ソフトテックス 550A 東証S・名証M
事業内容
2026年6月25日の時価総額は約21.6億円。終値は前日比400円高の2,368円となり、ストップ高で取引を終えた。
1984年2月設立。本社は愛知県名古屋市千種区今池五丁目1番5号、代表取締役社長は石黒佳彦。3月決算企業で、2026年4月9日に東京証券取引所スタンダード市場および名古屋証券取引所メイン市場へ新規上場した。2026年4月時点の従業員数は355人、発行済株式総数は912,200株である。
2026年3月期は売上高3,639百万円、営業利益297百万円、経常利益295百万円、当期純利益213百万円。ソフトウェア開発サービスは一部案件の獲得遅延や防災関連案件の減少があった一方、モダナイズ分野の大型請負案件が進捗した。医療ITサービスはオンライン資格確認需要や協業先との連携を背景に増収となった。2027年3月期は売上高3,950百万円、営業利益325百万円、経常利益322百万円、当期純利益210百万円を予想する。
システム開発関連事業|単一セグメント
会計上はシステム開発関連事業の単一セグメントであるが、収益構造はソフトウェア開発サービスと医療ITサービスの二つに区分される。
ソフトウェア開発サービスは、顧客企業や大手システムインテグレーターから業務システムの企画、設計、開発、移行、運用、保守を受託する。モダナイズ、防災、物流、メディア、クラウドなどの請負開発に加え、顧客のプロジェクトへ技術者を配置する技術支援サービスを手掛ける。
医療ITサービスは、日本医師会が提供する日医標準レセプトソフト「ORCA」に関する導入、設定、保守、問い合わせ対応を中心とする。電子カルテ連携、オンライン資格確認、医療機関のネットワーク環境整備など、診療所の業務運用に密着した支援を行う。
2024年3月期から2026年3月期まで、ソフトウェア開発サービスと医療ITサービスはいずれも増収を維持した。特に医療ITサービスは911百万円から983百万円へ拡大し、会社全体に占める比率も上昇している。
ソフトウェア開発サービス
ソフトウェア開発サービスは、請負開発と技術支援から構成される。2026年3月期の全社売上高に対する構成比は、請負開発が28.7%、技術支援が44.3%である。
請負開発では、顧客の基幹システムや業務システムについて、要件定義、設計、プログラム開発、テスト、移行、稼働後の保守までを担う。顧客の既存環境を理解し、長期間使用されてきたシステムを段階的に更新する案件に強みを持つ。
モダナイズ分野は全社売上高の12.6%を占める。メインフレームやオフコンで稼働する旧来型システムをオープン環境へ移行し、RPGからJavaへの変換、IBM i環境の維持・更新、IT資産のスリム化、クラウド移行などを支援する。公式サイトではホスト移行に約70件の実績を掲げている。
レガシーシステムの全面刷新は、長期間蓄積された業務ロジックの把握、データ移行、既存システムとの並行稼働、障害回避が必要になる。単純なプログラム変換では完了しないため、既存環境を解析できる技術者と、移行先のオープン系技術を扱える技術者の双方を抱える点が受注上の重要要素となる。
防災分野は全社売上高の8.8%を占める。公共性が高く、安定稼働と障害対応が重視されるシステムを対象とする。2026年3月期は案件減少の影響を受けたものの、会社はモダナイズ、医療ITと並ぶ重点成長分野に位置付けている。
このほか、物流システム、メディア関連システム、クラウド関連開発、文書データ化サービス「SOFTTEX AI Docs」、画像と情報を紐付ける「ScanTag」などを展開する。顧客固有の業務を受託開発する形態が中心であり、業種ごとの要件に応じて個別設計する。
技術支援サービスでは、大手システムインテグレーターやエンドユーザーの開発・運用プロジェクトへ技術者を配置する。契約形態は派遣と準委任で、開発工程だけでなく、システム運用、保守、ヘルプデスク、インフラ管理なども対象となる。
技術支援は継続受注につながりやすい一方、売上高が稼働人数と単価に連動しやすい。会社は請負ビジネスの拡大、プロジェクト管理の強化、生成AIの業務活用による生産性向上を進め、従来の人月依存型収益から高付加価値型収益への移行を掲げる。
2026年3月期は特定既存顧客における案件獲得の遅れ、ヘルプデスク業務終了後の要員再配置の遅延、防災案件の減少があった。一方、モダナイズ分野の大型請負案件が進捗し、サービス全体では増収を確保した。
