ストップ高後の株価推移
| 経過期間 | 騰落率 | TOPIX超過 | 最大上昇 | 最大下落 |
|---|
4228 積水化成品工業株式会社
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最新決算アップデート|2027年3月期 第2四半期(中間期)
01|前回記事からの変化
| 項目 | 前回の会社予想 | 今回の実績 | 計画比 | 下期必要額(2026年10月〜2027年3月) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 520億円 | 527億6千万円 | +1.5% +7億6千万円 | 522億4千万円 |
| 営業利益 | 16億円 | 31億5千万円 | +96.9% +15億5千万円 | 21億5千万円 |
| 経常利益 | 14億円 | 26億1千万円 | +86.1% +12億1千万円 | 18億円 |
| 親会社帰属利益 | 20億円 | 26億5千万円 | +32.6% +6億5千万円 | 10億5千万円 |
- 2026年10月28日に通期会社計画を上方修正。売上高は1,050億円で据え置き、営業利益は31億円→53億円、経常利益は26億円→44億円、親会社帰属純利益は25億円→37億円。
- 2026年10月28日修正後の上期会社計画(売上高525億円・営業利益30億円・経常利益25億円・親会社帰属純利益25億円)も、確定実績が全項目で超過。
02|コンセンサス VS 実績
| 項目 | コンセンサス予想 | 今回の実績 | コンセンサス比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 265億円 | 271億5千万円 | +2.5% +6億5千万円 |
| 経常利益 | 4億円 | 14億4千万円 | +260.3% +10億4千万円 |
| 項目 | コンセンサス予想 | 今回の実績 | コンセンサス比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 515億円 | 527億6千万円 | +2.4% +12億6千万円 |
| 経常利益 | 7億円 | 26億1千万円 | +272.1% +19億1千万円 |
03|今回の四半期に関連する出来事
- 2026年9月17日硬質アクリル発泡体「フォーマック HR」の低密度グレードを開発
- 2026年9月24日サステナビリティ・リンク・ローンの契約締結を発表
- 2026年10月28日上期・通期業績予想および配当予想を上方修正
事業内容と業績
ヒューマンライフ分野
食品包装、農水産、物流、住環境・土木向けの発泡プラスチック素材と成形加工品を扱う分野。主力の「エスレンシート」は発泡ポリスチレンシートで、精肉・鮮魚用トレー、弁当・納豆容器などに使用され、軽量性、断熱性、加工性を特徴とする。「エスレンビーズ」は発泡スチロールの原料で、魚箱や農産物輸送箱、断熱材、緩衝材、軽量盛土用のブロックなどへ展開する。ほかに「エスレンウッド」、インターフォーム、ESダンマット、エスレンブロックなどを供給。省資源シートやリサイクル原料を使うRNW製品の採用拡大、食品流通と建設インフラの需要獲得に取り組む。
インダストリー分野
自動車、エレクトロニクス、産業・物流、医療・健康の各市場に、高機能発泡樹脂、樹脂微粒子、機能性ゲル、成形加工品を供給する分野。ポリスチレンとポリオレフィンを組み合わせた発泡体「ピオセラン」は、軽量で衝撃を吸収し、自動車の内装・バンパー関連部材、部品輸送梱包材、電子機器・液晶パネル搬送材に使用される。「テクポリマー」は光学・塗料・化粧品用途などで用いるポリマー微粒子、「テクノゲル」は医療・健康向け機能性ゲル。ほかにエラスティル、ライトロン、フォーマックなどを展開。海外での自動車部材供給体制を持ち、欧州Proseat事業の譲渡後は採算性重視の構造改革と高付加価値領域への転換を進める。
※2022年3月期の「生活分野」「工業分野」は、2023年3月期からそれぞれ「ヒューマンライフ分野」「インダストリー分野」へ名称変更。2022年数値は訂正後の決算短信を採用。セグメント利益は営業利益ではなく経常利益に調整される指標です。
直近5年業績サマリー
| 業績項目 | 2022年3月期 実績 |
