公共セグメント
モビリティ・DXセグメント
直近5年業績サマリー
| 業績項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期 Q1 | 2027年3月期 予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,190.8 +601.7 / +16.8% | 4,463.4 +272.6 / +6.5% | 5,478.5 +1,015.1 / +22.7% | 6,220.6 +742.1 / +13.5% | 7,593.1 +1,372.5 / +22.1% | 1,237.5 +124.7 / +11.2% | 8,000.0 最新会社予想 |
| 営業損益 | 257.5 +12.7 / +5.2% | 331.3 +73.8 / +28.6% | 449.6 +118.3 / +35.7% | 449.4 △0.2 / △0.0% | 760.5 +311.1 / +69.2% | 6.8 +14.5 / +187.3% | 850.0 最新会社予想 |
| 経常損益 | 253.4 +10.9 / +4.5% | 330.9 +77.4 / +30.6% | 455.7 +124.8 / +37.7% | 445.0 △10.6 / △2.3% | 761.2 +316.1 / +71.0% | 4.6 +13.2 / +153.8% | 830.0 最新会社予想 |
| 当期純利益 | 203.3 +21.5 / +11.8% | 240.7 +37.4 / +18.4% | 340.4 +99.6 / +41.4% | 286.2 △54.1 / △15.9% | 522.0 +235.8 / +82.4% | -46.2 △46.4 / △17324.6% | 547.0 最新会社予想 |
| EPS | 36.74円 +3.93 / +12.0% | 44.26円 +7.52 / +20.5% | 62.52円 +18.26 / +41.3% | 53.07円 △9.45 / △15.1% | 98.95円 +45.88 / +86.5% | -8.74円 △8.79 / △17580.0% | 34.56円 最新会社予想 |
| 一株配当金 | 13.00円 ±0.00 / +0.0% | 15.00円 +2.00 / +15.4% | 20.00円 +5.00 / +33.3% | 25.00円 +5.00 / +25.0% | 37.00円 +12.00 / +48.0% | — — | 15.00円 最新会社予想 |
| 純資産 | 5,746.0 △59.0 / △1.0% | 6,044.0 +298.0 / +5.2% | 6,310.0 +266.0 / +4.4% | 6,349.0 +39.0 / +0.6% | 6,673.0 +324.0 / +5.1% | 6,426.0 △247.0 / △3.7% | — 予想なし |
| 営業CF | 586.1 +178.1 / +43.7% | 391.7 △194.4 / △33.2% | -240.2 △631.9 / △161.3% | 933.8 +1,174.0 / +488.7% | 865.3 △68.5 / △7.3% | — 四半期CF非開示 | — 予想なし |
| 投資CF | -201.8 △75.8 / △60.2% | -209.4 △7.6 / △3.8% | -125.5 +83.9 / +40.1% | -174.2 △48.7 / △38.8% | 34.2 +208.4 / +119.6% | — 四半期CF非開示 | — 予想なし |
| 財務CF | -320.5 △143.5 / △81.1% | -122.3 +198.2 / +61.8% | -47.8 +74.5 / +60.9% | -427.6 △379.8 / △795.2% | 746.8 +1,174.4 / +274.6% | — 四半期CF非開示 | — 予想なし |
| フリーCF | 384.3 +102.3 / +36.3% | 182.3 △202.0 / △52.6% | -365.7 △548.0 / △300.6% | 759.6 +1,125.3 / +307.7% | 899.5 +139.9 / +18.4% | — 四半期CF非開示 | — 予想なし |
