5029 サークレイス

銘柄紹介
2025年3月期から、従来の単一セグメント「デジタルプラットフォーム事業」を「コンサルティング事業」「アオラナウ事業」の2区分へ変更しました。2024年3月期は変更後区分に組み替えた比較値を掲載し、2022~2023年3月期は現在区分でのセグメント数値が開示されていません。

直近5年業績サマリー

業績項目2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予想)
売上高
2,266
2,527
+261 / +11.5%
2,900
+373 / +14.8%
3,804
+904 / +31.2%
4,540
+736 / +19.3%
5,700
+1,160 / +25.6%
営業損益
150
87
△63 / △42.0%
△85
△172 / △197.7%
203
+288 / △338.8%
266
+63 / +31.0%
570
+304 / +114.3%
経常損益
139
82
△57 / △41.0%
△51
△133 / △162.2%
204
+255 / △500.0%
264
+60 / +29.4%
570
+306 / +115.9%
当期純利益
175
11
△164 / △93.7%
△39
△50 / △454.5%
184
+223 / △571.8%
207
+23 / +12.5%
350
+143 / +69.1%
EPS
52.41
2.63
△49.78 / △95.0%
-9.19
△11.82 / △449.4%
42.60
+51.79 / △563.5%
47.63
+5.03 / +11.8%
79.94
+32.31 / +67.8%
一株配当金
0.00
0.00
±0.00 / ±0.0%
0.00
±0.00 / ±0.0%
0.00
±0.00 / ±0.0%
0.00
±0.00 / ±0.0%
0.00
±0.00 / ±0.0%
純資産
219
806
+587 / +268.0%
791
△15 / △1.9%
929
+138 / +17.4%
1,267
+338 / +36.4%
営業CF
115
△32
△147 / △127.8%
105
+137 / △428.1%
220
+115 / +109.5%
△57
△277 / △125.9%
投資CF
△46
△73
△27 / +58.7%
△102
△29 / +39.7%
△198
△96 / +94.1%
△233
△35 / +17.7%
財務CF
△20
491
+511 / △2555.0%
126
△365 / △74.3%
4
△122 / △96.8%
△7
△11 / △275.0%
フリーCF
69
△105
△174 / △252.2%
3
+108 / △102.9%
23
+20 / +666.7%
△290
△313 / △1360.9%

単位:EPS・一株配当金は円、その他は百万円。2024年3月期から連結ベース、2022~2023年3月期は個別ベースです。フリーCF=営業CF+投資CF。2027年3月期は最新会社予想のみを掲載しています。

1.会社予想と実績

2022年3月期は新規上場時の会社予想、2023~2026年3月期は各期首の通期会社予想と実績、2027年3月期は最新の通期会社予想を比較しています。

売上高:会社予想と実績 予想(青)/実績(赤) -6847302,1433,5574,9706,384 2,2642,2662022/3達成率 100.1%2,7832,5272023/3達成率 90.8%3,2662,9002024/3達成率 88.8%3,6503,8042025/3達成率 104.2%4,6004,5402026/3達成率 98.7%5,7002027/3最新会社予想 単位:百万円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
営業利益:会社予想と実績 予想(青)/実績(赤) -164-1161324486649 1391502022/3達成率 107.9%235872023/3達成率 37.0%181△852024/3達成率 -47.0%1822032025/3達成率 111.5%3502662026/3達成率 76.0%5702027/3最新会社予想 単位:百万円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
経常利益:会社予想と実績 予想(青)/実績(赤) -12628182337491645 1331392022/3達成率 104.5%221822023/3達成率 37.1%180△512024/3達成率 -28.3%1812042025/3達成率 112.7%3502642026/3達成率 75.4%5702027/3最新会社予想 単位:百万円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
親会社株主に帰属する当期純利益:会社予想と実績 予想(青)/実績(赤) -8611107204300397 1321752022/3達成率 132.6%220112023/3達成率 5.0%152△392024/3達成率 -25.7%1531842025/3達成率 120.3%2302072026/3達成率 90.0%3502027/3最新会社予想 単位:百万円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
EPS:会社予想と実績 予想(青)/実績(赤) -19.92.224.346.468.590.6 39.6452.412022/3達成率 132.2%53.942.632023/3達成率 4.9%36.52-9.192024/3達成率 -25.2%35.9042.602025/3達成率 118.7%52.9447.632026/3達成率 90.0%79.942027/3最新会社予想 単位:円
達成率は実績÷期首会社予想。赤=達成・超過、青=未達、黄=最新予想。
指標2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期
予想実績達成率予想実績達成率予想実績達成率予想実績達成率予想実績達成率予想実績達成率
売上高
(百万円)
2,2642,266100.1%2,7832,52790.8%3,2662,90088.8%3,6503,804104.2%4,6004,54098.7%5,700最新予想
営業利益
(百万円)
139150107.9%2358737.0%181△85-47.0%182203111.5%35026676.0%570最新予想
経常利益
(百万円)
133139104.5%2218237.1%180△51-28.3%181204112.7%35026475.4%570最新予想
親会社株主に帰属する当期純利益
(百万円)
132175132.6%220115.0%152△39-25.7%153184120.3%23020790.0%350最新予想
EPS
(円)
39.6452.41132.2%53.942.634.9%36.52-9.19-25.2%35.9042.60118.7%52.9447.6390.0%79.94最新予想
2.達成・未達理由
2022年3月期全5指標を達成
売上 100.1%営業利益 107.9%経常利益 104.5%純利益 132.6%EPS 132.2%

Salesforce Consulting、Anaplan Consulting、Platform Servicesがいずれも伸長し、福岡拠点や大手企業のDX需要も寄与しました。売上・利益は新規上場時の会社予想を上回り、さらに法人税等調整額の計上で税負担が軽減されたため、純利益とEPSは特に大きく超過しました。

2023年3月期全5指標が未達
売上 90.8%営業利益 37.0%経常利益 37.1%純利益 5.0%EPS 4.9%

売上は増加したものの、エンジニア採用の難しさに加え、上場関連の広告・租税公課、本社移転、採用強化などで販管費が増加しました。システム開発案件の遅延に伴う損害賠償金も特別損失となり、法人税等調整額の負担も重なって、とりわけ純利益・EPSが会社予想を大幅に下回りました。

2024年3月期全5指標が未達
売上 88.8%営業利益 △47.0%経常利益 △28.3%純利益 △25.7%EPS △25.2%

Salesforceは伸長した一方、Anaplanや一部Platform Servicesが弱含みました。ベトナム子会社、FTLのM&A・統合、アオラナウ設立など将来成長に向けた先行投資に加え、採用・外注費などが増加し、営業赤字へ転落。なお、期初予想は単体、実績は連結で会計範囲が一致しないため、達成率は参考となる単純比較です。

2025年3月期全5指標を達成
売上 104.2%営業利益 111.5%経常利益 112.7%純利益 120.3%EPS 118.7%

コンサルティングで稼働率・利益率が改善し、アオラナウは受注を大幅に拡大して第4四半期に黒字化しました。増収効果が採用・外注費などの増加を吸収し、営業・経常利益とも会社予想を超過。親会社株主帰属利益は非支配株主に帰属する損失の影響もあり、予想をさらに上回りました。

2026年3月期売上は小幅未達、利益は未達
売上 98.7%営業利益 76.0%経常利益 75.4%純利益 90.0%EPS 89.9%

AI・データ領域やAGAVE、アオラナウは伸長したものの、主力コンサルティングの一部が想定を下回りました。Salesforce事業の構造改革投資で第1~第3四半期の稼働率が低下し、採用・外注・システム関連費も増加。第4四半期に改善したものの、期初の利益計画を取り戻すまでには至りませんでした。

2027年3月期最新会社予想・通期実績未発表
売上 5,700営業利益 570経常利益 570純利益 350EPS 79.94円

第1四半期は売上高1,242百万円と前年同期比24.1%増でしたが、営業損失79百万円でした。会社は通期予想を据え置いています。前年も売上・利益の第4四半期偏重を説明しており、足元の四半期損失だけで通期未達とは判断できませんが、通期営業利益570百万円の達成には残り9か月で大幅な利益改善が必要です。

3.事業セグメントの自信度

2025年3月期から現在の2セグメント区分となっています。コンサルティング事業については、それ以前の同事業に連なるサービス説明も時系列で確認しています。原文コメントは各年度カード内にのみ掲載しています。

コンサルティング事業

自信度推移:強気 → 中立 → 中立 → 強気 → 中立 → 中立
2022年3月期強気
この分野においては、着実に業績を伸ばすことができるものと思われます。

Salesforce・Anaplan・Platform Servicesの伸長を背景に成長継続への自信が強い。

2023年3月期中立
今後も着実に業績を伸ばすことができるものと思われます。

需要見通しは前向きだが、採用難と費用増が収益面の重し。

2024年3月期中立
中長期の成長において、今後の売上拡大が見込まれます。

投資を優先しながら成長機会を見込む段階。

2025年3月期強気
稼働率・利益率ともに向上いたしました。

リソース最適化が利益改善に直結し、収益性への手応えが明確。

2026年3月期中立
コンサルティングは一部想定を下回ったものの、効率化の取り組みを継続しております。

成長領域は伸びる一方、主力の稼働率改善が未完で慎重さが残る。

2027年3月期 第1四半期中立
Salesforceを主力としたコンサルティングサービスの売上は堅調に推移しております。

売上は堅調だが、セグメント損失が前年同期より拡大しており利益面はまだ中立。

最新判断中立

売上は成長しているものの、2027年3月期第1四半期のセグメント損失は前年同期より拡大しました。通期達成にはSalesforceの稼働率改善とAI・データ領域の利益寄与が必要です。

アオラナウ事業

自信度推移:中立 → 強気 → 非常に強気 → 強気
2024年3月期中立
設立後ではあるものの堅調に売上が推移いたしました。

立ち上げ初年度で売上の手応えはあるが、投資先行。

2025年3月期強気
順調に受注を拡大し、第4四半期には黒字化を達成するなど、収益基盤の改善が進んでおります。

急成長と四半期黒字化が収益化への自信を高めた。

2026年3月期非常に強気
売上は引き続き堅調に推移しており、受注拡大と収益基盤の強化が進み、今後の成長に向けた基盤整備も進展しております。

通期でセグメント黒字へ転換し、投資フェーズ終了を示す段階。

2027年3月期 第1四半期強気
売上は実績が急伸し、業績に大きく貢献しました。

ServiceNow需要を取り込み売上が84.4%増、損失も縮小して成長牽引役が鮮明。

最新判断強気

ServiceNow需要を背景に第1四半期売上が前年同期比84.4%増。まだ四半期赤字ですが損失幅は縮小し、通期の成長ドライバーとしての確度は高まっています。

4.最新予想信頼度

達成できると考えられる理由

  • 2027年3月期第1四半期の売上高は前年同期比24.1%増で、通期売上計画の25.5%増に近い成長ペースです。
  • アオラナウ事業は第1四半期売上が前年同期比84.4%増と急伸し、セグメント損失も縮小。ServiceNow領域が全社成長をけん引しています。
  • 会社はSalesforce 33.2億円、ServiceNow 16.0億円、Databricks・Microsoft・xP&A 5.4億円、AGAVE 2.4億円という売上構成を計画し、成長源を複線化しています。
  • 前期も利益が第4四半期に偏重し、Salesforce事業の稼働率が第4四半期に改善しました。季節性と案件進行を踏まえると、第1四半期赤字だけで通期計画を否定するのは早計です。

達成できない可能性がある理由

  • 第1四半期の営業損失は79百万円で、通期営業利益570百万円には残り9か月で約650百万円の営業利益が必要です。
  • コンサルティング事業は売上が増えた一方、セグメント損失が前年同期より拡大。主力Salesforce領域の生産性・稼働率改善が遅れると利益計画への影響が大きくなります。
  • 第1四半期は外注費を含む売上原価の増加率が売上成長率を上回っており、粗利率改善が通期達成の重要条件です。
  • 2026年3月期も会社は第3四半期時点で第4四半期への売上・利益偏重を説明し予想を据え置きましたが、最終的に営業利益は期初予想を約24%下回りました。
最新判断:中立(売上は射程内、利益は改善条件付き)

