5032 ANYCOLOR

ANYCOLOR株式会社 5032 東証P

ANYCOLOR Inc.|VTuberグループ「にじさんじ」を主軸に、ライブ配信、コマース、イベント、プロモーションを展開するエンターテインメント企業です。

※2026年6月11日時点の情報

事業内容

2026年6月11日終値ベースの時価総額は約1,451億円。ANYCOLOR株式会社は2017年5月1日設立、東京都港区赤坂九丁目7番2号に本社を置くVTuber・バーチャルライバー領域のエンターテインメント企業で、代表者は代表取締役CEOの田角陸、決算期は4月、市場区分は東証Pです。直近の2026年4月期決算短信では、売上高55,681百万円、営業利益20,172百万円、経常利益20,197百万円、当期純利益14,091百万円を計上しました。

にじさんじプロジェクト

VTuber・バーチャルライバーグループ「にじさんじ」を運営しています。所属ライバーはYouTube等の動画配信を中心に、配信、音楽、イベント、グッズなど複数の活動領域を持ちます。

ライブストリーミング領域

所属VTuberの動画配信活動を基盤とする収益領域です。決算短信では、ライブストリーミング、コマース、イベント、プロモーションの4領域を主要な収益区分として説明しています。

コマース領域

自社IPを活用したグッズ、デジタルコンテンツ、ボイスなどの販売を行います。ファンコミュニティを基盤に、VTuberの企画やユニット展開と連動した商品展開を行っています。

イベント領域

所属VTuberを起用したライブ、コンサート、イベント等を展開します。オンライン・オフライン双方の接点を通じて、VTuber IPの収益機会を広げる領域です。

プロモーション・海外VTuber領域

企業向けタイアップ、広告、ライセンス等のプロモーション領域に加え、英語圏や中国などの海外VTuber事業も展開しています。自社IPを国内外で活用する方針です。

直近5年業績サマリー

添付業績データで確認できる2022年4月期から2025年4月期までは、売上高が14,164百万円から42,876百万円へ拡大し、営業損益、経常損益、当期純損益も増益が続きました。2025年4月期は売上高42,876百万円、営業損益16,279百万円、経常損益16,214百万円、当期純損益11,510百万円でした。会社予想欄は添付データ内の2025年4月期会社予想を掲載しています。PERとPBRは、ユーザー提供の期末株価および2026年6月11日終値2,375円を用いて算出しています。

項目 2021年4月期 2022年4月期 2023年4月期 2024年4月期 2025年4月期 2025年4月期
会社予想
売上高 14,164 25,341+78.9% 31,995+26.3% 42,876+34.0% 40,700△5.1%
営業損益 4,191 9,410+124.5% 12,361+31.4% 16,279+31.7% 15,400△5.4%
経常損益 4,149 9,448+127.7% 12,341+30.6% 16,214+31.4% 15,250△5.9%
当期純損益 2,793 6,698+139.8% 8,725+30.3% 11,510+31.9% 10,580△8.1%
EPS(一株利益) 93.28円 221.57円 139.63円 188.57円 173.87円
PER(期末日株価ベース) 11.67倍 15.72倍 19.62倍 13.66倍
PBR(期末日株価ベース) 6.02倍 6.95倍 10.29倍 6.60倍
※売上高、営業損益、経常損益、当期純損益は百万円単位。EPSは円、PERとPBRは倍。業績表はユーザー添付データから5032部分のみ抽出して作成しています。2022年4月期は期末時点で未上場のため、PERとPBRは「―」としています。2023年4月期のPERとPBRは、開示EPS・BPSと対応する株式分割前の期末終値2,585円で算出しています。会社予想欄のPERは2026年6月11日終値2,375円を会社予想EPS173.87円で除して算出し、PBRは同株価を2025年4月期BPS359.74円で除して算出しています。会社予想は会社発表時点の内容であり、将来の業績を保証するものではありません。

中期経営計画

中期的な成長に向けた経営方針

ANYCOLORは2024年6月公表の「中期的な成長に向けた経営方針」で、2027年4月期に売上高60,000百万円、営業利益24,000百万円を目指す中期経営目標を示しました。一方、2026年4月期決算短信における2027年4月期会社予想は、売上高56,000百万円から60,000百万円、営業利益18,000百万円から20,000百万円のレンジ予想です。

基本方針として、VTuberの継続的な創出、VTuber Academyを含む育成体制、ファンコミュニティの拡大、ユニットプロデュース、コマース展開、制作・運営人員やスタジオ等への投資による事業基盤強化を掲げています。2027年4月期は、VTuberの利用頻度向上、ライブストリーミング、コマース、イベント、プロモーションの各領域での収益拡大を目指す一方、人件費増加等により利益面はレンジでの計画としています。

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強みと注目点

① にじさんじを中心とする自社IP基盤

同社は「にじさんじ」を中心に多数のVTuberを抱え、2026年4月期決算短信ではVTuber数179名、ANYCOLOR ID数2,033千IDを開示しています。自社IPをライブ配信、グッズ、イベント、プロモーションへ展開できる点が事業上の特徴です。

② 4領域に分散した収益構造

決算短信では、ライブストリーミング、コマース、イベント、プロモーションの4領域を主要な収益領域として説明しています。単一の配信収益だけでなく、商品販売やイベント、企業案件へ横展開できる点が注目点です。

③ 高い利益水準と事業拡大実績

添付業績データでは、2022年4月期から2025年4月期にかけて売上高と各利益が連続して増加しています。直近の2026年4月期決算短信でも売上高55,681百万円、営業利益20,172百万円を計上しており、収益規模の拡大が続いています。

弱み・リスク要因

① VTuber人気・活動状況への依存

同社の収益は所属VTuberの活動やファンコミュニティに大きく関係します。所属VTuberの休止、卒業、人気低下、トラブル等が発生した場合、配信、コマース、イベント、プロモーションの各領域に影響する可能性があります。

② 外部プラットフォームへの依存

VTuberの活動はYouTube等の外部プラットフォームを利用しています。プラットフォームの規約、アルゴリズム、手数料、広告環境等が変化した場合、視聴機会や収益性に影響する可能性があります。

③ 人件費・制作投資と需要変動

2027年4月期会社予想では、人件費の増加等を織り込んでいます。VTuber創出、制作体制、スタジオ、イベント、コマース展開には継続的な投資が必要であり、商品・イベント需要が想定を下回る場合は利益率に影響する可能性があります。

出典

本ページは、企業の公式IR資料、決算短信、有価証券報告書、適時開示資料などの一次情報を基に作成しています。掲載内容は作成時点の情報であり、投資判断を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスクがあるため、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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