2023年3月期 実績 |
2024年3月期 実績 |
2025年3月期 実績 |
2026年3月期 実績 |
2027年3月期 会社予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 117,567 |
124,683 +7,116 / +6.1% |
130,265 +5,582 / +4.5% |
137,072 +6,807 / +5.2% |
113,935 △23,137 / -16.9% |
105,000 |
| 営業損益 | 1,463 |
793 △670 / -45.8% |
1,261 +468 / +59.0% |
641 △620 / -49.2% |
2,552 +1,911 / +298.1% |
3,100 |
| 経常損益 | 1,401 |
704 △697 / -49.8% |
2,733 +2,029 / +288.2% |
102 △2,631 / -96.3% |
2,249 +2,147 / +2104.9% |
2,600 |
| 当期純利益 | △5,917 |
452 +6,369 / 黒字転換 |
1,083 +631 / +139.6% |
△6,282 △7,365 / 赤字転落 |
2,147 +8,429 / 黒字転換 |
2,500 |
| EPS | △130.99円 |
10.00円 +140.99 / 黒字転換 |
23.90円 +13.90 / +139.0% |
△138.28円 △162.18 / 赤字転落 |
47.15円 +185.43 / 黒字転換 |
54.83円 |
| 一株配当金 | 12円 |
12円 0 / 0.0% |
13円 +1 / +8.3% |
3円 △10 / -76.9% |
15円 +12 / +400.0% |
17円 |
| 純資産 | 58,242 |
58,464 +222 / +0.4% |
56,821 △1,643 / -2.8% |
49,670 △7,151 / -12.6% |
50,945 +1,275 / +2.6% |
— |
| 営業CF | 3,831 |
3,110 △721 / -18.8% |
7,375 +4,265 / +137.1% |
4,753 △2,622 / -35.6% |
6,654 +1,901 / +40.0% |
— |
| 投資CF | △3,186 |
△993 +2,193 / +68.8% |
△3,779 △2,786 / -280.6% |
△5,694 △1,915 / -50.7% |
△4,444 +1,250 / +22.0% |
— |
| 財務CF | △2,573 |
△1,542 +1,031 / +40.1% |
△3,658 △2,116 / -137.2% |
△618 +3,040 / +83.1% |
△2,084 △1,466 / -237.2% |
— |
| フリーCF | 645 |
2,117 +1,472 / +228.2% |
3,596 +1,479 / +69.9% |
△941 △4,537 / 赤字転落 |
2,210 +3,151 / 黒字転換 |
— |
単位:百万円(EPS・一株配当金は円)。フリーCF=営業CF+投資CF。前年比は差額と対前年率。赤字転落・黒字転換時は率を算出しません。2022年3月期売上高は2022年5月20日訂正後の117,567百万円です。最新予想は2026年7月31日開示。会社予想が未公表の項目は「—」を表示。
1.会社予想と実績
各期首に発表された通期会社予想(シアン)と通期実績(マゼンタ)を比較。2027年3月期は2026年7月31日時点の最新通期予想で、通期実績は未発表です。純利益・EPSの赤字転落や会社予想0の場合、達成率は計算しません。
売上高
営業利益
経常利益
親会社株主に帰属する当期純利益
EPS
2.達成・未達理由
2022年3月期
売上高は期首予想に近いものの、原燃料高・自動車減産・Proseat損失により営業・経常利益が大幅に未達。欧州固定資産等の減損損失6,407百万円を計上し純損失。
利益・EPSは赤字転落したため達成率ではなく実額を評価。
2023年3月期
