成果報酬型広告サービス事業
運用型広告代行事業
中古建設機械マーケットプレイス関連事業
貴金属リユース・加工・精錬事業
その他の事業
直近5年業績サマリー
| 業績項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高百万円 | 2,455 | 3,296 +841 / +34.3% | 3,295 △1 / △0.0% | 3,862 +567 / +17.2% | 4,440 +578 / +15.0% | 43,182 +38,742 / +872.6% |
| 営業損益百万円 | 793 | 1,096 +303 / +38.2% | 653 △443 / △40.4% | 1,142 +489 / +74.9% | 1,051 △91 / △8.0% | 1,302 +251 / +23.9% |
| 経常損益百万円 | 800 | 1,079 +279 / +34.9% | 648 △431 / △39.9% | 1,126 +478 / +73.8% | 1,038 △88 / △7.8% | 1,258 +220 / +21.2% |
| 当期純利益百万円 | 438 | 198 △240 / △54.8% | 339 +141 / +71.2% | 668 +329 / +97.1% | 2,570 +1,902 / +284.7% | 906 △1,664 / △64.7% |
| EPS円 | 55.71 | 25.29 △30.42 / △54.6% | 43.26 +17.97 / +71.1% | 85.08 +41.82 / +96.7% | 327.18 +242.10 / +284.6% | 115.43 △211.75 / △64.7% |
| 一株配当金円 | 10.00 | 21.00 +11.00 / +110.0% | 22.00 +1.00 / +4.8% | 23.00 +1.00 / +4.5% | 24.00 +1.00 / +4.3% | 25.00 +1.00 / +4.2% |
| 純資産百万円 | 2,692 | 2,808 +116 / +4.3% | 3,097 +289 / +10.3% | 3,578 +481 / +15.5% | 5,909 +2,331 / +65.1% | ー |
| 営業CF百万円 | -84 | -298 △214 / +254.8% | 626 +924 / △310.1% | 1,579 +953 / +152.2% | -440 △2,019 / △127.9% | ー |
| 投資CF百万円 | -55 | -178 △123 / +223.6% | -27 +151 / △84.8% | -87 △60 / +222.2% | -1,927 △1,840 / +2114.9% | ー |
| 財務CF百万円 | 282 | 1,017 +735 / +260.6% | 915 △102 / △10.0% | -196 △1,111 / △121.4% | 315 +511 / △260.7% | ー |
| フリーCF百万円 | -139 | -476 △337 / +242.4% | 599 +1,075 / △225.8% | 1,492 +893 / +149.1% | -2,367 △3,859 / △258.6% | ー |
1.会社予想と実績
2022年3月期から2026年3月期は各期首の通期会社予想と通期実績を比較。2027年3月期は最新の通期会社予想を掲載しています。
| 指標 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | 予想 | 実績 | 達成率 | |
| 売上高 (百万円) | 2,224 | 2,455 | 110.4% | 2,846 | 3,296 | 115.8% | 3,935 | 3,295 | 83.7% | 3,459 | 3,862 | 111.7% | 4,102 | 4,440 | 108.2% | 43,182 | — | 最新予想 |
| 営業利益 (百万円) | 618 | 793 | 128.3% | 901 | 1,096 | 121.6% | 1,310 | 653 | 49.8% | 885 | 1,142 | 129.0% | 1,317 | 1,051 | 79.8% | 1,302 | — | 最新予想 |
