4935 リベルタ

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4935 リベルタ

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事業内容と業績

各種オリジナル商品等の企画販売事業

単一セグメント 業績推移
会社は単一報告セグメント。ジャンル別利益は非開示のため、連結売上高・営業損益を表示
売上高営業利益営業損失
リベルタは、美容・日用品・機能衣料など多彩な商品を企画販売するファブレス型の商品企画会社です。専門メーカーと協同開発し、コスメ、トイレタリー、機能衣料、浄水器・医療機器、生活雑貨・家電、腕時計などを展開。ドラッグストア、ホームセンター、スポーツ量販店、ECなど幅広い販路を持ち、海外60か国・地域以上にも販売しています。既存ブランドのシリーズ強化に加え、M&Aを通じた商品ジャンル拡大も進めています。

直近5年業績サマリー

業績項目2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期2025年12月期2026年12月期予想
売上高
5,029
6,638
+1,609 / +32.0%
7,088
+450 / +6.8%
8,636
+1,548 / +21.8%
10,032
+1,396 / +16.2%
13,200
+3,168 / +31.6%
営業損益
251
167
△84 / △33.4%
173
+5 / +3.1%
72
△101 / △58.3%
133
+61 / +85.2%
350
+217 / +162.7%
経常損益
266
200
△66 / △24.8%
161
△39 / △19.4%
51
△110 / △68.4%
50
△1 / △2.7%
250
+200 / +404.2%
当期純損益
200
115
△86 / △42.8%
111
△3 / △2.8%
△21
△133 / △119.0%
46
+68 / +318.8%
127
+81 / +174.1%
EPS
6.84円
3.85円
△2.98 / △43.7%
3.75円
△0.10 / △2.7%
△0.71円
△4.46 / △118.9%
1.54円
+2.25 / +316.9%
4.22円
+2.68 / +174.0%
1株配当
2.15円
1.80円
△0.35 / △16.3%
1.80円
±0 / 0.0%
1.80円
±0 / 0.0%
2.00円
+0.20 / +11.1%
2.00円
±0 / 0.0%
純資産
1,325
1,576
+250 / +18.9%
1,637
+62 / +3.9%
1,572
△65 / △4.0%
1,593
+21 / +1.3%
―
営業CF
417
△799
△1,216 / △291.9%
414
+1,213 / +151.8%
△577
△991 / △239.4%
△306
+272 / +47.0%
―
投資CF
△51
△693
△642 / △1255.6%
△145
+548 / +79.1%
△203
△58 / △39.9%
△90
+112 / +55.4%
―
財務CF
△410
1,508
+1,918 / +467.4%
△400
△1,908 / △126.6%
886
+1,286 / +321.3%
571
△315 / △35.6%
―
フリーCF
365
△1,492
△1,858 / △508.3%
269
+1,761 / +118.0%
△780
△1,049 / △389.8%
△396
+384 / +49.2%
―
単位:EPS・1株配当を除き百万円。2026年12月期は会社予想。EPS・1株配当は2024年7月の1:2株式分割、2026年1月の1:5株式分割を反映した比較用調整値。フリーCF=営業CF+投資CF。
1.会社予想と実績

各期の期首会社予想と通期実績を比較。EPSは現在の株式数基準に調整しています。

03,6967,39211,08814,7845,7505,02920215,8006,63820227,6007,08820239,7008,636202411,00010,032202513,2002026単位:百万円
売上高:青=期首会社予想、赤=通期実績。2026年は会社予想のみ表示。
010420731141437025120212151672022339173202329472202434513320253502026単位:百万円
営業利益:青=期首会社予想、赤=通期実績。2026年は会社予想のみ表示。
0981962943923502662021200200202230016120232505120243005020252502026単位:百万円
経常利益:青=期首会社予想、赤=通期実績。2026年は会社予想のみ表示。
△2937102168233208200202113511520221991112023120△2120241614620251272026単位:百万円
純利益:青=期首会社予想、赤=通期実績。2026年は会社予想のみ表示。
△0.961.293.535.788.027.166.8420214.583.8520226.703.7520234.04△0.7120245.391.5420254.222026単位:円
EPS:青=期首会社予想、赤=通期実績。2026年は会社予想のみ表示。
2.達成・未達理由
2021年12月期コロナ影響で初期計画を下回る
売上 未達営業利益 未達経常利益 未達純利益 未達EPS 未達

