4052 フィーチャ

銘柄紹介

4052 フィーチャ株式会社

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事業内容と業績

画像認識ソフトウェア開発事業

画像認識ソフトウェア開発事業 業績推移
単一セグメントのため、セクター利益は営業損益を表示。2026年6月期から非連結。
売上高 利益 損失
画像認識ソフトウェア開発を単一セグメントとして展開しています。主力のMobility Solutionsでは、車載カメラ向け画像認識AIを中核に、先進運転支援システム(ADAS)やドライバー/乗員監視システム(DMS/OMS)を開発し、アルゴリズム提供から量産導入まで支援します。車両周辺や車内の状況を高精度に認識し、安全性向上や事故リスク低減に活用。DX-AI Solutionsでは、生成AI・ディープラーニングを用いた図面解析AI「Drawing-AI」やAI-OCRを提供し、文書・図面など非構造データの認識・解析、企業の業務効率化や製造現場のDXを支援しています。

直近5年業績サマリー

業績項目 2022年6月期2023年6月期2024年6月期 2025年6月期2026年6月期2027年6月期予
売上高
382.7
389.7
+7.0 / +1.8%
494.2
+104.5 / +26.8%
497.6
+3.4 / +0.7%
543.9
+46.3 / +9.3%
620.0
+76.1 / +14.0%
営業損益
25.7
△23.2
△48.8 / △190.2%
△3.6
+19.6 / +84.6%
△9.4
△5.8 / △162.8%
41.1
+50.5 / +538.6%
50.3
+9.2 / +22.4%
経常損益
26.8
△25.5
△52.2 / △195.3%
△3.0
+22.5 / +88.4%
△10.8
△7.8 / △264.4%
45.0
+55.8 / +517.7%
50.9
+6.0 / +13.2%
当期純利益
29.0
△28.6
△57.6 / △198.5%
△7.9
+20.7 / +72.4%
△38.6
△30.7 / △389.4%
42.5
+81.1 / +210.2%
44.1
+1.6 / +3.8%
EPS
5.27円
△5.15円
△10.42 / △197.7%
△1.35円
+3.80 / +73.8%
△6.60円
△5.25 / △388.9%
7.27円
+13.87 / +210.2%
7.55円
+0.28 / +3.9%
一株配当金
0.00円
0.00円
±0.00 / —
0.00円
±0.00 / —
0.00円
±0.00 / —
0.00円
±0.00 / —
0.00円
±0.00 / —
純資産
568.5
548.8
△19.7 / △3.5%
729.9
+181.0 / +33.0%
689.8
△40.1 / △5.5%
727.6
+37.8 / +5.5%
営業CF
16.4
1.4
△14.9 / △91.2%
△18.8
△20.2 / △1408.4%
22.1
+40.8 / +217.5%
△77.3
△99.4 / △450.6%
投資CF
△4.6
△55.9
△51.3 / △1113.8%
△9.3
+46.6 / +83.4%
△5.3
+4.0 / +42.7%
10.5
+15.8 / +297.7%
財務CF
3.6
△0.0
△3.6 / △100.6%
186.9
+186.9 / +812508.7%
0.0
△186.9 / △100.0%
△0.0
△0.0 / —
フリーCF
11.8
△54.5
△66.2 / △563.6%
△28.0
+26.4 / +48.5%
16.7
+44.8 / +159.7%
△66.8
△83.6 / △499.2%

単位:百万円(EPS・一株配当金は円)。2025年6月期以前は連結、2026年6月期以降は非連結。フリーCF=営業CF+投資CF。最新予想は会社公表値のみ掲載。

1.会社予想と実績

2022年6月期から2026年6月期は各期首の通期会社予想と通期実績を比較し、2027年6月期は最新会社予想を掲載しています。2026年6月期は期首の連結予想と非連結実績の単純比較です。