医療ITサービス
医療ITサービスは、日医標準レセプトソフト「ORCA」の導入・運用支援を中核とする。ORCAは診療報酬請求を行うレセプトコンピューターであり、医療機関の日常業務と密接に結び付く。
同社は「ORCARE」の名称で、機器選定、初期設定、データ移行、ネットワーク構築、操作説明、保守、問い合わせ対応を提供する。単にソフトウェアを導入するだけでなく、医療機関が継続利用するための運用支援まで対応する。
2026年3月期の全社売上高に占めるORCA関連売上高の構成比は26.2%である。電子カルテ連携は0.8%を占め、医療ITサービス全体では27.0%となる。
医療機関では診療報酬改定、オンライン資格確認、電子処方箋、マイナンバーカード対応など、制度変更に伴うシステム更新が継続的に発生する。導入後も保守、設定変更、障害対応が必要であり、顧客との継続的な関係が収益基盤となる。
2026年3月期は、協業パートナーとの連携、既存顧客との信頼関係、政府補助金の延長に伴うオンライン資格確認需要が売上拡大に寄与した。ソフトウェア開発サービスが前期比0.8%増にとどまる中、医療ITサービスの5.9%増が全社増収を支えた。
医療ITは診療所ごとの業務フローや既存機器の構成が異なり、導入時の現地対応と運用後のサポート品質が重視される。地域での保守体制、医療制度への理解、ORCA周辺機器や電子カルテとの接続ノウハウが参入障壁となる。
医療情報には機微性の高い個人情報が含まれるため、アクセス管理、データ保護、障害対応、セキュリティ対策が不可欠である。安定運用の実績を積み上げることで、既存顧客の継続利用や協業先からの紹介につながる構造を持つ。
会社は医療ITサービスの強化に加え、継続課金型サービスの拡大を中期方針に掲げる。導入時の一時的な売上だけでなく、保守、運用、追加機能、周辺サービスを組み合わせることが、収益の安定性を高める鍵となる。
収益構造と重点成長領域
現在の最大収益源は、技術者の稼働人数と契約単価が売上高を左右する技術支援サービスである。継続案件を獲得しやすい反面、人材採用、離職率、協力会社の確保、待機人員の発生が利益率へ直結する。
請負開発では、契約時に定めた金額の範囲内で納期と品質を管理する必要がある。適切に管理できれば技術支援より高い付加価値を得られる一方、工数超過、仕様変更、品質問題が発生すると採算が悪化する。
モダナイズは、企業のDX投資とレガシーシステム更新需要を取り込む重点領域である。旧来環境に精通する技術者の高齢化が進む中、既存資産を解析しながら新環境へ移行できる企業への需要が続く。
防災システムは年度ごとの案件規模に変動があるものの、公共分野での開発実績を示す領域である。高い可用性と障害対応が求められ、一般的な業務システムとは異なる品質管理能力が必要になる。
医療ITは、制度改定と運用保守を背景に継続需要を得やすい。ソフトウェア開発サービスとは顧客層と販売経路が異なるため、事業ポートフォリオの分散にも寄与する。
2026年3月期の主要販売先であるJBCC向け売上高は517百万円で、全社売上高の14.2%を占めた。大手SIerとの関係は継続案件を得る基盤となる一方、顧客別の受注動向が業績へ影響する構造でもある。
上場時の調達資金は、新卒採用に伴う人件費や優秀な人材を獲得するための採用費に充当する方針である。成長投資の中心は設備ではなく人的資本であり、採用した技術者を収益化できるまでの教育期間と配属管理が重要になる。
2027年3月期は売上高8.5%増、営業利益9.5%増を計画する。増員と受注拡大を進めながら、請負案件の管理強化、生成AIの業務活用、研究開発、新規ソリューションの創出によって利益率の改善を目指す。
直近5年業績サマリー
| 業績項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期 会社予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,046 | 3,087 +40.8 / +1.3% | 3,375 +287.7 / +9.3% | 3,565 +189.5 / +5.6% | 3,639 +74.6 / +2.1% | 3,950 +310.4 / +8.5% |
| 営業損益 | 非開示 | 非開示 | 284 | 285 +1.4 / +0.5% | 297 +12.1 / +4.2% | 325 +27.4 / +9.5% |