| 経常利益 (百万円) | 608 | 800 | 131.6% | 891 | 1,079 | 121.1% | 1,296 | 648 | 50.0% | 865 | 1,126 | 130.2% | 1,279 | 1,038 | 81.2% | 1,258 | — | 最新予想 |
| 親会社株主帰属純利益 (百万円) | 309 | 438 | 141.7% | 529 | 198 | 37.4% | 686 | 339 | 49.4% | 467 | 668 | 143.0% | 719 | 2,570 | 357.4% | 906 | — | 最新予想 |
| EPS (円) | 39.33 | 55.71 | 141.6% | 67.05 | 25.29 | 37.7% | 87.40 | 43.26 | 49.5% | 59.54 | 85.08 | 142.9% | 91.60 | 327.18 | 357.2% | 115.43 | — | 最新予想 |
2.達成・未達理由
収益認識基準適用後の売上高を前提とした期初予想に対し、主力の成果報酬型広告サービスに加え、中古建設機械マーケットプレイス関連事業が大きく拡大。営業利益・経常利益・純利益までそろって予想を上回りました。
成果報酬型広告と中古建設機械の伸長で営業段階までは期初予想を超過。一方、貸倒引当金繰入額604百万円、投資有価証券評価損86百万円など多額の特別損失を計上したため、親会社株主帰属純利益とEPSは大幅未達となりました。訂正後数値では税額計算の修正により純利益が上方修正されています。
期初は二桁増収増益を見込んでいましたが、主力の成果報酬型広告サービスと検索連動型広告代行の売上・セグメント利益が前年割れ。中古建設機械とその他の伸長では補い切れず、営業・経常利益は期初予想の約半分にとどまりました。
成果報酬型広告サービスが再拡大し、中古建設機械マーケットプレイス関連事業も増収増益。営業利益は前期比で大きく回復し、期初予想を約29%上回りました。特別損失の負担も前年までより小さく、純利益・EPSは期初予想を4割超上回りました。
売上高は中古建設機械や運用型広告の拡大で期初予想を上回った一方、M&A関連費用、株主数増加に伴う株主優待引当金、株主名簿管理人関連費用の増加などで営業・経常利益は未達。親会社株主帰属純利益とEPSは、井嶋金銀工業の子会社化に伴う負ののれん発生益2,078百万円の計上により大幅超過しました。
井嶋金銀工業の通期連結寄与により、売上高は前期の約9.7倍を計画。一方、前期の純利益には負ののれん発生益という一時要因が含まれるため、純利益は減益予想です。2027年3月期第1四半期時点で通期予想は据え置かれています。
3.事業セグメントの自信度
成果報酬型広告サービス事業
セグメント利益は、成果報酬型広告サービス事業が1,544,582千円(同131.1%)
利益が大幅増。主力分野への営業強化を継続。
セグメント利益は、成果報酬型広告サービス事業が1,858,769千円(同120.3%)
増収増益を維持し、主力事業としての確度が高い。
成果報酬型広告サービス事業が1,741,834千円(同93.7%)
前年割れとなり、期初予想未達の中心要因。
成果報酬型広告サービス事業が2,196,396千円(同126.1%)
反転成長し、主力の回復が明確。
成果報酬型広告サービス事業が2,253,028千円(同102.6%)
売上は拡大したが伸びは緩やか。
成果報酬型広告サービス事業が709,625千円(前年同四半期比28.5%増)
最新四半期は再び高い伸び。
主力広告事業の増収が再加速しており、既存ジャンルと新規分野の営業強化が成果に結び付きつつあります。
運用型広告代行事業
検索連動型広告代行事業が59,365千円(同185.3%)
旧名称時代に利益が大幅増。
検索連動型広告代行事業が68,586千円(同115.5%)
増益基調だが規模は小さい。
検索連動型広告代行事業が56,881千円(同82.9%)
売上・利益とも前年割れ。
検索連動型広告代行事業が54,218千円(同95.3%)
縮小が続き慎重な見方。
運用型広告代行事業が171,341千円(同316.0%)
名称変更と同時期に売上規模が急拡大。
運用型広告代行事業が49,666千円(同104.1%増)
売上は倍増した一方、利益の伸びは限定的。
売上拡大は強いものの、2027年3月期1Qの利益伸長は小さく、採算の確認が必要です。
中古建設機械マーケットプレイス関連事業
中古建設機械マーケットプレイス関連事業が484,819千円(同322.7%)
