フェローテック 6890 東証S
Ferrotec Corporation|半導体製造装置向け部材、電子デバイス、パワー半導体用基板などを展開するグローバル製造企業。
※2026年6月12日時点の情報
事業内容
2026年6月12日終値ベースの時価総額は約4,607億円。フェローテックは1980年設立、東京都中央区日本橋に本社を置く半導体関連部材・電子デバイスメーカーで、代表者は賀賢漢、決算期は3月31日、市場区分は東証スタンダードです。直近の2025年3月期では、売上高274,390百万円、営業利益24,089百万円、経常利益25,558百万円、親会社株主に帰属する当期純利益15,692百万円を計上しました。
半導体等装置関連
石英製品、シリコンパーツ、セラミックス製品、CVD-SiC製品、真空シール、装置部品洗浄など、半導体製造装置向けの部材・サービスを展開しています。
真空シール・磁性流体
磁性流体技術を応用した真空シールや関連製品を手掛け、半導体製造装置など真空環境を必要とする分野に供給しています。
電子デバイス
サーモモジュール、サーミスタなどの電子デバイスを展開し、温度制御や各種産業機器向け用途に対応しています。
パワー半導体用基板
パワー半導体向け基板を主要製品の一つとして展開し、電動化・産業機器分野の需要に対応しています。
半導体用シリコンウエーハ・再生ウエーハ
半導体用シリコンウエーハ、再生ウエーハなどの材料関連事業も手掛け、半導体サプライチェーンの複数領域に関与しています。
直近5年業績サマリー
2021年3月期から2022年3月期にかけて売上高・各利益は大きく拡大しました。2023年3月期は本作成時点で確認できた表の該当データが欠落しているため空欄としています。2024年3月期、2025年3月期は売上高が高水準で推移し、2025年3月期は売上高が前期比23.4%増となりました。2026年3月期会社予想は、売上高285,000百万円、営業利益30,000百万円、経常利益28,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益16,000百万円です。
| 項目 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 会社予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 91,312 | 133,821+46.6% | 222,430 | 274,390+23.4% | 285,000 | |
| 営業損益 | 9,640 | 22,600+134.4% | 24,872 | 24,089△3.1% | 30,000 | |
| 経常損益 | 8,227 | 25,994+216.0% | 26,537 | 25,558△3.7% | 28,000 | |
| 親会社株主帰属当期純利益 | 8,280 | 26,659+222.0% | 15,154 | 15,692+3.6% | 16,000 | |
| EPS(一株利益) | 222.93円 | 668.06円 | 322.65円 | 334.13円 | 341.73円 | |
| BPS | 1,803.03円 | 2,940.93円 | 4,348.01円 | 5,058.27円 | ||
| 純資産 | 78,239 | 160,957 | 278,166 | 323,549 | ||
| 営業CF | 13,217 | 17,833 | 28,720 | 26,066 | ||
| 投資CF | △20,879 | △29,399 | △92,400 | △39,627 | ||
| 財務CF | 21,694 | 30,601 | 60,419 | 18,965 | ||
| 現金及び現金同等物 | 30,202 | 52,579 | 96,806 | 108,899 | ||
| PER(期末日株価ベース) | 9.91倍 | 4.12倍 | 9.17倍 | 8.00倍 | ||
| PBR(期末日株価ベース) | 1.23倍 | 0.94倍 | 0.68倍 | 0.53倍 |
中期経営計画
2026年3月期 決算説明および中期経営計画
2026年5月29日開示の中期経営計画では、2025年5月30日開示計画からのローリングアップデートとして、半導体関連需要の増加、日本・欧米顧客の中国外製造ニーズへの対応、マレーシア等の生産拡充、中国での顧客対応強化を掲げています。
重点方針として、AI・データセンター関連事業への注力、半導体関連・電子デバイス・自動車関連事業の拡大、生産効率向上、デジタル化・自動化・AI化、研究センターでの新製品・新技術開発を示しています。株主還元ではDOE下限3.5%、総還元性向50%を目指す方針、2026年12月期から2028年12月期にかけて250億円の自己株式取得方針も示されています。
中期経営計画資料へ強みと注目点
1. 半導体製造装置向け部材の幅広い製品群
石英製品、シリコンパーツ、セラミックス製品、CVD-SiC製品、真空シール、装置部品洗浄など、半導体製造装置向けに複数の製品・サービスを展開している点が特徴です。
2. マレーシア・中国での生産体制拡充
中期経営計画では、欧米顧客の中国外製造ニーズに対応するマレーシア生産拡充と、中国国内の顧客対応強化を掲げています。
3. AI・データセンター関連需要への注力
中期経営計画では、AI・データセンター関連事業に注力しつつ、半導体関連、電子デバイス、自動車関連事業を拡大する方針が示されています。
弱み・リスク要因
1. 半導体市況の変動リスク
主力領域が半導体関連需要に関わるため、半導体製造装置市場、設備投資動向、顧客の在庫調整などにより業績が変動する可能性があります。
2. 大規模投資と固定費負担
マレーシアや中国での生産体制拡充は成長機会である一方、工場建設・設備投資に伴う固定費や稼働率の影響を受ける可能性があります。
3. 為替・国際情勢・原材料価格の影響
グローバルに事業を展開しているため、為替レート、国際情勢、原材料価格や需給動向の変化が収益に影響する可能性があります。
出典
- 株式会社フェローテック 公式サイト
- 株式会社フェローテック 会社概要
- 株式会社フェローテック IRトップページ
- 株式会社フェローテック 決算短信
- 株式会社フェローテック 中長期経営方針資料
- 株式会社フェローテック 2026年3月期 決算説明および中期経営計画 資料
本ページは、企業の公式IR資料、決算短信、有価証券報告書、適時開示資料などの一次情報を基に作成しています。掲載内容は作成時点の情報であり、投資判断を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスクがあるため、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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