4179 ジーネクスト

ジーネクスト(4179)企業分析|顧客対応DXプラットフォーム Discoveriez | ストップ高安研究所

ジーネクスト 4179 東証グロース

株式会社ジーネクスト(G-NEXT Inc.)。顧客対応業務(コールセンター・問合せ・クレーム)を支援するステークホルダーDXプラットフォーム「Discoveriez」を提供する東証グロース上場企業。

※2026年6月4日時点の情報

事業内容 ─ ステークホルダーDXプラットフォーム「Discoveriez」の提供

株式会社ジーネクストは2001年7月設立、本社は東京都千代田区平河町。代表取締役は村田実、資本金1,000万円。事業は「ステークホルダーDXプラットフォーム事業」の単一セグメント。主力サービス「Discoveriez(ディスカバリーズ)」は、コールセンターで受け付ける電話・メール・チャット等の顧客対応情報を一元管理し、社内各部署や社外ステークホルダーとの情報共有、ワークフロー処理、リスクマネジメント、品質管理・新商品開発情報、集計分析をシームレスに行えるクラウド型ソフトウェア。クラウド型を中心にオンプレミス型も提供。2025年10月にグループ会社「株式会社VoXテクノロジー」を設立し、ソフトウェア仕入・開発・販売体制を強化。

主要事業セグメント

Discoveriez クラウド事業

従来のオンプレミス型顧客対応窓口向けサービスで培ったノウハウをクラウド型に昇華した汎用プラットフォーム。インシデント管理、リスクマネジメント、統合DB、個人情報管理、オムニチャネル対応、CTI/CRM、システム連携機能を提供。

Discoveriez オンプレ事業

オンプレミス型の顧客対応窓口向けサービス。大規模カスタマイズや既存システム連携が必要なクライアント向けに、Discoveriezのオンプレ版を提供している。

SRM Design Lab(成長事業)

新中期経営計画で位置付けられた成長事業セグメント。ステークホルダー・リレーションシップ・マネジメント領域での新たなサービス展開を進めている。

新規事業・M&A

新中期経営計画で位置付けられた新規事業セグメント。株式会社舞花との資本提携、株式会社モデルケースの事業譲受など、外部との提携・M&Aによる事業ポートフォリオ拡大を進めている。

直近5年の業績サマリー

2025年3月期は売上高691百万円(前期比+13.3%)、当期純損益△218百万円(赤字拡大)。営業損益は2022年3月期から継続して赤字が続いており、収益化が経営課題となっている。創業者による一連の騒動を契機に2024年5月15日付で継続企業の前提に関する事項の注記(GC注記)が付され、その早期解消に向けた経営再建を進めている。2026年3月期会社予想は売上高1,015百万円(大幅増収)、営業損益△70百万円(赤字縮小)となっており、収益改善を目指している。

項目(連結・百万円) 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期 2026年3月期
会社予想
売上高 495 647
+30.7%
610
△5.7%
691
+13.3%
1,015
営業損益 △383 △252
赤字縮小
△148
赤字縮小
△174
赤字拡大
△70
経常損益 △388 △242
赤字縮小
△150
赤字縮小
△189
赤字拡大
△71
当期純損益 △421 △296
赤字縮小
△149
赤字縮小
△218
赤字拡大
△72
EPS(一株利益) △101.24円 △70.76円 △35.57円 △45.72円 △13.32円
決算発表時株価
(参考)
396円 369円 331円 297円 291円
実績PER -3.91倍 -5.21倍 -9.31倍 -6.50倍
予想PER -21.85倍 -21.85倍
PBR 3.75倍 10.13倍 344.79倍 10.90倍
PSR 3.33倍 2.39倍 2.29倍 2.05倍
【業績数値に関する免責事項】
本ページに掲載している業績数値は、各社が公表する決算短信を一次情報として作成しています。 数値は決算短信発表時点のものであり、将来的に修正される可能性があります。 業績予想は会社発表時点のものであり、実績と異なる場合があります。 PER・PBR・PSRは決算発表日の終値で算出した参考値です。 正確な情報は各社公式IRサイトを必ずご確認ください。
※同社は2024年5月15日付で「継続企業の前提に関する事項の注記(GC注記)」を開示。営業損益は2022年3月期以降継続赤字となっている。

中期経営計画

新中期経営計画(FY2026~FY2028 3カ年計画)

2025年3月28日に開示された新中期経営計画。既存事業「Discoveriez」、成長事業「SRM Design Lab」、新規事業「新規事業開発・M&A」を3軸として、継続的な黒字化とGC注記早期解消、ステークホルダーDXプラットフォーム/マーケットプレイス構想の実現を目指している。詳細は中期経営計画へ

強みと注目点

① 顧客対応DX領域の独自プラットフォーム「Discoveriez」

コールセンター・カスタマーセンター業務における問合せ・クレーム対応をデジタル化する独自プラットフォーム。インシデント管理、リスクマネジメント、CTI/CRM連携、オムニチャネル対応等を統合提供。三菱食品、石井食品、株式会社ワールド等の大手企業導入実績がある。

② ストック型クラウド収益(MRR)の積み上げ

Discoveriezクラウド版は月次経常収益(MRR)型のサブスクリプションビジネスモデル。新規導入案件によりクラウドMRRが着実に増加しており、ストック売上の積み上げによるボラティリティの低い経営を目指している。

③ 新中期経営計画に基づく経営再建と事業領域の拡大

2025年3月開示の新中期経営計画(FY2026~FY2028)に基づき、既存事業の収益化に加え「SRM Design Lab」「新規事業・M&A」の3軸体制で事業ポートフォリオを拡大。株式会社舞花との資本提携、株式会社モデルケースの事業譲受、株式会社VoXテクノロジーの設立など外部連携を進めている。

弱み・リスク要因

有価証券報告書・決算短信および公開情報から判明している同社の事業上の課題・リスクは以下のとおりです。

① 継続企業の前提に関する注記(GC注記)の継続

2024年5月15日付で創業者による一連の騒動に起因する継続企業の前提に関する事項の注記(GC注記)が付された。早期解消に向けた中期経営計画が進行中だが、解消には継続的な黒字化と財務基盤の安定化が必要となる。

② 長期にわたる営業赤字

2022年3月期から2025年3月期まで4期連続で営業損益が赤字。GC注記の影響で「Discoveriez」案件の新規受注に影響が出ていた経緯がある。2026年3月期会社予想でも営業損益△70百万円の赤字計画。

③ 大型案件依存と長期化リスク

2024年3月期は見込んでいた大型案件の長期化、期ずれ等が発生し、開発リソースの観点からスケジュールが後ろ倒しとなり減収要因となった。大型案件の進捗が業績に与える影響が大きい構造を抱えている。

主な出典:

本ページは投資情報の提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任において行ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました