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事業内容と業績
A-COMS事業(旧・鍼灸接骨院支援事業)
2025年に「鍼灸接骨院支援事業」から「A-COMS事業」へ名称変更。2026年3月31日に玩具販売子会社ペリカンを譲渡したため、玩具販売事業は現在の継続事業セグメントに含めていません。2026年上期の棒は6か月分のため通期値と直接比較できません。
直近5年業績サマリー
| 業績項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 2026年12月期 上期実績 | 2026年12月期 会社予想 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,158百万円 | 4,671百万円 +1,513 / +47.9% | 4,497百万円 △174 / -3.7% | 4,234百万円 △263 / -5.8% | 3,927百万円 △307 / -7.3% | 1,619百万円 △264 / -14.0% | 2,700百万円 |
| 営業損益 | -223百万円 | 2百万円 +225 / 黒字転換 | 51百万円 +49 / +2450.0% | 5百万円 △46 / -90.2% | 140百万円 +135 / +2700.0% | 81百万円 +56 / +224.0% | 160百万円 |
| 経常損益 | -224百万円 | 15百万円 +239 / 黒字転換 | 62百万円 +47 / +313.3% | 0百万円 △62 / -100.0% | 148百万円 +148 / 前年ゼロのため増減率対象外 | 91百万円 +61 / +203.3% | 165百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | -351百万円 | 2百万円 +353 / 黒字転換 | 53百万円 +51 / +2550.0% | -36百万円 △89 / 赤字転落 | 258百万円 +294 / 黒字転換 | -45百万円 △160 / 赤字転落 | 15百万円 |
| EPS | -36.76円 | 0.22円 +36.98 / 黒字転換 | 5.43円 +5.21 / +2368.2% | -3.59円 △9.02 / 赤字転落 | 25.16円 +28.75 / 黒字転換 | -4.48円 △15.74 / 赤字転落 | 1.46円 |
| 1株配当金 | 0円 | 0円 ±0 / 前年ゼロのため増減率対象外 | 0円 ±0 / 前年ゼロのため増減率対象外 | 0円 ±0 / 前年ゼロのため増減率対象外 | 0円 ±0 / 前年ゼロのため増減率対象外 | 0円 | 0円 |
| 純資産 | 1,439百万円 | 1,307百万円 △132 / -9.2% | 1,447百万円 +140 / +10.7% | 1,436百万円 △11 / -0.8% | 1,695百万円 +259 / +18.0% | 1,656百万円 | ― |
| 営業CF | -208百万円 | -132百万円 +76 / 赤字縮小 | 217百万円 +349 / 黒字転換 | 200百万円 △17 / -7.8% | 275百万円 +75 / +37.5% | 142.82百万円 +138.43 / +3150.5% | ― |
| 投資CF | -563百万円 | -154百万円 +409 / 赤字縮小 | -11百万円 +143 / 赤字縮小 | -31百万円 △20 / 赤字拡大 | 36百万円 +67 / 黒字転換 | 17.41百万円 △49.36 / -73.9% | ― |
| 財務CF | 895百万円 | -314百万円 △1,209 / 赤字転落 | -300百万円 +14 / 赤字縮小 | -259百万円 +41 / 赤字縮小 | -233百万円 +26 / 赤字縮小 | -106.14百万円 △8.95 / 赤字拡大 | ― |
| フリーCF | -771百万円 | -286百万円 +485 / 赤字縮小 | 206百万円 +492 / 黒字転換 | 169百万円 △37 / -18.0% | 311百万円 +142 / +84.0% | 160.24百万円 +89.07 / +125.2% | ― |
連結。単位は各行に記載、金額は原則百万円未満切り捨て(2026年上期CFのみ千円ベースで百万円換算)。各期の増減率は前期通期との比較。2026年上期の前年比は前年上期との比較。前年値が負の場合は%ではなく黒字転換・赤字転落等を表示。フリーCF=営業CF+投資CF。受注残高は開示確認ができないため省略。
1. 会社予想と実績
青(シアン)=会社予想、赤(マゼンタ)=実績。金額は百万円、EPSは円。棒の長さは各指標・各年度の予想と実績の絶対値で個別正規化。赤字の棒は絶対額で描き、金額の符号を併記。2026年は上期実績と通期予想の単純進捗であり、通期達成率ではありません。
2022年12月期 通期実績
予想基準:2021年12月期決算短信(2022年2月)
2023年12月期 通期実績
予想基準:2022年12月期決算短信(2023年2月)
2024年12月期 通期実績
予想基準:2023年12月期決算短信(2024年2月、2024年8月開示時も同額)
2025年12月期 通期実績
予想基準:2025年11月14日付業績予想修正
2026年12月期 上期進捗
