Waqoo 4937 東証G
Waqoo,Inc.|再生医療を中心とするメディカルサポート事業と、自社化粧品ブランドの企画・開発・販売を担うD2C事業を展開。
※2026年8月10日時点の情報
事業内容
2026年8月10日の時価総額は約72.1億円。 同日の終値は1,968円。
メディカルサポート事業
血液由来加工サービス「PDF-FD」、脂肪由来幹細胞加工、医療機関向け広告支援、子会社セルプロジャパンを軸とする原料販売を展開。2026年9月期第3四半期累計は売上高1,312百万円、セグメント利益333百万円。
D2C事業
自社化粧品ブランド「HADA NATURE」などの企画・開発・販売を中心に展開。2026年9月期第3四半期累計は既存顧客へのクロスセル、モールチャネル、AIボットによる効率化を進め、売上高544百万円、セグメント利益238百万円。
1.会社予想と実績
2022年9月期から2025年9月期は、各期首に公表された通期会社予想と通期実績を比較。2026年9月期は2026年8月7日公表の最新通期会社予想を掲載しています。
| 指標 | 2022年9月期 | 2023年9月期 | 2024年9月期 | 2025年9月期 | 2026年9月期 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 会社予想 | 実績 | 達成率 | 会社予想 | 実績 | 達成率 | 会社予想 | 実績 | 達成率 | 会社予想 | 実績 | 達成率 | 会社予想 | 実績 | 達成率 | |
| 売上高 (百万円) | 3,283 | 2,731 | 83.2% | 1,791 | 1,726 | 96.4% | 2,052 | 1,943 | 94.7% | 2,127 | 1,960 | 92.1% | 2,750 | — | 最新予想 |
| 営業利益 (百万円) | 150 | -39 | -26.0% | 115 | 277 | 240.9% | 66 | 56 | 84.8% | 103 | 150 | 145.6% | 560 | — | 最新予想 |
| 経常利益 (百万円) | 146 | -21 | -14.4% | 149 | 287 | 192.6% | 63 | 57 | 90.5% | 97 | 152 | 156.7% | 550 | — | 最新予想 |
| 親会社株主帰属純利益 (百万円) | 120 | -57 | -47.5% | 122 | 28 | 23.0% | 60 | -17 | -28.3% | 36 | 44 | 122.2% | 410 | — | 最新予想 |
| EPS(1株当たり当期純利益) (円) | 40.21 | -19.04 | -47.4% | 40.78 | 9.42 | 23.1% | 20.23 | -5.03 | -24.9% | 10.00 | 12.32 | 123.2% | 115.57 | — | 最新予想 |
達成率=実績÷期首会社予想×100。予想はすべて単一値で、レンジ予想はありません。
2.達成・未達理由
D2Cでデジタル広告の競争激化と新規顧客獲得単価の上昇が進み、売上が計画を下回りました。仕入・物流コスト上昇も重なり、営業・経常・純利益は赤字化。Q3から開始したメディカルサポート事業は利益を出したものの、主力D2Cの落ち込みを補い切れませんでした。
D2Cで新規獲得広告を抑えつつ、ロイヤル顧客の継続率が想定を上回り、配送料見直し・在庫回転率改善も寄与して営業・経常利益は計画を大幅超過しました。一方、売上は小幅未達。さらに貸倒引当金繰入額253.5百万円を特別損失に計上したため、純利益・EPSは大幅未達となりました。
第4四半期のメディカルサポート事業が好調で、売上・営業・経常利益は会社説明上「概ね想定内」まで戻したものの、期首予想には届きませんでした。純利益は、完全子会社化したセルプロジャパンで法人税等を計上した影響が大きく、赤字となりました。
D2Cで広告投資を抑えたため新規顧客獲得が想定を下回り、売上は未達。一方、メディカルサポートの原材料販売が好調に推移し、D2CもLTV重視で収益性を優先したため、営業・経常・純利益・EPSはいずれも期首計画を上回りました。
3.事業セグメントの自信度
D2C事業