| 経常損益 | 184 | 143 -41.4 / -22.4% | 288 +145.0 / +101.0% | 288 +0.4 / +0.2% | 295 +6.5 / +2.3% | 322 +26.6 / +9.0% |
| 当期純利益 | 119 | 97 -21.3 / -17.9% | 190 +92.9 / +95.0% | 210 +20.3 / +10.6% | 213 +2.5 / +1.2% | 210 -3.5 / -1.4% |
| EPS | 130.60円 | 107.24円 -23.36円 / -17.9% | 209.08円 +101.84円 / +95.0% | 231.29円 +22.21円 / +10.6% | 234.01円 +2.72円 / +1.2% | 230.21円 -3.80円 / -1.6% |
| PER | 未上場 | 未上場 | 未上場 | 未上場 | 未上場 | 10.29倍 |
| PBR | 未上場 | 未上場 | 未上場 | 未上場 | 未上場 | 1.57倍 |
| BPS | 861.02円 | 952.70円 +91.68円 / +10.6% | 1,151.93円 +199.23円 / +20.9% | 1,337.65円 +185.72円 / +16.1% | 1,512.58円 +174.93円 / +13.1% | - |
| 純資産 | 785 | 869 +83.6 / +10.6% | 1,050 +181.7 / +20.9% | 1,220 +169.4 / +16.1% | 1,379 +159.6 / +13.1% | - |
| 営業CF | 未作成 | 未作成 | 327 | 220 -107.3 / -32.8% | 15 -205.0 / -93.1% | - |
| 投資CF | 未作成 | 未作成 | -9 | -48 -38.5 / -391.9% | -5 +43.0 / +89.0% | - |
| 財務CF | 未作成 | 未作成 | -94 | -83 +11.6 / +12.2% | -61 +21.9 / +26.3% | - |
| 現金及び現金同等物 | 未作成 | 未作成 | 874 | 963 +88.7 / +10.1% | 912 -51.4 / -5.3% | - |
単位は百万円。EPS・BPSは円、PER・PBRは倍。百万円表示は千円単位の開示値を切り捨てている。
2025年11月17日に普通株式1株につき100株の株式分割を実施。EPS、BPS、PER、PBRは、上場後の第三者割当増資を反映した発行済株式総数912,200株で再計算した。2026年3月期以前の各期末は未上場のため期末株価、PER、PBRは存在しない。2027年3月期予想PERは2026年6月25日終値2,368円と再計算EPS、PBRは同終値と2026年3月期の再計算BPSを使用した。
2022年3月期および2023年3月期はキャッシュ・フロー計算書が作成されていない。2022年3月期および2023年3月期の営業損益は5期主要指標で非開示。継続企業の前提に関する重要な疑義は記載されていない。
中期経営計画
中期方針「逞しくしなやかに 持続的成長へ」
2028年3月期に売上高42億円、従業員数390人、経常利益率9%を目指す。2025年3月期の売上高35億円、従業員数311人、経常利益率8.1%を基準とし、人員拡充と収益性向上を同時に進める計画である。
事業戦略では、M&A、新規事業、研究開発、人材投資、外部企業とのアライアンスを成長手段として掲げる。既存事業ではモダナイズ、防災、医療ITを重点領域とし、東京地区の事業拡大、医療分野の強化、サブスクリプション型サービスの創出を進める。
収益構造については、人月型ビジネスへの依存を抑え、請負開発と自社サービスの比率を高める。生成AIを社内業務や開発へ活用し、生産性向上、提案力強化、品質向上を図る。
生産・営業面では、顧客のDX支援、生成AIを含む提案、IT人材の確保、プロジェクト管理、品質管理、新規顧客開拓を強化する。人的資本面では人事賃金制度、従業員エンゲージメント、健康経営、ダイバーシティ、後継者育成、ガバナンスの強化を進める。
