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事業内容と業績

A-COMS事業(旧・鍼灸接骨院支援事業)

A-COMS事業|セグメント売上高・利益推移
外部売上高、セグメント利益、利益率を表示/単位:百万円
売上高利益損失
A-COMS事業は、鍼灸接骨院の経営に必要なサービスを統合した支援事業です。中核の「A-COMS(Artra Cloud Operation Management System)」は、施術所の院内管理・請求などを支える基幹システムで、アトラ請求サービスを通じた療養費請求支援やシステム利用料などの継続収益を生みます。ほねつぎチェーンでは加盟院支援と直営院運営、機材・消耗品販売では自費施術向け商品と専門ECを展開します。HONEY-STYLEは予約・口コミ関連サービス、介護支援では「ほねつぎデイサービス」の加盟店開発や直営店運営を手掛けます。2026年上期時点では約3,000院にA-COMSを導入しており、医療、歯科、美容、リラクゼーション領域への機能展開を進めています。

2025年に「鍼灸接骨院支援事業」から「A-COMS事業」へ名称変更。2026年3月31日に玩具販売子会社ペリカンを譲渡したため、玩具販売事業は現在の継続事業セグメントに含めていません。2026年上期の棒は6か月分のため通期値と直接比較できません。

直近5年業績サマリー

業績項目2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期2025年12月期2026年12月期
上期実績
2026年12月期
会社予想
売上高
3,158百万円
4,671百万円
+1,513 / +47.9%
4,497百万円
△174 / -3.7%
4,234百万円
△263 / -5.8%
3,927百万円
△307 / -7.3%
1,619百万円
△264 / -14.0%
2,700百万円
営業損益
-223百万円
2百万円
+225 / 黒字転換
51百万円
+49 / +2450.0%
5百万円
△46 / -90.2%
140百万円
+135 / +2700.0%
81百万円
+56 / +224.0%
160百万円
経常損益
-224百万円
15百万円
+239 / 黒字転換
62百万円
+47 / +313.3%
0百万円
△62 / -100.0%
148百万円
+148 / 前年ゼロのため増減率対象外
91百万円
+61 / +203.3%
165百万円
親会社株主に帰属する当期純利益
-351百万円
2百万円
+353 / 黒字転換
53百万円
+51 / +2550.0%
-36百万円
△89 / 赤字転落
258百万円
+294 / 黒字転換
-45百万円
△160 / 赤字転落
15百万円
EPS
-36.76円
0.22円
+36.98 / 黒字転換
5.43円
+5.21 / +2368.2%
-3.59円
△9.02 / 赤字転落
25.16円
+28.75 / 黒字転換
-4.48円
△15.74 / 赤字転落
1.46円
1株配当金
0円
0円
±0 / 前年ゼロのため増減率対象外
0円
±0 / 前年ゼロのため増減率対象外
0円
±0 / 前年ゼロのため増減率対象外
0円
±0 / 前年ゼロのため増減率対象外
0円
0円
純資産
1,439百万円
1,307百万円
△132 / -9.2%
1,447百万円
+140 / +10.7%
1,436百万円
△11 / -0.8%
1,695百万円
+259 / +18.0%
1,656百万円
―
営業CF
-208百万円
-132百万円
+76 / 赤字縮小
217百万円
+349 / 黒字転換
200百万円
△17 / -7.8%
275百万円
+75 / +37.5%
142.82百万円
+138.43 / +3150.5%
―
投資CF
-563百万円
-154百万円
+409 / 赤字縮小
-11百万円
+143 / 赤字縮小
-31百万円
△20 / 赤字拡大
36百万円
+67 / 黒字転換
17.41百万円
△49.36 / -73.9%
―
財務CF
895百万円
-314百万円
△1,209 / 赤字転落
-300百万円
+14 / 赤字縮小
-259百万円
+41 / 赤字縮小
-233百万円
+26 / 赤字縮小
-106.14百万円
△8.95 / 赤字拡大
―
フリーCF
-771百万円
-286百万円
+485 / 赤字縮小
206百万円
+492 / 黒字転換
169百万円
△37 / -18.0%
311百万円
+142 / +84.0%
160.24百万円
+89.07 / +125.2%
―

連結。単位は各行に記載、金額は原則百万円未満切り捨て(2026年上期CFのみ千円ベースで百万円換算)。各期の増減率は前期通期との比較。2026年上期の前年比は前年上期との比較。前年値が負の場合は%ではなく黒字転換・赤字転落等を表示。フリーCF=営業CF+投資CF。受注残高は開示確認ができないため省略。

