3374 内外テック

内外テック(3374)|半導体装置部品

内外テック 3374 東証S

Naigai TEC Corporation|半導体製造装置・FPD製造装置向けの部品販売、受託製造、保守メンテナンスなどを展開。

※2026年8月10日時点の情報

事業内容

2026年8月10日の時価総額は約150億円。 同日の終値は4,210円

販売事業

セグメント業績推移: 売上高は2023年3月期の41,115百万円をピークに3期連続で減少。セグメント利益は全5期で黒字を維持し、2026年3月期は689百万円、利益率2.5%となった。
45,00030,00015,0000-5,000売上高利益損失単位:百万円33,8371,6022022/3利益率 4.7%41,1151,9512023/3利益率 4.7%35,6001,0722024/3利益率 3.0%30,9026302025/3利益率 2.0%27,9926892026/3利益率 2.5%

半導体製造装置やFPD製造装置向けに、FA機器、高真空機器、空圧機器、電気・電子機器などの販売を行う中核事業。顧客の設計・製造・保守工程で使用される機器や部品を扱う。

受託製造事業

セグメント業績推移: 売上高は2024年3月期に3,413百万円へ落ち込んだ後、2期連続で増加。2024年3月期は2百万円の損失だったが、2025年3月期に黒字転換し、2026年3月期は555百万円、利益率12.0%となった。
45,00030,00015,0000-5,000売上高利益損失単位:百万円3,7134732022/3利益率 12.7%4,1653612023/3利益率 8.7%3,413-22024/3損失率 0.1%4,4357552025/3利益率 17.0%4,6225552026/3利益率 12.0%

グループ会社の内外エレクトロニクスを中心に、半導体製造装置関連の組立やモジュール製作を受託。クリーンルーム環境で顧客仕様に応じた組立・製造を行う。

製品開発・技術開発

セグメント業績推移: 単独の報告セグメント数値は開示されていない。公式事業紹介では5事業の一つとして掲載され、決算短信上の報告セグメントは販売事業と受託製造事業の2区分で開示されている。

メカトロニクス技術を用いた製品開発・技術開発を行う。温調制御や電装設計、機構設計などを通じ、装置周辺の制御・自動化ニーズに対応する。

精密加工

セグメント業績推移: 単独の報告セグメント数値は開示されていない。公式事業紹介では金属、樹脂、セラミックスなどの精密加工を扱う機能として掲載されている。

半導体製造装置関連部品を中心に、材料調達、切削、溶接、表面処理などを組み合わせた精密加工に対応する。装置部品販売・受託製造を支える加工機能として位置付けられる。

メンテナンスサポート

セグメント業績推移: 単独の報告セグメント数値は開示されていない。公式事業紹介では5事業の一つとして掲載され、半導体・液晶関連装置の保守領域を担う。

真空ポンプ、バルブ、温調機器など半導体・液晶関連装置で使用される機器のメンテナンス、オーバーホール、設置、サポートを行う。装置稼働後の保守需要に対応する事業領域。

1.会社予想と実績

2022年3月期から2026年3月期は、各期首に公表された通期会社予想と通期実績を比較。2027年3月期は2026年8月7日の上方修正後会社予想を掲載しています。