マーケティングによる認知度の向上とブランディングの強化推進を行うことで、更なる事業拡大を図ってまいります。
拡大投資・新商品投入を前面に出しており、成長への自信が強い。
新規顧客獲得単価の高騰化傾向に拍車がかかり、競争環境が激化している
獲得効率悪化が主力事業の成長制約として明確化。
新規顧客開拓の広告宣伝費を抑制する一方、ロイヤルカスタマーに対する各種施策が奏功し、継続率は年間を通じ想定よりも上回って推移いたしました。
新規拡大より収益性・既存顧客維持へ軸足を移した。
「sodatel(ソダテル)」の顧客安定化と継続率向上を主眼とした効率的かつ効果的な広告宣伝に注力すると共に、コストバランスを意識した取り組みを行ってまいりました。
売上成長より効率・継続率を重視。売上・セグメント利益は減少。
顧客獲得単価の上昇を踏まえ、LTV最大化を重視する方針への戦略的転換を図り、広告投資を抑制いたしました。その結果、新規顧客の獲得は想定を下回ったものの、CRM施策の強化によりロイヤルカスタマーの購買継続率は堅調に推移し、顧客単価の維持にもつながりました。
トップライン拡大を追わず、LTVと利益体質化を優先。
既存顧客基盤の収益最大化を重視した事業運営へと転換しております。
売上は減少しているが、モール・AI活用で利益は増加。キャッシュ創出役の位置づけ。
成長投資型からキャッシュ創出・収益最大化型へ役割が変化。2026年9月期Q3は売上減でもセグメント利益が増加しており、トップラインより利益防衛への自信が強いと判断します。
メディカルサポート事業
第3四半期会計期間より、D2C事業にて培ってきた広告分析・企画提案、LP(Landing Page)制作等のノウハウ、並びに蓄積された各種データ等をベースとした業務支援サービスを開始しました。
立ち上げ初年度からセグメント利益を確保し、新成長軸への期待が高い。
提携医院数の獲得及び加工受託件数は堅調に推移いたしました。
KPIは伸びた一方、一部サービス縮小とセグメント損失が残った。
提携医院数及び加工受託件数は着実に伸長いたしました。
セルプロジャパンも加わり、売上急拡大・黒字転換。
既存の提携院への情報提供や業務連携が強固になり受注件数は着実に伸長いたしました。
提携院拡大に加え、原料販売も好調。利益成長が加速。
KPIである提携医院数は844院(前年同期比219院増)、累計加工受託件数は21,818件(前年同期比8,487件増)といずれも期初計画を上回り推移いたしております。
KPIが期初計画超過。ストック収益が積み上がり、全社成長の中心。
提携医院数・累計加工受託件数が期初計画を上回り、Q3のセグメント売上・利益も大幅増。ストック型収益の蓄積と原料販売の拡大が同時進行しており、全社予想を支える中心事業です。
その他(海外製品・技術導入等)
新設した「海外事業部」を中心に、今後、新しい製品・サービスをグローバル視点で捉えて展開してまいります。
探索・立ち上げ段階。新収益柱化を志向。
海外メーカーとの連携を通じた国内市場における当社グループのポジショニングが着実に積み上がりました。
売上が急増し黒字転換。プラットフォーム型モデルへの進化を掲げる。
海外事業部の探索段階から、2026年9月期Q3には売上182.9百万円・セグメント利益126.3百万円へ進展。規模はまだ小さいものの、新たな高付加価値収益源として立ち上がっています。
4.最新予想信頼度
8月7日に上方修正された最新予想は、売上高2,750百万円、営業利益560百万円、経常利益550百万円、親会社株主帰属純利益410百万円、EPS115.57円。Q3累計の収益構造と必要Q4水準を照合すると、利益計画には一定の余裕がある一方、売上はQ4で前年同期を上回る伸びが必要です。
上記はQ3累計実績÷最新通期予想の単純進捗率であり、季節性・収益計上時期を調整していません。
達成できるとみる理由
- 利益進捗が崩れていない:Q3累計の営業利益率は約20.4%。最新通期予想の営業利益率も約20.4%で、Q4に必要な営業利益率も約20.4%です。上方修正後の計画は、Q3までに実現した収益性の継続を前提とする水準です。
- メディカルKPIが計画超過:提携医院844院、累計加工受託21,818件がいずれも期初計画を上回り、ストック収益が積み上がっています。
