ジィ・シィ企画 4073 東証G
Global Communication Planning Co., Ltd.|「CARD CREW」シリーズを軸に、決済システムの設計・開発、端末導入、ASP、保守運用、24時間365日のサポートまで提供するキャッシュレス決済企業。
※2026年7月22日時点の情報
事業内容
2026年7月22日の時価総額は約13.1億円。 同日の終値は516円で、発行済株式総数2,539,060株を基準に算出した。
ジィ・シィ企画は1995年9月設立。本社は千葉県佐倉市王子台一丁目28番8号、代表取締役社長は高木洋介、決算期は6月、上場市場は東京証券取引所グロース市場。資本金は2025年12月末時点で4億4,081万円。小売業、決済事業者などを対象に、キャッシュレス決済システムの開発、導入、端末、処理基盤、運用支援を提供する。
2026年6月期第3四半期累計は売上高1,493百万円、営業損失78百万円、経常損失98百万円、四半期純損失98百万円。売上高は前年同期比16.8%増となり、営業損失は前年同期の141百万円から縮小した。通期会社予想は売上高2,403百万円、営業利益92百万円、経常利益55百万円、当期純利益54百万円で据え置かれている。
ペイメントインテグレーション事業|決済基盤・端末・受託開発
ペイメントインテグレーション事業 業績推移
売上高とセグメント損益を全期間同一縮尺で横並び表示
単位:百万円
ペイメントインテグレーション事業は、決済パッケージのライセンス、顧客別の受託開発、カスタマイズ、決済端末の販売、既存決済システムの移行やリプレースを担当する。
中核製品は「CARD CREW」シリーズであり、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード決済など複数の決済手段を一つのシステムで処理する。
主な顧客はスーパーマーケット、ディスカウントストアを含む小売業、決済事業者、加盟店向けサービスを運営する企業である。
小売店舗では、POS、決済端末、店舗サーバー、本部システム、決済センター、カード会社など多数の機器とネットワークを接続する必要がある。
顧客ごとに既存のPOS構成、会員制度、売上管理、締め処理、障害時の運用手順が異なるため、標準製品のみではなく個別設計と調整が重要になる。
大型案件では、要件定義、開発、試験、端末調達、店舗展開、切り替え、旧システムからの移行まで長期間を要する。
売上計上は検収時期の影響を受けやすく、四半期ごとの売上高と利益が大型案件の工程によって変動する。
受託開発とライセンスは技術資産を収益へ転換しやすい一方、端末販売は商品原価の影響を受けるため、同じ売上高でも粗利益率が異なる。
2025年6月期は端末販売が堅調だった一方、前年にあった大型リプレース案件の反動で受託開発売上が減少した。
同期は商品評価損29.8百万円と研究開発費の増加が重なり、2024年6月期のセグメント利益から赤字へ転換した。
2026年6月期第3四半期累計は端末販売の増加により前年同期比84.9%増収となった。
ただし、端末販売は受託開発やライセンスより利益率が低く、増収後もセグメント損失が残った。
売上高だけでは事業の採算を判断できず、端末、ライセンス、受託開発の売上構成を確認する必要がある。
端末調達価格、為替、在庫評価、導入人員、外注費、顧客側の検収時期が利益率の主な変動要因となる。
CARD CREWの開発成果を複数顧客へ横展開できれば、顧客ごとの開発負担を抑え、粗利益率を改善しやすくなる。
反対に、顧客固有要件が多く、追加開発を価格へ転嫁できない場合は、売上増加に対して利益が伸びにくい。
決済分野では障害が店舗営業へ直結するため、品質、処理速度、接続安定性、セキュリティ、移行時の停止時間が受注競争を左右する。
同社の強みは、製品提供だけでなく、顧客の既存環境に合わせた個別開発と導入後の運用を一体で扱える点にある。
大手決済事業者との競争では、資本力や加盟店数では不利になりやすい一方、大手小売業の複雑な既存環境に合わせる対応力が差別化要因となる。
収益改善の確認項目は、受注残、大型案件の検収時期、受託開発比率、端末粗利益率、研究開発費、商品在庫の評価状況である。
ペイメントサービス事業|決済ASP・保守運用・端末サブスク
ペイメントサービス事業 業績推移
売上高とセグメント利益を全期間同一縮尺で横並び表示
単位:百万円
ペイメントサービス事業は、決済ASPサービス、決済処理、センター接続、保守、運用監視、コールセンター、端末貸与を提供する。
ペイメントインテグレーション事業がシステム導入時の開発・端末売上を中心とするのに対し、本事業は導入後に継続する収益を担う。