会社予想=期首通期予想2027年3月期=上方修正後予想2022年3月期予想は不足分を補足レンジ予想なし
売上高の会社予想と実績売上高青=会社予想、赤=実績15,01630,03145,04660,06230,00037,5512022/3達成率 125.2%44,00045,2812023/3達成率 102.9%40,10039,0132024/3達成率 97.3%43,80035,3372025/3達成率 80.7%35,50032,6142026/3達成率 91.9%50,9002027/3最新会社予想単位:百万円
達成率は実績÷会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
営業利益の会社予想と実績営業利益青=会社予想、赤=実績7551,5102,2663,0211,4002,1212022/3達成率 151.5%2,3602,3492023/3達成率 99.5%1,2901,2182024/3達成率 94.4%1,5401,5522025/3達成率 100.8%1,2301,4022026/3達成率 114.0%2,5602027/3最新会社予想単位:百万円
達成率は実績÷会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
経常利益の会社予想と実績経常利益青=会社予想、赤=実績7491,4992,2482,9971,3802,1072022/3達成率 152.7%2,3302,3362023/3達成率 100.3%1,2601,1892024/3達成率 94.4%1,5201,5252025/3達成率 100.3%1,1901,3892026/3達成率 116.7%2,5402027/3最新会社予想単位:百万円
達成率は実績÷会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
親会社株主帰属純利益の会社予想と実績親会社株主帰属純利益青=会社予想、赤=実績4969911,4871,9829301,5412022/3達成率 165.7%1,5801,6382023/3達成率 103.7%8408482024/3達成率 101.0%1,0301,0492025/3達成率 101.8%6409712026/3達成率 151.7%1,6802027/3最新会社予想単位:百万円
達成率は実績÷会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
EPS(1株当たり当期純利益)の会社予想と実績EPS(1株当たり当期純利益)青=会社予想、赤=実績142283425566266.98442.172022/3達成率 165.6%453.11469.412023/3達成率 103.6%240.51242.662024/3達成率 100.9%294.39299.932025/3達成率 101.9%182.93277.742026/3達成率 151.8%479.712027/3最新会社予想単位:円
達成率は実績÷会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
指標2022/32023/32024/32025/32026/32027/3
会社予想実績達成率会社予想実績達成率会社予想実績達成率会社予想実績達成率会社予想実績達成率会社予想実績達成率
売上高
(百万円)
30,00037,551125.2%44,00045,281102.9%40,10039,01397.3%43,80035,33780.7%35,50032,61491.9%50,900最新予想
営業利益
(百万円)
1,4002,121151.5%2,3602,34999.5%1,2901,21894.4%1,5401,552100.8%1,2301,402114.0%2,560最新予想
経常利益
(百万円)
1,3802,107152.7%2,3302,336100.3%1,2601,18994.4%1,5201,525100.3%1,1901,389116.7%2,540最新予想
親会社株主帰属純利益
(百万円)
9301,541165.7%1,5801,638103.7%840848101.0%1,0301,049101.8%640971151.7%1,680最新予想
EPS(1株当たり当期純利益)
(円)
266.98442.17165.6%453.11469.41103.6%240.51242.66100.9%294.39299.93101.9%182.93277.74151.8%479.71最新予想

達成率=実績÷会社予想×100。2027年3月期は最新会社予想のため実績欄は未記載です。

2.達成・未達理由
2022/3全5指標を大幅達成
売上 125.2%営業利益 151.5%経常利益 152.7%純利益 165.7%EPS 165.6%

半導体・FPD製造装置向けの販売・受託製造の受注が年度を通じて好調で、期初予想を大きく上回りました。設備投資による増産対応も進み、過去最高実績を更新しました。

2023/3営業利益のみ小幅未達
売上 102.9%営業利益 99.5%経常利益 100.3%純利益 103.7%EPS 103.6%

年度後半に受注減少が見られたものの、通期売上は予想超過。販売事業は増収増益でしたが、受託製造事業の利益低下が響き、営業利益だけがわずかに届きませんでした。

2024/3売上・営業利益・経常利益が未達
売上 97.3%営業利益 94.4%経常利益 94.4%純利益 101.0%EPS 100.9%

半導体メーカーの在庫調整や設備投資先送り、FPD製造装置市場の厳しさが響きました。受託製造事業がセグメント損失に転じ、営業利益・経常利益は未達となりました。

2025/3売上未達、利益4指標は達成
売上 80.7%営業利益 100.8%経常利益 100.3%純利益 101.8%EPS 101.9%

販売事業は想定より穏やかな回復にとどまり、在庫調整の影響で売上が大きく未達。一方、受託製造事業の受注回復と生産効率化が利益を押し上げました。

2026/3売上未達、利益4指標は大幅達成
売上 91.9%営業利益 114.0%経常利益 116.7%純利益 151.7%EPS 151.8%

期前半の在庫調整で売上は予想に届きませんでしたが、第3四半期後半から受注が伸長。価格転嫁と販売事業の利益改善により、利益面は大幅に超過しました。

2027/3最新会社予想・実績未確定
売上 50,900営業利益 2,560経常利益 2,540純利益 1,680EPS 479.71円

第1四半期時点で売上・利益が大きく伸び、通期予想は上方修正済み。今後は上方修正後の高い通期ハードルを、販売事業の受注拡大と受託製造の堅調さでどこまで消化できるかが焦点です。