量的基準を満たして報告セグメント化するほど拡大。
中古建設機械マーケットプレイス関連事業が919,360千円(同189.6%)
売上規模がほぼ倍増。
中古建設機械マーケットプレイス関連事業が976,016千円(同106.2%)
増収を維持。
中古建設機械マーケットプレイス関連事業が1,198,376千円(同122.8%)
再び成長が加速。
中古建設機械マーケットプレイス関連事業が1,722,132千円(同143.7%)
売上・利益とも大幅増。
中古建設機械マーケットプレイス関連事業が510,549千円(同41.5%増)
最新四半期も高い増収率。
海外販路と国内仕入れの拡大方針に沿って売上・利益の成長が続いています。
貴金属リユース・加工・精錬事業
「貴金属リユース・加工・精錬事業」を新たな報告セグメントとして追加しております。
井嶋金銀工業を子会社化。初年度はP/L影響なし。
当第1四半期連結累計期間より連結損益計算書にも反映しており、当社グループの業績に寄与しております。
P/L連結開始直後から売上・利益への寄与が大きい。
連結初年度から最大の売上規模となりましたが、貴金属相場と総平均法による売上原価変動が大きなリスクです。
その他の事業
その他の事業が366,820千円(同113.6%)
複数事業の合計として増収。
その他の事業が450,140千円(同122.7%)
売上・利益とも成長。
その他の事業が520,460千円(同115.6%)
増収を継続。
その他の事業が413,708千円(同79.5%)
売上が大きく縮小。
その他の事業が293,560千円(同71.0%)
縮小傾向が継続。
その他の事業が42,591千円(同25.5%減)となりました。
売上は微増でもセグメント利益は減少。
複数の新規・周辺事業を育成する役割はあるものの、足元の利益は前年同期を下回っています。
4.最新予想信頼度
2027年3月期第1四半期は、営業利益・経常利益・純利益が第2四半期累計予想をすでに上回っています。会社は好進捗を認識しつつも、井嶋金銀工業では貴金属相場の変動が総平均法による原価計算に影響し、第2四半期の売上原価が変動する可能性があるとして、通期予想を据え置いています。
上記は2027年3月期第1四半期実績÷通期会社予想の単純進捗率です。
達成できると判断する理由
- 第1四半期の営業利益1,098百万円は通期予想1,302百万円の84.3%、経常利益1,094百万円は通期予想1,258百万円の87.0%まで進捗しています。
- 第1四半期の営業利益・経常利益・純利益は、第2四半期累計会社予想をすでに上回っています。
- 井嶋金銀工業が第1四半期から損益計算書に反映され、貴金属リユース・加工・精錬事業が新たな大口売上・利益源になっています。
- 成果報酬型広告と中古建設機械も第1四半期に増収を維持し、従来事業も成長しています。
達成できない可能性がある理由
- 期初会社予想では、上半期に企業結合時の棚卸資産の時価評価に伴う売上原価増を織り込み、さらに最新Q1では貴金属相場の変動と総平均法による原価計算の影響で第2四半期の売上原価が変動する可能性を示しています。
- 第1四半期の利益を単純年率換算することはできず、足元の高進捗がそのまま通期に継続する保証はありません。
- 2027年3月期は井嶋金銀工業の連結で事業構成が大きく変わり、貴金属価格・在庫評価・仕入条件の影響が連結利益に大きくなっています。
- 2026年3月期の純利益を押し上げた負ののれん発生益は一時要因であり、2027年3月期には同じ押し上げを前提にできません。
株式会社レントラックス
最新経営計画・成長戦略分析
基準日:2026年8月17日 / 最新計画資料:2026年5月26日決算説明資料 / 最新進捗:2027年3月期 第1四半期
① 会社が掲げる目標業績数字
| 指標 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 増減率 | 2027年3月期1Q実績 | 通期予想への進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取扱高 | 34,217百万円 | 76,201百万円 | +122.7% | ― | ― |
| 売上高 | 4,440百万円 | 43,182百万円 | +872.6% | 11,815百万円 | 約27.4% |
| 営業利益 | 1,051百万円 | 1,302百万円 | +23.9% | 1,098百万円 | 約84.3% |