売上高の会社予想と実績 売上高 期首会社予想と通期実績(2027年6月期は最新予想) 会社予想 実績 0 200 400 600 800 単位:百万円 421.0 382.7 2022/6 達成率 90.9% 512.5 389.7 2023/6 達成率 76.0% 580.2 494.2 2024/6 達成率 85.2% 558.0 497.6 2025/6 達成率 89.2% 540.9 543.9 2026/6 達成率 100.6%※ 620.0 2027/6 最新予想 ※2026年6月期は期首連結予想と非連結実績の単純比較。
売上高:青=会社予想、赤=実績。年度下に達成率を表示。
営業利益の会社予想と実績 営業利益 期首会社予想と通期実績(2027年6月期は最新予想) 会社予想 実績 -50 -12 25 62 100 単位:百万円 15.0 25.7 2022/6 達成率 171.2% 81.3 △23.2 2023/6 達成率 -28.5% 22.2 △3.6 2024/6 達成率 -16.0% 2.1 △9.4 2025/6 達成率 -436.2% 17.4 41.1 2026/6 達成率 236.0%※ 50.3 2027/6 最新予想 ※2026年6月期は期首連結予想と非連結実績の単純比較。
営業利益:青=会社予想、赤=実績。年度下に達成率を表示。
経常利益の会社予想と実績 経常利益 期首会社予想と通期実績(2027年6月期は最新予想) 会社予想 実績 -50 -12 25 62 100 単位:百万円 15.0 26.8 2022/6 達成率 178.4% 81.3 △25.5 2023/6 達成率 -31.4% 21.6 △3.0 2024/6 達成率 -13.7% 2.2 △10.8 2025/6 達成率 -500.3% 17.8 45.0 2026/6 達成率 252.5%※ 50.9 2027/6 最新予想 ※2026年6月期は期首連結予想と非連結実績の単純比較。
経常利益:青=会社予想、赤=実績。年度下に達成率を表示。
親会社株主帰属純利益の会社予想と実績 親会社株主帰属純利益 期首会社予想と通期実績(2027年6月期は最新予想) 会社予想 実績 -40 -10 20 50 80 単位:百万円 13.0 29.0 2022/6 達成率 223.3% 66.0 △28.6 2023/6 達成率 -43.3% 18.5 △7.9 2024/6 達成率 -42.6% 1.5 △38.6 2025/6 達成率 -2615.9% 14.3 42.5 2026/6 達成率 296.8%※ 44.1 2027/6 最新予想 ※2026年6月期は期首連結予想と非連結実績の単純比較。
親会社株主帰属純利益:青=会社予想、赤=実績。年度下に達成率を表示。
EPSの会社予想と実績 EPS 期首会社予想と通期実績(2027年6月期は最新予想) 会社予想 実績 -10.00 -3.75 2.50 8.75 15.00 単位:円 2.42 5.27 2022/6 達成率 217.8% 11.91 △5.15 2023/6 達成率 -43.2% 3.16 △1.35 2024/6 達成率 -42.7% 0.25 △6.60 2025/6 達成率 -2640.0% 2.45 7.27 2026/6 達成率 296.7%※ 7.55 2027/6 最新予想 ※2026年6月期は期首連結予想と非連結実績の単純比較。
EPS:青=会社予想、赤=実績。年度下に達成率を表示。
2.達成・未達理由
2022年6月期売上のみ未達、利益4指標は達成
売上 90.9%営業利益 171.2%経常利益 178.4%純利益 223.3%EPS 217.8%

売上高は期首計画を下回りましたが、業務効率化に加え、採用が計画を下回ったことで人件費などの費用が抑制され、営業利益・経常利益・純利益・EPSは会社予想を大きく上回りました。

2023年6月期全5指標が未達
売上 76.0%営業利益 -28.5%経常利益 -31.4%純利益 -43.3%EPS -43.2%

大口ドライブレコーダー案件の開発開始が取引先都合で遅延し、新車向け量産も中国ロックダウン、半導体不足、地政学・インフレの影響で後ずれしました。受託開発・ライセンスの計上遅延を費用削減で吸収できず、黒字予想から赤字へ転落しました。

2024年6月期全5指標が未達
売上 85.2%営業利益 -16.0%経常利益 -13.7%純利益 -42.6%EPS -42.7%

期初に見込んだ大型受託開発案件が顧客都合で大幅に遅延し、使用権ライセンスも開発費・ライセンス単価の再交渉により当期の一括収益計上がなくなりました。採用時期の調整などで費用を抑えたものの、売上不足を補えませんでした。

2025年6月期全5指標が未達
売上 89.2%営業利益 -436.2%経常利益 -500.3%純利益 -2615.9%EPS -2640.0%

自動車業界のEVシフトや関税政策、サプライチェーン再編などを背景に、大手自動車メーカーとの中長期共同開発契約でマイルストーンが変更され、一部の受託開発売上が翌期へずれ込みました。固定費圧縮でも補い切れず、さらに26.6百万円の減損損失が純損失を拡大させました。

