | 115.3% | 1,295 | 1,741 | 134.4% | 1,992 | — | 最新予想 |
| 親会社株主帰属純利益 (百万円) | 55 | 128 | 参考 232.7% | 98 | 432 | 440.8% | 442 | 646 | 146.2% | 680 | 917 | 134.9% | 794 | 1,122 | 141.3% | 1,219 | — | 最新予想 |
| EPS(1株当たり当期純利益) (円) | 9.36 | 21.90 | 参考 234.0% | 16.49 | 72.67 | 440.7% | 74.34 | 108.69 | 146.2% | 114.33 | 153.97 | 134.7% | 133.19 | 188.13 | 141.2% | 203.85 | — | 最新予想 |
達成率=実績÷期初会社予想×100。2027年3月期は最新会社予想のみ掲載。
2.達成・未達理由
新型コロナ影響は残ったものの、2021年7月以降の来店回復、新規店の好調、景品ゲーム需要の拡大が収益を押し上げました。加えて期中の連結化で比較基準が変わっており、超過幅は参考評価です。
景品ゲーム人気の継続で施設売上がコロナ禍前の2019年度を上回り、売上増がエネルギーコスト高を吸収。施設・機器販売とも大幅増益となり、利益予想を大きく超過しました。
5類移行後の来店増と景品ゲームの好調が続き、売上伸長が物価高・円安による仕入コスト増を吸収。機器販売の拡大とブルームを含むその他事業の黒字化も寄与しました。
景品ゲームの好調、来店客増、6店舗の新規出店で過去最高売上を更新。仕入コスト増を上回る売上成長が利益を押し上げ、全主要指標で期初予想を超過しました。
過去最高の9店舗を新規出店し、各新店の業績が想定を上回って出店費用を吸収。主力施設の増収と収益性改善が機器販売・その他の弱さを補い、全主要指標を超過しました。
既存店・新規店の好調、道楽の連結寄与、ブルームの商品販売拡大で1Q利益が大きく先行。通期予想は据え置かれており、現時点では未達要因より上振れ余地が目立ちます。
3.事業セグメントの自信度
アミューズメント施設運営事業
2021年7月以降はご来店されるお客様も増え、現在は店舗にも活気が戻っております。
コロナ影響は残るが、来店回復の手応えが出始めた。
アミューズメント業界全体における景品ゲーム人気の高まりを好機と捉え、景品ゲーム機の大幅な増台やバラエティ感溢れる景品の充実に注力してまいりました。
需要増を「好機」と明示し、投資を拡大。
5月の新型コロナウィルス感染症の5類移行後は、すべての月で前年を上回るお客様にご来店いただき店舗は活気に満ちており、過去最高の売上高を達成いたしました。
来店が毎月前年超え、過去最高売上へ。
年間を通して景品ゲームジャンルが引続き好調に推移しており、ご来店いただくお客様も前年と比較して増加し、過去最高の売上高を達成いたしました。
好調が一過性ではなく年間継続。
各店舗の業績が想定を上回る水準で推移しこれらの費用を吸収する結果となり、当連結会計年度の収益性向上に大きく寄与しました。
過去最多出店でも新店が想定超え。
既存店及び新規出店店舗の売上高はいずれも好調に推移いたしました。
既存店と新店が同時に好調。
景品ゲーム需要、新規出店、既存店の三つが同時に伸長。2027年3月期1Qも売上・利益とも大幅増で、主力事業の牽引力は強い状態です。
アミューズメント機器販売事業
アミューズメント業界全般で景品ゲームが好調であり、景品ゲーム機及び景品の需要が増加しております。
景品ゲーム需要の拡大を明確に認識。
アミューズメント業界全般で景品ゲームが好調なこともあり、景品ゲーム機及び景品の需要が増加しております。
需要拡大が継続。
景品販売においては、ぬいぐるみやフィギュア、小型家電等、多岐にわたるジャンルが堅調に推移し、さらにスクイーズを使用したオリジナル景品等の販売も積極的に実施してまいりました。
商品幅とオリジナル景品で成長を継続。
一方で、景品ゲーム機の販売においては、入替需要の一巡等もあり販売台数が減少しました。
機器販売の循環的な反動が顕在化。
景品ゲーム機の販売においては、取扱高は増えておりますが、当社の役割が本人に該当する取引の減少により売上高が減少しました。
需要はあるが、売上計上構造で見かけの減収。
景品ゲーム機器の販売におきましても、旺盛な需要を背景に販売台数が増加し、売上高は前年同期を大幅に上回りました。
台数増まで伴い、需要回復が数字に表れた。
2025年の入替需要一巡、2026年の売上計上構造変化を経て、2027年3月期1Qは販売台数が増加。需要面の自信は回復しています。
その他事業
広告代理店業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策用の販促品販売が落ち着いたこと、また企業のイベント等の開催自粛や広告費の削減傾向が続いている一方、環境に配慮したSDGs関連の販促品販売が好調に推移しております。