ピーリングフットケアや「デンティス」などは伸びた一方、前年のコロナ特需反動でトイレタリーが減収。デルタ株拡大に伴う大型プロモーション中止で「FREEZE TECH」も想定を下回り、売上高・営業利益・経常利益・純利益・EPSはいずれも期首計画未達となりました。

2022年12月期売上は超過、利益は投資・M&A費用で未達
売上 達成営業利益 未達経常利益 達成純利益 未達EPS 未達

ファミリー・サービス・エイコーの新規連結や「デンティス」などが寄与し、売上高は期首予想5,800百万円を上回りました。一方、戦略的な広告販促費の増加とM&Aに伴う一時費用で営業利益は未達。経常利益はほぼ計画線でしたが、純利益・EPSは未達でした。

2023年12月期暖冬とデンティス自主回収費用が重荷
売上 未達営業利益 未達経常利益 未達純利益 未達EPS 未達

想定を超える暖冬で電熱ウェア「Heat Master」の売上が鈍化し、売上高は期首予想7,600百万円を下回りました。さらに「デンティス」シリーズの自主回収関連費用が想定を超え、営業利益・経常利益・純利益も計画未達となりました。

2024年12月期増収でも初期計画未達、貸倒引当金で利益悪化
売上 未達営業利益 未達経常利益 未達純利益 未達EPS 未達

コスメは「デンティス」や暑さ対策商品の伸長で大幅増収となったものの、トイレタリーの店頭プロモーション導入店舗数が想定を下回り、生活雑貨・家電では一部新商品の発売が翌期へずれました。期末には貸倒引当金95百万円を計上し、利益は大きく初期計画を下回りました。

2025年12月期トイレタリー・機能衣料は急伸も全社計画未達
売上 未達営業利益 未達経常利益 未達純利益 未達EPS 未達

「ヘドロトルネード」でトイレタリーが約80%増、「FREEZE TECH」で機能衣料も約80%増となりました。一方、機能衣料のEC・海外売上や生活雑貨・家電他の一部ブランド、新商品が計画未達。売上総利益の計画未達と為替変動の影響もあり、各利益は期首計画を下回りました。

2026年12月期最新会社予想は据え置き
売上 最新予想営業利益 最新予想経常利益 最新予想純利益 最新予想EPS 最新予想

中間期は売上高4,837百万円、営業損失375百万円。期初の中間予想5,535百万円に対して売上は未達でしたが、営業損失は期初予想△425百万円より50百万円良好でした。会社は通期13,200百万円・営業利益350百万円の予想を修正していません。

3.事業セグメントの自信度

単一セグメントのため全社コメントのトーンと翌期会社計画の強さから判断しています。

各種オリジナル商品等の企画販売事業

推移:2021年 中立 → 2022~2025年 強気 → 2026年中間 中立
2021中立
ファブレスメーカーとしての強みである高い機動性を最大限に発揮

市場変化への対応力を強調する一方、感染再拡大を前提に慎重な見通しでした。

2022強気
中期経営計画の達成に向け、基本戦略と4つの成長戦略を推進

翌期に売上14.5%増・営業利益約2倍を見込む計画を掲げ、成長投資継続の姿勢が明確でした。

2023強気
中期経営計画の達成に向け、基本戦略と4つの成長戦略を推進してまいります

実績は計画未達でしたが、翌期は売上36.9%増・営業利益70.4%増を見込む積極的な計画を提示しました。

2024強気
基本戦略と4つの成長戦略を推進してまいります

翌期は売上27.4%増、営業利益約4.8倍の会社計画を掲げ、業容拡大を強く志向していました。

2025強気
基本戦略と4つの成長戦略を推進してまいります

2026年に売上31.6%増・営業利益162.7%増を見込む高い成長計画を提示しています。

2026中間中立
主要チェーンでの導入初期の予算を大幅に上回った

主力商品の伸長は強い一方、中間期は大幅赤字かつ売上が中間計画を下回りました。通期予想は据え置きで、現時点は強弱材料が併存しています。

最新判断中立

2026年中間期はコスメ・トイレタリー・機能衣料が二桁増収となった一方、営業損失375百万円、売上高は中間会社予想を下回りました。通期予想は据え置かれており、ブランド成長の強さと下期挽回ハードルが併存しています。