2026年6月期全5指標を達成・超過(単純比較)
売上 100.6%営業利益 236.0%経常利益 252.5%純利益 296.8%EPS 296.7%

大手自動車メーカーとの共同開発案件中断で受託開発収入は減少した一方、車載ライセンス製品の量産台数が好調でライセンス収入が68.6%増加しました。原価低下も寄与し黒字転換。なお、期首予想は連結、通期実績は非連結のため、達成率は単純比較です。

2027年6月期最新会社予想・実績未発表
売上 620.0営業利益 50.3経常利益 50.9純利益 44.1EPS 7.55円

大手自動車メーカー・Tier1との共同開発とDX-AI Solutionsの需要増により受託開発収入を61.1%増と見込む一方、ライセンス収入はボリュームディスカウントで35.2%減を想定しています。増収と営業利益率の改善を同時に目指す計画です。

3.事業セグメントの自信度

開示上は「画像認識ソフトウェア開発事業」の単一セグメントです。年度ごとの表現変化と業績・案件進捗から、会社の事業に対する自信度を推理しています。

画像認識ソフトウェア開発事業

自信度推移:強気 → 中立 → 強気 → 中立 → 強気 → 強気
2022年6月期強気
当社ライセンス製品の量産台数は累計で160万台を突破しました。

量産実績が拡大し、モビリティに加えてスマートインフラ・DXへ展開。

2023年6月期中立
当社ライセンス製品の量産台数は累計で200万台を突破しました。

量産は伸びた一方、受託案件の開始遅延で業績は期初計画を大きく下回りました。

2024年6月期強気
当社ライセンス製品の量産台数は累計で250万台を突破しました。

ボッシュとの資本業務提携効果もあり受託開発収入が大きく伸長。

2025年6月期中立
当社ライセンス製品の量産台数は累計で290万台を突破しました。

量産は積み上がる一方、顧客側の契約マイルストーン変更で計上時期の不確実性が残りました。

2026年6月期強気
当社ライセンス製品の量産台数は累計で390万台を突破しました。

ライセンス量産の伸長と黒字転換、ボッシュ共同開発の進捗で自信度が回復。

2027年6月期強気
DX-AI Solutionsもこれに続く第二の事業の柱として成長させるため、事業拡大に積極的に取り組んでまいります。

Mobilityを基盤にDrawing-AIを重点サービスとして育成し、二本柱化を明示。

最新判断強気

Mobility Solutionsの量産実績を基盤に、DX-AI Solutionsを第二の柱へ育成する方針を明確化。2027年6月期は売上高620.0百万円、営業利益50.3百万円を計画しています。

4.最新予想信頼度
判定:2027年6月期の達成可能性は「中程度」。受託開発の計上時期が最大の条件。

会社予想は売上高620.0百万円、営業利益50.3百万円、経常利益50.9百万円、当期純利益44.1百万円、EPS7.55円。2026年6月期は黒字転換して期首予想を上回りましたが、2027年6月期は受託開発収入を前期比61.1%増へ伸ばす必要があります。過去に顧客都合の開発開始・マイルストーン変更で売上計上が翌期へずれた実績があるため、案件進行の確度が予想達成を左右します。

売上高予想620.0百万円 / +14.0%
営業利益予想50.3百万円 / +22.4%
営業利益率8.1%前期7.6%
受託開発収入予想447.8百万円 / +61.1%
ライセンス収入予想172.2百万円 / △35.2%

達成できると判断する理由

  • 2026年6月期は売上高543.9百万円、営業利益41.1百万円まで回復し、期首予想との単純比較では主要5指標をすべて達成しました。
  • 車載ライセンス製品の累計量産台数は390万台を突破し、ボッシュとの共同開発も順調とされています。Mobility Solutionsの量産基盤は拡大しています。
  • 2027年6月期の営業利益率計画は約8.1%で、2026年6月期の7.6%からの改善幅は約0.6ポイントにとどまり、利益率そのもののハードルは極端ではありません。
  • DX-AI SolutionsではDrawing-AIを重点サービスとし、受託開発の新たな需要源を広げる方針です。