| 受注残高 | — — | 72.8 比較データなし | 301.6 +228.8 / +314.4% | 175.5 △126.1 / △41.8% | 1,024.5 +849.0 / +483.7% | 1,170.1 +444.4 / +61.2% | — 予想なし |
1.会社予想と実績
2022年3月期から2026年3月期は期首の通期会社予想と通期実績を比較。2027年3月期は最新会社予想と第1四半期実績を比較しています。
| 指標 | 2022/3 | 2023/3 | 2024/3 | 2025/3 | 2026/3 | 2027/3 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | |
| 売上高 (百万円) | 4,450.0 | 4,190.8 | 94.2% | 4,600.0 | 4,463.4 | 97.0% | 5,700.0 | 5,478.5 | 96.1% | 6,000.0 | 6,220.6 | 103.7% | 7,200.0 | 7,593.1 | 105.5% | 8,000.0 | 1,237.5Q1累計 | 15.5%単純進捗 |
| 営業利益 (百万円) | 220.0 | 257.5 | 117.0% | 320.0 | 331.3 | 103.5% | 500.0 | 449.6 | 89.9% | 350.0 | 449.4 | 128.4% | 600.0 | 760.5 | 126.7% | 850.0 | 6.8Q1累計 | 0.8%単純進捗 |
| 経常利益 (百万円) | 210.0 | 253.4 | 120.7% | 310.0 | 330.9 | 106.7% | 490.0 | 455.7 | 93.0% | 335.0 | 445.0 | 132.9% | 580.0 | 761.2 | 131.2% | 830.0 | 4.6Q1累計 | 0.6%単純進捗 |
| 親会社株主帰属純利益 (百万円) | 147.0 | 203.3 | 138.3% | 217.0 | 240.7 | 110.9% | 332.0 | 340.4 | 102.5% | 221.0 | 286.2 | 129.5% | 382.0 | 522.0 | 136.7% | 547.0 | -46.2Q1累計 | -8.4%単純進捗 |
| EPS (円) | 26.52 | 36.74 | 138.5% | 39.21 | 44.26 | 112.9% | 59.83 | 62.52 | 104.5% | 40.60 | 53.07 | 130.7% | 70.83 | 98.95 | 139.7% | 34.56 | -2.91分割後換算/報告値△8.74円 | -8.4%単純進捗 |
達成率=実績÷期首会社予想×100。2027年3月期はQ1実績÷最新通期予想の単純進捗率で、季節性・案件計上時期は調整していません。2027年3月期EPS予想は株式分割後換算のため、Q1報告EPS△8.74円を3分の1の△2.91円に換算して比較しています。
2.達成・未達理由
売上高は期初予想4,450百万円に届きませんでした。半導体不足による測量・MMS機器の供給制約や、新中計に基づく人財・研究開発投資が重荷となった一方、WingEarthやGEOMARKETの販売、三和の子会社化による三次元データ取得能力・原価改善、モビリティ案件の納品が寄与。営業利益以下は予想を上回りました。
売上高は4,600百万円予想に対し4,463百万円と小幅未達。半導体不足や部品納期長期化の影響が続いたほか、高精度三次元地図など一部案件は伸び悩みました。一方、WingneoINFINITY等の保守契約増加、各種販売施策、MMS保守・ソフト販売、請負案件の年度内納品が利益を支え、営業・経常・純利益は計画を上回りました。
公共では新たな自社ソリューションのリリース遅延、WingneoINFINITY等の販売苦戦、MMSの一部案件が補助金利用の関係で翌期納品となったことが未達要因です。モビリティは社会実装案件の増加で成長しましたが、先行投資も継続。最終利益は秋測の子会社化に伴う負ののれん発生益などもあり、会社予想をわずかに上回りました。
点群CAD「ANIST」の販売が計画を上回り、モビリティ・DXでは自動運転社会実装事業の採択増、新規顧客開拓、三次元地図の原価低減が寄与。公共の測量請負は弱かったものの、高付加価値ソフトとモビリティ案件の伸長が吸収し、売上・各利益とも期首計画を大幅に上回りました。