価格改定と人流回復により売上高は前期比増だが、期首予想に不足。原燃料・エネルギー高、上海ロックダウン、工場火災対応などで営業・経常利益が未達。投資有価証券売却益が最終損益を下支え。
インダストリー分野は赤字縮小も黒字化には至らず。
2024年3月期
売上高は期首見通しをわずかに超過した一方、生活分野の食品・農水産需要低迷により営業利益が未達。インダストリー分野は黒字転換し、経常利益は期首予想を超過。
利益項目は営業利益と経常利益で評価が分かれた。
2025年3月期
売上高は期首予想を超えたが、欧州Proseat事業の赤字と販管費負担などから営業・経常利益は未達。減損等の特別損失で最終損失6,282百万円。
増収でも採算悪化し、期首利益計画に届かなかった。
2026年3月期
欧州Proseatグループ事業譲渡で売上高は計画比ほぼ横ばいだが、収益構造の改善、価格対応・固定費削減により営業・経常利益が期首予想を上回った。繰延税金資産計上による税金費用のマイナスも最終益に寄与。
最終利益は期首予想ゼロのため比率表示を行わない。
3.事業セグメントの自信度
各決算短信にある事業セグメントの記述を根拠に、会社側の業況認識を「強気/中立/弱気」で整理。2027年3月期は第1四半期時点の評価です。
ヒューマンライフ分野
原燃料高と価格転嫁の遅れが収益を圧迫し、安定需要があっても減益。
決算短信原文:「原材料価格が高騰する中、原価低減や固定費削減、価格転嫁に取り組みましたが、減益となりました。」
値上げによる売上維持に対し、火災対応・数量減・コスト高の影響が続いた。
決算短信原文:「市況低迷により販売数量が減少となったこと、また4月の積水化成品大分の火災事故対応」
食品・農水産資材の需要低迷で販売数量が伸びず、収益が縮小。
決算短信原文:「食材価格の値上げの影響などを受け需要は伸び悩みました。」
省資源素材は強いものの、農水産・建材需要には濃淡。
決算短信原文:「省資源素材PZシリーズならびに納豆容器用途の出荷数量は好調。」
採算改善と環境配慮製品の強さを確認。水産・耐熱容器の弱さは継続。
決算短信原文:「省資源素材などの環境貢献製品や納豆容器用途の出荷数量は好調。」
先入れ需要と価格適正化・生産性向上で四半期の収益性が改善。
決算短信原文:「セグメント利益は、生産性改善や固定費削減などの収益改善と販売数量増により前期に比べ大幅に改善しました。」
インダストリー分野
自動車減産と欧州Proseat不振、原料高により赤字。
決算短信原文:「販売は伸び悩みました。」
赤字は縮小したが、欧州自動車部品と価格転嫁タイムラグが重荷。
決算短信原文:「エネルギーコストの大幅増なども影響し、業績改善に時間を要し、赤字が継続しております。」
自動車生産回復と価格転嫁で黒字化。ただし欧州事業は赤字継続。
決算短信原文:「生産性改善、固定費削減、価格転嫁等に努めた結果、黒字化することができました。」
一部需要は強いものの欧州事業の不振などから利益が急減。
決算短信原文:「欧州市場の自動車生産台数が前年を下回り、価格改定など実施も赤字は継続。」
欧州事業整理で採算が改善。北米自動車部材に強み、液晶搬送材は弱い。
決算短信原文:「日本は既存案件の増産や新規案件の立上げで好調、北米でも好調が継続」
欧州の不採算事業売却で利益率が上昇。モビリティ好調が継続。
決算短信原文:「伸長分野であるモビリティ領域やエレクトロニクス領域が好調に推移した」
4.最新予想信頼度
2026年7月31日時点の会社予想は売上高105,000百万円、営業利益3,100百万円、経常利益2,600百万円、純利益2,500百万円、EPS54.83円。第1四半期は営業利益が前年同期の262百万円から1,044百万円へ増加する一方、通期計画の売上高は前期比減収を見込むため、採算改善の持続性を重視します。
達成できると判断する理由
- Proseatグループ事業会社譲渡による低採算事業の圧縮と、販売価格適正化・生産性改善・固定費削減の効果が第1四半期に現れています。
- 第1四半期の営業利益は1,044百万円と通期予想3,100百万円の33.7%を確保しました。
- ヒューマンライフ分野、インダストリー分野ともにセグメント利益が前年同期を上回り、北米自動車部材や環境配慮型食品包装材の販売が支えています。
達成できないと判断する理由
- 第1四半期の食品包装材の一部に供給懸念による先入れ需要が含まれ、上期への需要前倒しが下期を押し下げる可能性があります。