広告需要の弱さが残り、事業全体は赤字。
広告代理店業は新規顧客の獲得に向けた営業に注力し、売上高が大幅に増加いたしました。
売上改善、損失縮小の段階。
ブルームの商品販売につきましては、海外及びECサイトでの物販に加え、国内直販店の販売が堅調に推移しております。
販路が広がり、セグメント黒字化。
国内直販店の販売が堅調に推移しておりますが、海外卸については中国における個人消費の低迷の影響を受けました。
国内好調と海外弱含みが併存。
スクイーズに対する市場関心の高まりによりECサイトでの物販及び国内直販店の販売が堅調に推移しました。
商品需要は強いが、セグメント利益は減益。
幅広い商品ラインアップと、スクイーズ商品の体験価値を活かした売場展開が新たな来店動機の創出につながり、売上高は大幅に伸長しました。
道楽・ブルームの寄与で成長フェーズが一段上がった。
道楽の連結寄与とブルームの販売伸長で、2027年3月期1Qは売上・利益が急拡大。成長余地は大きい一方、前年比較には買収効果が含まれます。
4.最新予想信頼度
通期予想は売上高26,870百万円、営業利益2,000百万円、経常利益1,992百万円、親会社株主帰属純利益1,219百万円、EPS203.85円。1Q時点の単純進捗率は売上27.5%、営業利益37.8%、経常利益39.6%、純利益37.7%で、会社は通期予想を据え置いています。
達成できると判断する理由
- 1Qの営業利益率は約10.2%で、通期予想の利益率約7.4%を上回っています。
- 1Qだけで上期計画の営業利益81.7%、経常利益83.5%、純利益79.7%まで到達しており、上期利益には大きな余裕があります。
- 主力施設は既存店・新規店とも好調。機器販売も販売台数が増え、その他事業は道楽の連結寄与とブルームの伸長で全セグメントが増益方向です。
- 通期達成に必要な2Q~4Q平均営業利益は約415百万円。前期の2Q~4Q平均約506百万円を下回る水準で、利益面のハードルは高くありません。
- 2023年3月期~2026年3月期は、売上・営業利益・経常利益・純利益・EPSの全5指標が毎期、期初予想を上回っています。
達成できないと判断する理由
- 売上高は前期比29.6%増が必要で、2Q~4Qの平均売上は約6,496百万円と、前期同期間平均を約19%上回る必要があります。
- 1Qのその他事業の急伸には道楽の連結効果が含まれ、前年同期比の高い伸び率がそのまま続くとは限りません。
- 物価上昇、円安による仕入コスト、人手不足、国際情勢の不透明感は、会社自身が継続的なリスクとして挙げています。
- 積極出店は成長源ですが、新店の立ち上がりが想定を下回れば、開業費・減価償却費が先行して利益率を押し下げる可能性があります。
- 機器販売は本人・代理人判定による売上計上方法の影響を受けるため、取扱高が伸びても会計上の売上高が同じ率で伸びない場合があります。
収益計上時期を見る際の注意点
決算短信には、構造的な「期末偏重」「下期偏重」を示す説明は見当たりません。むしろ前期2026年3月期の1Qは通期営業利益の約13.5%、経常利益の約13.4%だったのに対し、2027年3月期1Qはそれぞれ37.8%、39.6%まで進んでおり、今期は利益が前倒しで進んでいます。
上期予想に対しても1Qで営業利益81.7%、経常利益83.5%まで到達しています。なお、ここで示す進捗率は季節性や買収効果を調整しない単純進捗率です。
最終判断
達成可能性は高いと判断します。利益は1Q時点で十分な進捗余地があり、残る主な条件は売上成長の持続です。既存店・新規店の好調と道楽・ブルームの寄与が続き、2Q以降の営業利益率が約6.4%以上を維持できれば、営業利益2,000百万円の達成は現実的です。一方、出店ペース鈍化やコスト上昇で売上・利益率が同時に弱まる場合は、売上高26,870百万円が先に未達リスクとなります。
直近5年業績サマリー
| 業績項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期 会社予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 10,385連結初年度 | 12,444+2,059 (+19.8%) | 14,580+2,136 (+17.2%) | 16,705+2,125 (+14.6%) | 20,729+4,024 (+24.1%) | 26,870+6,141 (+29.6%) |
| 営業損益 | 274連結初年度 | 717+443 (+161.3%) | 1,082+365 (+50.9%) | 1,294+212 (+19.6%) | 1,757+463 (+35.7%) | 2,000+243 (+13.8%) |