決済ASPサービスは「CARD CREW PLUS」を基盤とし、顧客が自社で決済センターを構築する場合に比べ、初期負担と運用負担を抑える。
顧客は必要な決済機能をサービスとして利用し、同社は接続、処理、監視、保守を継続的に提供する。
運用サービスでは24時間365日の体制を設け、決済システムの監視、問い合わせ、障害対応を行う。
決済は店舗の営業時間を通じて利用されるため、停止時間、復旧速度、障害時の連絡体制がサービス品質を左右する。
継続契約から得られるASP利用料、保守料、処理料は、大型開発案件より売上の反復性が高い。
ストック売上の拡大は、四半期ごとの検収に左右される収益構造を安定させる役割を持つ。
2025年6月期は一部サービスの料金見直し、ASP、保守運用、端末サブスクリプションの寄与により増収となった。
決済端末サブスクリプションサービス「サクラ」は、端末を一括販売する方式とは異なり、利用期間に応じたサービス提供を組み合わせる。
端末貸与部分にはリース取引の会計処理が適用され、取引開始時に売上高と売上原価を計上する部分がある。
このため、サブスクリプションの名称であっても、全額が期間に応じて均等に計上される収益ではない。
2026年6月期第3四半期累計は、前年同期に計上した端末サブスクリプション大型案件の反動により売上高が前年同期比14.5%減となった。
セグメント利益も前年同期比54.9%減となり、ストック収益の増加だけでは大型案件の反動を吸収できなかった。
売上の質を判断する際は、ASP・保守・処理料の継続売上と、端末貸与開始時に計上される売上を分けて確認する必要がある。
継続課金型収益の拡大には、稼働加盟店数、接続端末数、決済処理件数、契約単価、解約率が重要となる。
決済処理量の増加に対して運用費用の増加を抑えられれば、売上規模の拡大とともに利益率が上昇しやすい。
一方、顧客別の専用運用、問い合わせ対応、障害監視の人員負担が大きい場合、売上増加がそのまま利益増加へつながらない。
ペイメントインテグレーションで獲得した顧客をASP、保守、端末サブスクリプションへ移行できれば、顧客当たりの継続収益を高められる。
確認すべき指標は、ストック売上比率、端末稼働数、処理件数、サービス利益率、大型サブスクリプション案件の開始時期である。
CARD CREW PLUS・決済端末|顧客別対応を支える製品基盤
CARD CREW PLUSは、複数のキャッシュレス決済手段を扱うための中核製品である。
クレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード決済など、加盟店が採用する決済手段をシステム上で接続する。
小売業では、レジ、POS、店舗サーバー、本部、決済端末、外部決済センター間のデータを正確に連携する必要がある。
売上計上、取消、返品、締め処理、取引照会、障害対応など、決済成立後の業務もシステム設計の対象となる。
新しい決済ブランドを追加する場合も、既存店舗の業務を大きく変更せずに導入できることが顧客側の重要な要件となる。
同社はパッケージを基盤としながら、顧客ごとの仕様に合わせた受託開発を組み合わせる。
完全な個別開発より共通機能を利用しやすく、標準サービスより顧客固有要件へ対応しやすい中間的な位置付けとなる。
決済端末については販売、導入、入れ替え、サブスクリプションを扱う。
端末の機種変更や決済規格への対応は、小売チェーン全店舗へ影響するため、調達能力と展開管理が必要になる。
端末販売の増加は売上規模を押し上げる一方、商品原価の比率が高い場合は全社の売上総利益率を低下させる。
製品の競争力は、対応できる決済手段の数だけでなく、処理速度、障害耐性、接続先、既存POSとの互換性、導入後の保守で決まる。
決済情報を扱うため、PCI DSSを含むセキュリティ基準への対応と、カード情報を適切に管理する運用体制が不可欠となる。
大手競合は多数の加盟店と決済手段を共通基盤へ集約し、標準化による規模の利益を得やすい。
ジィ・シィ企画は、大手小売業の既存システムを維持しながら、決済部分を段階的に更新する案件で対応力を発揮しやすい。
顧客別開発の成果をCARD CREW PLUSの共通機能へ反映できれば、次回案件の開発期間と原価を抑えられる。
開発成果が顧客固有のまま残る場合は、案件数の増加と同時に保守対象も複雑化し、技術者負担が増える。
プロダクト企業としての評価を高めるには、ライセンス売上、共通機能の利用率、追加開発の再利用率、製品別粗利益の改善が必要となる。
サービス企業としての評価を高めるには、ASP、保守、処理料、端末サブスクリプションの継続売上を積み上げる必要がある。
製品とサービスの双方を同一基盤で提供できる点が、同社の事業モデルの中心である。
