| 業績項目 | 2023年6月期 | 2024年6月期 | 2025年6月期 | 2026年6月期(予想) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,651 | 4,990 +339 / +7.3% | 5,463 +473 / +9.5% | 6,150 +687 / +12.6% |
| 営業損益 | 803 | 827 +24 / +3.0% | 909 +82 / +9.9% | 1,100 +191 / +21.0% |
| 経常損益 | 800 | 800 ±0 / +0.0% | 908 +108 / +13.5% | 1,100 +192 / +21.1% |
| 当期純利益 | 506 | 558 +52 / +10.3% | 593 +35 / +6.3% | 840 +247 / +41.7% |
| EPS | 68.17円 | 75.20円 +7.03 / +10.3% | 79.34円 +4.14 / +5.5% | 111.80円 +32.46 / +40.9% |
| 一株配当金 | 0.00円 | 0.00円 ±0.00 / — | 0.00円 ±0.00 / — | 0.00円 ±0.00 / — |
| 純資産 | 1,519 | 2,113 +594 / +39.1% | 2,715 +602 / +28.5% | — |
| 営業CF | 951 | 857 △94 / △9.9% | 948 +91 / +10.6% | — |
| 投資CF | -644 | -434 +210 / +32.6% | -388 +46 / +10.6% | — |
| 財務CF | -160 | -193 △33 / △20.6% | -575 △382 / △197.9% | — |
| フリーCF | 307 | 423 +116 / +37.8% | 560 +137 / +32.4% | — |
1.会社予想と実績
公開情報で比較できる2024年6月期以降について、完了期は最初に公表された通期会社予想と通期実績を比較。2027年6月期は最新会社予想を掲載しています。
| 指標 | 2024年6月期 | 2025年6月期 | 2026年6月期 | 2027年6月期 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | |
| 売上高 (百万円) | 5,048 | 4,990.6 | 98.9% | 5,541 | 5,463.8 | 98.6% | 5,753.7 | 6,156 | 107.0% | 7,535.2 | — | 最新予想 |
| 営業利益 (百万円) | 863 | 827.5 | 95.9% | 898.3 | 909.5 | 101.2% | 995.8 | 1,127.1 | 113.2% | 1,569.6 | — | 最新予想 |
| 経常利益 (百万円) | 830 | 800.9 | 96.5% | 888 | 908.6 | 102.3% | 1,007.6 | 1,131.7 | 112.3% | 1,569.6 | — | 最新予想 |
| 親会社株主帰属純利益 (百万円) | 546 | 558.4 | 102.3% | 561 | 593 | 105.7% | 643.8 | 939.4 | 145.9% | 1,005.4 | — | 最新予想 |
| EPS (円) | 73.53 | 75.20 | 102.3% | 75.18 | 79.34 | 105.5% | 86.13 | 124.88 | 145.0% | 132.90 | — | 最新予想 |
達成率=実績÷会社予想×100。2024年6月期は上場時に公表された最初の会社予想を使用。予想はいずれも単一値で、レンジ予想はありません。
2.達成・未達理由
上場前のため比較可能な最初の公開会社予想は2024年6月20日の上場時点です。売上・営業・経常は1~4%程度届かなかった一方、純利益とEPSは予想を上回りました。動物医療需要は堅調で、高度医療拠点の拡充も進めましたが、利益上位段階の小幅未達を完全には補えませんでした。
新規病院、M&A、既存病院の増収で売上は伸びたものの、期初予想にはわずかに届きませんでした。一方、M&Aや株主総会等の一時費用を抱えながらも調整後営業利益は大きく伸び、営業利益以下は会社予想を上回りました。