売上成長は計画線に近く、アオラナウの伸びも強いため、5,700百万円の売上目標は十分に狙える水準です。一方で、営業利益570百万円は第1四半期赤字から大きな利益率改善を必要とします。コンサルティングの稼働率回復、外注費負担の正常化、ServiceNowの増収が利益へ転化すること、そして前年同様の第4四半期偏重が実際に再現されることが達成条件です。

売上高21.8%
営業利益△14.0%
経常利益△10.5%
純利益△9.9%
EPS△9.9%

上記は2027年3月期第1四半期実績を通期会社予想で割った単純進捗率です。収益計上時期や四半期偏重を調整した指標ではありません。

TSE GROWTH 5029

サークレイス|中期経営計画分析

2026年5月開示「事業計画及び成長可能性に関する事項」を中心に、2026年8月公表の2027年3月期第1四半期資料まで反映。

中期計画の結論

2030年3月期 売上高
100億円
2026年3月期実績 45.4億円から約2.2倍
2030年3月期 営業利益
20億円
2026年3月期実績 2.66億円から大幅拡大
2030年3月期 営業利益率
20.0%
2027年3月期にまず10.0%を目指す
FY27→FY30 CAGR
20.6%
売上高CAGR。営業利益CAGRは51.9%
計画の核心: Salesforceを中心とした従来型システム開発から、AI・データ・マルチプラットフォームを活用する高付加価値型サービスへ事業構造を移行。 AIによる生産性向上とサービス単価・付加価値の向上を同時に進め、売上成長以上の利益成長を狙う計画です。

① 企業が掲げる目標業績数字

決算期 売上高 営業利益 営業利益率
2026年3月期 実績 45.4億円 2.66億円 5.9%
2027年3月期 計画 57.0億円 5.70億円 10.0%
2028年3月期 計画 69.0億円 9.00億円 約13.0%
2029年3月期 計画 83.0億円 13.30億円 約16.0%
2030年3月期 計画 100.0億円 20.00億円 20.0%

※2028年3月期・2029年3月期の営業利益率は、会社公表の売上高・営業利益から算出した概算値。

2030年3月期に向けた事業別売上計画

事業 2027/3 2028/3 2029/3 2030/3
Salesforce事業 33.2億円 37.0億円 41.0億円 45.0億円
ServiceNow事業 16.0億円 20.0億円 25.0億円 30.0億円
Databricks / Microsoft / xP&A 5.4億円 9.0億円 13.0億円 20.0億円
SaaS(AGAVE) 2.4億円 3.0億円 4.0億円 5.0億円
合計 57.0億円 69.0億円 83.0億円 100.0億円
売上構成を見ると、Salesforceだけで100億円を目指す計画ではありません。 ServiceNowを30億円、Databricks・Microsoft・xP&A領域を20億円まで育成し、 Salesforce依存度を相対的に下げながら100億円へ到達する設計です。

② 目標達成へのロードマップ

Salesforce

既存顧客の保守・運用・定着化などカスタマーサクセス領域を基盤にしながら、 AI・データ活用による業務改善へ提供価値を拡張。 新規システム開発への依存を抑え、継続収益と高付加価値案件を増やす。

ServiceNow

連結子会社アオラナウを成長エンジンとして拡大。 新規導入に加え、AIエージェント、AMS、内製化・運用高度化支援を強化し、 2030年3月期に売上高30億円規模を目指す。

AI & Data

Databricksなどを活用し、企業データの構造化・分析から生成AI活用基盤、 データガバナンス、セキュリティまでを支援。 従来の「業務効率化+システム開発」から「データドリブン経営+DX」へサービス領域を上げる。

AGAVE

海外人事・労務、海外給与計算を基盤にサービス領域を拡張。 契約ユーザーID増加、新機能、顧客接点強化を通じて、 2030年3月期に売上高5億円を目指す。

AI標準企業化

AIを顧客向けサービスだけでなく社内業務にも組み込み、 人の工数に依存するビジネスモデルから生産性の高い事業構造へ移行。 2027年3月期に営業利益率10%、2030年3月期に20%へ引き上げる。