収益・財務構造|通期黒字化と自己資本の回復が焦点
売上高は2022年6月期以降、おおむね15億円から18億円台で推移してきた。
2023年6月期は売上高1,549百万円に対し、営業損失273百万円、当期純損失773百万円を計上した。
同期の大幅な純損失により、純資産は2022年6月期の1,138百万円から340百万円へ減少した。
2024年6月期は売上高1,740百万円、営業利益58百万円となり、営業黒字へ転換した。
しかし、2025年6月期はペイメントインテグレーション事業の採算悪化により、営業損失80百万円、当期純損失146百万円となった。
2025年6月期末の純資産は270百万円、自己資本比率は13.5%まで低下した。
2026年6月期第3四半期末は純資産185百万円、自己資本比率9.9%となり、財務余力はさらに低下した。
現金及び現金同等物は2025年6月期末に742百万円あったが、借入や増資による資金調達の影響も含む。
2025年6月期の営業キャッシュフローは229百万円の支出、投資キャッシュフローは234百万円の支出だった。
財務キャッシュフローは505百万円の収入となり、事業活動と投資活動の資金流出を財務調達で補う構造だった。
大型端末案件では商品の仕入れ、在庫、設置、人員配置が先行するため、売上計上前に運転資金が必要になる。
自己資本比率が低い局面では、受注拡大と同時に必要運転資金、借入条件、支払時期を確認する必要がある。
2026年6月期第3四半期累計は増収となり、営業損失も前年同期から縮小した。
一方、通期会社予想は営業利益92百万円であり、第4四半期の案件検収と採算確保への依存度が高い。
端末売上が計画通り増加しても、商品原価や導入費用が上昇すれば利益計画へ届かない可能性がある。
黒字化の質を判断する際は、営業利益だけでなく、売上総利益、営業キャッシュフロー、純資産の回復を併せて確認する必要がある。
トランザクション・メディア・ネットワークスとの資本業務提携では、両社のサービスと機能を組み合わせ、提案力を強化する方針を示している。
提携が案件紹介、共同提案、端末調達、決済処理、開発原価の低減へつながるかが今後の確認事項となる。
株価評価では、通期予想の達成だけでなく、翌期も継続可能なASP・保守収益と自己資本の回復が重要になる。
四半期ごとの確認項目は、売上構成、セグメント利益、在庫、営業キャッシュフロー、現預金、借入金、純資産である。
直近5年業績サマリー
| 業績項目 | 2021/6 実績 |
2022/6 実績 |
2023/6 実績 |
2024/6 実績 |
2025/6 実績 |
2026/6 会社予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,078 | 1,588 -490 / -23.5% | 1,549 -39 / -2.5% | 1,740 +191 / +12.3% | 1,844 +104 / +6.0% | 2,403 +559 / +30.3% |
| 営業損益 | 199 | -55 -254 / 赤字転換 | -273 -218 / 赤字拡大 | 58 +331 / 黒字転換 | -80 -138 / 赤字転換 | 92 +172 / 黒字転換 |
| 経常損益 | 191 | -82 -273 / 赤字転換 | -297 -215 / 赤字拡大 | 44 +341 / 黒字転換 | -115 -159 / 赤字転換 | 55 +170 / 黒字転換 |
| 当期純利益 | 126 | -91 -217 / 赤字転換 | -773 -682 / 赤字拡大 | 72 +845 / 黒字転換 | -146 -218 / 赤字転換 | 54 +200 / 黒字転換 |
| EPS | 49.85円 | -36.10円 -85.95円 / 赤字転換 | -304.76円 -268.66円 / 赤字拡大 | 28.59円 +333.35円 / 黒字転換 | -57.63円 -86.22円 / 赤字転換 | 21.27円 +78.90円 / 黒字転換 |
| PER | 未上場 | - | - | 36.1倍 | - | 19.8倍 |
| PBR | 未上場 | 1.8倍 | 4.2倍 | 6.3倍 | 5.5倍 | - |
| BPS | 307.82円 | 448.40円 +140.58円 / +45.7% | 134.02円 -314.38円 / -70.1% | 163.62円 +29.60円 / +22.1% | 106.34円 -57.28円 / -35.0% | - |