4.最新予想信頼度
条件付きで達成余地あり(売上の下期加速が大きな条件)

2026年12月期の会社予想は、売上高13,200百万円、営業利益350百万円、経常利益250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益127百万円、EPS4.22円です。中間期は売上高4,837百万円、営業損失375百万円で、通期予想は据え置かれています。

通期売上予想13,200百万円
中間売上実績4,837百万円
売上進捗率36.6%単純進捗
通期営業利益予想350百万円
中間営業損益△375百万円

達成できると判断する理由

  • 中間営業損失は△375百万円で、期初の中間予想△425百万円より50百万円良好。経常損失も△407百万円で、期初予想△490百万円を上回りました。
  • 中間期は機能衣料+32.0%、トイレタリー+31.1%、コスメ+16.4%と主力ジャンルが増収。特に「ヘドロトルネード」は主要チェーン導入初期の予算を大幅に上回ったと会社が説明しています。
  • 商品・製品在庫は7月の夏物商戦に備えた仕入れで増加しており、中間期末の在庫増は下期販売に向けた季節要因を含みます。会社は通期予想を修正していません。

達成できないと判断する理由

  • 中間売上高4,837百万円は期初の中間予想5,535百万円に対し87.4%で、約698百万円の未達です。
  • 通期達成には下期売上高8,363百万円が必要で、前年下期5,827百万円に対して約43.5%増が必要です。
  • 下期営業利益は約725百万円が必要で、前年下期約268百万円の約2.7倍。売上総利益の拡大と販管費吸収を同時に実現する必要があります。

収益計上時期を見る際の注意点

中間期末には7月の夏物商戦に備えた仕入れで商品・製品が1,189百万円増加し、営業CFは△1,077百万円となっています。夏物の「FREEZETECH」「クーリスト」などは7月以降の販売寄与が大きくなり得るため、36.6%という単純売上進捗率だけでは判断できません。一方、期初中間売上計画を下回った分は下期での挽回が必要です。

最終判断

利益面は中間予想より改善しており計画線を維持していますが、売上13,200百万円の達成には下期43.5%増収が必要で、売上側のハードルは高い状態です。 夏物在庫の消化、「ヘドロトルネード」「FREEZETECH」「デンティス」など主力ブランドの増収が続けば達成余地はあります。2026年10月1日取得時株価222円を会社予想EPS4.22円で割った予想PERは約52.6倍です。

4935 LIBERTA / 中期経営計画分析

株式会社リベルタ|2030年 売上高300億円・経常利益20億円を目指す成長計画

情報基準日:2026年10月1日|最新の中期経営計画資料と、その後の2026年9月業績修正を反映

2030年 売上高目標
300 億円
2030年 経常利益目標
20 億円
2030年 経常利益率
約6.7 %
足元では計画との乖離が拡大。 2026年2月時点の中計では2026年売上高130億円・経常利益3億円を掲げていたが、 2026年9月15日に売上高105億円・経常損失5億円へ下方修正された。 2030年目標そのものについては、2026年10月1日時点で公式IR上に改定開示は確認できない。

1. 数値目標と現在地

年度 売上高 経常利益 経常利益率 位置づけ
2025年実績 100.31億円 0.49億円 約0.5% 実績決算短信を優先
2026年 中計時点 130億円 3億円 約2.3% 当初計画2026年2月
2026年 修正予想 105億円 ▲5億円 約▲4.8% 最新予想2026年9月15日
2030年目標 300億円 20億円 約6.7% 中期目標
2026修正予想 → 2030目標
約2.86 倍
売上高105億円 → 300億円
必要売上CAGR
約30.0 %
2026年修正予想を起点とした4年間
2026中計比 売上差
▲25 億円
130億円 → 105億円
2026中計比 経常利益差
▲8 億円
+3億円 → ▲5億円
2030年売上目標に対する2026年修正予想の到達度
35.0 %
資料間の数値差に注意。 2026年2月13日の中期数値目標ページには2025年実績として「売上高100.57億円・経常利益0.62億円」と記載されている一方、 同日公表の2025年12月期決算短信では「売上高100.31億円・経常利益0.49億円」。 本ページでは確定決算値として決算短信の数値を優先した。