1. 会社予想と実績

青(シアン)=会社予想、赤(マゼンタ)=実績。金額は百万円、EPSは円。棒の長さは各指標・各年度の予想と実績の絶対値で個別正規化。赤字の棒は絶対額で描き、金額の符号を併記。2026年は上期実績と通期予想の単純進捗であり、通期達成率ではありません。

2022年12月期 通期実績

予想基準:2021年12月期決算短信(2022年2月)

売上高予想 5,936百万円 / 実績 4,671百万円
達成率: 78.7%
営業利益予想 82百万円 / 実績 2百万円
達成率: 2.4%
経常利益予想 78百万円 / 実績 15百万円
達成率: 19.2%
当期純利益予想 29百万円 / 実績 2百万円
達成率: 6.9%
EPS予想 2.98円 / 実績 0.22円
達成率: 7.4%

2023年12月期 通期実績

予想基準:2022年12月期決算短信(2023年2月)

売上高予想 5,155百万円 / 実績 4,497百万円
達成率: 87.2%
営業利益予想 130百万円 / 実績 51百万円
達成率: 39.2%
経常利益予想 125百万円 / 実績 62百万円
達成率: 49.6%
当期純利益予想 84百万円 / 実績 53百万円
達成率: 63.1%
EPS予想 8.58円 / 実績 5.43円
達成率: 63.3%

2024年12月期 通期実績

予想基準:2023年12月期決算短信(2024年2月、2024年8月開示時も同額)

売上高予想 4,783百万円 / 実績 4,234百万円
達成率: 88.5%
営業利益予想 120百万円 / 実績 5百万円
達成率: 4.2%
経常利益予想 110百万円 / 実績 0百万円
達成率: 0.0%
当期純利益予想 80百万円 / 実績 -36百万円
達成率: 算定不可
EPS予想 7.88円 / 実績 -3.59円
達成率: 算定不可

2025年12月期 通期実績

予想基準:2025年11月14日付業績予想修正

売上高予想 3,800百万円 / 実績 3,927百万円
達成率: 103.3%
営業利益予想 120百万円 / 実績 140百万円
達成率: 116.7%
経常利益予想 130百万円 / 実績 148百万円
達成率: 113.8%
当期純利益予想 200百万円 / 実績 258百万円
達成率: 129.0%
EPS予想 19.48円 / 実績 25.16円
達成率: 129.2%

2026年12月期 上期進捗

予想基準:2026年8月7日付中間期決算短信・修正通期予想

売上高予想 2,700百万円 / 実績 1,619百万円
単純進捗: 60.0%
営業利益予想 160百万円 / 実績 81百万円
単純進捗: 50.6%
経常利益予想 165百万円 / 実績 91百万円
単純進捗: 55.2%
当期純利益予想 15百万円 / 実績 -45百万円
単純進捗: -300.0%
EPS予想 1.46円 / 実績 -4.48円
単純進捗: -306.8%
2. 達成・未達理由

2022年12月期

2022年は連結売上高が計画を下回り、鍼灸接骨院支援事業のセグメント赤字が続いた。玩具販売の追加は売上に寄与したが、連結営業利益は2百万円だった。

会社予想の比較基準:2021年12月期決算短信(2022年2月)

2023年12月期

鍼灸接骨院支援事業は91.9百万円の黒字に転換した一方、玩具販売事業は33.8百万円の赤字となり、連結利益は会社予想に届かなかった。

会社予想の比較基準:2022年12月期決算短信(2023年2月)

2024年12月期

加盟院開発が計画未達、機材販売はセミナー集客不足と新商品製造遅延が影響。玩具不採算店舗の閉店により減収、減損損失も計上した。

会社予想の比較基準:2023年12月期決算短信(2024年2月、2024年8月開示時も同額)

2025年12月期

A-COMS事業の利益率改善と販管費低減が営業増益を支えた。最終利益は投資有価証券売却益92.5百万円などの特別利益の影響を含む。

会社予想の比較基準:2025年11月14日付業績予想修正

2026年12月期

連結売上は玩具事業譲渡で縮小する一方、A-COMSのサブスク拡大と事業絞り込みにより営業利益の伸長を目指す。子会社株式売却損130.3百万円が中間純損失に影響。

会社予想の比較基準:2026年8月7日付中間期決算短信・修正通期予想

3. 事業セグメントの自信度

A-COMS事業(旧・鍼灸接骨院支援事業)