公共ではWindows10サポート終了と作業規程改正に対応したWingneo INFINITYの更新提案、官公庁大型案件が好調。モビリティ・DXでは全国の自動運転社会実装案件、高精度三次元地図、車両・システム構築が伸びました。両主要セグメントで増収増益となり、営業利益760百万円は期首600百万円を大きく上回りました。
Q1売上は前年同期比11.2%増、営業・経常損益は前年同期の赤字から小幅黒字へ転換しました。公共はWingneo、WingEarth、ANIST、ATM’Sが堅調。モビリティ・DXは増収ながら先行投資と案件の年度末計上により赤字です。会社はもともと第2四半期まで利益項目の赤字を計画しており、Q1時点の通期予想は据え置いています。
3.事業セグメントの自信度
2024年3月期以前の旧「モビリティセグメント」は、事業の連続性から現行「モビリティ・DXセグメント」の前身として掲載しています。原文コメントは各年度カード内にのみ掲載しています。
公共セグメント
「WingEarth Version2」をリリースすると共に、専用サポートサービスである「WingEarth-ATM’S」を提供開始したことで、販売は順調に推移しました。
新製品・保守サービスの拡張と三和の連結化で売上を伸ばしました。
前連結会計年度の自社ソフトウェア販売が堅調に推移したことからサポートサービスの新規契約、契約更新による売上が増加しました。
ストック性のある保守契約が増加し、利益率も上昇しました。
新たな自社ソリューションのリリースが遅延したことにより、既存の主力製品を中心とした営業活動を行ってまいりましたが、総じて苦戦した結果となりました。
開発遅延と既存製品の伸び悩みが明確で、短期の自信度は低下しました。
新製品「ANIST」は、事前のプロモーションを積極的に行ったことで、お客様、販売店からの期待感もあり、販売は計画を上回りました。
新製品が計画超過となり、製品開発の成果が収益へ転化しました。
「Wingneo INFINITY」は、アップデート提案が好調に推移したほか、官公庁での大型案件の受注に伴い、前連結会計年度と比較して売上高は増加しました。
大型受注と更新需要が重なり、売上・利益とも大きく伸長しました。
価格改定についてはお客様からのご理解も得られており、保守契約の継続状況も良好に推移していることから、安定的な収益の確保に繋がっております。
保守契約の安定性に加え、WingEarth・ANISTの販売も増加。Q1利益率30.2%と高水準です。
モビリティ・DXセグメント
自動車業界における各社の投資意欲も継続し、新たな商談が発生しております。
案件獲得と三和連結による生産能力・原価改善が進みました。
部品の納期が長期化することで想定よりも納品が遅れた案件も発生しておりましたが、翌年度へ繰越することなく、当連結会計年度内に成果物を納品することができました。
需要はあるものの供給制約と案件進行リスクが残り、売上は伸び悩みました。
自動走行の実用化に向けた実証実験の実施は第4四半期に集中し、売上を計上しました。その結果、前連結会計年度と比較し、売上高・利益ともに増加しました。
社会実装案件が増え、投資フェーズながら増収増益を実現しました。
新規顧客の開拓に加え、自動運転社会実装推進事業の採択が増加することで、需要も比例して増加しました。
売上29.3%増、セグメント利益58.3%増。原価低減も利益率改善につながりました。
全国67件の採択事業のうち17地域に参画し、業界をリードしています。
社会実装の参加地域が広がり、売上・利益とも過去最高水準へ拡大しました。
公共セグメント、モビリティ・DXセグメントともに多方面から受注を獲得しており、前年同期と比較して受注件数・規模は増加しております。
Q1損失は続くものの、受注残は前年同期比で大幅増。会社は年度末の収益計上を明確に見込んでいます。
4.最新予想信頼度
達成できると判断する理由
- 会社は2027年3月期計画策定時点から「第2四半期累計までは各利益項目の損失」を想定していましたが、Q1は営業・経常利益が小幅黒字となりました。
- 請負受注残は公共67.7百万円、モビリティ・DX1,102.3百万円、合計1,170.1百万円。前年同期の725.6百万円から約61%増加しています。
- 公共Q1は売上8.4%増、利益18.7%増。Wingneo、WingEarth、ANIST、ATM’S保守と複数の収益源が機能しています。
- モビリティ・DXのQ1売上は19.2%増。損失額は拡大しましたが、利益率は△47.0%から△42.7%へ改善し、案件規模も増えています。
- 2025年3月期・2026年3月期は主要5指標をすべて期首予想以上で着地しており、直近2年は計画を上回る実績が続いています。