2. 目標達成へのロードマップ

1
主力ブランドの育成と活性化
FREEZETECH、デンティス、カビトルネード等の重点ブランドへ販促投資を集中。 リニューアル時の付加価値向上と価格最適化、ブランド価値を維持した海外生産活用による原価低減を進める。
2
事業領域拡大
商品企画力・マーケティング力・既存流通販路を活かし、ファブレスメーカーを中心としたM&Aで取扱ジャンルと販路を拡張。 コスメ、トイレタリー、機能衣料、浄水器・医療機器、健康美容家電などへ領域を広げる。
3
海外販路強化
Baby Foot、RaioS、Quick Beauty、FREEZETECHなど国内ヒットブランドを海外展開。 米国現地法人による営業スピード向上、アジアの提携工場開拓による価格競争力強化を進める。
4
EC・直販の強化
EC・直販機能を集約し、販売効率と収益性を改善。 ブランドを軸としたD2C展開を強化し、新規商品ジャンルを支えるシステム基盤へ投資する。
5
新商品の企画開発強化
既存ブランドのシリーズ拡充、新規ブランド、ODM・PB企画を強化。 事前リサーチ→テスト販売→本格展開の「テスト&ロール」を徹底し、ヒット確率を高める。
AI
BUZZMADE × AI × CAMPFIRE
1,000超の商品企画・販売ノウハウをAI化し、一般のアイデアを商品化するプラットフォーム「BUZZMADE」を成長エンジンに据える。 CAMPFIREとの業務提携でテスト販売・商品発掘を加速する。

3. 足元の進捗と計画達成リスク

進捗している施策: FREEZETECHではBtoB販路の共同開発、米国・アジア・北欧での検証・採用拡大、営業人員投資、EC/D2C基盤投資などを継続。 中計で掲げた施策自体は実行が進んでいる。
  • 天候依存リスク:2026年はFREEZETECHが猛暑日不足・長雨・メディア露出減少の影響を受け、売上計画を大幅に下回った。
  • 先行投資回収リスク:売上未達でもプロモーション、人員、ECプラットフォームへの投資を実施したため、2026年営業利益予想は▲4.15億円まで悪化。
  • 商品・販路実行リスク:「さよならダニー」の取扱店舗数未達、Watch商品の発売延期、健康美容機器のEC販売未達など、店舗導入・発売時期の遅れが業績へ直接影響。
  • M&A・のれんリスク:2026年には旧フジアンドチェリーに係るのれん減損損失を計上。事業領域拡大をM&Aで進める戦略では、買収後の収益化が重要になる。
  • 財務制限条項リスク:2026年9月17日に運転資金として三菱UFJ銀行3億円、みずほ銀行6億円の借入契約を締結。両契約には経常損益を黒字に維持する条項等がある一方、2026年通期予想は経常損失5億円。会社は現時点で借入実行・継続に重大な支障はないと説明している。
  • 財務健全性:2026年業績悪化に伴い期末配当予想を無配へ修正。会社は財務健全性と事業基盤の再構築を優先する方針を示している。

4. 2030年目標達成に必要な条件

  1. FREEZETECHの季節・天候依存を薄めること。 一般消費者向けだけでなく、法人・公共・海外の通年BtoB案件へ売上構成を移す。
  2. 主力ブランドの販売単価と粗利率を改善すること。 価格最適化と海外生産活用を売上成長と同時に進める。
  3. M&Aを売上増だけでなく利益増へつなげること。 買収後の販路共有・固定費吸収・在庫回転改善が必要。
  4. EC・D2C投資を回収フェーズへ移すこと。 システム投資後の顧客獲得効率、リピート率、広告効率を改善する。
  5. 新商品ヒット率を高めること。 BUZZMADE、AI、クラウドファンディングによる事前検証を実売へ結びつける。
  6. 2027年以降に利益体質を立て直すこと。 2030年に経常利益率6.7%へ到達するには、2026年の▲4.8%から大幅な収益構造転換が必要。

5. PERベースの割安度試算

算定見送り。2026年の最新会社予想は親会社株主に帰属する当期純損失▲6.70億円で予想PERが成立せず、 2030年計画も売上高・経常利益目標のみで当期純利益目標を開示していないため、同一PERを前提とした現在株価の割安率を合理的に算出できない。

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