3.事業セグメントの自信度

各年度の決算短信から、事業セグメント別に変化が分かる原文コメントをカード内へ抽出し、会社の自信度を推理しています。

販売事業

自信度推移:強気 → 中立 → 弱気 → 弱気 → 中立 → 強気
2022/3強気
受注が年度を通じて好調に推移しました

旺盛な半導体・FPD製造装置需要で大幅増収増益。

2023/3中立
年度後半に受注の減少がみられましたが

通期は増収増益だが、受注ピークアウトの兆し。

2024/3弱気
市場減速の影響を受け

半導体投資の先送りと在庫調整で減収減益。

2025/3弱気
想定より穏やかな回復に留まったことから、取引先の在庫調整の影響を受け

回復期待に対して売上が届かず、事業利益も減少。

2026/3中立
第3四半期後半から受注が伸びたものの、期前半の顧客の在庫調整の影響による低迷

受注回復の芽はあるが、通期売上はまだ弱い。

2027/3 Q1強気
市場の回復を背景に取引先の在庫調整が一巡し、受注が拡大した

在庫調整後の反転が明確化。

最新判断強気

在庫調整が一巡し、Q1で売上高102億99百万円、セグメント利益3億68百万円へ回復。通期予想の上方修正を支える中核です。

受託製造事業

自信度推移:強気 → 中立 → 弱気 → 強気 → 中立 → 強気
2022/3強気
半導体・FPD製造装置などの組立及び保守・メンテナンス等の受託製造事業におきましては、売上高64億83百万円

増産対応と需要増で売上・利益とも増加。

2023/3中立
売上高74億60百万円(前連結会計年度比15.1%増)、セグメント利益3億61百万円(前連結会計年度比23.7%減)

増収だが利益は低下し、採算に陰り。

2024/3弱気
セグメント損失2百万円

市場減速で赤字化。

2025/3強気
期初より受注の回復が見られた

受注回復と生産効率化で黒字回復。

2026/3中立
期初より堅調な受注を確保しました

受注は堅調だが、人員増による労務費増が利益を圧迫。

2027/3 Q1強気
前期から引き続き堅調な受注環境が続いた

売上・利益とも高成長へ回復。

最新判断強気

前期から受注環境が堅調で、Q1利益は前年同期比167.7%増。OMT株式取得によるFS事業拡充も好材料です。

4.最新予想信頼度
判断:達成可能性は「やや高い」

第1四半期は前年同期比で売上高59.9%増、営業利益612.5%増と急回復し、会社は同時に通期予想を上方修正しました。単純進捗率は通期に対して約22〜24%で、上方修正後としては順調な滑り出しです。

売上高 単純進捗率22.7%
営業利益 単純進捗率23.0%
経常利益 単純進捗率23.5%
純利益 単純進捗率21.6%
EPS 単純進捗率21.6%
売上高 H1進捗 47.1%営業利益 H1進捗 49.8%経常利益 H1進捗 50.7%純利益 H1進捗 48.6%EPS H1進捗 48.6%

上記は第1四半期実績÷上方修正後通期予想、または第1四半期実績÷上方修正後第2四半期累計予想の単純進捗率です。

達成できるだろうと見る理由

  • 販売事業で在庫調整が一巡し、受注拡大が確認されました。
  • 受託製造事業も前期から堅調な受注環境が継続し、Q1利益が大きく伸びています。
  • 生成AI、HBM、先端ロジック・メモリ投資、国内半導体製造拠点の新増設が需要を下支えしています。
  • H1予想に対するQ1進捗はおおむね47〜51%で、上期計画には現実味があります。

達成できない可能性がある条件

  • 通期予想は売上高56.1%増、営業利益82.5%増と高い伸びを前提にしています。
  • Q1実績の単純4倍では売上高・営業利益とも通期予想にやや届かず、Q2以降はQ1を上回る売上水準が必要です。
  • 原材料・人件費などのコスト増、FS事業強化に伴う人員増、顧客の投資先送りが再燃すると採算が下振れします。
  • 過去2年は販売事業が顧客在庫調整の影響を受けており、需要回復の持続性が最大のリスクです。

収益計上の時期について

アップロード資料内では、売上・利益が特定四半期に偏重するという明確な説明は確認できません。Q1の単純進捗率だけで通期達成を断定せず、Q2以降の受注拡大と出荷ペースを追う必要があります。