2027年3月期会社予想の売上高39.5億円は、2028年3月期目標42億円に対して94.0%の水準となる。売上目標への距離は縮小する一方、増員後の稼働率、請負案件の採算、販管費管理が利益率目標達成の焦点となる。
IR情報へ競合他社
① TDCソフト(4687)
金融、公共・法人、クラウド・インフラを主要領域とする独立系システムインテグレーター。ITコンサルティング、システム開発、SaaS、ERP、CRM、クラウド環境の設計・構築・運用まで提供する。
ソフトテックスとは、公共機関向けシステム、法人向け業務システム、基幹システムのモダナイズ、クラウド移行、大手SIerからの開発受託で案件領域が重なる。
2026年3月期は売上高48,359百万円、営業利益5,159百万円、経常利益5,359百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,880百万円。金融、公共・法人、クラウド・インフラ分野が増収を支えた。
事業規模、技術者数、上流コンサルティング、大規模案件への対応力ではTDCソフトが大きく上回る。ソフトテックスは地域密着型の顧客対応、ORCAを中心とする医療IT、中小規模案件への機動性で差別化する。
② システムリサーチ(3771)
名古屋市に本社を置く独立系システムインテグレーター。製造業を中心に、ソフトウェア受託開発、基幹・業務管理システム、物流・流通システム、社会インフラ、運用・保守、クラウド基盤、業務パッケージを提供する。
本社地域、顧客企業の産業構成、製造・物流向け開発、レガシーシステムのモダナイズ、大手SIerからの開発受託、IT技術者の採用という複数の面でソフトテックスと重なる。
2026年3月期は売上高29,083百万円、営業利益3,470百万円、経常利益3,551百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,610百万円。製造業のモダナイゼーション需要、既存顧客からの継続受注、高収益案件へのシフトが増収増益に寄与した。
売上規模、技術者数、製造業の顧客基盤、パッケージ製品の保有ではシステムリサーチが上回る。ソフトテックスは売上高の27.0%を占める医療ITと、ORCAの導入・保守ノウハウで異なる収益源を持つ。
③ アイエックス・ナレッジ(9753)
ITコンサルティングからシステム設計、開発、検証、基盤構築、運用、保守までを一貫して提供する。金融、通信、公共、社会インフラ、医療機関向けなど幅広い顧客基盤を持つ。
ソフトテックスとは、業務システム開発、運用・保守、クラウド・基盤環境構築、公共関連システム、大手SIerからの受託案件で競合する。医療機関向けのシステム基盤・環境構築も手掛けるため、医療ITの顧客領域も一部重なる。
2026年3月期は売上高24,351百万円、営業利益2,207百万円、経常利益2,318百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,714百万円。金融・通信向け開発、医療機関・セキュリティ事業者向け基盤構築が拡大し、増収効果と販管費抑制によって大幅増益となった。
アイエックス・ナレッジは総合的なシステム基盤構築、検証、品質管理まで対応する。ソフトテックスはORCA導入後の現場支援や地域医療機関への保守サービスに専門性を持ち、医療ITの対象業務が異なる。
強みと将来性
モダナイズと医療ITを併せ持つ事業構成
最大の特徴は、企業向けソフトウェア開発と診療所向け医療ITという、顧客層の異なる二つの収益基盤を持つ点にある。
モダナイズでは、旧来型の基幹システムを解析し、新しい環境へ移行する能力が求められる。既存業務を止めずにデータと機能を移す必要があり、旧技術と新技術の双方に対する知識が不可欠である。同社が公式サイトで示す約70件のホスト移行実績は、案件遂行経験の蓄積を示す。
日本企業では、メインフレームやオフコン上で長期間稼働する基幹システムが残る。技術者の高齢化、保守コストの上昇、周辺システムとの接続難易度、DX推進を背景に更新需要が発生するため、モダナイズは一時的なテーマに限定されにくい。
医療ITでは、ORCAの導入、データ移行、機器設定、電子カルテ連携、オンライン資格確認、稼働後の保守まで対応する。医療現場の運用を理解した継続支援が必要であり、一般的な受託開発とは異なる専門知識と顧客接点を持つ。