達成できないと判断する理由
- Q1時点の売上単純進捗15.5%は四半期均等の25%を下回り、営業利益は850百万円予想に対し6.8百万円にとどまります。
- モビリティ・DXはQ1で156.8百万円のセグメント損失。先行人財・研究開発・車両・システム投資が利益を圧迫しています。
- 自動運転社会実装や三次元計測は請負案件が多く、検収・納品時期のずれが売上・利益の年度間変動につながります。
- 自動車関連企業の投資意欲、測量機器の仕入コスト・供給、官公庁案件の入札環境など外部要因の影響を受けます。
- 2027年3月期は前期実績から売上5.4%増、営業利益11.8%増を計画しており、年度末案件の確実な納品と採算管理が必要です。
アイサンテクノロジー(4667)
最新中期経営計画を分析
計画期間:2025年3月期~2027年3月期
① 企業が掲げる目標業績数字
| 指標 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期目標 | 達成に必要な変化 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 75.93億円 | 80.00億円 | 約+5.4% |
| 営業利益 | 7.60億円 | 8.50億円 | 約+11.8% |
| 営業利益率 | 10.0% | 10.6% | 約+0.6pt |
| 経常利益 | 7.61億円 | 8.30億円 | 約+9.1% |
| 当期純利益 | 5.22億円 | 5.47億円 | 約+4.8% |
2026年3月期の当初中計目標は 売上高72億円・営業利益6億円だったが、 実績は売上高75.93億円・営業利益7.60億円。 売上高は計画比約5.5%、営業利益は約26.7%上回っており、 最終年度80億円・8.5億円との距離は大きく縮小している。
セグメント別の最終年度目標
| セグメント | 2027年3月期 売上高 | 利益 | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 公共 | 37.57億円 | 6.55億円 | 17.4% |
| モビリティ・DX | 42.33億円 | 4.32億円 | 10.2% |
2026年3月期時点で全社営業利益率は既に10.0%まで上昇している。 したがって最終年度は、単純な売上拡大だけでなく、 高収益な自社ソフトウェア・サービスの拡販と生産性向上によって 10.6%まで利益率を引き上げられるかが焦点となる。
② 目標達成へのロードマップ
前中計「Investment & Innovation」で進めた 研究開発、人財、自動運転、高精度三次元技術への投資を継続しながら、 今中計では製品・サービスとして収益化する。
主力測量CAD「Wingneo INFINITY」、 点群重畳CAD「ANIST」などの自社製品を強化。 新製品・サービスの継続投入、販売店との連携、 営業拠点拡張により既存顧客基盤からの収益を拡大する。
三次元点群データ、デジタルツイン、 ICTを利用した測量業務管理などへ用途を広げる。 高精度位置情報と三次元技術を、 従来の測量市場以外でも収益化する。
A-Driveと連携し、全国の自治体・交通事業者向けに 自動運転車両構築、高精度3次元地図、運行支援等を提供。 これまで蓄積した実証ノウハウを、 継続収入につながるストック型ビジネスへ転換する。
自社ソリューション領域を拡張し、 高精度三次元地図の生産性を向上。 三次元データを利用した新たなDX収益モデルを構築し、 モビリティ・DXセグメントを公共事業に並ぶコア事業へ育成する。
製品開発力、人財獲得・育成、 データを活用した「科学的営業」を強化。 AI・クラウドによる社内生産性向上も進め、 ROE・ROIC・PBRを意識した資本効率経営へ移行する。
「測量CADの安定収益」 + 「3次元データ・インフラDX」 + 「自動運転社会実装」 の3層構造で80億円を目指している。
特にモビリティ・DXについては、 実証実験を受託する段階から、 社会実装後も継続収益が発生する事業モデルへ移れるか が中長期の企業価値を左右する。
最終年度の現在地 ― 2027年3月期 第1四半期
| 1Qセグメント | 売上高 | セグメント利益 | 状況 |
|---|---|---|---|
| 公共 | 8.69億円 | 2.62億円 | Wingneo INFINITYの更新、ANIST等が寄与し増収増益。 |
| モビリティ・DX | 3.67億円 | ▲1.57億円 | 売上は前年同期比19.2%増。人財投資等が先行し赤字。 |