最終判断:上方修正後でもQ1の進捗は弱くなく、販売事業の在庫調整一巡と受託製造の堅調受注を踏まえると達成可能性は「やや高い」。ただし通期予想は高成長前提で、Q2以降の売上加速が続くことが条件です。

直近5年業績サマリー

業績項目 2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期
会社予想
売上高 37,551+10,817
(+40.5%)
45,281+7,730
(+20.6%)
39,013-6,268
(-13.8%)
35,337-3,676
(-9.4%)
32,614-2,723
(-7.7%)
50,900+18,286
(+56.1%)
営業損益 2,121+1,072
(+102.2%)
2,349+228
(+10.7%)
1,218-1,131
(-48.1%)
1,552+334
(+27.4%)
1,402-150
(-9.6%)
2,560+1,158
(+82.5%)
経常損益 2,107+1,070
(+103.2%)
2,336+229
(+10.8%)
1,189-1,147
(-49.1%)
1,525+336
(+28.3%)
1,389-136
(-9.0%)
2,540+1,151
(+82.8%)
当期純利益 1,541+798
(+107.4%)
1,638+97
(+6.3%)
848-790
(-48.2%)
1,049+201
(+23.7%)
971-78
(-7.4%)
1,680+709
(+72.9%)
EPS 440.47+228.09
(+107.4%)
468.19+27.73
(+6.3%)
242.38-225.81
(-48.2%)
299.84+57.45
(+23.7%)
277.54-22.29
(-7.4%)
479.71+202.17
(+72.8%)
PER 6.42 5.40 13.43 7.39 8.45 8.788/10終値基準
PBR 1.04 0.82 1.00 0.65 0.64 1.158/10終値・2026年3月期BPS基準
BPS 2,713.68+400.45
(+17.3%)
3,066.39+352.72
(+13.0%)
3,269.33+202.94
(+6.6%)
3,412.82+143.49
(+4.4%)
3,647.49+234.67
(+6.9%)
純資産 9,494+1,401
(+17.3%)
10,728+1,234
(+13.0%)
11,438+710
(+6.6%)
11,940+502
(+4.4%)
12,761+821
(+6.9%)
営業CF 2,345-562
(-19.3%)
1,028-1,317
(-56.2%)
1,185+157
(+15.3%)
-277-1,462
(-123.4%)
1,401+1,678
(+605.8%)
投資CF -321+110
(+25.5%)
-2,458-2,137
(-665.7%)
-634+1,824
(+74.2%)
-361+273
(+43.1%)
-13+348
(+96.4%)
財務CF -1,094-3,308
(-149.4%)
1,903+2,997
(+273.9%)
-1,108-3,011
(-158.2%)
-1,465-357
(-32.2%)
-538+927
(+63.3%)
現金及び現金同等物 9,938+931
(+10.3%)
10,414+476
(+4.8%)
9,860-554
(-5.3%)
7,756-2,104
(-21.3%)
8,609+853
(+11.0%)

中期経営計画

中期経営計画「MIRAI 2030(Naigai Frontier Gate)」

対象期間:2026年度から2030年度

2030年度売上高 500億円以上
AI関連売上高 100億円
営業利益率 7%
ROE 12.5%
配当性向 30%以上
DOE 3%以上

基本方針・事業戦略

  • 前中期経営計画「MIRAI 2026」で掲げた生産キャパシティ拡大、技術開発強化、メンテナンスビジネス拡大を継続。
  • AI市場の拡大を踏まえ、フィジカルAI戦略、AI/SCMシステム戦略、AI人財育成戦略を新たな成長戦略として掲げる。
  • 仙台第二工場、大衡工場増床、仙台開発センター、評価業務と新規製品事業の強化を通じ、半導体製造装置関連の供給能力と開発機能を高める。
  • AI・ロボティクスによる組立自動化、AI予知保全、技術ナレッジのAI化、AI人財育成を推進する。
  • 2027年3月期の会社予想は、第1四半期決算短信で売上高50,900百万円、営業利益2,560百万円、経常利益2,540百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,680百万円へ修正。
項目 2030年度目標
売上高 500億円以上
AI関連売上高 100億円
営業利益率 7%
ROE 12.5%
株主還元 連結配当性向30%以上、DOE3%以上
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出典

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