医療ITサービスの売上高は2024年3月期911百万円、2025年3月期928百万円、2026年3月期983百万円と増加した。2026年3月期には全社売上高の27.0%へ達し、ソフトウェア開発案件の変動を補完した。
ソフトウェア開発サービスの期末受注残高は前期比27.7%増、医療ITサービスは同21.8%増となった。期末時点の受注残が増えているため、翌期売上高の一定部分に対する可視性が高まっている。
財務面では、2026年3月期末の純資産は1,379百万円、現金及び現金同等物は912百万円である。上場に伴う自己株式処分と第三者割当増資による資金も加わり、人材投資や事業拡大に利用できる財務余力を持つ。
2028年3月期の売上高目標42億円に対し、2027年3月期予想は39.5億円である。既存案件の積み上げに加え、モダナイズ、防災、医療IT、東京地区、新規サービスを拡大できれば、売上目標は射程に入る。
ただし、将来性を利益成長へ結び付けるには、単純な技術者増員だけでなく、請負案件の採算管理、技術者一人当たり売上高、継続課金型サービスの比率、生成AIによる開発生産性を改善する必要がある。
上場による知名度向上を採用力と営業力へ転換し、地域密着型SIerから高付加価値サービスを持つ企業へ移行できるかが、中長期的な企業価値を左右する。
弱みとリスク要因
人材依存、案件採算、顧客集中と小型株特有の変動性
売上高36億円規模であり、競合する上場SIerと比較して事業規模、技術者数、営業網、研究開発予算が小さい。大規模案件では、複数拠点から大量の技術者を投入できる企業に対して競争上の制約を受ける。
技術支援サービスは全社売上高の44.3%を占める。売上高が稼働人数と契約単価に連動するため、採用難、離職、配属の遅れ、待機人員、協力会社の不足が直接的な業績変動要因となる。
2026年3月期にはヘルプデスク業務終了後の要員再配置が計画どおり進まず、業績へ影響した。案件終了時に技術者を次の案件へ円滑に配置できるかは、人月型ビジネスの収益性を左右する。
請負開発では、見積工数を超過した場合、追加費用を顧客へ請求できなければ利益率が悪化する。モダナイズ案件は既存仕様が文書化されていない場合もあり、開発開始後に想定外の作業が発生するリスクがある。
防災関連など公共性の高い案件は、発注時期、予算、検収時期によって年度ごとの売上高が変動する。2026年3月期にも防災案件の減少が生じており、重点領域であっても毎期連続して拡大するとは限らない。
JBCC向け売上高は全社の14.2%を占める。主要取引先との関係は受注基盤となる一方、取引先の発注方針、プロジェクトの終了、価格交渉が全社業績へ与える影響は小さくない。
医療ITでは、診療報酬制度、補助金、オンライン資格確認などの政策動向が需要へ影響する。制度対応需要が一巡した場合、新規導入件数が減速する可能性がある。
医療機関の個人情報や企業の基幹データを取り扱うため、情報漏えい、サイバー攻撃、設定ミス、システム障害が発生した場合、補償費用だけでなく顧客信用の低下につながる。
2026年3月期の営業キャッシュ・フローは15百万円となり、前期の220百万円から大幅に減少した。売掛金及び契約資産の増加が主因であり、売上拡大時には運転資金の増加と回収管理を注視する必要がある。
2027年3月期は売上高、営業利益、経常利益の増加を予想する一方、当期純利益は1.4%減を見込む。売上成長だけでなく、最終利益とキャッシュ・フローが伴っているかの確認が必要となる。
発行済株式総数912,200株、時価総額約21.6億円の小型株であり、市場で流通する株式数も限られる。需給の偏りによって株価が大きく変動しやすく、ストップ高・ストップ安や売買成立の難しさを伴う。
出典
- 株式会社ソフトテックス 公式サイト
- 株式会社ソフトテックス サービス情報
- 株式会社ソフトテックス IR情報
- 株式会社ソフトテックス 会社概要
- 株式会社ソフトテックス 株式情報
- 東京証券取引所 新規上場申請のための有価証券報告書
- EDINET 有価証券報告書
- 2026年3月期 決算短信
- 2026年3月期 決算短信の一部訂正に関するお知らせ
- 配当予想の修正及び上場記念配当に関するお知らせ
- TDCソフト 2026年3月期 決算短信
- システムリサーチ 2026年3月期 決算短信
- アイエックス・ナレッジ 2026年3月期 決算短信

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