③ 目標達成リスク
| 会社が開示するリスク | 発生可能性・影響度 | 中期計画への影響 |
|---|---|---|
| 自動運転社会実装における事故 |
1~3年に1回発生する可能性 長期にわたり経営に大きな影響 |
重大事故が発生した場合、 自動運転事業の拡大だけでなく、 会社は中期経営計画の達成そのものに影響する可能性を明記している。 |
| 技術・法令・規制の変化 |
1~3年単位で発生 長期にわたり経営に大きな影響 |
自動運転、AI、測位、3次元技術は変化が速く、 技術選択や研究開発投資が遅れれば競争力を失う可能性がある。 |
| 人財確保 |
すでに発生 長期にわたり経営に大きな影響 |
特に開発職・モビリティ関連人財の不足を会社が認識。 今中計は人財投資を成長の前提としているため、 採用難は開発速度・案件遂行能力に直結する。 |
| 特定ビジネスパートナーへの依存 |
すでに発生 長期にわたり経営に大きな影響 |
自動運転や計測機器では外部企業との連携が重要。 提携先の方針変更・事業撤退等が事業計画へ影響する可能性がある。 |
| 海外事業者による自動運転市場の競争激化 |
10年以内に発生する可能性 長期にわたり経営に大きな影響 |
海外プレーヤー参入によって国内自動運転市場の勢力図が変化し、 現在の競争優位が低下する可能性。 |
| 公共事業予算の執行 |
1~3年に1回発生する可能性 数か月にわたり経営へ影響 |
国・自治体の予算執行や選挙による執行延期が、 公共セグメントや自治体向けDX案件の受注時期を左右する。 |
| 請負案件の原価見積り |
すでに発生 数か月にわたり経営へ影響 |
人員、工程、外注費、現場条件等が想定から変化すると、 案件採算や収益認識額に影響する。 |
| グループ会社ガバナンス |
すでに発生 長期にわたり経営へ影響 |
連結子会社・有限会社秋測で2026年に不適切な取引・不正行為を認識。 グループ管理体制の再構築、再発防止策の実効性が重要課題となる。 |
成長ドライバーである自動運転は、 会社自身が重大事故について 「中期経営計画の達成に影響を与える場合がある」と明示している。 自動運転の売上拡大だけを見るのではなく、 安全性・規制・パートナーとの関係まで同時に確認する必要がある。
計画達成の評価
| 確認項目 | 現在地 | 今後の注目点 |
|---|---|---|
| 売上高80億円 | 2026年3月期75.93億円 | 必要成長率は約5.4%と比較的小さい。 |
| 営業利益8.5億円 | 2026年3月期7.60億円 | 約11.8%増益と利益成長が売上成長を上回る必要。 |
| 営業利益率10.6% | 10.0%まで改善 | 自社製品比率、生産性、案件採算の改善が重要。 |
| 公共事業 | 安定収益基盤 | ANIST、Wingneo、3D測量関連の拡販。 |
| モビリティ・DX | 売上成長が継続 | 実証型から社会実装・ストック型収益への移行。 |
| ガバナンス | 再発防止フェーズ | 子会社管理・内部統制改善の実効性。 |
数値上は2026年3月期に中計2年目の目標を大幅に上回り、 2027年3月期の売上80億円・営業利益8.5億円まで あと売上約4.1億円、営業利益約0.9億円の位置まで到達している。 目標達成までの距離そのものは比較的小さい。
一方、最終年度の成長率を見ると 売上+5%程度に対して営業利益は+10%超が必要となる。 したがって最終年度は 「売上を増やすこと」以上に 「利益率の高い売上を増やすこと」が重要になる。
投資家が特に追跡すべきなのは、 ①公共セグメントの高利益率維持、 ②モビリティ・DXの年度末案件の着地、 ③自動運転の社会実装案件拡大、 ④ストック型収益モデルへの転換、 ⑤子会社ガバナンス改善、 の5点と考えられる。
・アイサンテクノロジー株式会社 「FY2024~2026 中期経営計画 Development & Evolution」2024年5月10日
・同社「中期経営計画」公式IRページ
・同社「2026年3月期 決算短信・決算関連資料」2026年6月19日
・同社「2026年3月期 有価証券報告書」2026年6月30日
・同社「2027年3月期 第1四半期決算短信」2026年8月7日
・同社「事業等のリスク」公式IRページ
※将来計画・目標数値は会社開示資料に基づくものであり、達成を保証するものではありません。

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