| 純資産 | 781 | 1,138 +357 / +45.7% | 340 -798 / -70.1% | 415 +75 / +22.1% | 270 -145 / -34.9% | - |
| 営業CF | 214 | -273 -487 / マイナス転換 | -251 +22 / 支出縮小 | 63 +314 / プラス転換 | -229 -292 / マイナス転換 | - |
| 投資CF | -136 | -189 -53 / 支出拡大 | -143 +46 / 支出縮小 | -190 -47 / 支出拡大 | -234 -44 / 支出拡大 | - |
| 財務CF | -670 | 346 +1,016 / プラス転換 | 735 +389 / 収入増加 | 101 -634 / 収入減少 | 505 +404 / 収入増加 | - |
| 現金及び現金同等物 | 502 | 385 -117 / -23.3% | 725 +340 / +88.3% | 699 -26 / -3.6% | 742 +43 / +6.2% | - |
中期経営計画
正式な中期経営計画は確認できず、通期予想と成長施策を代替指標とする
2026年7月22日時点で、対象期間、売上高、営業利益、ストック売上、端末数などの数値目標を一体で示した専用の中期経営計画は確認できない。
代替となる数値目標は2026年6月期会社予想であり、通期売上高2,403百万円、営業利益92百万円、経常利益55百万円、当期純利益54百万円を計画している。
第3四半期累計では営業損失78百万円、経常損失98百万円であるため、通期予想の達成には第4四半期に予定される案件の検収と利益確保が重要となる。
数値目標
会社予想は前期比で売上高30.3%増、営業黒字、経常黒字、最終黒字への転換を見込む。
売上拡大の中心は、決済端末、受託開発、既存顧客のリプレース、新しい決済手段への対応、ASP・保守運用の積み上げである。
予想EPSは現在の発行済株式総数で再計算すると約21.27円となり、2026年6月30日終値422円を基準とする予想PERは約19.8倍となる。
基本方針
第一の方針は、CARD CREW PLUSを中心とする決済システムの販売拡大である。
既存顧客の端末更新、システムリプレース、新決済手段の追加と、新規顧客開拓を並行して進める。
第二の方針は、決済ASP、保守運用、処理料などのストック売上拡大である。
大型開発案件に偏る収益変動を抑えるため、導入後に継続するサービス収益の比率を高める。
第三の方針は、決済端末サブスクリプションサービス「サクラ」の拡販である。
一括購入が難しい顧客にも端末と運用サービスを提供し、対象市場を広げる。
第四の方針は、トランザクション・メディア・ネットワークスとの資本業務提携を活用した共同提案である。
両社の決済機能、顧客基盤、端末、処理サービスを組み合わせ、案件獲得力を強化する。
事業戦略
ペイメントインテグレーション事業では、端末販売だけでなく、ライセンスと受託開発の構成比を高め、売上総利益率を改善する必要がある。
顧客別開発で得た機能を標準製品へ反映し、複数顧客へ再利用できる開発体制が重要となる。
ペイメントサービス事業では、ASP契約、保守契約、処理件数、端末稼働数の増加を継続収益へ転換する。
24時間365日の運用体制と顧客固有のサポートを維持しながら、人員当たりの処理効率を高める必要がある。
財務面では、自己資本比率が第3四半期末に9.9%まで低下しているため、営業黒字化と営業キャッシュフローの改善が優先課題となる。
大型案件の受注時には端末仕入れや導入費用が先行するため、売上成長と運転資金の管理を同時に進める必要がある。
中期的な評価軸は、ストック売上比率、両セグメントの利益率、営業キャッシュフロー、純資産、自己資本比率の回復である。
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競合他社
① GMOペイメントゲートウェイ(3769)
GMOペイメントゲートウェイは、オンライン決済と対面決済を中核に、後払い、送金、金融、BtoB決済、銀行向け基盤、海外決済まで展開する総合決済企業である。
ジィ・シィ企画とは、決済ゲートウェイ、実店舗向け決済基盤、加盟店システム連携、決済手段追加、処理サービス、運用保守で競合する。
「PGマルチペイメントサービス」は、クレジットカード、コンビニ、銀行、コード決済、電子マネーなどを一つの接続で提供する。
オンライン決済では加盟店網、決済手段、API、取扱高、処理件数に基づくフィー収益で大きく先行する。
2026年9月期中間期は売上収益46,084百万円、営業利益18,792百万円、税引前利益18,867百万円、親会社所有者帰属中間利益12,042百万円。