予想基準:2026年8月7日付中間期決算短信・修正通期予想
2. 達成・未達理由
2022年12月期
2022年は連結売上高が計画を下回り、鍼灸接骨院支援事業のセグメント赤字が続いた。玩具販売の追加は売上に寄与したが、連結営業利益は2百万円だった。
会社予想の比較基準:2021年12月期決算短信(2022年2月)
2023年12月期
鍼灸接骨院支援事業は91.9百万円の黒字に転換した一方、玩具販売事業は33.8百万円の赤字となり、連結利益は会社予想に届かなかった。
会社予想の比較基準:2022年12月期決算短信(2023年2月)
2024年12月期
加盟院開発が計画未達、機材販売はセミナー集客不足と新商品製造遅延が影響。玩具不採算店舗の閉店により減収、減損損失も計上した。
会社予想の比較基準:2023年12月期決算短信(2024年2月、2024年8月開示時も同額)
2025年12月期
A-COMS事業の利益率改善と販管費低減が営業増益を支えた。最終利益は投資有価証券売却益92.5百万円などの特別利益の影響を含む。
会社予想の比較基準:2025年11月14日付業績予想修正
2026年12月期
連結売上は玩具事業譲渡で縮小する一方、A-COMSのサブスク拡大と事業絞り込みにより営業利益の伸長を目指す。子会社株式売却損130.3百万円が中間純損失に影響。
会社予想の比較基準:2026年8月7日付中間期決算短信・修正通期予想
3. 事業セグメントの自信度
A-COMS事業(旧・鍼灸接骨院支援事業)
強気/中立/慎重は公表記述と利益推移からの分析上の分類で、会社が宣言した格付けではありません。原文コメントは各年度カード内のみに掲載しています。
「鍼灸接骨院支援事業」は2億55百万円のセグメント損失。コロナ禍後の立て直しが課題となる局面。
鍼灸接骨院支援事業は赤字を縮小したものの、依然として営業採算の回復途上。
鍼灸接骨院支援事業が91.9百万円のセグメント黒字へ転換する一方、玩具販売事業が赤字化。
鍼灸接骨院支援事業のセグメント利益が前年比56.8%減、機材販売・加盟開発に弱さ。
A-COMS中心の組織再編と事業収益性の改善が進み、セグメント利益は約1億64百万円。
A-COMSの増収・増益が続き、会社は新市場への事業拡張を進めている。
4. 最新予想信頼度
2026年8月7日に公表された修正通期会社予想は、売上高2,700百万円、営業利益160百万円、経常利益165百万円、親会社株主帰属当期純利益15百万円、EPS1.46円。上期のA-COMS事業は売上高1,245.98百万円(前年同期比+8.5%)、利益87.98百万円(+49.9%)。ただし、当期純損益はペリカン株式譲渡損130.30百万円などで赤字となっています。
達成できる材料
- 上期連結営業利益81百万円に対し、通期目標160百万円。下期に必要な営業利益は79百万円。
- 上期のA-COMS事業は増収増益で、玩具販売子会社の譲渡後は主力事業へ経営資源を集中できる構成。
- 2025年下期のA-COMS事業外部売上高は約1,209百万円。2026年下期の連結売上高目標達成に必要な1,081百万円と比較するうえでの参考になる。
未達となるリスク
- 2026年上期には子会社売却前(1~3月)の玩具売上高373.5百万円が含まれるが、下期はその寄与がない。上期連結売上の単純倍増はできない。
- 通期純利益15百万円を達成するため、上期純損失約46百万円から下期に約61百万円の純利益が必要。
- サブスク拡大と新領域進出には継続的な顧客獲得・営業投資が必要。新市場の利益寄与時期は短信から確定できない。
下期に必要な業績
連結売上高 約1,081百万円、営業利益 約79百万円、経常利益 約74百万円、親会社株主帰属純利益 約61百万円。上期の単純進捗率をそのまま通期達成確率と解釈することはできません。
会社予想達成時のPER
2026年10月29日終値 183円 ÷ 会社予想EPS 1.46円 = 125.3倍。
10月30日取引中の変動株価ではなく、確定した前営業日終値を採用。PERは「会社予想が達成された場合」に限る機械的計算であり、株価の上昇余地を示す指標ではありません。
資料・一次情報
- アトラグループ株式会社「2021年12月期 決算短信」(ユーザー提供)
- アトラグループ株式会社「2022年12月期 決算短信」(ユーザー提供)
- アトラグループ株式会社「2023年12月期 決算短信」(2024年2月14日)
- アトラグループ株式会社「2024年12月期 決算短信」(ユーザー提供)
- アトラグループ株式会社「2025年12月期 決算短信」(ユーザー提供)
- アトラグループ株式会社「2026年12月期 第2四半期決算短信」(ユーザー提供、2026年8月7日)
- アトラグループ株式会社「2025年12月期 業績予想の修正」(2025年11月14日)
- アトラグループ株式会社「2024年12月期 通期連結業績予想と実績との差異」(2025年2月14日)
- アトラグループ株式会社 公式サイト
アトラグループ
経営計画・業績目標分析
東証スタンダード|2025年12月期実績 × 2026年12月期修正業績予想
日本基準・連結2026年5月15日修正予想01|分析の結論
2026年の会社予想は、主力のA-COMS事業への集中により収益体質の改善を目指す内容。一方、玩具販売子会社の連結除外などにより、2025年実績に対する連結売上高と営業利益は減少見込み。最終損益は株式譲渡に伴う一過性の特別損失を含み、赤字予想となっている。