| 経常損益 | 284連結初年度 | 711+427 (+150.1%) | 1,111+400 (+56.1%) | 1,288+177 (+16.0%) | 1,741+453 (+35.2%) | 1,992+251 (+14.4%) |
| 当期純利益 | 128連結初年度 | 432+304 (+235.7%) | 646+214 (+49.5%) | 917+271 (+41.8%) | 1,122+205 (+22.4%) | 1,219+97 (+8.6%) |
| EPS | 21.90円 | 72.67円+50.77 (+231.8%) | 108.69円+36.02 (+49.6%) | 153.97円+45.28 (+41.7%) | 188.13円+34.16 (+22.2%) | 203.85円+15.72 (+8.4%) |
| PER | 22.83倍 | 8.31倍 | 8.20倍 | 6.07倍 | 6.16倍 | 12.76倍8/10終値基準 |
| PBR | 0.96倍 | 1.06倍 | 1.33倍 | 1.14倍 | 1.17倍 | 2.64倍8/10終値・2026年3月期BPS基準 |
| BPS | 519.23円 | 571.95円+52.72 (+10.2%) | 670.47円+98.52 (+17.2%) | 817.04円+146.57 (+21.9%) | 986.13円+169.09 (+20.7%) | |
| 純資産 | 3,090 | 3,404+314 (+10.2%) | 3,991+587 (+17.2%) | 4,871+880 (+22.0%) | 5,897+1,026 (+21.1%) | |
| 営業CF | 1,592 | 2,552+960 (+60.3%) | 2,535-17 (-0.7%) | 2,509-26 (-1.0%) | 4,036+1,527 (+60.9%) | |
| 投資CF | -1,932 | -2,180-248 (-12.8%) | -2,437-257 (-11.8%) | -2,730-293 (-12.0%) | -4,280-1,550 (-56.8%) | |
| 財務CF | 528 | -698-1,226 (-232.2%) | 347+1,045 (+149.7%) | -305-652 (-187.9%) | 559+864 (+283.3%) | |
| 現金及び現金同等物 | 4,470 | 4,144-326 (-7.3%) | 4,590+446 (+10.8%) | 4,064-526 (-11.5%) | 4,380+316 (+7.8%) |
中期経営計画
専用の中期経営計画資料は確認できず|2027年3月期会社予想・成長方針
IRサイトでは「中期経営計画」等の専用公表資料や対象期間・ROE・ROIC等の数値目標は確認できない。一方、2026年3月期決算短信では「中期計画に基づき」新規出店を進めた旨が記載されており、以下は公開済みの2027年3月期会社予想と「今後の見通し」。
基本方針・事業戦略
- アミューズメント施設運営では、最新機器への設備投資、オリジナル景品、公式アプリ・SNSを活用した販促を進め、情報収集と現地調査を踏まえた新規出店を積極化する。
- アミューズメント機器販売では、景品ゲーム機と景品販売を柱に、新規取引先の開拓、既存顧客への販売拡大、提案型営業を進める。
- その他事業では、デジタル広告の提案・販売、トレーディングカード専門店の出店と既存施設との相乗効果、ブルームのオリジナル商品の企画・製作と直営店・EC販売を強化する。
- 2027年3月期第1四半期は売上高7,383百万円、営業利益756百万円と前年同期を大幅に上回った。通期会社予想は売上高26,870百万円、営業利益2,000百万円で据え置いている。
出典
- 共和コーポレーション 事業内容
- アミューズメント施設運営
- ゲーム機器販売
- 管理委託
- 総合広告業・店装事業
- サービス情報
- 株主・投資家の皆様へ
- 決算短信一覧
- 2023年3月期 決算短信
- 2026年3月期 決算短信
- 2027年3月期 第1四半期決算短信
本ページは公開情報を基に作成した情報提供資料であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。業績予想や成長方針は将来の達成を保証するものではなく、実際の業績・株価は市場環境、消費動向、出店状況、設備投資、商品需要その他の要因により変動します。投資判断は必ず最新の公式開示資料を確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。

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