- Q4必要利益は前年Q4実績を下回る:2025年9月期のQ4単独は単純差額で営業利益約182百万円。2026年9月期の最新予想達成に必要なQ4営業利益は145百万円です。
- 純利益には大きな進捗余地:Q3累計で392百万円まで到達し、通期410百万円まで残り18百万円です。
- 予想自体がQ3発表時に上方修正:9か月実績を把握した時点で会社が予想を引き上げており、初期予想より情報量の多い計画です。
達成できない可能性を高める要因
- 売上のQ4ハードル:残り売上は711百万円。前年Q4の単純差額644百万円に対して約10.4%高い水準が必要です。
- メディカルの稼働率:Q3の稼働率は60.5%で前年同期比5.0pt低下。会社は新規提携医院の先行拡大によるものとして回復を見込んでいますが、立ち上がりが遅れると売上計画に影響します。
- D2Cは縮小基調:Q3売上は前年同期比26.0%減。利益は改善しているものの、全社売上の上振れ余地は限定的です。
- 「その他」はまだ新規領域:急成長・黒字転換している一方、前年の比較母数が小さく、再現性の評価には時間が必要です。
- 税金による純利益変動の前例:2024年9月期はセルプロジャパンの法人税等で純利益が計画を下回りました。Q3時点の純利益進捗は高いものの、年度末税額は確認ポイントです。
収益計上時期の見方
最新Q3短信では、通期業績が「第4四半期偏重」とする明示的な説明は確認できません。一方、2025年9月期はQ3累計が営業損失32百万円だったのに対し、通期営業利益150百万円で着地しており、単純差額ではQ4だけで約182百万円の営業利益を計上しました。したがって、今回の74%前後という売上・営業・経常の単純進捗率を、それだけで弱い進捗と判断するのは適切ではありません。
| 指標 | 2025/9 Q4単独 (単純差額) | 2026/9 最新予想達成に 必要なQ4 | 対前年Q4 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 644百万円 | 711百万円 | 110.4% |
| 営業利益 | 182百万円 | 145百万円 | 79.7% |
| 経常利益 | 185百万円 | 141百万円 | 76.2% |
| 純利益 | 105百万円 | 18百万円 | 17.1% |
特に営業・経常利益は、Q3累計と同等の約20.4%営業利益率をQ4でも維持すれば計画線上です。メディカルサポートのKPI超過とストック収益の蓄積が最大の根拠です。最大の確認点はQ4売上711百万円の確保で、提携医院の稼働立ち上がりが遅れる場合は売上未達リスクが残ります。ただし利益面では、前年Q4実績より低い必要額で足りるため、売上より達成余地が大きいと判断します。
直近5年業績サマリー
| 業績項目 | 2021年9月期単体 | 2022年9月期連結 | 2023年9月期連結 | 2024年9月期連結 | 2025年9月期連結 | 2026年9月期会社予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高百万円 | 4,684+180 (+4.0%) |
2,731-1,953 (-41.7%)単体→連結 |
1,726-1,005 (-36.8%) |
1,943+217 (+12.6%) |
1,960+17 (+0.9%) |
2,750+790 (+40.2%)会社予想 |
| 営業損益百万円 | 149+42 (+39.1%) |
-39-188 (赤字転落)単体→連結 |
277+316 (黒字転換) |
56-221 (-79.8%) |
150+94 (+169.0%) |
560+410 (+271.0%)会社予想 |
| 経常損益百万円 | 140+32 (+29.4%) |
-21-161 (赤字転落)単体→連結 |
287+308 (黒字転換) |
57-230 (-80.1%) |
152+95 (+165.9%) |
550+398 (+260.9%)会社予想 |
| 当期純利益百万円 | 116+18 (+17.7%) |
-57-173 (赤字転落)単体→連結 |
28+85 (黒字転換) |
-17-45 (赤字転落) |
44+61 (黒字転換) |
410+366 (+829.9%)会社予想 |
| EPS | 31.70円+4.77 (+17.7%)3,663,068株基準 |