売上収益は前年同期比13.1%増、営業利益は22.7%増となり、利益成長が売上成長を上回った。
ストック売上、決済処理に連動するフィー売上、加盟店売上に連動するスプレッド売上を積み上げる収益構造を持つ。
資本力、加盟店数、決済手段、処理能力、金融サービスとの連携では、ジィ・シィ企画に対して大幅な優位性を持つ。
ジィ・シィ企画は、大手小売業の既存POS、店舗運用、専用センター仕様に合わせた個別開発と移行支援で差別化する必要がある。
② デジタルガレージ(4819)
デジタルガレージは、決済プラットフォーム、マーケティング、データ、金融、投資を組み合わせて事業を展開する。
決済領域は子会社のDGフィナンシャルテクノロジーを中心に、オンラインと実店舗の双方へ決済サービスを提供する。
「VeriTrans4G」などの決済基盤により、クレジットカード、コンビニ、電子マネー、コード決済などを一括導入できる。
ジィ・シィ企画とは、店舗決済とEC決済の統合、決済ゲートウェイ、POS連携、大手顧客向け専用基盤、保守運用で競合する。
大手企業向けの専用決済プラットフォームや、店舗、EC、会員情報を横断するオムニチャネル案件で競争力を持つ。
2026年3月期は連結税引前利益2,966百万円となり、前期の税引前損失から黒字へ転換した。
Platform Solutionの税引前利益は9,074百万円、決済事業の税引前利益は6,767百万円だった。
決済取扱高は約9.1兆円で、非対面決済と対面決済の双方に大規模な処理基盤を持つ。
決済データを広告、販促、顧客分析、金融サービスへ連携できる点は、決済システム開発を中心とするジィ・シィ企画より事業範囲が広い。
ジィ・シィ企画は、顧客が既存のPOSやCRMを維持したまま決済部分だけを更新する案件で、個別対応力を発揮できるかが焦点となる。
③ GMOフィナンシャルゲート(4051)
GMOフィナンシャルゲートは、実店舗向けキャッシュレス決済を中心に、決済端末、組み込み型決済、決済センター、処理サービスを提供する。
GMOペイメントゲートウェイグループの対面決済事業を担い、ジィ・シィ企画にとって最も直接的な製品競合となる。
クレジットカード、電子マネー、コード決済などに対応する決済端末を、店舗、交通、自動販売機、無人機器などへ導入する。
決済端末の販売だけでなく、端末管理、処理料、センター利用料などの継続収益を積み上げる。
ジィ・シィ企画とは、端末導入、POS連携、センター接続、決済処理、保守、端末サブスクリプションで競合する。
2026年9月期中間期は売上収益10,515百万円、営業利益1,559百万円、税引前利益1,550百万円、親会社所有者帰属中間利益1,049百万円。
売上収益は前年同期比16.2%増、営業利益は12.8%増となった。
リカーリング型売上は5,228百万円で前年同期比29.9%増となり、端末導入後の継続課金が成長を支えている。
端末数、決済処理量、営業網、GMOグループとの連携、資本力ではGMOフィナンシャルゲートが優位にある。
ジィ・シィ企画は、CARD CREWを利用した大手小売業向けの顧客別開発、既存システム移行、長期保守で競争力を維持する必要がある。
出典
- 株式会社ジィ・シィ企画 公式サイト
- 株式会社ジィ・シィ企画 会社概要
- 株式会社ジィ・シィ企画 沿革
- 株式会社ジィ・シィ企画 製品
- 株式会社ジィ・シィ企画 CARD CREW PLUS
- 株式会社ジィ・シィ企画 サービス
- 株式会社ジィ・シィ企画 決済ASPサービス
- 株式会社ジィ・シィ企画 IR情報
- 株式会社ジィ・シィ企画 決算短信
- 株式会社ジィ・シィ企画 決算説明資料
- 株式会社ジィ・シィ企画 トップメッセージ
- 株式会社ジィ・シィ企画 2026年6月期第3四半期決算短信
- GMOペイメントゲートウェイ IR情報
- GMOペイメントゲートウェイ 事業内容
- デジタルガレージ 投資家情報
- デジタルガレージ IRライブラリ
- DGフィナンシャルテクノロジー 決済サービス
- GMOフィナンシャルゲート IRライブラリー
- GMOフィナンシャルゲート 決算短信
本ページは公開情報を基に作成した企業分析であり、特定の有価証券の売買を推奨または勧誘するものではありません。業績予想、株価、時価総額、投資指標、受注、検収時期、端末価格、サービス内容などは変動する可能性があります。投資判断は最新の決算短信、有価証券報告書、適時開示及び取引所発表を確認したうえで、自身の責任で行ってください。

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