達成できないと判断する理由

  • 受託開発収入447.8百万円は前期比61.1%増が必要で、会社計画の伸びの大半を大口共同開発案件とDX-AI需要に依存します。
  • 2023年6月期から2025年6月期は、顧客都合の案件開始遅延や契約マイルストーン変更により期首予想を大きく下回りました。売上計上時期の変動は継続的なリスクです。
  • ライセンス収入は量産台数が堅調でも、ボリュームディスカウント適用により35.2%減を見込んでおり、増収を受託開発側で補う必要があります。
  • 2026年6月期は大手自動車メーカーとの共同開発案件が中断し、受託開発収入が18.2%減少しました。案件の継続性・検収時期には注意が必要です。

収益計上時期を見る際の注意点

固定的な四半期偏重があるとは断定できませんが、受託開発収入は大口案件の開始時期・マイルストーン・検収に左右されやすく、ライセンス収入は搭載車両の量産台数と契約単価に連動します。過年度には顧客側の事情で売上計上が翌期へずれたため、単純な四半期進捗率だけで通期達成を判断するのは適切ではありません。2027年6月期の四半期実績はまだ公表されていないため、進捗率は掲載していません。

最終判断

受託開発の大型案件が計画どおり開始・検収され、DX-AIの受注拡大が寄与すれば、売上高620.0百万円と利益計画は達成可能と判断します。一方、過去3期で繰り返した顧客都合の計上遅延が再発すると、ライセンス収入の減少を補えず売上・利益とも未達となる可能性があります。現時点では「達成余地はあるが、案件計上タイミングへの依存度が高い」ため、信頼度は中程度です。

東証グロース 4052 | フィーチャ株式会社

中長期成長戦略・事業計画分析

自動車向け画像認識AIで築いた「Mobility Solutions」の収益基盤を維持・拡大しつつ、 AI-OCR・Drawing-AIなど「DX-AI Solutions」を第2の収益柱へ育成。 中長期では両事業の売上構成比を5:5とし、全社成長率CAGR約20%を描く。

Mobility × DX-AI 中長期CAGR 約20% 事業構成 5:5へ 2027/6期 過去最高売上計画
資料の位置づけ: フィーチャは「中期経営計画」という独立名称ではなく、 「事業計画及び成長可能性に関する事項」で中長期の成長戦略を開示しています。 本分析では2025年9月22日公表資料を基礎に、2026年8月14日公表の通期決算説明資料で 最新の成長戦略・2027年6月期計画へ更新しています。
1

会社が掲げる目標業績数字

2027年6月期 売上高
620百万円 前期比 +14.0%
2027年6月期 営業利益
50百万円 前期比 +22.4%
営業利益率
8.1% 前期比 +0.5pt
項目 2026年6月期 実績 2027年6月期 予想 増減率
売上高 543百万円 620百万円 +14.0%
受託開発収入 277百万円 447百万円 +61.1%
ライセンス収入 265百万円 172百万円 △35.2%
営業利益 41百万円 50百万円 +22.4%
経常利益 44百万円 50百万円 +13.2%
当期純利益 42百万円 44百万円 +3.8%
人件費 297百万円 359百万円 +20.8%
経費 204百万円 210百万円 +2.9%
中長期の成長イメージ
CAGR 約+20%

2026年8月の決算説明資料で示した全社売上高の中長期的な成長イメージ。 具体的な到達年度・売上金額は示していません。

中長期の事業ポートフォリオ
Mobility:DX-AI = 5:5

Mobility Solutionsの基盤を維持しながらDX-AI Solutionsを大きく成長させ、 売上高構成比を50%:50%に近づける方針です。

2

目標達成へのロードマップ

01

Mobility Solutionsの収益基盤を維持・拡大

ADAS・DMS・OMSを軸にTier1や自動車メーカーとの共同開発を拡大。 開発案件を量産フェーズへ移行させ、受託開発収入だけでなく量産台数に応じた 継続的なライセンス収入へつなげます。

PoC受託開発量産ライセンス収入
02

Tier1との共同開発案件を拡大

2026年6月期には大手自動車部品メーカーから追加案件を獲得。 複数年継続が見込まれる案件を増やし、中期的な安定収益源とする計画です。 2027年6月期の受託開発収入447百万円・前期比61.1%増は、この拡大が重要な前提となっています。

