5868 ロココ

ロココ 5868 東証S

Rococo Co., Ltd.|DX支援を主軸に、ITヘルプデスク・コンタクトセンター等のBPO、システム開発、顔認証、エンタメテック、生成AI受託開発まで幅広く展開するDXパートナー企業。

※2026年6月8日時点の情報

事業内容

2026年6月8日終値ベースの時価総額は約38億円。ロココは1994年6月設立、大阪・東京に本社を持つITサービス企業。資本金642百万円、従業員数780名(アルバイト・パート含む)。2023年12月に東証スタンダード市場に上場。中国(寧波楽科科信息技術有限公司)、フィリピン・ポーランド(Rococo Global Technologies Corporation)にグループ会社を擁し、生成AI受託開発の株式会社Automagicaも子会社化している。事業領域は、業務アプリケーション(ServiceNow等)、ITO/ITSM、BPO(ITヘルプデスク・コンタクトセンター)、顔認証(生体認証)、エンタメテック(チケッティング・ファンクラブ等)、アプリケーション開発、勤怠管理など多岐にわたる。2025年12月期の連結売上高は9,189百万円(前期比+17.8%)と過去最高を更新した。

業務アプリケーション・ITO/ITSM

ServiceNowを中心とする業務アプリケーション導入支援、運用保守、PC-LCM、キッティング、ITインフラ構築、IT資産管理ツール「rocoeyes」、Splunk等を提供。企業のITサービス管理を一貫してサポート。

BPO(ITヘルプデスク・コンタクトセンター)

ITヘルプデスクおよびコンタクトセンター(コールセンター)の受託サービス。海外拠点(中国・フィリピン)の活用によるグローバル対応も行う。

顔認証・エンタメテック

顔認証システム「AUTH thru」シリーズや入退場管理、アルコールチェック自動化「AUTH BrAC」、作業者記録「Work-Reco」等を展開。エンタメ向けにはチケッティング「tike-uke」、抽選・配席「tike-loto」、ファンクラブプラットフォーム「Fans’」を提供。

アプリケーション開発・生成AI

Microsoft Power Platformを用いた業務システム開発、システム・アプリケーション開発を提供。子会社の株式会社Automagicaを通じて生成AI受託開発サービス「カリスマAI」も展開している。

直近5年業績サマリー

2025年12月期は売上高9,189百万円(前期比+17.8%)、営業利益525百万円(同+23.2%)、経常利益505百万円(同+14.5%)、当期純利益317百万円(同+14.0%)と増収増益で過去最高を更新。2024年12月期は売上は微増したものの営業・経常・当期純利益はいずれも減少していたが、2025年12月期に再び成長軌道に回帰した。2025年12月期は当初会社予想(売上8,610百万円・営業利益496百万円・当期純利益331百万円)を売上・営業利益面で上回って着地している。なお2021年12月期・2022年12月期は2023年12月のIPO前の期間のため、連結ベース業績は本表では未掲載。

項目(連結・百万円) 2021年12月期 2022年12月期 2023年12月期 2024年12月期 2025年12月期 2025年12月期
会社予想
売上高 7,175 7,803
+8.8%
9,189
+17.8%
8,610
営業損益 480 426
△11.2%
525
+23.2%
496
経常損益 450 441
△2.0%
505
+14.5%
492
当期純損益 289 278
△3.8%
317
+14.0%
331
EPS(一株利益) 109.97円 75.06円 85.29円 86.33円
決算発表時株価
(参考)
実績PER
予想PER
PBR
PSR
単位:百万円。出典:決算短信・有価証券報告書。
※2023年12月東証スタンダード新規上場。本ページに掲載している業績数値は、各社が公表する決算短信を一次情報として作成しています。数値は決算短信発表時点のものであり、将来的に修正される可能性があります。業績予想は会社発表時点のものであり、実績と異なる場合があります。正確な情報は公式IRサイトをご確認ください。

中期経営計画

事業計画と経営指標

同社は事業計画の中で具体的な経営指標等の目標値を設定して開示している(有価証券報告書「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」参照)。資金需要は事業規模拡大・維持のための人的資本投資、M&A資金、運転資金等であり、営業活動による自己資金、金融機関借入、社債発行で対応する方針を示している。独立した「中期経営計画」資料の公表は確認できていない。

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強みと注目点

① 2025年12月期は売上・営業利益で過去最高更新

2025年12月期は売上高9,189百万円(前期比+17.8%)、営業利益525百万円(同+23.2%)と大幅増収増益を達成。当初会社予想を上回って着地しており、業績モメンタムが強い。

② DX・生成AI・ServiceNowの成長領域に複数配置

ServiceNow導入支援、生成AI受託開発(子会社Automagica「カリスマAI」)、顔認証システム、エンタメテック(チケッティング・ファンクラブ)など、複数の成長領域に事業ポートフォリオを配置している。

③ グローバル拠点による低コスト運営基盤

中国・寧波、フィリピン(マニラ・セブ)、ポーランド・ウッチに海外拠点を有し、BPO・開発のグローバルな提供体制を構築。コスト競争力と24時間対応の体制基盤となっている。

弱み・リスク要因

① 2024年12月期は減益局面を経験

2024年12月期は売上が前期比+8.8%増収となった一方、営業利益△11.2%・経常利益△2.0%・当期純利益△3.8%といずれも減益となった経緯がある。人件費・投資先行型の事業構造では利益率の安定性に課題が残る。

② 人的資本依存と人件費上昇圧力

BPOやシステム開発を主力とするサービス事業のため、業績は人的資本に大きく依存する。IT人材獲得競争激化・人件費上昇は構造的な利益圧迫要因。同社も有価証券報告書で「人的資本への投資」を主要資金需要として挙げている。

③ 東証スタンダード・小型株としての流動性

東証スタンダード市場上場の小型株であり、機関投資家のカバレッジが限定的。株価変動が需給要因に左右されやすい側面がある。

出典

本記事は公開情報をもとに作成した情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

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