アクセルマーク 3624 東証グロース
AXEL MARK INC.『「楽しい」で世界をつなぐ』を理念に、広告事業を基盤としつつトレーディングカード事業・ウェルネス領域へ多角化を進める情報・通信業の企業。
事業内容 ─ 広告を基盤に、トレカ・ウェルネスへ展開
アクセルマークは、東京都中野区に本社を置く東証グロース上場の情報・通信業の企業です。『「楽しい」で世界をつなぐ』を経営理念に掲げ、報告セグメントは広告事業・トレカ事業・その他事業の3つで構成されています。従来は広告事業を基盤事業としてきましたが、2023年9月にトレーディングカード(トレカ)事業を開始し、さらにヘルスケア・ウェルネス領域へと事業を広げています。2025年9月期は売上高9億73百万円、営業損益△5億20百万円、経常損益△6億72百万円、親会社株主に帰属する当期純損益△7億63百万円となりました。
主要事業セグメント
広告事業
アドネットワークなどのインターネット広告を中心とするWebマーケティング事業で、同社の基盤事業です。AIを活用した広告プラットフォームの開発にも取り組んでいます。
トレカ事業
2023年9月に開始したトレーディングカード事業です。トレカショップ池袋店では、カードゲームの対戦スペース(デュエルスペース)と物販を融合した店舗を展開し、オリパ専用サイトやECサイトの構築なども進めています。
その他事業(ウェルネス・ヘルスケア)
2024年9月に完全子会社アクセルメディカ株式会社を設立し、医療機器製造販売業許可等を活かしたヘルスケア領域の事業展開を進めています。トータルビューティーケアブランド「≒4.7(ニアリーフォーセブン)」などビューティー領域の商品も手掛けます。
成長投資と資金調達
トレカ事業・ウェルネス事業の拡大を目的に、新株予約権の発行による資金調達を実施しています。新規出店・ECサイト構築・M&Aなどの成長投資へ経営資源を集中させています。
直近5年の業績サマリー
2025年9月期は売上高9億73百万円(前期比38.6%減)、営業損益△5億20百万円、経常損益△6億72百万円、親会社株主に帰属する当期純損益△7億63百万円となりました。基盤の広告事業の事業環境悪化を背景に売上高は減少が続いており、トレカ事業・ウェルネス事業への先行投資もあって損益は赤字が継続しています。
| 項目(連結・百万円) | 2021年9月期 | 2022年9月期 | 2023年9月期 | 2024年9月期 | 2025年9月期 | 2026年9月期 会社予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,655 | 2,671 +0.6% |
2,144 △19.7% |
1,584 △26.1% |
973 △38.6% |
1,308 |
| 営業損益 | 2 | 13 +550.0% |
△98 赤字転落 |
△305 赤字拡大 |
△520 赤字拡大 |
△486 |
| 経常損益 | 41 | 10 △75.6% |
△100 赤字転落 |
△250 赤字拡大 |
△672 赤字拡大 |
△501 |
| 当期純損益 | 74 | △100 赤字転落 |
△102 赤字拡大 |
△388 赤字拡大 |
△763 赤字拡大 |
△502 |
| EPS(一株利益) | 9.70円 | △10.24円 | △9.63円 | △36.50円 | △49.58円 | ― |
| 決算発表時株価 (参考) |
538円 | 330円 | 224円 | 125円 | 113円 | ― |
| 実績PER | 55.46倍 | -32.23倍 | -23.26倍 | -3.42倍 | -2.28倍 | ― |
| 予想PER | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
| PBR | 7.41倍 | 3.75倍 | 2.82倍 | 2.90倍 | 2.76倍 | ― |
| PSR | 1.56倍 | 1.21倍 | 1.11倍 | 0.84倍 | 1.79倍 | ― |
本ページに掲載している業績数値は、各社が公表する決算短信を一次情報として作成しています。 数値は決算短信発表時点のものであり、将来的に修正される可能性があります。 業績予想は会社発表時点のものであり、実績と異なる場合があります。 PER・PBR・PSRは決算発表日の終値で算出した参考値です。 正確な情報は各社公式IRサイトを必ずご確認ください。
※同社は新株予約権の発行による資金調達を行っており、新株予約権の行使に伴う株式数の変動が生じる可能性があります。
経営方針・成長戦略