- 2026年7月31日の短信では原燃料価格、為替、地政学リスク、需要環境の不透明感を理由に通期予想を据え置いています。
- 第1四半期純利益1,795百万円には固定資産売却益1,350百万円などの一過性損益があり、純利益進捗率71.8%を継続的な収益力と同一視できません。
最新第1四半期の進捗状況(単純進捗率)
| 項目 | 第1四半期実績 | 通期会社予想 | 単純進捗率 | 残り9か月で必要 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 25,609 | 105,000 | 24.4% | 79,391 |
| 営業損益 | 1,044 | 3,100 | 33.7% | 2,056 |
| 経常損益 | 1,164 | 2,600 | 44.8% | 1,436 |
| 当期純利益 | 1,795 | 2,500 | 71.8% | 705 |
2027年3月期第1四半期(2026年4月~6月)の数値を通期会社予想で割った単純進捗率です。季節性や特別損益を調整した達成予測ではありません。中間期予想は7月31日に上方修正されましたが、通期予想は据え置きです。
最終判断・予想PER
通期営業利益3,100百万円の達成は、欧州事業整理後の経費削減効果が続き、先入れ需要の反動を通期で吸収できることが条件です。通期純利益の評価では固定資産売却益を除いた本業の進捗を継続確認する必要があります。
会社予想EPS54.83円を達成した場合、確認できた2026年10月28日の東証終値588円に基づく予想PERは約10.72倍(588円÷54.83円)です。2026年10月29日のザラ場価格を示すものではありません。
次回中間決算発表予定:2026年10月30日。2026年7月31日の会社予想を基準に評価。
資料・一次情報
- 積水化成品工業|決算短信(2022~2026年3月期、2027年3月期第1四半期)
- 積水化成品工業|財務・業績情報
- 積水化成品工業|会社概要・主要営業品目
- 積水化成品工業|エスレンシート/エスレンビーズ/ピオセラン
- 積水化成品工業|2022年3月期決算短信の訂正(売上高を117,825→117,567百万円)
- 積水化成品工業|2023年3月期決算短信の訂正(個別数値のみ。連結業績への影響なし):ユーザー提供の同社訂正資料
- 積水化成品工業|2021年3月期決算短信(2022年3月期期首会社予想)
積水化成品工業|中期経営計画分析
事業ポートフォリオ改革と高収益化による、営業利益率・ROEの改善
01計画の核心
主眼は売上の量的拡大ではなく、低収益事業からの撤退と高収益領域への経営資源集中。欧州Proseat事業の整理、生産・間接部門の効率化を利益改善の土台とし、ポリマー微粒子、自動車部材、食品用低発泡シートなどを次の成長源に位置付ける。
2027年度は売上高1,000億円、営業利益45億円、最終利益29億円、ROE6.0%を掲げる。2030年度は売上高1,200億円、営業利益100億円、営業利益率8%以上、ROE8%以上を目指す。
2026年度(2027年3月期)の会社予想が営業利益31億円 → 53億円へ上方修正。これは中計最終年度に当たる2027年度の営業利益目標45億円を、予想値ベースで8億円上回る。ただし2026年度の実績確定でも2027年度目標の正式改定でもない。
02定量目標と足元の業績
| 連結業績 | 2024年度 実績 | 2025年度 実績 | 2026年度 10/28修正予想 | 2027年度 中期計画 | 2030年度 長期目標 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,370億円 | 1,139億円 | 1,050億円 | 1,000億円 | 1,200億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 25億円 | 53億円 | 45億円 | 100億円以上 |
| 営業利益率 | 0.5% | 2.2% | 約5.0% | 4.5% | 8.0%以上 |
| 経常利益 | 1億円 | 22億円 | 44億円 | 43億円 | — |
| 親会社株主帰属純利益 | △62億円 | 21億円 | 37億円 | 29億円 | — |