既存病院のオーガニック成長、診療価格の適正化、設備拡充、M&A、グループ効率化とコストシナジーが寄与しました。M&A・PMI・採用などの費用増を吸収し、純利益は負ののれん発生益などの特別利益も押し上げました。2月に上方修正した予想に対しても、最終実績は全5指標で上回りました。
売上高7,535百万円、営業利益1,569百万円、経常利益1,569百万円、親会社株主帰属純利益1,005百万円、EPS132.90円を計画。動物病院ネットワークの拡大と、医療機器・衛生環境・データ・研究開発など周辺領域の収益化を重ねる成長計画です。
3.事業セグメントの自信度
財務報告上は動物病院事業の比重が高く、セグメント情報は省略されています。そのため正式な中核事業である動物病院事業について、年度ごとの表現変化から自信度を追っています。
動物病院事業
ペットの家族化、高齢化を背景にした世帯あたりの動物病院への支出額の増加傾向の基調に変わりはなく、飼い主の動物医療に対する多様化・高度化要請はますます高まっているものと認識しております。
需要の構造的拡大を明確に認識し、高度医療拠点も拡充。
既存病院の増収もありグループ全体の売上高は堅調に推移いたしました。
M&Aに加え、既存院の成長が確認できる局面。
既存病院の堅調なオーガニック成長や前期よりグループ入りした株式会社そよかぜおよび株式会社バハティーの業績が寄与し、増収となりました。
オーガニック成長と買収効果が同時に出ており、利益面でも価格・効率化施策が進展。
動物病院ネットワークの継続的な拡大を推進してまいります。
既存院の生産性向上とM&A・事業承継を同時に進める方針が継続。
病院ネットワークの拡大に加え、価格適正化・人員配置・グループ効率化で利益率を高める段階。周辺事業との連携も収益源の多層化を狙っています。
4.最新予想信頼度
2026年6月期は期初予想だけでなく、期中に引き上げた会社予想も全5指標で上回りました。直近の予想精度と事業モメンタムは良好ですが、2027年6月期は売上の約22%増に対して営業利益は約39%増を見込むため、利益率改善の要求水準は高めです。
達成できると判断する理由
- 2026年6月期の実績は、2月に上方修正した予想に対しても売上100.1%、営業利益102.5%、経常利益102.9%、純利益111.8%、EPS111.7%と全指標で超過しました。
- 既存病院のオーガニック成長、診療価格の適正化、設備拡充、M&A、グループ効率化とコストシナジーが同時に利益へ反映されています。
- 2026年6月期中に加わった医療機器・衛生環境などの事業が通年寄与し、さらに動物病院以外の収益源を積み上げる余地があります。
- 動物病院のM&A・事業承継だけでなく、既存院の生産性・人員配置改善でも増益を狙うため、成長手段が一つに偏っていません。
達成できないと判断する理由
- 営業利益率は2026年6月期の約18.3%から2027年6月期計画の約20.8%へ大きく引き上げる必要があります。
- 売上高+22.4%に対し営業利益+39.3%と、売上成長以上の採算改善を織り込んでいます。PMI費用、人件費、設備投資負担が想定を超えると利益達成が難しくなります。
- 2026年6月期の純利益には負ののれん発生益などの特別利益が寄与しており、2027年6月期は営業面で大幅増益でも純利益の伸びは約7.0%にとどまる計画です。
- 医療機器、衛生環境、データ、研究開発など周辺領域は成長余地が大きい一方、統合・販売拡大・収益化の実行リスクがあります。
収益計上時期の確認
動物病院事業は、狂犬病予防接種やフィラリア等の予防需要が重なる4月~6月に売上高・営業利益が集中しやすい季節性があります。2027年6月期はまだ四半期実績が公表されていないため、単純進捗率は掲載していません。今後の途中進捗を見る際は、期末四半期偏重を考慮する必要があります。
直前期に上方修正後の予想まで超過した実績、既存院の成長とM&A効果、周辺事業の通年寄与を評価します。一方、2027年6月期は営業利益率を大きく引き上げる計画であり、PMI・人件費・設備投資を吸収しながらシナジーを予定どおり出せるかが最大の条件です。

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