同社は2024年12月27日に「事業計画及び成長可能性に関する説明資料」を公表し、成長戦略を示しています。複数年の数値目標を伴う中期経営計画については、本資料作成時点で公表が確認できていません。なお、同社は東証グロース市場の上場維持基準(時価総額40億円以上)に2024年9月末時点で未達(16億円)であり、2025年9月末を期限とする適合計画を進めましたが、基準未達のため2025年10月より1年間の改善期間に入っています(2025年12月30日付開示)。
成長戦略の基本方針
- 広告事業を収益基盤に据えつつ、トレカ事業とヘルスケア事業の成長性・収益性を活かした事業展開を推進し、高収益体質への転換を図る。
- 事業を成長軌道に乗せるため、M&Aやアライアンスなどを積極的に推進する。
重点施策(3本柱)
- ① トレカ事業:自動販売機展開(業務提携先エイチ・エム・ワイ「トレカ横丁」、全国350台以上)に加え、池袋エリアでの実店舗「cardéria池袋店」の出店およびECサイトの開設により、店舗×自販機×EC×オリパサイトの4チャネル体制を構築する。
- ② ヘルスケア事業:完全子会社アクセルメディカ(2024年9月設立)が第二種医療機器製造販売業許可・体外診断用医薬品製造販売業許可を取得。Ascella Biosystems社の感染症検査技術「AscellaOne」の国内独占権を活用し、ライセンスビジネス等の事業展開を進める。
- ③ M&A・アライアンス:2024年12月にスパイラルセンス社(ゲーム・アプリ・XR開発、人材サービス)およびcrafty社(トレカEC「アイリストレカ」運営)と子会社化に向けた基本合意を締結。
2025年9月期 業績予想(単年度・一次資料記載)
- 売上高 2,310百万円(前期比+45.8%)
- 営業損失 169百万円(前期営業損失305百万円→赤字縮小)
- 経常損失 181百万円
- 当期純損失 181百万円
- ※トレカ事業の多店舗展開、M&A、ヘルスケア事業の共同事業推進による収益見込は本予想に未反映(保守的見積り)。
資金調達と資金使途(2024年11月決議)
- 第29回新株予約権(行使価額修正条項付)および第30回新株予約権の第三者割当発行を決議。
- 資金使途:トレカ事業拡大(新規出店・EC構築等)400百万円、M&A・業務提携616百万円、ヘルスケア事業拡大175百万円。
中期数値目標について
- 複数年の売上高・利益目標を明示した中期経営計画については、本資料作成時点で公表が確認できていない。
強みと注目点
① 長年蓄積したシステム開発力
従来のモバイルコンテンツ・Webサービス開発で培ったシステム開発力を活かし、オリパ専用サイトやアプリ開発などトレカ事業のデジタル基盤を自社で構築できる点が特徴です。
② 成長分野トレカ事業への参入
2023年9月開始のトレカ事業では、対戦スペースと物販を融合した実店舗とECの両面で展開し、新たな収益の柱の育成を進めています。
③ ウェルネス領域への多角化
子会社アクセルメディカやビューティーブランドを通じ、ヘルスケア・ウェルネス領域へ事業を広げることで、広告事業に依存しない収益構造への転換を目指しています。
弱み・リスク要因
有価証券報告書・決算短信および公開情報から判明している同社の事業上の課題・リスクは以下のとおりです。
① 連続赤字と売上の減少
基盤事業である広告事業の環境悪化により売上高の減少が続き、2023年9月期以降は営業損益・当期純損益ともに赤字が継続しています。
② 新株予約権による希薄化・財務基盤
成長投資の資金を新株予約権の発行による調達に依存しており、株式の希薄化や財務基盤の安定化が課題と認識されています。
③ 新規事業の収益貢献は途上
トレカ事業・ウェルネス事業は先行投資の段階にあり、これらが安定的な収益として寄与し、高収益体質への転換が実現するかが今後の焦点となります。
- アクセルマーク株式会社 公式サイト
- アクセルマーク IRニュース(適時開示)
- アクセルマーク「2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」
- アクセルマーク「事業計画及び成長可能性に関する説明資料」(2024年12月27日)
- アクセルマーク「上場維持基準への適合に向けた計画に基づく進捗状況」(2024年12月27日/2025年12月30日)
- アクセルマーク「有価証券報告書」
本ページは投資情報の提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において行ってください。

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