03

DX-AI Solutionsを第2の収益柱へ

モビリティ分野で蓄積した高品質な画像認識技術を、製造業・建設業などへ横展開。 AI-OCR、Drawing-AI、DXコンサルティングを軸に、 文書処理・図面検図・画像認識業務など対象領域を広げます。

AI-OCR Drawing-AI DXコンサル 生成AI・LLM
04

PoCから本実装・横展開へ

DX-AIでは単発の実証実験にとどまらず、本実装への移行を進めます。 読み取り精度向上、対応図面・機能追加、集客チャネル拡大を行い、 既存のカスタマイズ案件で得たノウハウをプロダクトへ転用することでスケールを狙います。

05

カスタマイズ開発 × プロダクト化

顧客固有の高付加価値な開発案件で業界知見を蓄積し、 その知見をパッケージ・プロダクトへ移転。 導入スピードとコスト効率を高め、多業種への横展開や サブスクリプション型を含むストック収益モデルの構築を目指します。

06

黒字体質を維持しながら成長投資

2027年6月期は人件費を前期比20.8%増やす一方、 経費増加は2.9%に抑える計画。 開発・営業体制を強化しながら、きめ細かなコスト管理を徹底して 営業利益率8.1%を確保する計画です。

3

会社が開示する主な達成リスク

会社は「事業計画及び成長可能性に関する事項」で、 成長の実現・事業計画の遂行に影響する主要リスクを明示しています。
リスク 会社の認識 計画への影響 主な対応策
市場動向 顕在化可能性:中程度
時期:中長期
影響度:中
ソフトウェア開発の内製化・外部委託縮小、 顧客ニーズ変化、新車販売低迷などにより市場が縮小する可能性。 市場変化への柔軟な対応と、自動車以外の市場への積極展開。
技術動向 顕在化可能性:低程度
時期:中長期
影響度:
技術革新の遅れ、代替技術・競合製品の出現、 技術標準・基盤の変化により競争力を失う可能性。 優秀な技術人材の採用、継続的な研究開発、市場・技術動向への対応。
ライセンス収入の変動 顕在化可能性:高程度
時期:中期
影響度:中
ライセンス収入は顧客製品の製造・販売・使用量に左右され、 顧客の販売計画変更で業績が変動する可能性。 ライセンス採用案件を増やし、特定製品への依存度を低下。
特定顧客への依存 顕在化可能性:中程度
時期:中期
影響度:中
2025年6月期は売上高上位3社が全売上高の67.0%。 主要顧客との取引条件や自動車業界動向の変化が業績へ影響する可能性。 主要顧客との関係維持と、DX-AIを含む新市場・新規顧客の獲得。

計画達成を見る上での分析ポイント

① 2027年は「受託開発」の伸びが最大の鍵

2027年6月期は受託開発収入を277百万円から447百万円へ61.1%増やす計画。 Tier1共同開発とDX-AI案件が予定どおり進むかが、620百万円の売上目標達成を左右します。

② DX-AIの本実装化が中長期成長率を左右

売上構成比5:5とCAGR約20%を実現するには、 AI-OCR・Drawing-AIがPoC中心から本番導入・横展開へ移行することが必要です。

③ ライセンスの「量」と「単価」を分けて見る

2026年6月期は量産拡大でライセンス収入が68.6%増加した一方、 2027年6月期はボリュームディスカウントを背景に35.2%減を予想。 量産台数増だけでは収入増に直結しない点に注意が必要です。

進捗を見る際の重要ポイント: 2026年6月期には大手自動車メーカーとの共同開発案件中断により 受託開発収入が当初予想395百万円に対して277百万円となりました。 一方でライセンス収入が当初予想145百万円を大幅に上回る265百万円となり、 売上高・利益全体を補いました。 この実績からも、案件進捗とライセンス収入の双方を確認する必要があります。
主な調査資料
  • フィーチャ株式会社「事業計画及び成長可能性に関する事項」2025年9月22日
  • フィーチャ株式会社「2026年6月期 通期決算説明資料」2026年8月14日
  • フィーチャ株式会社「2026年6月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」2026年8月14日
※数値は会社公表資料に基づきます。中長期CAGR約20%および事業構成比5:5は会社が示す「成長イメージ」であり、 達成年度を確約した業績予想ではありません。

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