| ROE | △12.0% | 4.3% | 非開示 | 6.0% | 8.0%以上 |
2024・2025年度実績は億円単位で端数切捨て。2026年度の営業利益率は53÷1,050で計算。2027年度・2030年度は会社の目標値。2030年度の売上・営業利益目標にはProseat事業の撤退を反映済み。
営業利益の比較|億円
目盛りの基準値は100億円。2026年度の上方修正値は予想であり実績ではない。
03目標達成へのロードマップ
構造改革の実行
Proseat事業の譲渡・撤退と低採算拠点の見直しを進める。2025年度営業利益は25.52億円、前年の6.41億円から大きく回復。
合理化と収益改善
人員・生産配置適正化、工場省力化、販売価格の適正化を継続。2026年度は10月28日に利益予想を上方修正。2027年度の中計営業利益目標は45億円。
高収益事業の拡大
電子材料、北米自動車部材、食品シートなどの新たな収益源を育て、2030年度営業利益100億円以上、ROE8%以上を目指す。
スリム化・合理化
事業撤退、低稼働資産の整理、拠点統廃合、生産DX、省人化、本社費用の最適化。2026年5月の説明資料では、2030年度に向けた増益効果としてスリム化35億円、合理化10億円を掲げている。
新規成長・既存改善
テクポリマーなどポリマー微粒子の用途拡大、北米自動車部材、低発泡PSP、リサイクルEPS、高機能ゲルなど。2030年度の増益効果目標は新たな収益源42億円、既存事業の改善8億円。
施策別の利益改善額は2024年度対比の計画であり、すべてが今後新たに加算される増益額ではない。個別項目の四捨五入・収益圧迫要因があるため単純合計は2030年度の利益目標と一致しない。
04重点事業と具体策
電子材料|ポリマー微粒子
「テクポリマー」をディスプレイ関連用途に加え、自動車ライティングや高速通信向けへ展開。次世代電子材料の採用拡大を狙う。
モビリティ|自動車部材
北米生産能力の拡大、軽量・高強度発泡部材「ピオセラン2.0」や高耐熱軽量発泡体「ST-Eleveat」による採用拡大。
食品|省資源・低発泡シート
「エスレンシートPZ」など、プラスチック使用量を抑える低発泡PSPの拡販。紙容器代替を狙う開発品も推進する。
資源循環・医療分野
リサイクルEPS「エスレンビーズRNW」の増産・拡販、高機能ゲル「テクノゲル」のウェアラブル・医療センシング用途開拓。
05株価水準と割安度
588円 / 予想PER 約7.26倍
10月28日に修正された2026年度会社予想EPS 81.00円で計算。予想配当25円に対する配当利回りは約4.25%。
688円 / 予想PER 約8.49倍
10月29日に報じられたストップ高買い気配688円を仮の株価にすると、予想PERは約8.49倍、予想配当利回りは約3.63%。これは確定終値ではない。
PER=株価÷2026年度修正予想EPS81.00円。配当利回り=年間配当予想25円÷株価。価格は取引日時を限定した参考値であり、リアルタイム株価ではない。
06計画の達成リスク
原燃料・エネルギー価格と為替
原燃料価格やエネルギー価格の上昇、為替変動が採算を圧迫する可能性。10月28日の予想修正でも会社は原燃料・為替・地政学リスクを織り込んでいる。
需要変動と市場の不透明感
食品用途での消費低迷、電子部材需要の変動、米国通商政策・自動車関連の物流変化など。成長事業の用途採用や海外販売拡大が計画通り進むかが課題。
構造改革コストと固定費
生産・人員の再配置、システム費用・労務費の増加が改革効果を相殺する可能性。2026年5月説明資料では2026年度の本社コスト増加を想定していた。
計画目標と修正予想の乖離
2026年度修正予想の営業利益53億円が2027年度目標45億円を上回る。中計数値と最新予想を混同せず、2027年度以降の正式な見通し更新を確認する必要がある。
07投資判断に向けた確認点
利益改善は予想値上、当初の中計水準を前倒しで超える局面にある。今後の焦点は①53億円予想の実現、②ポートフォリオ改革後の利益率維持、③2030年度営業利益100億円に向けた成長事業の寄与である。
2026年10月30日発表予定の中間決算で、上期の進捗と下期の利益率・固定費計画の整合性を確認することが重要となる。


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