売上高などは連結・日本基準。最終損益は「親会社株主に帰属する当期純利益(損失)」。数値は2026年2月13日公表の当初予想ではなく、2026年5月15日の修正予想を採用。
02|会社が掲げる目標数値
| 指標 | 2026年2月13日 当初予想 | 2026年5月15日 修正後予想 | 当初予想からの修正額 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 3,500 | 2,400 | −1,100 |
| 営業利益(百万円) | 80 | 120 | +40 |
| 経常利益(百万円) | 70 | 130 | +60 |
| 親会社株主帰属純損益(百万円) | 60 | −25 | −85 |
| EPS(円) | 5.84 | −2.44 | −8.28 |
2026年12月期(2026年1月1日~12月31日)。2026年5月15日「業績予想の修正に関するお知らせ」。いずれも会社公表値。EPSは同資料記載の数値。
03|目標達成時の業績上昇余地
比較基準は2025年12月期通期実績(2026年2月13日開示)。比較対象は2026年12月期会社予想(2026年5月15日修正)。いずれも連結・日本基準であり、四半期実績と通期予想を混同していない。
| 指標 | 2025年通期 実績 | 2026年通期 修正目標 | 増減額 (目標−実績) | 増減率 (1年CAGR) |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 3,927.223 | 2,400 | −1,527.223 | −38.9% |
| 営業利益(百万円) | 140.812 | 120 | −20.812 | −14.8% |
| 経常利益(百万円) | 148.543 | 130 | −18.543 | −12.5% |
| 親会社株主帰属純損益(百万円) | 258.292 | −25 | −283.292 | 黒字→赤字 率の算出対象外 |
| EPS(円) | 25.16 | −2.44 | −27.60 | 黒字→赤字 率の算出対象外 |
算式:増減額=2026年目標−2025年実績、増減率=(目標÷実績−1)×100%。両年の値が正の指標は1年間の比較であるため、1年CAGRと前年比増減率は同一。負の目標値を持つ純損益・EPSは成長率/CAGRを算出しない。
会社の2026年修正計画を達成した場合、売上高・営業利益・経常利益はいずれも2025年実績を下回る。したがって、数値上の業績上昇率をプラスとして提示する根拠はない。一方、営業利益率は2025年の約3.6%から2026年計画の5.0%へ、約1.4ポイント改善する計算となる(事業構成が変わるため単純な既存事業の成長率とは異なる)。
04|目標達成への実行計画
- A-COMSを事業の中核に:鍼灸接骨院向け基幹システムの導入増、新規開業院・他社システムからの乗換獲得により継続課金型の収益基盤を拡張。
- 独自機材を拡販:神経可視化・施術支援AI機器「アトラゲージ」をはじめとする独自商品を展開し、本業の収益力を強化。
- 非中核事業を整理:2026年3月31日付で玩具販売事業を営むペリカン社の全株式を譲渡。売上規模は縮小する一方、継続的な営業損失を計上していた事業から撤退。
- 周辺市場に展開:医療連携・自費診療支援・EC・リラクゼーション・エステ等へのA-COMSプラットフォームの展開を推進。クオンタムリープ社との資本業務提携を活用。
2026年5月15日の業績予想修正資料の会社説明を要約。3年計画の年度別ロードマップは開示されていないため掲載していない。
05|確認できるリスク・留意点
- 事業構成変化:ペリカン社の連結除外で2026年売上高は当初予想を大幅に下回る。2025年連結実績との単純比較は、事業規模の縮小と事業の成長性を分けて評価する必要がある。
- 特別損失:子会社株式譲渡に伴い、関係会社株式売却損130百万円を一過性の特別損失として計上。会社はキャッシュフローに影響しない会計上の損失と説明。
- 最終利益の変動:2025年の親会社株主帰属純利益258.292百万円に対し、2026年計画は25百万円の純損失。EPSの黒字継続を前提とする評価には適さない。
- 業績予想の不確実性:会社は2026年5月15日の修正予想が発表時点で入手可能な情報に基づき、将来の諸要因で実際の結果と異なり得ると記載。
06|株価の割安度について
2026年12月期の会社予想EPSは−2.44円であり、利益を分母にした予想PERによる理論株価評価が成立しない。したがって「2026年目標達成なら株価が何%上昇する」という試算は掲載しない。業績の変化率と株価の上昇率は別物である。
07|企業一次資料・確認元
- コーポレートガバナンス報告書(2026年3月26日) — 中期経営計画の非公表方針
- 2025年12月期 決算短信(2026年2月13日) — 通期実績・EPS
- 2025年度 決算短信補足資料(2026年2月13日公表) — 2026年当初計画・施策
- 業績予想の修正に関するお知らせ(2026年5月15日) — 修正後通期目標・連結除外・特別損失
作成・資料確認日:2026年10月30日。数値は上記の確認できた開示資料によるもので、後日の新たな修正・決算発表があれば更新が必要。会社の目標が達成された場合の条件付き比較であり、業績・株価の実現予想や保証ではない。

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