Global

Global事業本部と海外人材を活用し、国内外の提供体制を強化。 グループ各社との連携を拡大し、対応可能なテクノロジー・地域・顧客領域を広げる。

成長投資計画

2027年3月期〜2030年3月期

総額100億円規模

会社は営業キャッシュフローに加え、必要に応じて外部資金も活用して成長投資を実施する方針。

資金調達の想定構成

営業活動からのCash In:50%

外部調達:50%

投資先

M&A:50%

新規事業:20%

AI活用:20%

社内DX推進:10%

狙い

自前成長だけでなくM&Aを積極利用し、事業領域を拡張。 AI・新規事業・社内DXにも資本を振り向け、 売上拡大と営業利益率向上を並行して実現する計画。

直近の進捗|2027年3月期 第1四半期

売上高:12.42億円(前年同期比+24.1%)
通期売上高57億円計画に対する進捗率は21.8%

営業利益は△0.79億円。 新規ツール開発などの一時的な投資負担が影響した一方、 会社は本業の収益性改善が進んでいると説明しています。

2027年3月期の通期計画 売上高57億円・営業利益5.7億円・営業利益率10.0% は、2026年8月時点でも維持されています。

③ 会社資料に記載された達成上のリスク

特定分野への依存・競争優位性の維持 発生可能性:大 影響度:大

Salesforceなど特定技術領域の市場ニーズ変化や競合参入により、 競争優位性が低下する可能性。CRM市場の成熟に伴い、 Salesforceの新規導入を起点とする案件獲得難易度も上昇しています。

対応: 既存顧客の運用改善・データ活用・AI連携へ価値提供を広げ、 Salesforce営業に依存しない案件創出力を強化。 ServiceNowなどへの事業ポートフォリオ分散も進める。

社会情勢・顧客動向の変化 発生可能性:大 影響度:中

景気や顧客企業の方針変更によるIT投資停滞、 案件中止・延期・規模縮小の可能性があります。 AI普及によるユーザー数変化に伴い、SaaSライセンスの課金モデルが変化する可能性も継続検討事項としています。

対応: 国内外の市場・技術動向を継続的にモニタリングし、環境変化への対応を進める。

AI等の技術革新による事業環境変化 発生可能性:大 影響度:中

生成AIの普及により、人の工数を基軸とする従来型ビジネスモデルが構造変化し、 業務効率化が収益性を変動させる可能性があります。

対応: AI&Data戦略へシフトし、顧客へのAI提案やPoC実績を蓄積。 市場動向を観測しながら知見の蓄積・社内共有を強化する。

人材獲得 発生可能性:大 影響度:中

IT人材の採用競争激化により、最新技術・ビジネススキルを持つ人材が不足する可能性があります。

対応: 研修・勉強会による人材育成と安定採用を推進。 一方、会社自身が「戦略的パートナーの活用拡大は未実現で継続課題」と記載しています。

計画を読むポイント

2030年3月期の売上高は2026年3月期比で約2.2倍ですが、 営業利益は2.66億円から20億円へ約7.5倍となる計画です。 したがって、この中期計画は単純な売上規模拡大ではなく、 「AIによる生産性向上」「高付加価値化」「Salesforce以外の成長事業育成」 による利益率改善の成否が中心テーマになります。
特に最初の関門は2027年3月期。 売上高を45.4億円から57億円へ伸ばしながら、 営業利益率を5.9%から10.0%へ引き上げる計画であり、 ServiceNow、Databricksなどの成長とSalesforce事業の収益性改善を同時に実現する必要があります。
参照資料:
・サークレイス株式会社「事業計画及び成長可能性に関する事項」(2026年5月開示)
・サークレイス株式会社「2027年3月期 第1四半期決算説明資料」(2026年8月12日)

※本ページは公開IR資料をもとに中期経営計画を整理したもので、投資判断を推奨するものではありません。
※2024年3月期途中から連結会計へ移行しているため、過年度数値の比較には会計範囲の違いがあります。

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