強気/中立/慎重は公表記述と利益推移からの分析上の分類で、会社が宣言した格付けではありません。原文コメントは各年度カード内のみに掲載しています。

2021年 慎重

「鍼灸接骨院支援事業」は2億55百万円のセグメント損失。コロナ禍後の立て直しが課題となる局面。

原文抜粋:「鍼灸接骨院支援事業」、「玩具販売事業」の2つを報告セグメント
2022年 慎重

鍼灸接骨院支援事業は赤字を縮小したものの、依然として営業採算の回復途上。

原文抜粋:「鍼灸接骨院支援事業」、「玩具販売事業」の2つを報告セグメント
2023年 中立

鍼灸接骨院支援事業が91.9百万円のセグメント黒字へ転換する一方、玩具販売事業が赤字化。

原文抜粋:「アトラ請求サービスの会員の増加、HONEY-STYLEの利用院の増加」
2024年 慎重

鍼灸接骨院支援事業のセグメント利益が前年比56.8%減、機材販売・加盟開発に弱さ。

原文抜粋:「療養費が減少傾向にあり、自費施術及び物販の拡大が課題」
2025年 強気

A-COMS中心の組織再編と事業収益性の改善が進み、セグメント利益は約1億64百万円。

原文抜粋:「A-COMS(エーコムス)事業を、成長の柱とする組織再編」
2026 上期 強気

A-COMSの増収・増益が続き、会社は新市場への事業拡張を進めている。

原文抜粋:「サブスクリプション型収益基盤が着実に拡大」
4. 最新予想信頼度
営業利益・経常利益は達成を判断する材料がある一方、最終利益には注意

2026年8月7日に公表された修正通期会社予想は、売上高2,700百万円、営業利益160百万円、経常利益165百万円、親会社株主帰属当期純利益15百万円、EPS1.46円。上期のA-COMS事業は売上高1,245.98百万円(前年同期比+8.5%)、利益87.98百万円(+49.9%)。ただし、当期純損益はペリカン株式譲渡損130.30百万円などで赤字となっています。

売上高・上期進捗60.0%
営業利益・上期進捗51.0%
経常利益・上期進捗55.2%
純利益・上期進捗赤字

達成できる材料

  • 上期連結営業利益81百万円に対し、通期目標160百万円。下期に必要な営業利益は79百万円。
  • 上期のA-COMS事業は増収増益で、玩具販売子会社の譲渡後は主力事業へ経営資源を集中できる構成。
  • 2025年下期のA-COMS事業外部売上高は約1,209百万円。2026年下期の連結売上高目標達成に必要な1,081百万円と比較するうえでの参考になる。

未達となるリスク

  • 2026年上期には子会社売却前(1~3月)の玩具売上高373.5百万円が含まれるが、下期はその寄与がない。上期連結売上の単純倍増はできない。
  • 通期純利益15百万円を達成するため、上期純損失約46百万円から下期に約61百万円の純利益が必要。
  • サブスク拡大と新領域進出には継続的な顧客獲得・営業投資が必要。新市場の利益寄与時期は短信から確定できない。

下期に必要な業績

連結売上高 約1,081百万円、営業利益 約79百万円、経常利益 約74百万円、親会社株主帰属純利益 約61百万円。上期の単純進捗率をそのまま通期達成確率と解釈することはできません。

会社予想達成時のPER

2026年10月29日終値 183円 ÷ 会社予想EPS 1.46円 = 125.3倍。

10月30日取引中の変動株価ではなく、確定した前営業日終値を採用。PERは「会社予想が達成された場合」に限る機械的計算であり、株価の上昇余地を示す指標ではありません。

資料・一次情報

COMPANY RESEARCH / 6029 / 2026.10.30

アトラグループ
経営計画・業績目標分析

東証スタンダード|2025年12月期実績 × 2026年12月期修正業績予想

日本基準・連結2026年5月15日修正予想
中期経営計画は非公表。会社は2026年3月26日提出のコーポレートガバナンス報告書において、数値目標をコミットメントする中期経営計画は公表していないと明記している。本稿は中期目標を創作せず、公表済みの2026年12月期単年度計画(2026年5月15日修正)に基づき分析する。

01|分析の結論

2026年の会社予想は、主力のA-COMS事業への集中により収益体質の改善を目指す内容。一方、玩具販売子会社の連結除外などにより、2025年実績に対する連結売上高と営業利益は減少見込み。最終損益は株式譲渡に伴う一過性の特別損失を含み、赤字予想となっている。

2026年予想売上高
2,400百万円
対2025年実績 −38.9%
2026年予想営業利益
120百万円
対2025年実績 −14.8%
2026年予想当期純損益
−25百万円
2025年黒字から赤字転換

売上高などは連結・日本基準。最終損益は「親会社株主に帰属する当期純利益(損失)」。数値は2026年2月13日公表の当初予想ではなく、2026年5月15日の修正予想を採用。