| 経常利益 | 1,038百万円 | 1,258百万円 | +21.2% | 1,094百万円 | 約87.0% |
| 親会社株主帰属純利益 | 2,570百万円 | 906百万円 | ▲64.7% | 717百万円 | 約79.1% |
※進捗率は「2027年3月期1Q実績 ÷ 通期会社予想」の単純計算。季節性や原価変動を考慮した会社予想ではない。
※2026年3月期の純利益には、井嶋金銀工業の子会社化に伴う負ののれん発生益が含まれているため、
2027年3月期純利益の前年比大幅減は本業悪化だけを意味するものではない。
② 目標達成へのロードマップ・達成計画
既存広告事業を強化
金融分野への依存を抑えながら、需要の大きい既存ジャンル、新サービス、 サービス業界などの新規ジャンル、大手クライアントの開拓を強化。 有力パートナーサイトへの営業も拡大する。
SNS・動画広告への対応
SNSや動画プラットフォームなど掲載媒体の多様化に対応。 広告主との情報交換ときめ細かなPDCA運用で顧客満足度を高め、 広告運用予算の増額を狙う。
リユース事業を第2の収益基盤へ
中古建設機械「GROWTH POWER」は国内買取、WEBマーケティング、 海外販路、サイト掲載台数を拡大。 貴金属事業ではスクラップ取扱量と安定調達を増やし、 精錬・加工工程の効率化と製品事業強化で収益性を高める。
海外・新規事業でポートフォリオ拡張
アジア圏を中心に成果報酬型広告、現地マーケティング支援、 インフルエンサーマーケティング、GROWTH POWERを展開。 VTuber、各種WEBメディアなど新規事業も育成する。
最新1Qから見た計画の進捗
2027年3月期1Q営業利益は10.98億円で、通期会社予想13.02億円に対して約84.3%まで進捗。 経常利益も約87.0%、純利益も約79.1%に達している。
会社は1Q利益が第2四半期累計予想に対して想定を上回っていると説明する一方、 貴金属相場の変動に伴う総平均法による原価計算の影響で今後の売上原価が変動する可能性を挙げ、 通期予想を変更していない。
1Qの貴金属リユース・加工・精錬事業は売上高約104.63億円、セグメント利益約7.25億円。 連結売上高急増の大部分を同事業が占めており、今後の達成度は貴金属事業の利益率に大きく左右される。
③ 目標達成上の主なリスク
貴金属価格・原価変動
金・銀・プラチナ・パラジウム等の急激な価格変動は、 在庫評価や収益性に影響する。 1Q時点でも会社は貴金属相場と原価計算への影響を理由に業績予想を据え置いている。
大型広告案件の予算縮小
成長戦略資料では「大型案件の予算縮小など」を明示的にリスクとして意識しており、 柔軟な営業体制、新規ジャンル、新規事業への人員増強によるリスクヘッジを進める方針。
検索・広告プラットフォーム変化
GoogleやLINEヤフー等のアルゴリズム・広告仕様変更、 Cookie利用規制などにより、集客力や広告配信効率が低下する可能性がある。 SNS・動画など集客経路の多様化は、このリスクへの対応でもある。
広告事業の特定分野依存
2026年3月期の成果報酬型広告サービス売上高では金融案件が約40%を占める。 規制や広告主の予算動向による影響を受けやすく、 金融以外の既存・新規ジャンル育成が重要となる。
海外展開・M&A統合
各国の法令、商慣習、規制の違いに加え、 M&A後の内部統制、業務統合、人材確保などが計画通り進まない場合、 期待した収益効果を得られない可能性がある。
人材確保
新規事業と海外展開を同時に進めるため人員増強が必要。 有価証券報告書でも、必要人材を適切な時期に確保・育成できないことを 成長上の重要なリスクとしている。
総合分析
成長ストーリー: 従来の高収益な成果報酬型広告を基盤にしながら、 中古建機と貴金属リユースを大型の第2事業群へ育て、 海外・新規メディアへ展開する構図である。
数値面: 売上高431.82億円という急拡大は、井嶋金銀工業の連結効果が大きく、 オーガニック成長だけによる9倍超の売上増ではない点に注意が必要。
達成確度を見る上での焦点: 1Q時点の利益進捗は非常に高い一方、会社自身が貴金属原価の変動を警戒して予想を据え置いている。 今後は「貴金属事業の粗利・在庫影響」「広告事業の金融以外の成長」 「海外・新規事業の収益化」が重要なモニタリング項目となる。


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