-15.60円-47.30 (赤字転落)3,663,068株基準 |
7.74円+23.35 (黒字転換)3,663,068株基準 |
-4.75円-12.49 (赤字転落)3,663,068株基準 |
12.04円+16.79 (黒字転換)3,663,068株基準 |
111.93円+99.89 (+829.9%)会社予想・3,663,068株基準 |
| PER | 38.30倍期末終値1,214円 | –EPS赤字 | 288.16倍期末終値2,231円 | –EPS赤字 | 116.73倍期末終値1,405円 | 17.58倍8/10終値1,968円 |
| PBR | 5.56倍期末終値1,214円 | 3.89倍期末終値788円 | 10.57倍期末終値2,231円 | 2.57倍期末終値1,501円 | 2.47倍期末終値1,405円 | |
| BPS | 218.53円+174.49 (+396.2%)3,663,068株基準 |
202.69円-15.84 (-7.2%)3,663,068株基準 |
210.98円+8.29 (+4.1%)3,663,068株基準 |
583.22円+372.24 (+176.4%)3,663,068株基準 |
568.49円-14.73 (-2.5%)3,663,068株基準 |
|
| 純資産百万円 | 800+639 (+396.9%) |
742-58 (-7.2%) |
772+30 (+4.0%) |
2,140+1,368 (+177.2%) |
2,091-49 (-2.3%) |
|
| 営業CF百万円 | -128-216 (-245.5%) |
168+296 (+231.2%) |
455+287 (+170.8%) |
48-407 (-89.5%) |
136+88 (+183.3%) |
|
| 投資CF百万円 | -6-8 (-400.0%) |
-175-169 (-2,816.7%) |
-49+126 (+72.0%) |
-75-26 (-53.1%) |
-188-113 (-150.7%) |
|
| 財務CF百万円 | 703+718 (+4,786.7%) |
-129-832 (-118.3%) |
-7+122 (+94.6%) |
112+119 (+1,700.0%) |
-150-262 (-233.9%) |
|
| 現金及び現金同等物百万円 | 1,042+568 (+119.8%) |
906-136 (-13.1%) |
1,305+399 (+44.0%) |
1,505+200 (+15.3%) |
1,302-203 (-13.5%) |
中期経営計画
中期経営計画の専用資料は確認できず
2026年9月期会社予想と2026年8月7日公表の第3四半期決算情報を代替掲載
成長方針
- 事業ポートフォリオを「転換フェーズ」から「収益化フェーズ」へ移行し、再生医療領域を中心とする高収益事業へのシフトを継続。
- メディカルサポート事業ではPDF-FDの提携医療機関拡大と既存提携先の稼働率向上を進め、加工受託件数の積み上げによるストック型収益を強化。
- 親会社SBCメディカルグループの医療ネットワーク・顧客基盤との連携を通じ、新サービスと販路拡大の基盤を強化。
- D2C事業は新規顧客獲得広告を抑制し、既存顧客への販売、クロスセル、モールチャネル、AI活用による収益性重視の運営を継続。
メディカルサポート事業の直近KPI
| 指標 | 2026年6月末 |
|---|---|
| PDF-FD 提携医院数 | 844院 |
| 累計加工受託件数 | 21,818件 |
| 稼働率 | 60.5% |
出典
本ページは公開情報を基に作成した情報提供資料であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。業績予想や成長方針は将来の達成を保証するものではなく、実際の業績・株価は市場環境、需要動向、規制・制度、事業進捗その他の要因により変動します。投資判断は必ず最新の公式開示資料を確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。

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