02|会社が掲げる目標数値

指標2026年2月13日
当初予想
2026年5月15日
修正後予想
当初予想からの修正額
売上高(百万円)3,5002,400−1,100
営業利益(百万円)80120+40
経常利益(百万円)70130+60
親会社株主帰属純損益(百万円)60−25−85
EPS(円)5.84−2.44−8.28

2026年12月期(2026年1月1日~12月31日)。2026年5月15日「業績予想の修正に関するお知らせ」。いずれも会社公表値。EPSは同資料記載の数値。

03|目標達成時の業績上昇余地

比較基準は2025年12月期通期実績(2026年2月13日開示)。比較対象は2026年12月期会社予想(2026年5月15日修正)。いずれも連結・日本基準であり、四半期実績と通期予想を混同していない。

指標2025年通期
実績
2026年通期
修正目標
増減額
(目標−実績)
増減率
(1年CAGR)
売上高(百万円)3,927.2232,400−1,527.223−38.9%
営業利益(百万円)140.812120−20.812−14.8%
経常利益(百万円)148.543130−18.543−12.5%
親会社株主帰属純損益(百万円)258.292−25−283.292黒字→赤字
率の算出対象外
EPS(円)25.16−2.44−27.60黒字→赤字
率の算出対象外

算式:増減額=2026年目標−2025年実績、増減率=(目標÷実績−1)×100%。両年の値が正の指標は1年間の比較であるため、1年CAGRと前年比増減率は同一。負の目標値を持つ純損益・EPSは成長率/CAGRを算出しない。

結論|連結業績の「上昇余地」は示されていない。

会社の2026年修正計画を達成した場合、売上高・営業利益・経常利益はいずれも2025年実績を下回る。したがって、数値上の業績上昇率をプラスとして提示する根拠はない。一方、営業利益率は2025年の約3.6%から2026年計画の5.0%へ、約1.4ポイント改善する計算となる(事業構成が変わるため単純な既存事業の成長率とは異なる)。

04|目標達成への実行計画

  • A-COMSを事業の中核に:鍼灸接骨院向け基幹システムの導入増、新規開業院・他社システムからの乗換獲得により継続課金型の収益基盤を拡張。
  • 独自機材を拡販:神経可視化・施術支援AI機器「アトラゲージ」をはじめとする独自商品を展開し、本業の収益力を強化。
  • 非中核事業を整理:2026年3月31日付で玩具販売事業を営むペリカン社の全株式を譲渡。売上規模は縮小する一方、継続的な営業損失を計上していた事業から撤退。
  • 周辺市場に展開:医療連携・自費診療支援・EC・リラクゼーション・エステ等へのA-COMSプラットフォームの展開を推進。クオンタムリープ社との資本業務提携を活用。

2026年5月15日の業績予想修正資料の会社説明を要約。3年計画の年度別ロードマップは開示されていないため掲載していない。

05|確認できるリスク・留意点

  • 事業構成変化:ペリカン社の連結除外で2026年売上高は当初予想を大幅に下回る。2025年連結実績との単純比較は、事業規模の縮小と事業の成長性を分けて評価する必要がある。
  • 特別損失:子会社株式譲渡に伴い、関係会社株式売却損130百万円を一過性の特別損失として計上。会社はキャッシュフローに影響しない会計上の損失と説明。
  • 最終利益の変動:2025年の親会社株主帰属純利益258.292百万円に対し、2026年計画は25百万円の純損失。EPSの黒字継続を前提とする評価には適さない。
  • 業績予想の不確実性:会社は2026年5月15日の修正予想が発表時点で入手可能な情報に基づき、将来の諸要因で実際の結果と異なり得ると記載。

06|株価の割安度について

PER一定の理論株価は算出対象外。

2026年12月期の会社予想EPSは−2.44円であり、利益を分母にした予想PERによる理論株価評価が成立しない。したがって「2026年目標達成なら株価が何%上昇する」という試算は掲載しない。業績の変化率と株価の上昇率は別物である。

07|企業一次資料・確認元

  1. コーポレートガバナンス報告書(2026年3月26日) — 中期経営計画の非公表方針
  2. 2025年12月期 決算短信(2026年2月13日) — 通期実績・EPS
  3. 2025年度 決算短信補足資料(2026年2月13日公表) — 2026年当初計画・施策
  4. 業績予想の修正に関するお知らせ(2026年5月15日) — 修正後通期目標・連結除外・特別損失

作成・資料確認日:2026年10月30日。数値は上記の確認できた開示資料によるもので、後日の新たな修正・決算発表があれば更新が必要。会社の目標が達成された場合の条件付き比較であり、業績・株価の実現予想や保証ではない。

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